
ビジネスや転職活動など、英語力を必要とされる機会が増えています。英語力を測るための試験は多くありますが、日本で特に認知度が高いのがTOEICです。就職の応募資格やキャリアアップの条件にTOEICの点数が求められることもあるため、多くの人が一定以上のTOEICスコアを取りたいと感じているのではないでしょうか。
忙しい社会人が効率的にスコアアップを目指すなら、アルクのTOEIC対策アプリSantaアルクがおすすめです。
AIが学習者の実力を診断し、一人一人にぴったりな学習プランを提案します。
目次
TOEICは正しい学習を継続すれば、スコアアップが可能ですが、社会人になってからTOEICの勉強を始めるのはハードルが高いかもしれません。そこで、この記事では、ゼロからTOEIC学習を始めたい社会人向けに、学習法や目標スコアを取る方法を解説します。TOEICに挑戦したい人や、正しい学習法を知りたい人はぜひ参考にしてください。
まずは自分の実力を把握しよう

TOEICの学習を始める前に、まず自分の英語力を客観的に把握することをおすすめします。自分の英語力を明確にすることで、それに合った目標や学習プランを立てることができます。まず、以下の2つがおすすめです。
- 「Santaアルク」で無料レベルチェック
- 目標スコアの設定
「Santaアルク」で無料レベルチェック
TOEICの学習を始める前に、まずは自分の現状の英語力を把握してみましょう。AIを活用した無料アプリ「Santaアルク」を使うと、TOEICの予想スコアが分かります。
「Santaアルク」とは、利用者800万人以上のTOEIC学習アプリです。単語学習やリスニング、リーディングといった、TOEIC対策がアプリひとつでできます。さらにアプリに搭載されたAIがユーザーの苦手分野を分析し、カリキュラムを提案してくれる機能もあり、苦手克服にも便利です。
「Santaアルク」には、TOEIC形式の問題を12問解くと、現在の予想スコアが分かる機能があります。今までTOEICを受けたことがない人は、まずは自分の英語力を把握しみましょう。そこから目標スコアを決めて、TOEIC対策を始めることをおすすめします。
目標スコアを決める
TOEICを受験する目的は人それぞれですが、社会人にとってはまず600点を目標にするのが一般的です。履歴書に書けるスコアは600点からといわれ、多くの企業で英語力が認められる最低限のスコアです。
TOEICの問題を作成しているETSが発表している「Proficiency Scale スコアとコミュニケーションレベルの相関表」によると、各スコアのコミュニケーション能力の目安は以下の通りです。
- 215点未満:英語を部分的にしか理解できない。
- 220〜465点:ゆっくり話してもらうと、簡単な会話は理解できる。身近な話題であれば、応答もできる。
- 470〜725点:通常の会話が理解でき、応答もできる。複雑な場面になると、能力に個人差がある。基本的な語彙・文法は身に付いている。
- 730〜855点:通常の会話は完全に理解でき、応答も速い。業務上での英語の使用にも大きな支障がない。正確さには個人差があるが、意思疎通はできる。
- 860〜990点:専門外の分野の話題でも、十分に理解し、適切な表現ができる。ネイティブ・スピーカーとは隔たりがあるものの、語彙・文法を正確に把握している。
参考:ETS
社会人の人は、まずは履歴書に書けるスコア・600点を目標に、学習プランを立てましょう。「Santaアルク」のレベルチェックで、予測スコアがもっと高かった人は、さらに上の得点を目指してください。
中学英語から復習しよう

TOEICの学習を始める際にいきなりTOEICの問題を解こうとしても、基礎が身に付いていないと、なかなか効果的な学習はできません。特に英語から離れていた期間が長い社会人は、まずは中学レベルの文法と英単語を復習することが効果的です。その際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- まずは徹底的に基礎固め
- 基本的な文法を身に付ける
- 簡単な英単語を覚える
まずは徹底的に基礎固め
TOEICでスコアを伸ばすためには、基礎の英語をしっかり身に付けることが重要です。TOEICの問題は、日常英会話やビジネスシーンで使われる実用的な英語が中心のため、最初からTOEIC対策の教材を使って学習しようと思う人も多いでしょう。
しかし、TOEICは基本的な文法や語彙が理解できていないと正しく解答できません。例えば、文法が曖昧だとPart 5でミスが生まれ、リスニングでは時制や前置詞の違いを聞き分けることが難しくなります。
逆に基礎の文法や語彙が身に付けば、学習の効果も出るはずですがり。特に予想スコアが600点未満の人は、文法や単語の知識不足が学習の妨げになるかもしれないので、中学レベルの英文法や基本単語をまず復習することをおすすめします。
基本的な文法を身に付ける
TOEIC対策では、基礎の文法知識が重要です。例えば、TOEICのPart 5では、主語・動詞の関係、時制、助動詞の使い方など、中学英語レベルの基本的な文法知識を問う問題が頻出します。他のパートの問題を解くのにも、基礎の文法知識は欠かせません。
押さえておくべき文法項目には、以下のようなものがあります
- 品詞の識別(名詞、動詞、形容詞、副詞など)
- 動詞の形・時制(現在、過去、完了形など)
- 接続詞
- 前置詞(in, on, at など)
- 代名詞(主格、目的格、所有格)
- 関係詞(who, which, that など)
上記はすべて中学レベルの文法なので、知識があやふやな人はぜひ復習をしてください。おすすめの書籍は『Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル』(Evine 著・アルク)、『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版』(山田暢彦 著・学研プラス)などです。
基本的な文法力がある人は、『TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!』(小石裕子 著・アルク)が参考になります。
こちらはTOEIC600点を目指すための文法書であり、中学レベルの文法がTOEICにどう出題されるのかが紹介されています。社会人のTOEICスコアアップ指導に長年携わり実績を挙げてきたベテラン講師・小石裕子先生が、「誤解しやすいポイント」「混同しがちな項目」などを解説した一冊です。ただし、「基本的な文法は理解している」ことが大前提になっているため、上で紹介した中学レベルの文法を復習した後にこちらを使うのをおすすめします。
簡単な英単語を覚える
TOEICのリスニング・リーディングの両方で重要なのがボキャブラリーです。特に初めてTOEICを受ける人の場合、基本的な単語の意味が分からないと、問題を解くこと自体が難しくなります。まずは簡単な英単語から覚え、語彙力を増やしていきましょう。
TOEIC初心者が最初に覚えるべき単語には、以下のようなものがあります。
- 頻出動詞(increase, improve, provide, require など)
- ビジネス関連用語(meeting, contract, invoice, proposal など)
- 前置詞・接続詞(although, despite, unless, whereas など)
文法を理解していても、単語が分からなければ解けない問題も多いです。TOEIC600点を目指すには5000語以上を知っておく必要があるともいわれるため、必ず語彙力を付けましょう。リスニングの対策には、英単語の意味だけでなく発音も重要です。
英単語を覚えるのにおすすめなのが『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』(TEX加藤・朝日新聞出版)で、TOEICで出題される最重要の1000語を学ぶことができます。こちらは人気の『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』の初級者向け版で、600点を目標にする人向けです。スマートフォン音声無料アプリにも対応しているため、音声を使って単語を覚えることができます。
スキマ時間を活用しよう

仕事や家事で忙しい社会人がTOEIC学習を続けるためには、スキマ時間を活用することが有効です。まとまった学習時間を確保するのは難しくても、通勤時間や休憩時間、家事の合間などの短い時間を使えば、無理なく学習を継続できます。ここからは、スキマ時間を活用した効率的なTOEIC学習法について解説します。
- 通勤時間にスマホで学習
- 家事中にリスニング学習
- 1日5分でも継続して習慣化することが大事
通勤時間にスマホで学習
通勤時間に、SNSを見たり漫画を読んだりしていませんか。社会人にとって、通勤時間はTOEIC学習に使えるスキマ時間の一つです。特に電車やバスでの移動中は、スマホアプリを活用することで手軽にTOEIC対策ができます。
TOEIC対策アプリで特におすすめなのが「Santaアルク」です。単語学習・リーディング対策・リスニング対策など、TOEIC学習に必要な要素がすべて入っています。3億以上の学習データを元に、AIが自分に合った学習コンテンツを提案してくれるので、TOEIC初心者でも学習しやすいのが特徴です。20時間で平均165点アップの実績もあり、通勤時間にコツコツと「Santaアルク」を使うことで、効果的にTOEIC対策ができます。
家事中にリスニング学習
手が動かせない洗濯中や掃除中でも、リスニング学習は可能です。家事中に英語の音声を聞くことで、リスニング音声の発音やスピード、アクセントなどに慣れることができます。リスニングに苦手意識がある人は、まずはTOEICとは直接関係のない、簡単な英単語の音声を聞くことから始めるのがおすすめです。耳を英語に慣らすことで、徐々に難しい英語にも対応できるようになります。
英語に耳が慣れたら、TOEIC対策アプリ「Santaアルク」のリスニング教材を活用しましょう。TOEICと同じ形式の音声を聞くことで、実際のTOEICの問題に慣れることができます。
「BBC Learning English」や「ESL Pod」などの、リスニング練習に適した無料のポッドキャストの活用も、リスニング力を高めるにはおすすめです。
1日5分でも継続して習慣化することが大事
TOEICの学習は、短期間で詰め込むよりも、少しずつでも毎日継続することが重要です。1日5分でも英語に触れる時間を確保して習慣化することで、確実に英語力はアップします。
例えば、朝起きたらすぐにスマホで単語学習アプリを開く、通勤時間にリスニングをする、昼休みにTOEIC対策アプリで問題を1問解く、寝る前に簡単な英文のリーディングをするなど、小さな習慣を積み重ねると、大きな学習効果が期待できます。
学習のハードルを下げることも、TOEICの学習を習慣化させるコツの一つです。机に向かってじっくり学習する時間を確保するのが難しい場合は、スキマ時間を生かしてスマホやタブレットで手軽に学習しましょう。
効率的にTOEIC600点を目指すために

TOEICで600点を目指すには、英語の基礎知識を身に付けるのに加え、以下の3つのポイントが重要です。
- TOEICの問題形式に慣れる
- 【リスニング】パートごとの解答のコツを覚える
- 【リーディング】パートごとの解答のコツを覚える
TOEICの問題形式に慣れる
TOEICの問題はすべて英語で出題されるので、問題形式を事前に把握し、対策をすることがスコアアップの近道です。
TOEICは、リスニング100問、リーディング100問の合計200問で構成されています。試験時間は2時間で、途中休憩はありません。リーディングセクションは自分で時間配分をする必要があり、時間が足りなくなりやすいため、パートごとに解答時間の目安を決めておきましょう。
TOEICの問題形式に慣れるためには、TOEIC対策アプリやTOEICの公式問題集の活用がおすすめです。これらには実際の試験と同じ形式の問題が収録されています。特に200問の模試を実際のテストと同様に2時間通しで解けば、本番のテストの感覚をつかむのに役立ちます。
【リスニング】パートごとの解答のコツを覚える
リスニングセクションは、全体で約45分間あり、4つのパートに分かれています。それぞれのパートごとに特徴があり、対策も異なります。
パート1(写真描写問題)
問題用紙に写真が掲載されています。音声で流れる4つの説明文の中から、写真の説明として最も適切なものを選ぶ問題です。写真に登場する人物の動作や、背景、物の位置関係に注意しましょう。選択肢に出てくるキーワードを正確に聞き取ることもポイントです。
パート2(応答問題)
音声で短い質問と、それに対する3つの応答が流れます。応答の中から、最も適切なものを一つ選ぶ問題です。質問の最初の単語(What, Where, Howなど)を聞き逃さないようにし、即座に適切な応答を選べるように、対策しましょう。「いつ?」「どこ?」などの質問に対して、「分かりません」のような、ひねった応答が正解になることもよくあります。
パート3(会話問題)
2〜3人の会話を聞き、内容に関する設問に答える問題です。会話の音声が流れる前に、問題用紙に書かれた設問を先に読んでおくと、内容を予測しながら音声を聞くことができ、正答率を高めることができます。
パート4(説明文問題)
アナウンスやナレーションを聞き、内容に関する設問に答える問題です。問題音声が流れる前に、問題用紙に書かれた設問を先に読んでおくと、内容を予測しながら音声を聞くことができます。模試や問題集の音声とスクリプトを活用し、音声を繰り返し聞いて練習するのが効果的です。
【リーディング】パートごとの解答のコツを覚える
リーディングセクションは、75分間で100問を解く必要があるので、解答時間の配分が重要です。あらかじめ各パートにかける時間を決めておいて、制限時間内に問題が解けるよう練習するのが効果的です。また、パートごとの特徴を押さえて、確実に正解するスキルを身に付けましょう。
パート5(短文穴埋め問題)
文中の空所に入る適切な語を選ぶ問題です。文法や語彙力が問われるので、頻出の文法事項(品詞、動詞の形、接続詞、前置詞など)をしっかり復習し、素早く解答できるようにしましょう。
パート6(長文穴埋め問題)
長文の空所に入る適切な語句を選ぶ問題です。文脈を理解する力が必要な問題が出題されますが、文章を全て読んだ、最後に解くといいでしょう。
パート7(長文読解問題)
Eメールや広告、記事やビジネス文書などの長文を読み、設問に答える問題です。設問を先に読んでおくと、長文から必要な情報を素早く見つけられるようになります。また、長文に出てくる表現が、設問・選択肢で同じ意味の別の表現に言い換えられることがよくあるので、語彙力アップが効果的です。
まとめ

社会人がTOEICに挑戦する際には、基礎力を付け、効率的に学習を進めることが重要です。まずはTOEIC学習アプリの「Santaアルク」を使って、現在の英語力を把握すると、学習の役に立ちます。
忙しい社会人は、スキマ時間を活用して継続的に学習を続けることも大切です。英語の基礎を身に付けると同時に、リスニングとリーディングの各パートの特徴を理解するのが重要です。
TOEICは正しい勉強法を継続すれば、確実にスコアを伸ばせる試験です。今回の記事を参考に、自分に合った学習方法を見つけ着実に目標スコアを達成してください。
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