TOEICの長文対策教えます!Part 7を攻略するための勉強法とコツ

TOEICの長文問題(Part 7)でどこから手をつけたらいいか悩んでいませんか? Part7は長文問題で読むのに時間がかかるため、ポイントを押さえて取り組まないと時間切れになりやすいセクションです。
本記事ではPart7の特徴や効率的な勉強法、スコアアップに役立つおすすめの参考書や問題集について解説します。本記事のTOEIC長文対策のヒントを活用し、スコアアップを目指しましょう。

パート7を対策するならTOEIC対策アプリの「Santaアルク」がおすすめです。長文を解く際に下線が引ける機能など、リーディング学習をサポートする機能が用意されています。長文対策をアプリでやりたい人にはぴったりですよ。

TOEIC Part 7とは? 長文問題の特徴と難易度を知ろう

攻略法について知る前に、まずはTOEICの中でのPart7「長文問題」の位置づけと概要についてご紹介します。

  • Part 7が他のセクションと違う理由
  • 長文読解問題の種類と出題パターン
  • Part 7の問題を理解するために必要な読解力

それぞれについて解説します。

Part 7が他のセクションと違う理由

TOEICのPart7は、他のセクションと異なる特徴を持つため特別な対策が必要です。

Part7はさまざまなパターンの長文を読んで、設問に答える問題です。複数の文書の情報を関連付けて答える問題も出題されます。そのため単語や文法の知識だけでなく、文脈の理解が重要です。Part7では1~3つの文書を読んで、2~5個の質問に解答します(Part 7全体で、計54問)。問題の分量が多く、時間管理が難しいセクションです。限られた時間内で効率的に情報を読み取る力が求められます。

Part7のもう一つの特徴が、表やメール、広告などさまざまな形式の文書が出題される点です。広告など普段読まないタイプの英文も出題されるため、それぞれのタイプに応じたアプローチが必要です。

長文問題の種類と出題パターン

TOEIC Part 7の長文問題は、シングルパッセージと、ダブル・トリプルパッセージに分かれています。

シングルパッセージは、一つの文書を読み、その内容に関する設問に答える形式です。

出典:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program

一方、ダブル・トリプルパッセージは2つまたは3つの文書を読み、それらの情報を総合して解答する必要があります。

出典:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program

また、Part 7の設問パターンは大きく分けて以下の3つに分類されます。

  • 全体の要旨や、文書の目的を問う問題
    例:What problem does Mr. Phan mention in his e-mail?(Phan氏は電子メールでどのような問題について言及していますか?)
  • 具体的な情報や、文書の詳細を問う問題
    例:According to the advertisement, why is Ms. Ghorbani selling her car? (広告によると、なぜGhorbaniさんは車を売るのですか?)
  • 推測して答える問題
    例:What is suggested about the car?(車について何が提案されていますか?)

出典:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program

出題される文書の形式は記事、広告、メールなどさまざまです。広告では「商品のサービス・キャンペーン内容」、メールでは「送信者の意図」といったように、文書のタイプ別によく出題される設問パターンがあるので、覚えるのもいいでしょう。必要な情報だけを拾い読みする、スキャニングというテクニックを身に付けると役に立ちます。

Part 7の問題を理解するために必要な読解力

TOEIC Part 7の問題を理解するためには、以下のような複合的な読解力が求められます。

文脈から意味を推測する力Part 7では長文が多いため、分からない単語が多少あっても、文書の大まかな内容を把握する必要がある
複数段落の要点をまとめるスキルPart 7では複数の段落で構成された長文が出題される
各段落の主題を把握し、それらを関連付けて全体の論旨を理解する能力が重要
設問に関連する情報の素早い特定試験時間に対して問題数が多いので、長文の中の必要な情報に効率的にアクセスする必要がある
同義語や言い換え表現の理解TOEICでは文書内の表現を、設問で言い換えることが多いため、同じ意味を持つ複数の表現のインプットが必要
時間管理を意識した速読力制限時間内に多くの文書を読んで、問題を解くためには、効率的な読解と適切な時間配分が必要

これらの力をバランスよく身に付けることで、Part 7の問題に効率的に対応できるようになります。

TOEIC長文対策の基本:読むスピードと理解力を上げる方法

全200問中54問と、問題数の多いPart7では「速く読んで理解する」スキルが重要です。ここでは、以下の2つについて解説します。

  • 読むスピードを上げるための効果的な練習法
  • 理解力を高めるためのリーディングテクニック

これらのポイントを押さえ、TOEICの長文対策を効率に進めていきましょう。

読むスピードを上げるための効果的な練習法

英文を読むスピードを上げるには、継続的な練習が不可欠です。毎日短時間でも精読と速読を組み合わせた練習を行いましょう。精読では文法を把握したり、分からない単語の意味を調べたりしながら、文章を丁寧に読み込みます。速読では文章の要点を素早く把握する訓練をします。日常的に時間を測りながら長文を読む習慣をつけ、読むスピードが上がっているか確認することも有効です。

次に模試を本番の試験と同様に解いてみましょう。これにより問題の形式に慣れるとともに、時間配分の感覚も養えます。

また英語のニュースや記事を定期的に読み、さまざまなトピックや記事の形式に触れる機会を増やすのもおすすめです。

段落ごとに要点を素早く把握する訓練も行いましょう。各段落の主題の抜き出しや、見出しや太字の部分からキーワードを拾い上げ概要を把握するスキミングなどの練習により、長文を効率的に読む力がアップします。

理解力を高めるためのリーディングテクニック

さまざまな設問パターンに対応するための重要な対策が、リーディングテクニックの習得です。

まず、問題文とタイトルや見出しから内容を予測する習慣をつけましょう。例えば問題が...refer to the following advertisement で、タイトルが「Used Car For Sale」なら中古車販売の「広告』であり、内容はその車両の状態、特徴、価格帯などであると予想できます。最初に内容の見当がつくと、文章の内容が把握しやすくなります。

次に、重要なキーワードやhowever、thereforeなどの転換語(話題を変えるときに使う表現)に注目しましょう。さらに、段落ごとの要点を意識して読むことで、文書の論理展開を理解しやすくなります。

おすすめなのが「設問先読み」です。最初にどういう情報が問われているか分かっていると、必要な情報を素早く見つけられます。

TOEICの設問では本文の表現を言い換えた語句が使われることが多いため、その点に注意しながら読みます。普段から、言い換え表現に慣れておきましょう。

TOEIC Part 7の時間配分と解答テクニック

Part7を攻略する重要なポイントが「時間管理」です。

  • 長文問題に適した時間配分のコツ
  • 先に読むべき箇所と後回しにすべき部分
  • 解答をスピーディーに進めるためのアプローチ

この3つを押さえて、時間を効的に使いましょう。

長文問題に適した時間配分のコツ

TOEICのPart 7(長文読解問題)で高得点を狙うには、時間配分が鍵となります。設問ごとにかける時間を事前に決めておきましょう。TOEICのリーディングセクションは75分で100問解答する必要があるため、1つの問題に長い時間をかけると時間切れになってしまいます。

1問当たり1分弱を目安として、短めのシングルパッセージなど簡単な問題から解いていくとよいでしょう。自信がない問題は飛ばすか、いったんどれかにマークし、印をつけておいて時間が余ったら解くのがおすすめです。

また、TOEICのPart 7は後ろにいくほどパッセージが増えて難易度が上がるため、後半の問題に多めの時間を残す必要があります。これらのテクニックを使って時間切れを防ぎ、高得点につなげましょう。

先に読むべき箇所と後回しにすべき部分

Part7では、文書を頭から漫然と読むと、解答する時間がなくなってしまいます。限られた時間内で効率的に解くためには、「先に読むべき場所」と「後回しにする箇所」を分けて読むことを意識しましょう。

先に読むべき箇所は以下の4つです。

  • 設問:必要な情報を文章中で探しやすくなる
  • 見出しやタイトル:文章の主題や構造の把握に役立つ
  • 日付や数字などの重要情報:設問で問われやすい
  • 補足説明や注釈

逆に、後回しにする箇所は以下の2つです。

  • 文章中の事例やその詳細
  • 文章全体の読み込み

これらは主要な情報を理解した後に、時間に余裕がある場合や、先読みした部分で解答のヒントが見つからない場合に読むようにすると、時間切れや焦って読んだことによる誤答を避けやすくなります。

解答をスピーディーに進めるためのアプローチ

TOEIC Part7を効率的に解くための戦略を以下の表にまとめました。

設問から重要なキーワードを抽出し 文書中を素早く探す設問にある、重要と思われるキーワードを文書で探し、その周辺の内容を確認する
文書全体ではなく必要な部分だけを読む- メールの件名や広告のタイトル、太字の部分を優先的に読む - 段落の最初と最後の文に注目する
難問に固執しない- 1問当たり約1分を目安にし、すぐに解けそうもないと感じたら後回しにする - 残りの問題数と時間を常に意識し、解答ペースを調整する
日々の練習で英文を読むスピードを上げる記事や短い物語を毎日読む訓練をする。タイマーを使って10~15分程度で読む

これらを意識しながら練習することで、Part7を効率的に解くスキルが身に付きます。

TOEIC Part 7のスコアアップに役立つおすすめ参考書と問題集

Part7ではさまざまな出題パターンがあるため、参考書や問題集を使って多くの問題を解き、出題パターンに慣れておくのがお勧めです。ここでは、以下の2つについて解説します。

  • Part7に特化した参考書選びのポイント
  • 効率よく勉強できるおすすめ問題集

以下の内容を参考にして、教材を選びましょう。

Part 7に特化した問題集選びのポイント

TOEIC Part 7対策に効果的な参考書を選ぶ際は、以下のポイントに着目しましょう。

まず重要なのが、問題が豊富に収録されているかどうかです。多くの問題を解くことで、さまざまな出題パターンに対応する力がつきます。

また、解説が少ない、あるいは分かりにくいと、間違った箇所が理解できず、読解スキルのアップにつながりません。詳しい解説があるものを選びましょう。

さらに、時間管理の練習ができる参考書も有効です。時間配分の戦略を学び、実践できる構成になっているかをチェックしましょう。語彙や文法の強化にもつながる参考書を選ぶと、Part7に限らず、総合的な英語力の向上に役立ちます。

効率よく勉強できるおすすめ問題集

ここでは、TOEIC Part 7の学習に効果的な問題集を4冊紹介します。

初心者~中級者向け:「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート7」

TOEIC参考書で人気の「特急シリーズ」のPart7専用の1冊。基礎固めからスコアアップまで役立ちます。サイズがコンパクトで解きやすく、持ち歩きに適している点も便利です。

初心者~中級者向け:「新形問題対応 改訂版 世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part7 読解]」

TOEIC満点のカリスマ講師による、「世界一わかりやすい」シリーズのPart 7対策書です。その名の通り、わかりやすい解説と見やすいテキストで、勉強のハードルが下がります。

中~上級者向け:「TOEIC L&Rテスト 究極のゼミ Part7」

この本の最大の特徴は、「設問タイプ別」学習です。問題タイプ別の解き方やポイントが詳しく解説され、計15回のゼミでたっぷり学習できます。

全レベル:「新TOEICテスト 直前の技術

Part7に特化した本ではありませんが、TOEICテスト全パートの攻略ポイントについて、コンパクトかつ網羅的に解説した1冊。「試験まであまり時間が取れない」「解き方のテクニックを効率的に身につけたい」という人におすすめです。

自分のレベルや試験までの期間に合わせて問題集を選び、効率よく学習を進めていきましょう。

TOEIC長文対策に最適なアプリ&サイト:無料で使えるツールまとめ

スマートフォンアプリやウェブサイトを活用すれば、スキマ時間に手軽にTOEIC長文対策が可能です。ここでは、以下の2つについて解説します。

  • 無料で使えるTOEIC長文対策アプリの紹介
  • アプリやサイトを活用した学習スケジュール例

これらを参考に、試験までムダなくTOEIC対策を進めていきましょう。

無料で使えるTOEIC長文対策アプリの紹介

TOEIC長文対策に効果的なのが、TOEIC学習用スマートフォンアプリ「Santaアルク」です。

長年、英語学習教材で実績を持つアルク社が開発したSantaアルクを使えば、3億以上の学習データを基に、自分に合った学習プランが作られます。「20時間で平均165点アップ」という驚きの実績で、目標までのスコアアップを後押しします。

Santaアルクの特徴は、AIを活用した個別最適化学習システムです。ユーザーの学習履歴や苦手分野を分析し、最適な問題を提供するので「どこから手をつけていいかわからない」といった悩みも解消します。またスマートフォンアプリなので、スキマ時間に手軽に取り組め、たくさんの問題を解いて、さまざまな出題パターンに慣れる必要があるPart 7の対策にもぴったりです。

Santaアルクは無料版でも利用可能です。まずは精度95%のTOEICスコア診断からお試しください。

アプリやサイトを活用した学習スケジュール例

最後に、アプリやサイトを活用したTOEIC Part7の1日の学習スケジュール例を紹介します。

朝の通勤・通学時(30分):

通勤・通学中にアプリでTOEIC頻出単語を復習。音声機能で発音も確認しながら学習して、朝の時間を有効活用します。

昼休み(30分):

無料のニュースサイトやアプリを使って、長文に慣れる練習。通勤・通学よりまとまった時間が取れるのでPart7対策の速読トレーニングにもぴったりです。

帰宅後の自由時間(1時間):

アプリを使ってPart 7の問題を集中的に解きます。解説をしっかり読み、苦手な問題タイプを集中的に解きましょう。

就寝前(15分):

寝る前にアプリでTOEIC頻出フレーズを軽く復習して定着につなげましょう。

休日(2時間):

時間がたっぷり取れる休日は、模擬試験に挑戦。本番同様に時間を計り、試験に慣れましょう。

アプリやサイトを活用し、日々の生活の中で効率的にTOEIC対策を進めましょう。

まとめ

TOEIC Part 7では、長文を効率的に読むテクニックと時間管理が高得点を取るコツです。

TOEICテストに特化した「Santaアルク」では、AIを活用した個別最適化学習で自分のレベルに合った問題を提供してくれるため苦手意識を持ちやすい長文対策にも役立ちます。

Santaアルクを使って、効率的にTOEICで高得点を目指しましょう。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

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