TOEICの文法対策に最適な参考書8選! おすすめ学習ルートも紹介

TOEICで高スコアを狙うためには、文法対策が欠かせません。文法の理解は、パート5や6の文法問題に直接影響するだけでなく、全パートのスコアアップにもつながります。しかし、TOEICの問題をただやみくもに解くだけでは、効率良い学習はできません。しっかりと文法の基礎を固め、テストで頻出するポイントを押さえることが、確実なスコアアップの鍵です。この記事では、文法力を強化するためのオススメの参考書や学習方法を紹介します。

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TOEIC文法の問題集を選ぶ際のポイント

TOEIC対策のための文法学習には、適切な参考書を選ぶことが重要です。多くの参考書がある中で、どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。ここでは、効率的なスコアアップのために重要な、参考書を選ぶポイントを紹介します。

TOEICに特化しているか

まず、参考書は、基本的にTOEIC対策に特化しているものを選びます。TOEICには独自の出題傾向があり、一般的な英語の文法書だけでは対応しきれない部分があります。TOEIC向けに作られた参考書を選ぶと、頻出問題や出題形式に慣れることができ、効率的な学習につながります。

問題を解きながら進められるか

文法を学ぶ際には、問題を解きながら学習を進める形式の参考書が適切です。文法のルールをただ覚えるだけでなく、実際に問題を解くことで理解しているかを確認すれば、知識の定着につながります。解説付きの問題集を使用すれば、解答の根拠を理解し、ミスを修正することができます。特に、TOEICと同じ形式の問題で学習する参考書を選べば、試験に慣れ、実践的なスキルを身に付けることができるでしょう。

発行日が古くないか

TOEICの試験問題や出題傾向は、時々変わることがあるため、発行日が古過ぎる参考書を使うのは避けるべきです。TOEICは2016年5月に新形式になりましたが、それ以前に出版されたものは、内容が新形式に対応しているかを確認した方がよいでしょう。最新の参考書には、最近の試験の出題傾向を反映した問題が収録されていることが多く、より効果的に学習を進めることができるでしょう。

TOEIC文法対策におすすめの参考書8選

TOEICの文法対策に役立つオススメの参考書を8冊紹介します。

基礎固め

  • 『Mr. Evineの中学英文法+αで話せるドリル』
  • 『TOEIC(R) L&Rテスト 英文法出るとこだけ!』

初心者~中級者向け

  • 『TOEIC L&R TEST 出る問特急 金の文法』
  • 『TOEIC(R) L&Rテスト 究極のゼミ Part 5 & 6』
  • 『TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問』
  • 『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』(1~11)
  • 『TOEIC(R) L&R TEST 文法完全攻略』

上級者向け

  • 『TOEIC LISTENING AND READING TEST千本ノック! 新形式対策 難問・ひっかけ・トリック問題編』

基礎固め

1. 『Mr. Evineの中学英文法+αで話せるドリル』

英語の基礎をしっかりと学びたい人に最適な参考書です。中学レベルの英文法を復習しながら、実際の会話や試験で使える英語力を養うことができます。TOEICに限らず、ほとんどの英文は中学英文法がベースとなっているため、基礎固めが重要です。文法ルールの解説だけでなく、例文を使って実際にその文法がどのように使われているかが紹介されているので、初心者でも分かりやすい内容になっています。また、応用力を高めるドリルが組み込まれており、学んだことを即座に実践できるのも魅力です。基礎から文法をしっかりと固めれば、文法問題だけでなく、TOEICテスト全体の解答にも役立ちます。

2. 『TOEIC(R) L&Rテスト 英文法出るとこだけ!』

TOEICのパート5と6で頻出する文法項目だけを集中的に学べる参考書です。各学習Unitには要点を押さえた解説と例文があり、文法項目の解説から応用の仕方までを一気に学べます。TOEICの文法に苦手意識がある人や、限られた時間で効率的な対策をしたい方にはピッタリ。まさに「出るとこだけ」にフォーカスした、シンプルで分かりやすい一冊です。

初心者~中級者向け

3. 『TOEIC L&R TEST 出る問特急 金の文法』

短期間でTOEICのパート5の頻出問題を効率的に学習できる中級者向けの参考書です。コンパクトなサイズのため、持ち運びに便利で、通勤などのキマ時間を活用して学習ができます。本書にはパート5の頻出問題が収録されており、問題を解くことにより効率よく文法力を強化できます。解説がシンプルで要点を押さえているため、特にまとまった学習時間を取りづらい方に最適な一冊です。

4. 『TOEIC(R) L&Rテスト 究極のゼミ Part 5 & 6』

TOEICで特に文法力が試されるパート5と6に特化した対策ができる一冊です。ゼミ形式の分かりやすい解説が特徴で、難しい文法項目も講義を受けるような感覚で理解を深められます。練習問題も豊富で、文法力を高めながら解答スピードも鍛えることができるため、700点以上を目指す中級~上級者にオススメです。学習を進めるうちに、文法の知識がどんどん定着し、試験本番でも自信を持って問題に取り組むことができるでしょう。

5. 『TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問』

TOEICパート5対策の決定版ともいえる参考書です。この本には、1000問以上の豊富な文法問題が収録されており、徹底的に文法力を強化したい人に最適です。文法力を鍛えるのみならず、解答スピードも向上させることができるため、実際の試験に向けた実践的なトレーニングに適しています。特に、700点以上を目指す人は、この本を繰り返し解くことで確実に正解率がアップするでしょう。

6. 『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』(1~11)

本番と同じテストが2回分収録されている公式問題集です。実際の試験と同じ傾向の問題が収録されているので、効率的な学習ができます。文法問題に加えて、リスニングやリーディングの対策も同時に行えるため、TOEIC全体のスコアアップを目指す人にとっては必須のアイテムです。試験本番に向けて、最終的な仕上げにこの問題集を使えば、自信を持って試験に臨むことができます。

7. 『TOEIC(R) L&R TEST 文法完全攻略 』

TOEICのPart 5と6に焦点を当て、効率的に対策したい中級者向けの参考書です。文法の基本から応用までをカバーし、TOEICに特化した解説が収録されています。豊富な問題数と実践的なトレーニングが可能な構成が特徴です。学習した文法を練習問題で確認し、間違えた部分はしっかりと復習することで、文法力を養うことができます。600~800点を目指す学習者にとって、文法の基礎力を固めながら応用力を養うための最適な一冊です。

上級者向け

8. 『TOEIC LISTENING AND READING TEST千本ノック! 新形式対策 難問・ひっかけ・トリック問題編』

TOEICの難問やひっかけ問題に焦点を当てた、上級者向けの参考書です。800点以上を目指す人が間違いがちな問題を解きながら、得点の積み上げを図ります。パート5と6の難易度の高い問題が特に多く収録されているため、実力をさらに伸ばしたい人に最適です。

初心者必見!TOEIC文法書のおすすめ学習ルート

TOEIC対策のための文法学習は、自分のレベルに応じた学習をすることで、効果がアップします。ここでは、500点以下の初心者、700点を目指す中級者、900点を目指す上級者、それぞれへの「おすすめ参考書」とそれらを学習すぺき順番を「学習ルート」として紹介します。

初心者(〜500点)のおすすめ学習ルート

TOEICの文法問題自体はそこまで難しくないため、まずは英語の基礎をしっかり固めるために『Mr. Evineの中学英文法+αで話せるドリル』を使うのが良いでしょう。この参考書は、英文法の基礎を中学レベルから分かりやすく解説しているので、初心者でも安心して学習を進められます。早くレベルの高い問題に挑みたくなる人もいると思いますが、特に英語の文法知識がまだあいまいな人には、しっかり基礎固めしておくことが目標スコア獲得への近道になります。基礎を固めた後は、『TOEIC(R) L&Rテスト 英文法出るとこだけ!』を使って、TOEIC特有の出題傾向や攻略法を学びましょう。それによって、試験本番での対応力が飛躍的に向上します。

TOEIC初心者の方は、以下の記事も参考にしてみてください。

700点を目指す中級者のおすすめ学習ルート

中級者は、基礎的な文法力を強化しつつ、練習問題を解きながら応用力を高めることが重要です。『TOEIC L&R TEST 出る問特急 金の文法』は、中級者向けの参考書として、文法の知識を強化するのに役立ちます。頻出の文法問題が徹底的にカバーされており、解説も分かりやすいのが特徴です。基礎を強化した後は、『TOEIC(R) L&Rテスト 究極のゼミ Part 5 & 6』で練習問題を解きましょう。TOEICのパート5&6にで、頻出する問題パターンに慣れることができます。問題を繰り返し解くことで、解答スピードや正確さが向上し、本番での実践力を強化できます。基礎と応用をバランスよく学ぶことで、700点台の突破を目指しましょう。

TOEIC700点を目指す方は、以下の記事も参考にしてみてください。

900点超えを達成したい上級者のおすすめ学習ルート

このレベルでは、すでに基本的な文法力は身に付いているはずなので、今後は練習量がものを言うようになります。そのため、『TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問』を使って、ひたすら練習問題を解きましょう。この参考書には、1000問以上の豊富な問題が収録されているので、繰り返し問題を解くことで、解答の正確さとスピードを磨くことができます。問題演習を通じて、実際の試験に近い形で文法力を鍛えることができるため、スコア900点に向けての総仕上げにも最適です。さらに、『TOEIC LISTENING AND READING TEST千本ノック! 新形式対策 難問・ひっかけ・トリック問題編』を使用して、細かい知識を補うと良いでしょう。この本では、試験本番で出題されやすい難問やひっかけ問題、トリッキーな問題を徹底的に対策できるため、900点以上を目指す学習者にとって、最後の仕上げとして効果的です。これらの参考書を使い、試験本番での文法問題に確実に対応できる力を養いましょう。

900点以上を目指している方は、以下の記事も参考にしてみてください。

文法書の効果的な活用方法

文法を確実に理解し、試験で生かすためには、文法書の活用、適切な学習スケジュールの組み立て、練習問題への効率的な取り組みが欠かせません。以下では、この点を詳しく説明します。

文法書の使い方

文法を学ぶ際には、ただルールを覚えるだけでなく、例文を通じて具体的な使い方を理解することが重要です。文法ルールを頭に入れたら、必ず例文でそれがどのように使われているかを確認しましょう。文法書に載っている例文を読むだけでなく、自分でも例文を作ってみると理解が深まります。また、理解できない部分や疑問に感じている箇所があれば、辞書やインターネットで調べるといいでしょう。特に、インターネットでは文法に関する解説やQ&Aサイトも豊富にあり、必要な情報を簡単に確認できます。こうした文法ルールのインプットと同時に、問題を解くいて、ルールを使いこなせるか確認します。解答後に再度復習すれば、知識が定着しやすくなるでしょう。文法の学習と練習問題にを交互に取り組むことで、より効果的に学習できます。

効率的に学習するためのスケジュール例

TOEICの学習では、試験日から逆算してスケジュールを立てることが非常に重要です。試験までの期間が2カ月あるとすれば、最初の1カ月で文法の基礎を固め、次の1カ月で練習問題を繰り返し解くというように、段階的に学習を進めていきます。また、学習時間の管理も必要です。効率よく学習するには、例えば30分の集中学習と10分の休憩を組み合わせるなど、適度に休憩をはさむとよいでしょう。このことにより、脳がリフレッシュされ集中力を長時間維持できると、多くの研究でその効果が確認されています。また、日々のスキマ時間に学習する習慣を取り入れれば、多忙な人でも無理なく学習を進められます。通勤や待ち時間を活用して単語や文法の復習を行い、着実にスコアアップを目指しましょう。

スキマ時間を活用するにはアプリでの学習もおすすめです。
SantaアルクはAIによる精度95%のスコア診断や苦手分野の分析、目標までの最適ルート提案機能などが搭載されているため、効率的な学習が可能です。

文法学習と問題演習のバランス

文法の理解を深めるためには、文法項目の学習と問題を解くバランスを取ることが大切です。学んだ文法事項を定着させるためには、アウトプットを通じて確認する必要があります。そのため、文法項目の学習の倍の時間をかけて、練習問題に取り組むことをおすすめします。問題を解くことで、文法の知識を試験で応用する力が付き、理解が深まります。また、文法問題だけでなく、TOEIC全体の学習を並行して進めることも効果的です。例えば、リーディングやリスニングの模擬試験を解いてみると、文法の知識が実際の問題でどのように使われているかを体感できます。学んだ文法がテスト全体で生かせることも実感できるでしょう。模試を通して、適切な解答スピードや、時間配分のコツが分かるはずです。文法学習と模試のバランスを取りながら、実践的なスキルを磨きましょう。

TOEICの勉強法について総合に知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

TOEIC対策に必要な文法学習には、自分のレベルに合った参考書を選び、効果的な学習スケジュールを立てることが成功への鍵です。基礎固めから問題演習、さらには模試まで、段階的に学習を進めることで、文法力を着実に伸ばすことができます。
それと同時にTOEICの問題に取り組むことで、テスト全体のスコアアップが可能です。時間配分や問題を解くスピードを意識しながら、繰り返し学習を行えば、TOEIC本番で最大限の力を発揮できるでしょう。日々の学習を計画的に進め、目標スコアを達成しましょう。

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