「テスト対策の王道といえば過去問!でも、TOEICには公式問題集しかない……TOEICには過去問がないの?」と困っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、TOEICの過去問を入手する方法や過去問に頼らない効果的な勉強法について解説します。
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目次
TOEICの過去問は入手できる?
出題傾向の把握や実力測定のために試験対策に欠かせない過去問ですが、日本では公式のTOEIC過去問は入手できません。しかしどうしても過去問を手に入れたい場合、ほかの方法があります。
・韓国版を購入可能
・音声ダウンロードは公式HPから
それぞれについて解説します。
韓国版を購入可能
通常Amazonなどの大手ECサイトでTOEICの過去問を検索しても、公式問題集を中心とした問題集が表示されます。そのため、「TOEICには過去問がない」と思っている方も多いでしょう。しかし、韓国ではTOEICの過去問題集が一般に販売されています。Amazonなどでも「TOEIC 過去問 韓国」と検索すると「既出問題集」として表示され、1冊3,000~4,000円程度で購入できます。問題集はリスニング・リーディングの2冊あり、収録されている問題数は1冊に10セット、合計1,000問です。
実際に出題された問題を解けるのは大きな魅力ですが、韓国語版のため当然解説は韓国語です。日本語の解説がないため間違えた問題の理解が難しい点と、1冊あたり1,000問と問題数が多いことから、ある程度実力のある上級者向けといわれています。ほかの試験のように初めてTOEICの学習を始めるときに、「まずは過去問を解いてみよう」という使い方は難しいでしょう。
音声ダウンロードは公式HPから
問題集を購入しなくても、韓国版TOEIC過去問題集の音声だけなら出版元であるYBMの公式サイトからダウンロードできます。具体的な手順は以下の通りです。
1.YBMの公式サイトにアクセスし、右クリックまたはポップアップメニューから日本語に翻訳する
2.画面右上の「登録する」から会員登録を行う
ID・パスワード・名前・生年月日・メールアドレス・電話番号の必要項目を入力したあと、認証とメルマガ登録の設定を行います。
3.登録が完了したら、「ログイン」ページより既出問題集を検索、またはページのリンクをクリックする
4.問題集のページからMP3ファイルをダウンロードする
ダウンロードできる音声ファイルには、以下の5つのバージョンがあります。
通しで再生
Partごとに再生
設問ごとに再生
再生速度が速い
雑音入り
会員手続きに時間がかかりますが、ダウンロードできるファイルにはさまざまなパターンがあるためリスニングセクションの実践的な練習が可能です。
TOEICの過去問を買う価値はある?
韓国版ならTOEICの過去問は入手可能ですが、購入する価値がそこまで大きいとはいえません。
基本的に公式問題集やその他の教材で十分
過去問が手に入ったなら活用しよう
SantaアルクでTOEICスコアをアップしよう
以下で、それぞれの点について解説します。
基本的に公式問題集やその他の教材で十分
韓国版の過去問題集には、実際の出題問題を体験できるというメリットがあります。しかし、それ以外の面では日本の公式問題集と比べて特別な優位性はありません。「韓国語で書かれた解説を理解できる」「自分で問題を分析できる」という上級者にとっては役立つかもしれません。しかし大多数の日本人受験者にとっては、むしろ手間がかかるだけで使いづらい教材といえるでしょう。「過去問を解いてみたい」と考える方の目的は、「できるだけ実際に使用されたものに近い問題を解きたい」「少しでも高いスコアを取りたい」ではないでしょうか。それなら、公式問題集を使用すれば十分にその目的を達成できます。
公式問題集に収録されている問題はTOEICテスト開発機関であるETSが実際のテストと同じプロセスで作成したものです。リスニングも本番と同じスピーカーが担当しているため、「本物のTOEIC問題」といえるでしょう。
公式問題集を用いた実践演習を中心に、市販の教材を使用した学習でハイスコアを取ることは十分可能です。
過去問が手に入ったなら活用しよう
韓国版の過去問題集に載っているのは実際に出題された問題です。そのためクオリティはもちろん高く、本番そのものの問題を体験できる点には価値があります。わざわざ購入する必要まではないにしろ、もし過去問が入手できたら活用するのがおすすめです。TOEICは受験者が多いので、もしかしたら周囲に過去問題集を購入している人がいるかもしれません。受験したことがある人がいたら聞いてみるのもよいでしょう。
もし入手できた場合に問題なのが、解説が韓国語な点と1冊1,000問という問題数の多さです。解説の韓国語は、iPhoneなら「翻訳アプリ」、Androidなら「Google翻訳」などのスマホアプリを使用すれば大まかに翻訳可能です。しかし完全な日本語に翻訳するのは難しいうえに問題数が多いため、学習の最初に手をつけると学習効率が大きく下がる可能性が高くなります。TOEICの場合、過去問は最初ではなくある程度学習が進んでから利用するとよいでしょう。
SantaアルクでTOEICスコアをアップしよう
試験対策において過去問は有効な学習教材ですが、TOEICにおいては入手も利用も難しく過去問の積極的な活用はおすすめできません。そこで、ハイスコアを取得するためにおすすめしたいのがSantaアルクです。世界600万人以上が利用するTOEIC学習アプリ『Santaアルク』は高精度なAIでTOEIC対策をサポートします。3億以上の学習データを基に自分に合わせて出題されるため20時間の学習で平均165点アップの実績があり、効率的なスコアアップが可能です。
Santaアルクはスマホアプリのためスキマ時間に自分の苦手な問題を中心に1問から学習でき、3分でできるスコア診断からいつでも学習成果が分かります。そのため、「忙しいから短期間で効率よくスコアアップしたい」「何から勉強したらいいか分からない」という方にもおすすめです。
公式問題集の効果的な使い方
TOEICの学習法としておすすめなのは、SantaアルクをベースにTOEIC対策の基礎力を高めつつ、公式問題集を活用して実践力を高める方法です。
公式問題集を効果的に活用するポイントは以下の3つです。
最初に模試を解いて問題形式や時間の感覚を理解する
苦手分野を強化する
何回も復習する
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
最初に模試を解いて問題形式や時間の感覚を理解する
公式問題集を効果的に活用するには、まず模試を解くことから始めましょう。「勉強する前に解いても全然解けない」と思うかもしれませんが、最初に模試を解く目的はTOEIC試験の全体像を把握し、問題形式や試験時間の感覚を理解することなので問題ありません。まずは自分の現在地を知ることが大切です。最初に模試を解く際に重要なのが、本番と同じ条件で解くことです。制限時間を守り、解けなかったとしても一気に進めましょう。特にTOEIC受験が初めての場合、リスニングの発話速度や長時間の試験による疲れ、試験のスピード感を最初に知っておくと本番での心構えができ効果的な対策を立てられます。
その後に模試の結果を分析することで、自分の弱点や課題が明確になります。各セクションの正答率を確認し、まずは重点的に対策すべき分野を特定しましょう。最初に公式問題集を利用することで、具体的な学習計画を立てやすいメリットがあります。
苦手分野を強化する
次のポイントが、公式問題集の模試を解いて分かった自分の苦手分野を強化することです。TOEICで効率的にスコアアップするためには、模試の結果から判明した苦手分野に集中的に取り組むと効果的です。公式問題集の該当セクションを重点的に学習しましょう。
リーディングの場合、まずは解説を読んで理解しましょう。解説を読んでも理解できない場合は、関連する単語や文法を調べたり単語練習を行ったりといった対策が考えられます。
リスニングの場合には解説のスクリプトを見ながら問題文を何度か繰り返し聞き、聞き取れるようになったら音声だけでもう一度解いてみましょう。PART1の写真描写問題が理解できない場合には、聞き取り間違いやすい単語の聞き取りや写真でチェックすべきポイントの把握に重点を置きましょう。
また、時間配分に課題がある場合にはセクションごとに時間を計測しながら問題を解く練習を重ねると効率的に解答する力が身につきます。
何回も復習する
公式問題集は一度解くだけでなく、何度も取り組むことで効果を発揮します。弱点克服につながるほかにも、2つの理由があります。一つ目の理由は、見落としていた点に気付けることです。2回目以降の学習では、初回では気づかなかった細かい表現や問題の傾向を発見でき、理解が深まります。
二つ目の理由は、記憶の定着につながることです。繰り返し学ぶことで、単語や表現、解き方のコツなどが自然と頭に残ります。
公式問題集を何度も解いても、実際のTOEICテストで同じ問題が出題されることはめったにありません。しかし公式問題集を何度も解くことで、なぜその答えが正しいのかの理由や解き方のコツが身に付けば類似問題にも対応できる応用力が身につきます。
そのためには問題は正解すればよいというものではなく、間違えた問題だけでなく自信のない問題も含めて丁寧に復習し、誤答の原因を分析する必要があります。公式問題集の定期的な復習を通じて、問題パターンの認識力が高まり本番での対応力向上につながります。
まとめ
TOEICの公式過去問は韓国版しか発売されておらず、音声のみダウンロード可能です。しかし、本番同様の環境での実践練習をしながらスコアアップするなら公式問題集とSantaアルクの併用で十分可能です。
Santaアルクでは95%の精度でスコアを予測し、あなたに最適な学習プランを提案します。公式問題集で本番さながらの問題に触れつつ、Santaアルクを活用した隙間時間の効率的な弱点強化・繰り返し学習で短期間でのスコアアップにつなげましょう。
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