
英語で「ありがとう」と言われたとき、つい反射的に「You’re welcome」と返していませんか?もちろん間違いではありませんし、丁寧で安心できる定番フレーズです。でも実は、ネイティブの日常会話では「You’re welcome」だけに頼らず、もっと自然で多彩な表現を使い分けています。この記事では、ネイティブがよく口にする「You’re welcome」の代わりのフレーズと、その使い方をシチュエーション別に紹介します。
1. 「You’re welcome」のイメージとは?
「You’re welcome」は学校でも最初に習う表現で、相手に安心感を与える正統派の返事です。ただし、使う場面を選ばない万能さの反面、ややフォーマルに響いたり、繰り返し使うと単調に感じられることもあります。特にカジュアルな友人同士の会話では、もっと肩の力を抜いた返し方を使うのが自然です。
Do you always just say, you’re welcome? Let’s fix that. If someone says “thank you” And you always say “you’re welcome,” that’s fine. But there are different ways to say you’re welcome. So let’s freshen up your vocabulary a little bit, okay?
Here are some other four natural replies that you can use instead. You can say, “no problem”which is casual and friendly. There’s also, “anytime” which is positive, warm. There’s also “my pleasure”. Which is a little more formal and polite. And then finally, there’s “don’t mention it” which comes across as a little more humble and natural. So quick recap. You’ve got “you’re welcome,” which is the standard. “No problem,” which is casual. “Anytime,” which is warm and friendly. “My pleasure,” which is polite and formal. And then you’ve got don’t mention it, which is humble.
Next time try to say one of those other expressions instead of “you’re welcome.”
いつも「you’re welcome」って言ってる?それ、ちょっと変えてみよう。誰かに「thank you」って言われて、毎回「you’re welcome」って返すのももちろんOK。でも実は、他にもいろんな言い方があるんだよ。せっかくだから、ちょっとボキャブラリーを増やしてみようよ。
たとえば――「no problem」って言えるよ。これはカジュアルでフレンドリーな感じ。「anytime」もいいよ。あったかくてポジティブな響き。それから「my pleasure」。これはちょっとフォーマルで丁寧な言い方。最後に「don’t mention it」。これは控えめで自然な感じに聞こえるよ。じゃあ、ざっくりまとめるね。「you’re welcome」は定番。「no problem」はカジュアル。「anytime」はあったかい。「my pleasure」は丁寧。「don’t mention it」は控えめ。
次は「you’re welcome」の代わりに、こういう表現も試してみてね!
2. カジュアルでフレンドリーな「No problem」
友達や同僚など、フランクな関係では No problem が一番自然です。日本語の「気にしないで」「大丈夫」に近い軽やかな響きがあります。
- 例:学校でノートを貸したとき
A: Thanks for letting me borrow your notes.
B: No problem!
- 例:電車で席を譲ったとき
A: Thanks for giving me your seat.
B: No problem!
ちょっとした助けや気遣いに対して気軽に返せる万能フレーズです。
3. あたたかい気持ちを込める「Anytime」
Anytime は「いつでもどうぞ」という意味で、相手に「また頼ってね」と伝えることができます。
- 例:雨の日に送ってあげたとき
A: Thanks for driving me home.
B: Anytime!
- 例:勉強を手伝ったとき
A: Thanks for helping me with math.
B: Anytime!
一度きりで終わらず、関係を続けていきたい気持ちが込められるので、友人関係をより親しく見せる効果もあります。
4. 丁寧でフォーマルな「My pleasure」
ビジネスや改まった場面では My pleasure を。直訳すると「私の喜びです」で、「お役に立ててうれしいです」という丁寧な印象を与えます。
- 例:仕事でサポートしたとき
A: Thank you for preparing the documents.
B: My pleasure.
- 例:接客の場面
A: Thank you for visiting us today.
B: My pleasure.
ホテルやレストランでもよく耳にするフレーズなので、旅行中に聞いたことがある人も多いかもしれません。
5. 控えめで自然な「Don’t mention it」
Don’t mention it は「そんなこと言わなくていいよ」というニュアンスで、謙虚で落ち着いた響きがあります。
- 例:職場でシフトを代わったとき
A: Thanks for covering my shift.
B: Don’t mention it.
- 例:重い荷物を持ってあげたとき
A: Thanks for carrying this for me.
B: Don’t mention it.
相手に恩を感じさせすぎない、さりげない返し方です。
6. クイックおさらい
- You’re welcome → 定番・誰にでも安心して使える。
- No problem → カジュアル・友達や同僚とフランクに。
- Anytime → あたたかい・「また頼ってね」と伝えたいとき。
- My pleasure → 丁寧・ビジネスや接客シーンで。
- Don’t mention it → 控えめ・自然体で答えたいとき。
次に「Thank you」と言われたときは、いつもの「You’re welcome」以外のフレーズをぜひ試してみてください。場面や相手に合わせて言葉を選ぶだけで、会話がぐっとこなれた印象になりますよ。