「ああ、めんどくさい」と感じたことはありませんか?私たち日本人がよく使う「面倒くさい」を英語でどのように表現するか知っていますか?日常会話から映画のセリフに出てくるような、様々なシチュエーションでの「めんどくさい」の英語表現をまとめて紹介します。ネイティブのように自然に使えるようになるためのヒントも満載です!
目次
日本語の「めんどくさい」に最も近い英語は?
やりたくないことが目の前にあると、つい言ってしまいますよね、「ああ、めんどくさい」と。ところでこれ、英語ではいろんな言い方をすることができます。
一般的な日常会話でそのニュアンスを最も効果的に伝える表現はというと:
It’s too much hassle.
「めんどくさ過ぎる」。hassleは「面倒」という意味です。面倒くさい気持ちを強調した表現になります。
It’s such a bother.
「やる気が起きない」「ほんと面倒くさい」。botherも「面倒、厄介」といった意味で、という思いを強調します。
botherを「~に面倒をかける、~の手を焼かせる」という動詞で用い、I can’t be bothered.(面倒なことはしてられない/やる気にならない)と言うこともできます。
「めんどくさい」表現、その他いろいろ
ほかにも同様の気持ちを表す言い方はたくさんあります。一気に見てみましょう。
I don’t feel like it.
「気分じゃない」。具体的な事象やタスクに対して、興味や意欲を感じないときに使用します。
It’s a drag.
「かったるいなあ」。ここでのdragは名詞で「重荷」や「足手まとい」といった意味があります。
Ah, I just don’t want to do it.
「ああ、やりたくない」。面倒以前に、単純にやるのが嫌だという気持ちを伝えます。
What a nuisance!
「参ったなあ!」nuisanceは名詞で「迷惑」「不愉快なもの」という意味です。
ここまで紹介した英語の訳は、全て「めんどくさい」でいいのですが、少しニュアンスの違いを出す「努力」をしてみました。
ネイティブっぽい「めんどくさい」表現
そして、ネイティブが「品がないけどよく使われる」(Crude but often used)として紹介してくれたのが、次の英語。
It’s such a pain in the ass.
「めんどくせぇなあ」。
映画やテレビドラマで使われているのを聞いたことがありますね。でも、英語初級者がいきなりこれを使ったら、聞いたネイティブの「尻に痛みが走る」かもしれません。注意が必要です(笑)。
「面倒くさいこと」をお願いする/請け負う表現
やりたくないことは「めんどくさい」ですが、そんな面倒くさいことをお願いするときに使う表現も紹介しておきます。
(I’m) sorry to bother you.
「ご面倒をおかけしてすみません」。面倒なことを頼むときは、とにかく丁寧に。声色にも注意したいですね(笑)。
It’s not a bother.
こちらは、面倒くさいことを引き受けるときの表現。軽い感じで、笑顔で「問題ないですよ」と言えれば最高です。
ほかにもいろいろあるので、請け負うときの表現をまとめて紹介しておきます。
Not at all.
まったく構いません。
No problem at all.
まったく問題ありません。
ついでに、ネイティブに教えてもらったオーストラリア風の言い方。
No worries, mate!
大丈夫さ!
最後のmateはfriendの意味ですが、そこはオーストラリア、やっぱり「マイト」と発音するんでしょうか。
まとめ
「面倒くさい」に関する表現をまとめて紹介しました。いかがでしたでしょうか。
全ての「めんどくさい」の先には、小さな達成感や新しい発見が待ってるに違いありませんかもしれません。「めんどくさい」あれもこれも、人生のスパイスの一つだと思えば、少し楽しくなるかも?!それでは、どんな「めんどくさい」も楽しみながら、良い一日を!🌟🚀
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