『DUO3.0』だけでTOEIC対策できる?特徴から使い方まで徹底解説

「英語の語彙力アップにはDUO3.0がいいって聞くけど、TOEIC対策にも使える?」
「TOEIC対策に大学受験で使ったDUO3.0を活用できる?」
そんな疑問をお持ちの方へ、この記事ではDUO3.0の特徴とTOEIC対策に活用する際のポイントを解説します。
DUO3.0と併用すると、TOEIC対策の効果がアップするおすすめ教材も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

TOEICの単語対策をしたい人には「Santaアルク」も検討してみてください。単語学習では、ユーザーのレベルごとに学習コンテンツを提示してくれるので、効率的にスコアアップを目指せます。単語以外にも文法やリスニングといったTOEICに必要な他のスキルも学べるので、ぜひ活用してみてくださいね。

DUO3.0の基本情報

まずは「DUO3.0」がどんな教材なのか、以下4つの点から紹介します。

  • 2600の重要語句
  • DUO3.0の対象レベル
  • 厳選された例文
  • 復習しやすい音声教材

それぞれ詳しく解説します。

2600の重要語句

『DUO3.0』は、560の例文で重要単語約1,600語と重要熟語1,000語が学べる単語集です。
1つの例文に5つ前後の重要語句が含まれており、例文を暗記することで効率よく単語力アップを図ることが可能です。

また、例文はユーモアのあるものやストーリー仕立てのものも多く掲載され、覚えやすいのも特徴です。
DUO3.0の構成はシンプルで分かりやすいです。例文が見出しになっており、その後に含まれている単語の意味や解説が続き、最後に英文の日本語訳が掲載されています。

解説には重要語の他に、派生語や関連語などの紹介もあります。DUO3.0を繰り返し学習し、これらも併せて学ぶことでさらに語彙力がアップできます。

掲載されている語句は、独自の英文データベースや英英辞典の分析、大学教授への調査、インターネットの検証などを行って選定されています。つまり、試験に出る語句というよりは、実際に日常や英語の文章でよく使われる語句が取り上げられているのが、本書の特徴です。これらの語句を覚えることで総合的な英語力をアップでき、結果としてさまざまな試験対策にも効果を発揮すると考えられます。

DUO3.0の対象レベル

DUO3.0で学習すると、以下のレベルに到達可能とされています。

  • TOEIC:600〜780点
  • 大学入試(偏差値):58〜65程度
  • TOEFL: 60〜90点
  • 英検:準1級合格

TOEIC600点は、履歴書に記載すれば英語力をアピールできるスコアです。
大学偏差値58〜65程度というレベルなら、MARCH(明治、青山、立教、中央、法政)のような人気難関私立大学を狙えます。

ただし、本書は英語初心者には難易度が高いので注意が必要です。
DUO3.0の学習では英文を暗記する必要があります。ただし、英語力が低かったり、英語に苦手意識が強かったりすると、例文が難しく感じるかもしれません。
そのため、TOEIC500点程度の英語力がある人や、中学レベルの語彙・文法知識がある人に特におすすめです。

TOEIC対策のレベル別おすすめ参考書については、以下の記事で詳しく解説しています。

厳選された例文

DUO3.0の例文は米国の大学教授を含む15名のネイティブ・スピーカーにより作成されています。
内容は日常会話だけでなく、ビジネスや政治など幅広い分野にわたり、会話調、格言など、バリエーションに富んでいます。
また、単語学習では、意味を覚えても、いざという時に使い方が分からないということが起こりがちですが、DUO3.0では例文を通じて単語を覚えられるので、そういった心配もありません。
まずは英文を読んで、意味を考えることから学習を始めてください。

復習しやすい音声教材

DUO3.0には別売りのCDやアプリで音声を使った学習ができます。CDには「基礎用」「復習用」があります。

「基礎用」には英文和訳英文、見出し語などをスロースピードで収録、「復習用」は英文がナチュラルスピードで収録されています。復習には「復習用」がおすすめです。
テキストで見ただけでは分からなかった単語の正しい発音や、英語の音と音のつながりによる音声変化も確認でき、ネイティブ・スピーカーらしい発音に慣れることができます。
通勤や通学などの移動時間に音声を聞けば、英語学習が毎日の習慣にもなります。音声を聞きながら、例文の意味が分かるかを確認してみましょう。

DUO3.0の効果的な使い方【TOEIC対策】

DUO3.0をTOEIC対策に使っていくためには、下記のような取り組みをすると効果的です。

  • 目標スコアを設定する
  • 日本語訳を覚える
  • 音声を聞いて学習する

以下でそれぞれ詳しく解説します。

目標スコアを設定する

DUO3.0の利用に限ったことではありませんが、TOEICの学習を始める前には、目標スコアを決めましょう。

目標設定の際は、サンプルテストやTOEICスコア診断を活用して、自分の実力を把握しておくことも重要です。
高過ぎるスコアを目標にしてしまうと、学習を続けても成果を感じにくく、学習への意欲が低下する原因になるからです。
さらに、就職活動で使いたいなら600点のように、TOEIC受験の目的も考慮するといいでしょう。
最終的に到達したいスコアと、中間の目標スコアをいくつか設定し、都度学習プランを見直せば、より柔軟にTOEICの対策を進められるようになります。

目標スコアの決め方については、以下の記事で詳しく解説しています。

日本語訳を覚える

『DUO3.0』の「推奨学習法」には「日本語⇔英語の変換」とありますが、TOEIC対策でDUO3.0を活用する場合、日本語→英語の練習は後回しにしても構いません。
TOEICはマークシート方式なので、読解とリスニングの問題に対応できる力をつけることが重要です。まず英文の日本語訳ができるようになりましょう。

音声を聞いて学習する

TOEICではリスニングの問題があるので、音声を使った学習も重要です。

英語ではget upが「ゲット アップ」ではなく「ゲラップ」と聞こえるように、文中では前後の音の影響で、音が変化することがあります。
このような音の変化に慣れるためには、日頃から英語の音声を聴き、自然な英語に慣れておく必要があります。

DUO3.0の音声「復習用」には、見出しの英文を自然なスピードで読んだ音声が収録されています。最初はスピードが速いと感じるかもしれませんが、何度も聞いて慣れることで、TOEICのリスニングにも対応できる力が付くでしょう。

DUO3.0だけでTOEIC対策は可能?

DUO3.0は英語学習に効果的な単語集ですが、TOEIC対策としては補助的な教材と考えるのが適切です。
下記でその根拠を詳しく解説します。

一定の単語対策は可能

DUO3.0はTOEICで600〜780点を目指す人を対象としており、掲載されている重要語にはTOEICで必要な単語やフレーズも多く含まれています。また、基本的に英語でよく使われる語句が収録されているので、学習することで総合的な英語力アップにつながります。そのため、一定の効果はあります。

TOEICに特化しているわけではない

一方で、効率よく対策したいという人には、他の教材の併用がおすすめです。DUO3.0にはTOEICではあまり出ない単語も取り上げられています。また、TOEICに頻出する表現なのに、掲載されていないものもあります。
そのため、DUO3.0に加えて、TOEIC専用の単語集や、TOEIC対策の問題集を併用した方が、速く結果が出るはずです。

DUO3.0では語彙力の強化はもちろん、例文を通じて文法や構文を自然に身に付けることも可能ですが、TOEIC専用教材ではありません。
TOEIC対策であれば、問題形式に慣れたり、時間配分や解き方のコツを事前に知っておいたりした方がいいでしょう。
短い英文だけでなく、長文にも慣れておく必要があります。英語の音声についても、アメリカ英語やイギリス英語、オーストラリア英語など、さまざまな発音に慣れておくことも必要です。
TOEIC用の問題集を併用し、必要なスキルを磨きましょう。

TOEIC用単語帳で基礎力を付けるのもおすすめ

短期間でTOEICのスコアを上げる必要があったり、DUO3.0が難しいと感じたりする場合は、TOEIC用の単語帳の使用もいいでしょう。
DUO3.0はある程度英語の基礎力がある人の方が、学習効果が出やすい教材のため、TOEICのスコアが500点以下の場合は、まずはTOEIC用の単語帳で基礎的な単語を学ぶところから始めてみましょう。
基礎が身に付いてから、DUO3.0で単語を文脈とともに学べば、効率よく英語力がアップするはずです。

TOEIC対策におすすめの単語帳については、以下の記事で詳しく解説しています。

DUO3.0と併用したいTOEIC対策教材3選

TOEICの対策学習の効果を高めるために、DUO3.0との併用におすすめの教材を3つ紹介します。
DUO3.0で単語力を強化しながら、ここで紹介する教材を活用して練習問題に取り組み、高得点を目指しましょう。

  • 「Santaアルク」
  • 「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11」
  • 「TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術」

Santaアルク

「Santaアルク」は、TOEICのスコアアップを目指す人におすすめのTOEIC学習アプリです。
世界で800万人以上に利用されており、下記のような特徴があります。

  • 語学教材で定評のある「アルク」提供のアプリ
  • 12問の診断テストの結果から、95%の精度でスコア予測が可能
  • 予測スコアから各ユーザーに適した学習コンテンツを提供
  • 20時間の学習で平均165点アップの実績
  • パーソナルチューター「Santa Lumi」がいつでも学習に関する疑問に回答

いつでもどこでも学習できるので、TOEIC対策を続けやすいという利点もあります。
今なら3分で完了するスコア診断を無料で受けられます。

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「公式TOEIC Listening & Reading 問題集11」

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」シリーズは、TOEIC対策をする上で1冊は持っておきたい教材です。
実際のTOEICの問題も作成しているETSが手掛けた模試が2回分収録されています。
さらに、実際のテストと同じナレーターが音声を読み、本番のテストと同じサイズの問題用紙でテストを体験できます。

音声はPCやアプリにダウンロードして利用でき、リーディングセクションの音声も付属しています。音声を聞きながら、少し遅れて同じ文を発音する「シャドーイング」や、音声を聞きながら英文を書き取る「ディクテーション」などのトレーニングに活用してみましょう。
本番前の実力チェックにはもちろん、実際のテストと同様に解くことで、リスニングセクションの設問の先読みやリーディングセクションの時間配分の練習にも利用できます。

TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術

「TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術」は、TOEICの受験テクニックをまとめたベストセラー。受験直前にTOEICのスコアアップを目指すというコンセプトに、11日間で全パートの対策を学びます。

この本の最大の特徴は、知っておくだけでスコアアップできる、TOEICの受験テクニックをまとめてある点にあります。例えば、リスニングセクションの「設問の先読み」や、Part 5の問題タイプの見分け方、といった具合です。ただし、詳しい語注は付いていないので、ある程度英語の基礎が身に付いてから取り組んだ方が、使いやすいかもしれません。
この1冊で48の解答テクニックを学べて、最後には完全模試でテクニックを試すこともできます。
DUO3.0で語彙力を強化し、「TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術」で問題対応力を高めることで、スコアアップを目指しましょう。

まとめ

今回は、人気で単語集「DUO3.0」について、その特徴とTOEIC教材として活用する際ポイント、併用するべきTOEIC対策教材を紹介しました。
DUO3.0は「実践で使える英語」の習得に役立つ学習教材です。
しかし、TOEIC対策として考えた場合にはDUO3.0だけでは不十分な面もあるため、他の教材と組み合わせて使うのがおすすめです。
この記事で紹介したアプリや問題集も組み合わせて、効率よくTOEIC対策を進めてください。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

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