BUSINESS

プロのビジネスマンは「組織改革」に惑わされない[外資ワークの真実09]
アルクの新刊(2017年1月)『 英語転職の教科書』のエッセンスをご紹介します。 組織運営というのは容易ではありません。ころころと施策が変わることは、よくあります。 たとえば処遇制度。つい数年前に、チーム業績よりも個人業績に重きを置いた制度を作ったかと思えば、またチーム業績重視に戻った。 組織もころころと変わります。事業本部制からカンパニー制に移行したかと思えば、また事業本部制に戻ってきた、などなどです。 人事制度や組織は振り子のように変化する 働いている者にとっては、組織や人事制度が変わるとストレスが溜まるものですが、どうして、このようなことが起こるのでしょうか? まず、人事制度でいうと、チ…
2017-03-02

アメリカ系とヨーロッパ系企業で微妙に異なる人事と給料[外資ワークの真実08]
アルクの新刊(2017年1月)『 英語転職の教科書』のエッセンスをご紹介します。 外資といえども国、つまりそれぞれ地域の文化によってその企業風土は異なります。評価や研修などの人事的な制度も、お国柄により多様ですし、年齢をわりと気にする国があれば、そうでないと国ところもあります。 今回はそのあたりのようすをお話ししましょう。 グローバルでの統一を志向する米系企業 グローバルに大きく展開している米系の会社は、人事制度は同じものを適用しようとします。特に管理職層は、グローバルなスタンダードに従うケースが多いです。 まず、給与体系。給料の額は、仮に同じような責任で能力が必要な仕事であっても、それぞれの…
2017-02-24

キーワードは管理コスト。上司からの「評価」を、経営者の目線で考えてみる[外資ワークの真実07]
アルクの新刊(2017年1月)『 英語転職の教科書』のエッセンスをご紹介します。 経営者の頭には、つねに「管理コスト」が浮かんでいる 経営者は、つねに「管理コスト」を念頭に置いています。 たとえば、営業パーソンの部間の業績比較をするとします。適正な評価をするためにはまず、各人が担当する「市場のポテンシャル」をみなければなりません。 東京の市場と北海道の市場で住宅を売っている人がいたとしたら、東京の方が有利で売上が上げやすいのはすぐに分かると思います。売上高で評価されたら「東京を担当している人間は得だ!」と文句が出てくるでしょう。 さすがに、東京と北海道で営業人数を同じにして評価するということは…
2017-02-16

モチコン先生が伝授!英語学習を「続ける」ための 3つの “工夫”
アルクがクラブアルク会員様向けに発行している語学情報誌、『マガジンアルク』よりビジネスパーソン必見の特集をお届けします。学習は継続が大事!それがわかっていてもなかなか実践するのは難しいものです。今回はモチコン先生こと福江友樹氏に学習継続のコツを教えていただきます。 モチコン先生こと福江友樹上智大学卒。ボストン大学大学院修了(MA)。英語学習アドバイザー。英語研修プログラムの開発や英語スピーキングテスト開発、評価などに従事。数多くの大学や企業で英語学習法やモチベーションアップのためのセミナー講師を務める。 「モチコン」とは 「モチコン」とは、モチベーション・コントロールのことです。モチベーション…
2017-02-02

カーネギー『人を動かす』に学ぶ、リーダーの言葉 【あの名著を英語で読む】
デール・カーネギーの『人を動かす』の原著より、名フレーズをご紹介するこのシリーズ。第1弾は人に影響を与えるためのフレーズを、第2弾は人から好かれるためのフレーズを3つずつご紹介してきました。今回は最終回として人の上に立つために知っておきたい名フレーズをご紹介いたします! 1. 敵をつくらないための秘訣 Show respect for the other person’s opinions. Never say, “You’re wrong.” (本書 p.134 より引用) 和訳はあとから記載しますので、まずはぜひ自分で訳してみてください!たしかに、”You’re wrong.” なんて言わ…
2017-01-05

あなたの上司が、あなたが思うほどバカではない理由
外資系企業にもバカな上司はいる。では、どう付き合うべきなのか?『英語転職の教科書』から、その答えをご紹介します。外資系企業に強い転職エージェントのまとめ記事と合わせ、ぜひご覧ください。 外資でも日系でも「上司の悪口」はある 会社勤めをしている人と話をすると、たいがいのケースで上司の悪口に出くわします。 よくあるのは「上司はいつも自分の手柄を横取りして、上に対して、一人でやったような顔をしている」といった類のものです。 こういう場合、私はいつも「上司が手柄を取るのは当たり前」といいます。 手柄は、横取りされて当たり前 ある管理職が、本当に「俺が一人でやった」なんていうことをアピールしていたとしま…
2016-12-22

D.カーネギー『人を動かす』に学ぶ「好かれる」技術
誰だって人から好かれたいし、人に影響を与えたい 「部下に気持ちよく動いてもらうには、どうしたら良いんだろう?」 「人から好かれるにはどうすべきなんだろう?」 今回は世界的名著であるデール・カーネギーの『人を動かす』から、このような「人間関係の悩み」を解決するヒントをご紹介します! 1. 人間関係を成功させるための秘訣 If there is any one secret of success, it lies in the ability to get the other person’s point of view and see things from that person’s angl…
2016-12-22

転職で年収を必ず上げる4つのコツ
外資系への転職とその後の働き方をまとめた『英語転職の教科書』のエッセンスをご紹介。今回のテーマは、転職の際に年収を上げる方法。外資系企業への転職を考える方は、転職エージェントの活用法をまとめたこちらの記事とあわせ、ぜひご覧ください。 給与交渉は外資につきもの? 面談が調子よく進んでくると、給料交渉の段階に入ってきます。交渉というと、相手企業の人事やヘッドハンター(転職エージェントの担当者)との駆け引きのように思われますが、じつは、その前に行う「準備」が重要です。 交渉の前に準備すべきこと まずは、給料の相場を知ることが必要ですが、これについてはいろいろな角度から考えることが大事です。 日本の企…
2016-12-07

cornにギクッ!英語か米語か意識しないとへんてこな翻訳に!
アルクがクラブアルク会員様向けに発行している語学情報誌、『マガジンアルク』より「イギリス英語 vs. アメリカ英語」と題して、さまざまな違いについて全3回に渡りご紹介します。 第1回では、語彙・つづりの違いについてネイティブスピーカー同士の苦労についてご紹介しました。 gotcha.alc.co.jp 第2回では、ベテラン翻訳者の宮脇孝雄さんに語彙や文体の違いについてお話していただきます。 宮脇孝雄さん40年間英米文学翻訳界の第一線で活躍し、『マガジンアルク』にて「英語翻訳ミヤワキ研究室」を連載中。 日常語に多い英米の違い イギリス英語とアメリカ英語は、語彙、文法、文体などさまざまな点で異なり…
2016-11-24

同じ英語でも意味が違う!?イギリス英語 vs. アメリカ英語
アルクがクラブアルク会員様向けに発行している語学情報誌、『マガジンアルク』より「イギリス英語 vs. アメリカ英語」と題して、さまざまな違いについて全3回に渡りご紹介します。 英語ネイティブたちの言葉の混線リアル事情 第1回は、語彙・つづりの違いについてご紹介しましょう。ネイティブスピーカー同士で、イギリス英語とアメリカ英語の違いに困ることはあるのでしょうか?アルクオンライン英会話の講師が実体験を明かします。 Case1:講師仲間のイギリス人の会話に頭の中は「?」だらけ Peter先生/ニューヨーク出身ニューヨークのブルックリン育ち。26歳の時に来日し、関西の英語学校や企業で英語を教える。日本…
2016-11-17

外資系企業の年収はなぜ高いのか?本質的な3つの理由
転職先としても人気の高い外資系企業での働き方をまとめた『英語転職の教科書』から、そのエッセンスをご紹介します。今回のテーマはズバリ「年収」。高年収の求人案件を多く扱う転職エージェントについてまとめたこちらの記事とあわせ、ぜひご覧ください。 外資系企業の年収はなぜ高いのか? 転職を考える方からよくいただくのが、外資系って給料が高いの?という質問です。 様々な要因が絡まり、一概に言えることではありませんが、ただ、外資系企業への転職により年収アップを果たしている人が多いことも確かです。 それはなぜか? 理由を考えてみましょう。 外資が高給な理由(1):文化的な背景 第一に、外資の「カルチャー」として…
2016-11-09

「外資系企業は成果主義」のウソ
「外資系企業は成果主義で、個人プレーを重視」一般的に流布するこんなイメージは果たして本当なのか?外資での勤務経験&転職経験が豊富なプロフェッショナルがまとめた『英語転職の教科書』のエッセンスをご紹介します。転職をお考えの方は、外資系企業への転職に強い転職エージェントの特徴をまとめたこちらの記事とあわせ、ぜひご覧ください。 外資系企業は成果主義? 外資系というと、年功はさほど意味をもたず、成果主義だ、実力主義だというイメージを持ちがちです。できる人とそうでない人は処遇も差が付く、というイメージでしょうか。 大きくは間違ってはいませんが、これを正確に考えるには、そもそも成果とは何か、実力とは何かか…
2016-10-26

外資系企業で「英語」よりも大事な「プロトコル」とは?
外資系企業に入社し、活躍するにはどの程度の英語力が必要なのか?『英語転職の教科書』の著者である村上氏によれば、英語も大事だがそれ以上に重要な「プロトコル」を身につけるべき。外資系に強い転職エージェントについてまとめたこちらの記事とあわせ、ぜひご覧ください。 外資で働く実務家は「英語」とどう付き合っているのか? 外資系企業というとついて回るのがまさしく英語です。日本にある外資系企業には少なからず外国人がいることがあり、彼らは日本法人では上級管理職のポジションをもっていることも多いですから、英語は、組織の中である程度上がっていくためには不可欠なツールと言えるでしょう。 この英語というハードルを感じ…
2016-10-20