TOEIC L&RテストのPart 1~Part 7まで、全パートの解き方や勉強法を、目標点数別に全て解説します。
目次
リスニングセクション対策
Part 1
解き方
Part 1で求められるのは、単語の知識が8割です。Part 1の音声は、リスニングセクションの他のパートよりも遅く、文も5〜10語程度と短いので、聞き取り自体は比較的、楽です。
初級者向けテクニック(目標スコア400~500点)
- 人物写真で正解をゲット
- 消去法を有効活用
中級者向けテクニック(目標スコア600~700点)
- 動詞と名詞のセットで判断
- 総称的な名詞
上級者向けテクニック(目標スコア800~900点)
- 現在進行形 or 現在完了形
- 動作中ではない受動態の現在進行形
▼ Part 1のの詳しい対策、勉強法は、こちらの記事をご覧ください (練習問題付き)▼
サンプル問題
▼ Part 1の練習問題を解いてみたい方はこちら ▼
Part 2
解き方
Part 2はリスニングセクションの序盤なので、簡単なパートと思われがちですが、実は上級者も苦戦することが多い難所パートです。なので、初級者は本番のPart 2で正解が分からないことが続いても、決してくじけないでください。後に続くPart 3や4にも正解できる問題はたくさんあるので、最後までしっかり解き続ければ、まだまだ挽回できます。
初級者向けテクニック(目標スコア400~500点)
- WH疑問文で正解を狙う
- WH疑問文に対してYes/Noは×
中級者向けテクニック(目標スコア600~700点)
- 機能疑問文のパターンを知る
上級者向けテクニック(目標スコア800~900点)
- ギャップのある応答に対応する
▼ Part 2の詳しい対策、勉強法は、こちらの記事をご覧ください (練習問題付き)▼
サンプル問題
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Part 3
解き方
Part 3の会話の長さと問題の多さは初級者を圧倒するレベルです。会話の詳細まで聞き取って、すべての設問を均一に解こうとするのは得策ではありません。また、多くのTOEIC受験者が実践しているテクニックが、設問文の先読みです。会話の音声が流れるより先に設問文に目を通しておくことで、聞き取るべきポイントを待ち受けることができるからです。
初級者向けテクニック(目標スコア400~600点)
- 設問ポイントを理解する
- 設問文を先読みし、キーワードを聞き取り、選択肢と照合する
- 1問目と3問目を狙う
中級者向けテクニック(目標スコア600~700点)
- 言い換えに対応する
- 分散した情報を捉える
上級者向けテクニック(目標スコア800~900点)
- 選択肢に依存しない解き方を身に付ける
- 意図問題を攻略する
▼ Part 3の詳しい対策、勉強法は、こちらの記事をご覧ください (練習問題付き)▼
サンプル問題
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Part 4
解き方
Part 3の会話に比べて、説明文は語彙レベルが高い傾向にあるので、Part 4は初級者にとって難しいパートです。しかし、Part 4にも定番の設問文や選択肢があるので、まずはそれらに慣れ親しんでおくことから始めましょう。Part 4対策においては語彙力が重要です。中級者はより幅広い表現を知り、それらを聞けばすぐに状況がイメージできる必要があります。
初級者向けテクニック(目標スコア400~500点)
- 設問文を理解する
- 定番の選択肢を押さえる
中級者向けテクニック(目標スコア600~700点)
- シーン別定番表現を身に付ける
- グラフィック問題を攻略する
上級者向けテクニック(目標スコア800~900点)
- 攻めた問題に対応する
▼ Part 4の詳しい対策、勉強法は、こちらの記事をご覧ください (練習問題付き)▼
サンプル問題
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リーディングセクション対策
Part 5
解き方
Part 5は語彙と文法に関する知識が試されるパートです。TOEICを受験すると、語彙不足を実感して「まずは単語を覚えよう」と考える人が多いようですが、私はむしろ文法を優先的にマスターすることをお勧めします。
文法は語彙よりも出題パターンが固定的なので、一度身に付けてしまえば毎回確実に使える知識になります。1つの記事でPart 5の全てを語ることはできませんので、Part 5に最も多く出題される文法問題をメインに解説していきます。
初級者向けテクニック(目標スコア400~500点)
- 品詞問題のロジック
- 4つの品詞の基本形と使い方
- 必修品詞リスト
中級者向けテクニック(目標スコア600~700点)
- 動詞の形問題の4つのポイント
- 述語動詞 or 準動詞
- SVの一致
- 能動 or 受動
上級者向けテクニック(目標スコア800~900点)
- ハイレベル品詞問題
- ハイレベル動詞の形問題
- 意味だけでは解けない語彙問題
▼ Part 5の詳しい対策、勉強法は、こちらの記事をご覧ください (練習問題付き)▼
サンプル問題
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Part 6
解き方
Part 6は苦手だと言う受験者も多く、難しいパートです。丁寧に読み込むと制限時間をオーバーしてしまいますが、読まないと解けない問題も少なくないのが原因です。レベルによっては、易しい問題に的を絞り、難しい問題は直感でサッと解くのが得策です。
初級者向けテクニック(目標スコア400~500点)
- 文脈型の動詞の形問題
- 代名詞問題
中級者向けテクニック(目標スコア600~700点)
- 接続語句
- 語彙
上級者向けテクニック(目標スコア800~900点)
- つながりで解く
- まとまりで解く
▼ Part 6の詳しい対策、勉強法は、こちらの記事をご覧ください (練習問題付き)▼
サンプル問題
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Part 7
解き方
穴埋め問題とは対照的に、読解問題は答えにつながる情報がどこかに書いてあるという問題形式です。それ故に、答え探しに時間を浪費してしまい、気付けば時間切れとなりがち。では、とにかく速く読めばよいのかというと、実はそうでもありません。Part 7の正しい攻略法はレベルによって大きく異なります。この記事を参考にしてレベル別解答法をマスターし、今持っている英語力で最大のスコアを獲得しましょう。
初級者向けテクニック(目標スコア400~500点)
- 概要についての問題
- 具体的な情報についての設問
中級者向けテクニック(目標スコア600~700点)
- 意図問題
- indicated/suggested系問題
- 同義語問題
上級者向けテクニック(目標スコア800~900点)
- NOT問題
- 文位置選択問題
▼ Part 7の詳しい対策、勉強法は、こちらの記事をご覧ください (練習問題付き)▼
サンプル問題
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トップ写真:Husna Miskandar from Unsplash
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