「TOEICでハイスコアが取りたいのに、日々の学業や仕事で忙しい……」。
そんな悩みの解決策となるのが、通勤・通学などのスキマ時間に学習できる、スマホアプリです。
この記事ではTOEICでハイスコアを取るのに役立つ、無料で利用できる7つのおすすめアプリと選び方について紹介します。
TOEIC対策アプリならSantaアルクがおすすめです!単語、リーディング、リスニングとTOEIC学習に必要な要素がすべて詰まっているので、これひとつで対策が可能です。1日1問から学習できるので、仕事や家事で忙しい人にもぴったりなアプリです。
目次
アプリでTOEIC学習をするメリット
スマートフォンアプリを使ったTOEIC学習には、学習をスムーズに進めるのに役立つ、さまざまなメリットがあります。ここでは、以下の3つのメリットについて解説します。
- スキマ時間を活用して学習できる
- リスニング対策が効果的にできる
- 採点やレベルチェックを自動でしてくれる
スキマ時間を活用して学習できる
スマホアプリを使って学習する大きなメリットが、スキマ時間の活用です。通勤・通学時間、休み時間、待ち合わせまでのちょっとした空き時間など、スマートフォンを取り出すだけで、すぐに学習を始められることです。
常に持ち歩いているスマートフォンで勉強できれば、漫然と過ごしがちな時間を勉強に充てて、有効活用できます。短時間でも学習を継続できれば、忙しい日々の中でも、着実に英語力を向上できます。
リスニング対策が効果的にできる
TOEIC学習用のアプリは、リスニング対策にも効果的です。
多くのアプリには、音声の再生速度を変更する機能やリピート再生する機能があるため、自分のリスニング力に合わせて学習を進められます。
また紙の問題集と異なり、音声再生と解答入力が同一画面で完結するだけでなく、スクリプトの表示や単語の意味の確認もすぐできるため、スムーズに学習できます。
リスニング対策は、何度も繰り返し音声を聞いて、耳を英語に慣れさせることが重要なので、リピート機能のついたアプリはピッタリです。
リスニング対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
採点やレベルチェックを自動でしてくれる
紙の問題集で大変なのが、問題を解いてから解答のページを探して、丸付けをしなければならない点です。アプリを使った学習では、問題を解くたびに自動ですぐに採点結果が表示されます。間違えたところだけでなく自信がなかった問題も、すぐに解説を確認できるので、理解度が上がります。
また採点だけでなく、定期的にレベルチェックのためのミニテストを提供するアプリもよくあります。これにより、自分の実力をリアルタイムで把握でき、学力アップが確認できれば、モチベーションの維持につながります。
TOEIC学習におすすめの無料アプリ7選
TOEIC対策用のアプリを活用すれば、スキマ時間を利用して効率的に学習を進められます。次に、無料でTOEIC学習ができるおすすめアプリを7つ紹介します。
- Santaアルク
- はじめてのTOEIC問題集
- abceed
- TOEIC公式コンテンツ by IIBC
- トレーニング TOEIC test
- mikan
- booco
Santaアルク
「Santaアルク」は、「キクタン」に代表される語学教材を約半世紀にわたって開発してきたアルクが提供する、TOEIC学習に特化したアプリです。これまでの語学教材開発のノウハウと高精度AIによるサポートで、「20時間で平均165点アップ」の実績があり、短期間でのスコアアップが目指せます。「Santaアルク」には有料版もありますが、無料版でも以下の機能が利用できます。
3分でできる「TOEICスコア診断」
TOEIC模試
練習問題(リスニング・リーディング・単語・小テスト)
無料版の機能が多い反面、1日に解ける問題数には制限があります。有料版にすれば自由に解けますが、まずはスコア診断で実力を確かめてから、毎日少しずつ試してみるのがおすすめです。
<対応OS>
デバイス | 対応 |
---|---|
iPhone | ○ |
Android | ○ |
はじめてのTOEIC問題集
「はじめてのTOEIC問題集」は、その名の通りTOEIC対策をこれから始める初心者向けのアプリで、全2366問を完全無料で利用できる点が大きな特徴です。無料ながらリスニング、リーディングの全パートを学習できます。練習問題を解いてから、本番レベルの問題に挑戦できるという構成になっています。さらに目標スコア別の英単語問題などもあります。
アプリ内すべての問題を無料で利用できる代わりに、合間に広告が流れます。気になる場合には有料の「本気で学習プラン」にすると、広告を非表示にできます。「とにかくお金をかけずにTOEIC対策をしたい」「勉強が続くか分からないので、まず試してみたい」という人におすすめです。
<対応OS>
デバイス | 対応 |
---|---|
iPhone | ○ |
Android | ○ |
abceed
「abceed」は、教科書や市販の英語教材、ドラマなどさまざまなコンテンツを利用できる、総合英語学習アプリです。
有料版では、AIによるスコア予測や人気教材からの問題のレコメンド機能があります。無料版でもTOEICの人気教材のリスニング音声が利用でき、音声をダウンロードする手間も省けます。さらに以下のような機能も無料で使えます。
音声再生(倍速再生・区間リピート可能)
マークシート自動採点
学習時間記録
またabceedはオフライン利用が可能なため、書籍を購入して、事前に音声データをダウンロードしておけば、外でも通信量を気にせず使用できます。試してみて良さそうなら、参考書を購入して、どこでも学習できるようにする、といった使い方もおすすめです。
<対応OS>
デバイス | 対応 |
---|---|
iPhone | ○ |
Android | ○ |
TOEIC公式コンテンツ by IIBC
「TOEIC公式コンテンツ by IIBC」はTOEICの運営団体IIBCが提供する公式アプリで、完全無料で利用できます。メインの「English Upgrader」は、ビジネスや日常生活で使える英語表現を学べるエピソードコンテンツです。1エピソード10分のため、通勤・通学中や寝る前に1エピソードだけ聴くことができ、メインの学習を補助する「プチ学習」にぴったりです。
ほかにもスキマ時間の英語学習に役立つ、毎朝更新の「今日のフレーズ」や、学習者インタビューなどのコンテンツも用意されています。
PartごとのTOEIC対策はできませんが、公式アプリのためTOEICテストの日程やキャンペーン情報などが手に入る点も便利です。
<対応OS>
デバイス | 対応 |
---|---|
iPhone | ○ |
Android | ○ |
トレーニング TOEIC test
「トレーニング TOEIC test」は、TOEICのすべてのパートを学習できるアプリで、約900問を完全無料で利用できます。
メインはTOEIC形式の練習問題で、すべての問題に簡単な解説がついています。また、400〜800点までの目標スコア別に、テスト形式で英単語(4択の和訳)の勉強もできます。ただし、問題の解説が短く、TOEIC学習を始めたばかりの初心者が、これだけでTOEIC対策をするのは難しいかもしれません。
無料で利用できる分、広告が表示されます。学習を進めて気になるようなら、「本気で学習プラン」にアップグレードすれば、広告を非表示にできます。
<対応OS>
デバイス | 対応 |
---|---|
iPhone | ○ |
Android | ○ |
mikan
「mikan」は、TOEICだけでなく、英検や大学受験、IELTS、さらには英会話など、さまざまなコースがある総合英語学習アプリです。市販の英語教材をアプリ上で学習でき、有料コースではテスト対策用の練習問題を解くこともできます。無料版では英単語学習ができます。TOEIC対策としては、人気教材の「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」をはじめとした、6万3000語もの単語が学べます。
また、mikanでは独自のアルゴリズムで英単語を覚えたかどうかを判定し、苦手な単語だけを効率的に学習することができます。
ゲーム感覚の記憶度チェックや、かわいらしい公式キャラクターのサポートで、英語学習に抵抗感がある人でも取り組みやすい点も特徴です。有料版では、収録されている問題集が無制限で利用でき、各テストの対策もできます。有料版は無料お試し期間があるので、気に入ったら試してみるとよいでしょう。
<対応OS>
デバイス | 対応 |
---|---|
iPhone | ○ |
Android | ○ |
booco
「booco」は、「Santaアルク」と同じアルクが開発した総合英語学習アプリです。アルクの書籍の付属音声が聞けるほか、書籍を購入してアプリで利用したり、クイズ形式で学習したりすることもできます。boocoの無料版では、以下の豊富な機能が使えます。
600冊以上の教材の音声再生(※書籍購入者のみ)
一部教材のお試し利用
マークシート自動採点機能
TOEICテストスコア管理(※iOSのみ)
音声フィルター機能(再生時にフレーズや例文など聴きたい音声パターンを選べる)
英単語力診断テスト
無料版でも英語力向上に役立つ機能がありますが、有料版だと教材の使い放題や、TOEIC学習、英単語学習、リスニング力を強化する「ヒアリングマラソンモード」なども利用できます。
有料版は3日間無料体験できるので、一度試して続けられそうなら有料版にするのもおすすめです。
<対応OS>
デバイス | 対応 |
---|---|
iPhone | ○ |
Android | △(一部機能が利用不可) |
自分に合ったTOEIC学習アプリを選ぶポイント
効果的にTOEIC学習を行うには、学習を続けやすいアプリ選びも重要です。以下の3つのポイントに沿って、自分に合ったアプリを選びましょう。
- 学習できる範囲やレビューをチェックする
- 無料トライアルを試してみる
- とりあえずインストールしてみよう
学習できる範囲やレビューをチェックする
アプリを選ぶ際には、まず学習できる内容を確認しましょう。英語力向上の目安としてTOEICを受験するなら、総合的なアプリでもよいですが、TOEICでハイスコアを目指すなら、TOEIC学習専用のアプリの方がおすすめです。
アプリによっては、有料版と無料版で学習できる範囲が大きく違うものもあるため、それぞれで利用可能な機能や問題数を把握しておきましょう。
TOEIC学習アプリは多く出ているため、ダウンロードしようか迷ったら、説明だけでなくユーザーレビューもチェックしてみましょう。実際に使用した人の感想や評価を読むことで、公式の説明だけでは分からない、具体的なアプリの使いやすさや効果を知ることができ、参考になります。
無料トライアルを試してみる
アプリを使用した人のレビューは参考になりますが、自分に合っているかどうかは実際に使ってみないと分かりません。
多くのTOEIC学習アプリは、無料トライアル期間や無料版があります。これを活用して、アプリを試し、インターフェースの使いやすさやコンテンツの質を確認しましょう。
体験で確認するポイントは、自分の学習スタイルに合っているかどうかです。例えば、通勤時間に使いたい場合は、オフライン機能(インターネットに接続しないでアプリが使用できる機能)があると便利です。
もう一つ確認しておきたいのが、学習が続けやすい仕組みがあるかどうかです。毎日の学習を促す機能や、学習履歴や進歩が分かりやすいかについても、チェックしましょう。
とりあえずインストールしてみよう
最終的には、実際に使ってみることが一番の判断材料になります。気になるアプリがあれば、まずはいくつかインストールしてしばらく使ってみましょう。
複数のアプリを試すことで、それぞれの特徴や違いも分かり、自分の学習スタイルや好みに合うアプリを見つけやすくなります。また、継続して使用すると、気付かなかった使いにくさや分かりやすさ、続けやすさにも気づくでしょう。
メインのアプリ(1つ)+ほかのアプリ(1つ)のように、併用して使い分けるのもよいでしょう。
例えば通勤中は単語学習メインのアプリを使用して、自宅ではじっくり各パートの対策ができるアプリを使うというように、環境や状況に合わせてアプリを使い分けると、より効率的に学習できます。
まとめ
無料のTOEIC学習アプリを活用すれば、効率的かつコストパフォーマンスよく英語力を向上できます。本記事で紹介した7つのアプリにはそれぞれ特徴があります。自分の学習スタイルや目標に合わせて、最適なアプリを選びましょう。
TOEIC学習アプリ「Santaアルク」は、AIによるパーソナライズされた学習プランや充実した学習コンテンツが魅力です。TOEIC学習の手始めに、まずは無料版をダウンロードして「3分でできるスコア診断」で自分の現在の実力を測定してみましょう。
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