独学でTOEICスコアを伸ばす! 効果的な勉強法とおすすめ教材

TOEICで高得点を取りたいけれど、「独学での勉強は無理かも…」と感じる人も多いかもしれません。
昇進や転職のためにTOEICスコアが必要でも、忙しい毎日の中で時間を作るのは大変で、独学できるか不安になりますよね。しかし、ポイントを押さえれば、スクールに通わなくてもTOEIC対策は可能です。
この記事では、独学でTOEICスコアを伸ばすための効果的な勉強方法と、おすすめ教材をご紹介します。ぜひ参考にして、目標スコアを獲得しましょう。

TOEIC対策アプリならSantaアルクがおすすめです!単語、リーディング、リスニングとTOEIC学習に必要な要素がすべて詰まっているので、これひとつで対策が可能です。1日1問から学習できるので、仕事や家事で忙しい人にもぴったりなアプリです。

TOEICは独学で対策可能!

TOEIC対策は、独学でも十分に可能です。
実際、多くの社会人が忙しい合間を縫って、独学でスコアアップをしています。

現在は、TOEIC対策教材や学習アプリが豊富にそろっているので、教室に通わなくても必要な知識と練習問題を手に入れることが可能です。

また、独学なら費用も参考書代だけで済みます。通勤時間や仕事後のスキマ時間など、自由なタイミングで勉強できるのも独学の強みです。

正しい方法で、継続して学習を行えば、独学でTOEICスコアを伸ばすことは決して難しくありません。1日1〜2時間の学習時間でも、数カ月継続すればスコアアップは可能です。

独学でTOEICスコアアップを目指すために重要なこと

TOEIC対策を独学で行うには、次の3つのポイントが重要です。

  • 自分のレベルに合った教材を使う
  • 1冊の参考書をマスターする
  • 毎日継続して学習する

詳しく解説します。

自分のレベルに合った教材を使う

TOEIC学習で最初に意識したいのは、今の自分の英語力に合った教材を選ぶことです。
難し過ぎる教材に手を出すと挫折しやすく、簡単過ぎるものではなかなか力が付きません。効率よくスコアを伸ばすためには、まず自分の実力を正しく把握することが重要です。

自分の実力が分かれば、それを補強できる教材を選択できます。例えば、英語の基礎に不安があるなら、中学レベルの文法が学べる書籍を、既に基礎的な力は付いているなら、模試や上級者向けのTOEIC対策書を選ぶと良いでしょう。

実力に合った参考書を使うと、無理なく効果的に学習を進められます。選んだ教材が難し過ぎると感じた場合は、無理せず少しやさしいレベルのものに、切り替えましょう。

レベルチェックはSantaアルクの無料スコア診断がおすすめです!3分のテストを受けるだけで予測スコアを確認できます。

1冊の参考書をマスターする

独学で勉強する場合、あれこれ手を広げるよりも、1冊の参考書や問題集を繰り返し解くことがおすすめです。

新しい本に次々と手を出すと、どれも中途半になってしまいがちです。

しかし、1冊を最後まで学習し、何度も復習すると実力が付きます。一度解いた問題でも、時間をおいて繰り返し解くと、新たな発見があったり、自分の弱点が明確になったりします。

また、同じ問題集を何度も解くことで、TOEIC出題パターンに慣れることができるため、本番でも落ち着いて問題が解けるでしょう。お気に入りの1冊を決め、とことん学習に取り組んでみてください。

目安としては、同じ問題集を3周以上解くといいでしょう。解説も含めて隅々まで読み込み、知識を自分のものにできれば、参考書を最大限に活用できたといえます。

毎日継続して学習する

TOEICスコアアップのコツは、短時間でもいいので「毎日」英語に触れることです。

社会人の人が忙しいからといって、週末にまとめて学習しようとすると挫折しやすくなります。1日30分でもいいので、毎日学習を継続しましょう。それにより英語に慣れ、実力もアップします。

通勤・通学中にアプリでボキャブラリーを増やしたり、昼休みにリスニング問題を1セット解いたりと、細切れの時間を使った学習を積み重ねましょう。

平日は朝の15分と夜寝る前の15分だけ学習し、土日に多めに学習時間を取るといったように、自分の生活リズムに合わせて、学習を習慣化してください。毎日学習することが当たり前になれば、無理なく学習が続けられます。

忙しくて勉強できない日があっても、諦めずに翌日また再開しましょう。一日休んでもすぐ立て直せば問題ありません。日々の学習の積み重ねが、スコアアップにつながります。一般的に、スコアを100点上げるには、200~300時間の学習が必要とされています。目標スコアを獲得するには、何時間学習が必要か、それをいつまでに達成すべきかを考えた上で、毎週の学習時間を計画しましょう。

目標スコアに到達するために必要な勉強時間の目安

参照:オックスフォード出版

【レベル別】独学におすすめの教材7選

自分の英語力に応じて適切な教材を選ぶことがTOEICスコアアップへの近道です。ここでは、超初級から上級まで、レベル別独学用教材7選をご紹介します。

  • 中学英語からやり直すTOEIC L&Rテスト超入門
  • はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト全パート完全攻略
  • Santaアルク
  • TOEIC L&R TEST 5分間特急 超集中リスニング
  • TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応
  • TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術
  • 公式TOEIC® Listening & Reading 問題集(1~11)

【超初級】中学英語からやり直すTOEIC L&Rテスト超入門

英語を基礎から学び直したい人に最適な一冊です。中学レベルの文法を復習しながら、TOEIC形式の練習問題を解くことで、TOEIC対策もできます。

英語の動詞や時制など、基礎が丁寧に解説されているので、英語が苦手な人でも読みやすい内容です。TOEICの頻出単語も紹介されているので、単語集を買わなくても、必要な語彙が身につけられます。

巻末には50問のミニ模試も収録されており、この一冊でTOEIC対策はバッチリです。本書で500点レベルの基礎力をしっかり付けると、その後もスムーズにスコアアップできるでしょう。

【初級】はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略

TOEIC初心者にぴったりの総合対策本です。全パートの問題形式の紹介・攻略法に加え、英語力アップのための勉強法の解説、1回分の模試まで付いており、この一冊でTOEIC対策に必要な学習が全てできます。

目標スコア別に学習ができる内容で、本書に沿って学習すれば600点クリアだけでなく、プラスアルファの学習で730点以上も視野に入ります。

ダウンロード特典で、頻出語彙セレクションや、問題タイプ別のトレーニングが付いていて、至れり尽くせりの一冊です。初めてTOEICを受験する人や、全パートの対策をしたい人におすすめします。

【中級~上級】Santaアルク

AIを搭載したTOEIC対策アプリです。最初に数分のレベルチェックテストを受けると、自分の現在のスコアや弱点が診断され、それに基づいてAIがユーザーに最適な学習プランを提供してくれます。

苦手分野を重点的に効率よく学習できるので、忙しい社会人にもピッタリです。スマホさえあれば通勤時間などのスキマ時間に、手軽に問題に挑戦でき、無理なく学習を続けられます。

このアプリで短期間に大幅スコアアップを果たしたユーザーも多く、実力をスピーディーに伸ばしたい中級~上級者におすすめの教材です。会員登録から24時間は無制限に使えるので、気になる人はインストールしてみましょう。

【中級】TOEIC L&R TEST 5分間特急 超集中リスニング

スキマ時間でリスニング力を鍛えたい中級者向けの問題集で、TOEICパート1~4の問題を、1日5分程度でできる分量ごとに学習し、忙しい人でも毎日学習を継続しやすい構成となっています。

問題にはひっかけのある難問も取り上げています。音声にはTOEICの聞き取りにくいナレーターを起用しているので、音に慣れることができます。目標スコア700点前後の人がリスニングセクションのスコアを伸ばすのに最適な一冊でしょう。

音声はダウンロードやアプリで利用可能で、スクリプトを見ながらリッスン&リピート(音声を聞いて復唱)練習をすると、学習効果を高められます。

【上級】TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応

900点~満点(990点)を狙う上級者のためのTOEIC対策本で、
上級者でも間違いやすい問題が厳選されています。

内容はパート別になっていて、990点取得のために押さえるべきポイントや詳しい解き方が紹介されています。最後はハイレベル模試で力試しもできます。

実際に満点を何度も獲得している著者による攻略法を学び、990点獲得に必要なテクニックを身に付けましょう。800点台や900点台で伸び悩んでいる人におすすめの一冊です。

【全レベルおすすめ】TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術

TOEICの全パートを「スコアが上がりやすい順に」11日間で学ぶ構成の一冊です。

有名な「設問の先読み」などの、TOEICの48の解答技術(テクニック)を紹介。テスト直前に学習すると、英語力は同じでもスコアアップが狙える内容になっています。忙しいけど結果を出したい人に心強い味方になるでしょう。

巻末模試は本番さながらの問題構成で、弱点を見つけ、自信を育てるチャンスです。著者陣はTOEIC指導の専門家で、受講者からは数回の指導で大幅スコアアップという声が多く寄せられています。ぜひこの一冊で実力を開花させ、本番のテストで理想のスコアをつかんでください。

【全レベルおすすめ】公式TOEIC® Listening & Reading 問題集(1~11)

実際のTOEICも作っているETSが問題を作成した、公式問題集で、テスト2回分の模試が収録されています。

本番と同様に制限時間を設けて、通しで200問を解くことで、実際のテストを体験できます。集中力は続くでしょうか、普段の実力は出せるでしょうか。さらにパート3&4の設問の先読みや、リーディングセクションの時間配分を練習するのにもぴったりです。

さらに、スコア換算表も付属しているので、自分の現在の実力が分かり、目標スコアの設定にも役立ちます。
公式問題集は11まで出版されていますが(2025年3月現在)、新しく出版されたものの方が、今の問題傾向に沿っていると考えられるので、出版日が新しいものから順に使うといいでしょう。

効率よくスコアアップするための勉強法

効率よくスコアアップするための勉強法は以下のとおりです。

  • パート別に対策をする
  • 頻出単語を覚える
  • 英語を聞く習慣をつける

それぞれの勉強法を下記で詳しく解説します。

パート別の対策をする

TOEICはリスニングとリーディングの2セクションに分かれ、全部で7つのパートがあります。それぞれ出題形式や難易度が異なるため、パート別に対策することが効果的です。

まずは、各パートの問題形式を把握しましょう。問題は全て英語で出題されるので、事前に慣れておくことが重要です。

続いて、パートごとの傾向を押さえましょう。パート1「写真描写問題」では写真に写っている人の動作に注目する、パート2「応答問題」では、質問冒頭の疑問詞に注意して音声を聞くといった具合です。

リスニングのパート3・4では、問題用紙に書かれた設問の先読みをして、解答のヒントを待ち受けるように音声を聞くと、解答しやすくなります。模試を使って練習しましょう。

リーディングのパート5・6では文法と語彙力の強化、パート7ではスキャニングなどの読解テクニックを知ることに加えて、語彙力アップして、言い換え表現に慣れると効果的です。

パート別練習を積むと、自分なりの解き方のコツがつかめ、本番でも落ち着いて対応できるようになります。問題に慣れてきたら、公式問題集を使って模擬試験に挑戦し、時間配分も含めた実戦力を養いましょう。

そして、模試で弱点が見つかったら、そのパートを重点的に対策する——これを繰り返すことで、着実に実力が付きます。パート別の対策については、「独学におすすめの教材7選」で取り上げた書籍を使うのがおすすめです。

TOEICを受験するときのコツについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

頻出単語を覚える

TOEICでスコアを伸ばすには、頻出単語の暗記が欠かせません。語彙力が不足していると、高得点は難しくなります。出題されるのはビジネス関係の語彙や日常会話で使われる単語が中心で、専門用語は基本的に出題されません。

そのため、TOEIC頻出の単語帳や単語アプリを活用して、よく出る単語から優先的に覚えましょう。例えば、「キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 500」や「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」といった、市販の単語集を1冊覚えるだけでも、知っている単語が格段に増えます。

単語は一度に大量に覚えるのではなく、毎日コツコツ学習し、復習するのがポイントです。朝の通勤時間にアプリで5分間単語テストをする、寝る前に暗記カードをめくるなどして、学習を習慣化しましょう。

また、日本語訳を覚えるだけでなく、文の中でどのように使われるかも理解しておくとテストで役に立ちます。単調になりがちな単語暗記ですが、クイズ形式のアプリを使ったり、語源に注目して覚えたりすると、楽しみながら学習ができます。

語彙力が強化されれば、リスニングや長文読解の正答も上がり、スコアアップにつながるでしょう。

TOEICの頻出単語テストはこちらから!

やさしい英語をたくさん聞く・読む

TOEICのリスニング力向上には、試験勉強以外でも普段から英語に慣れることが効果的です。
中学英文法が身に付いている人は、内容が全部分かるぐらいやさしい英語で書かれた音声を聞いたり、読んだりして、内容を理解する練習(多聴・多読)をするといいでしょう。

例えば「究極のリスニングVol.1」のように、やさしい語彙だけが使われた教材があります。こういった音声を聞いたり、英文を読んだりしながら、内容を把握する練習をしましょう。分からない単語を一つ一つ調べる必要はありません。

こうした練習を続けることで、英語の語順で英文を理解する力が付き、リスニング力、リーディング力がともにアップします。この学習は継続が重要ですが、楽しみながら続けられるというメリットもあります。ぜひ興味を持てるような教材を探して、試してみてください。

まとめ

この記事では、独学でTOEICスコアを伸ばすためのポイントや勉強法、教材を紹介しました。

独学でもTOEIC対策は無理ではありません。自分に合った方法とペースで学習を続けられるので、忙しい社会人でも着実にスコアアップを目指せます。

1人で学ぶのは楽な道ではありませんが、その分、目標スコアを達成したときの感動は格別です。学習の積み重ねは必ず結果につながるはずです。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

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