1982年に開講し、2023年までの40年間に約120万人が受講した通信講座ヒアリングマラソン。この人気コンテンツが、語学学習アプリ「booco」でより進化して復活しました。今回は、ヒアリングマラソンのバラエティ豊かな学習コンテンツ(シリーズ)を一挙大公開します。
目次
内容紹介
現在、利用できるヒアリングマラソンのシリーズ(各コンテンツを、「シリーズ」と呼びます)は、全部で12種類。通信講座のテキストの内容に新規コンテンツを加え、学習ステップをデジタル化したため、スマホ1台で学習することができるようになりました。各シリーズを少しのぞいてみましょう。
①「これで聞ける! 英語の音(Basic Phonetics)」
日本人が苦手とする音を集中的に学べるシリーズ。音の脱落や連結、/r/ と /l/ の発音の違いなど、ルールを知るにつれて「聞き取れない理由」があることを実感できます。リスニングにおける自分の弱点や、具体的な聞き取りのコツを知りたい方におすすめです。
②「英語スケッチング(Picturing)」
オリジナルコメディードラマで日常表現を学べるシリーズ。私たちは日本語で人の話を聞く際、内容を自然と頭の中で映像化します。英語でも同様に「映像」を楽しめるように、トレーニングを行います。躍動感のある音声を聞きながら、スケッチを描いてイメージを膨らませることで、全体と細部をバランス良く理解する力が身に付きます。
現在公開中のドラマ『Good Fences』あらすじ
夢のマイホームを手に入れ、引っ越してきた若夫婦。以前のアパートとは違う、美しい庭や家に感動しますが、お隣さんはとんでもない人で―!?
お試し音声 第1回「ついのすみか」(ストーリー執筆:Owen Schaefer)
③「標的リスニング(Targeted Listening)」
複雑な構造の英文を1回で聞き取れるよう、文法に焦点を当てて耳を鍛えるシリーズ。ヒアリングマラソンで最もハードなアウトプットを行い、重要構文を徹底的に押さえます。「音として聞き取れればいい」「単語として聞き取れればいい」というレベルから抜け出したい方は、ぜひ挑戦してみてください。
④「気になる話題でトーク!(Talk Today)」
ノンネイティブを含む3人の話者による、旬の話題の会話を聞くシリーズ。口ごもりや言い直し、なまりのある自然なやり取りを聞き取る力と、自分の意見を述べる力が鍛えられます。通常のアメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダ英語に加え、中国やスペイン、メキシコの人が話す英語にも触れることができます。
お試し音声 第2回「日本と世界の婚活事情」
⑤「ビジネストークの泉(Get Ahead in Business)」
4~6パラグラフから成り立つ長文を聞き取って理解するシリーズ。英語学習として役に立つだけでなく、仕事や勉強、人付き合い、趣味に関する実用的な知識を得ることができます。いきなり海外ニュースを聞くのが難しいという方にもおすすめです。
⑥「Dr. Colin のお悩み相談室(Dr. Colin's Call-ins)」
ラジオ感覚で、生き生きとした日常会話が楽しめるシリーズ。世界中の悩めるリスナーが、コリン博士にアドバイスを求めて電話をかけてきます。誰もが人生で一度は経験するような身近なテーマばかりなので、自然とトークに引き込まれることは間違いありません。
お試し音声 第1回「友人との金銭トラブル」
⑦「ニュースの斬り方(News Views)」
海外ニュース、VOA (Voice of America) の聞き取りに挑戦するシリーズ。ニュース英語の構造を理解し、概要から詳細へとリスニングの精度を高めて、アウトプットする力を養います。
⑧「ヒアリングテスト HEMHET」
TOEIC のリスニングセクション(Part 1~4)形式の問題で、ヒアリング力の伸びを測るためのテストです。結果は自動採点され、満点取得者は任意の名前で成績優秀者として発表されます。どのコンテンツを学習中の人でも利用することができるため、毎月の力試しとして受験していただけます。
⑨「ディクテーション・コンテスト(Dictation Contest)」
毎月実施される、応募形式の英文書き取りコンテスト。提出した英文は即座に簡易採点され、締め切り半月後に提出英文を分析した「つまずきポイント」と成績優秀者の発表が行われます。弱点の補強につながる、学習者が主役の聞き取りテストです。
通信講座時代になかった新シリーズも登場!
この他、初中級レベル向けの新たなコンテンツも公開されています。以下3シリーズは、おおむね TOEIC 300点・英検4級以上(中学~高校レベル)の方を対象としていますが、上級者の方にも楽しんでいただける内容になっています。
⑩「ビジネス英語☆奇跡のトレーニング(R&B Training)」
英語の実践力を鍛える、「R&B(=リズム&ビート)」のメソッドが詰まったシリーズ。英語を「文字」ではなく「音」から自然に理解できるよう、英語特有の語順とリズムを押さえます。ビジネスシーンですぐに使える表現が多数紹介されているため、アウトプットも楽しむことができます。
⑪「究極の英語リスニング Vol. 1(Ultimate Listening)」
アルクが編集した「標準語彙水準12000(Standard Vocabulary List [通称:SVL12000])」の入門レベル1000語で構成された英文を聞き取るシリーズ。たった1000語ですが、日常会話から旅行、エッセイまで多彩な内容を扱っており、大人が親しみやすい構成になっています。
⑫「英語でちょっといい話(Moving Tales)」
英語圏で読み継がれてきた、「泣ける」「癒やされる」「ゾクゾクする」話を聞くシリーズ。易しい英語と構文が使われているため、初心者でも挫折せずに、物語が理解できた喜びを味わうことができます。就寝前のゴールデンタイムや休憩時間などに、読み聞かせ感覚で気軽に音声を流してみてください。思わず聞き入ってしまうことでしょう。
まとめ
ヒアリングマラソンは、毎週ランダムにシリーズが更新されています。全シリーズは、アプリ「booco(ブーコ)」のサブスクリプションサービス「booco Plus」でご利用いただけますので、まずはダウンロードして、3日間の無料トライアルをお試しください!
今後も新たなシリーズを加えて、ますますコンテンツが充実しますので、あなたの英語学習のメニューにぜひ加えてください。
また、ENGLISH JOURNAL ONLINE では、今回ご紹介した以外のヒアリングマラソンの音声を聞くことができる記事も順次公開中です。どうぞ楽しみにお待ちください。
【booco 搭載】新・ヒアリングマラソン
あの大人気通信講座が、アプリで復活!
1982年に通信講座が開講されて以来、約120万人が利用したヒアリングマラソン。
「外国人と自由に話せるようになりたい」「仕事で困ることなく英語を使いたい」「資格を取って留学したい」など、これまで受講生のさまざまな夢を支えてきました。
デジタル版の新しいヒアリングマラソンは、アルクの総合英語学習アプリ「booco」に搭載され、さらにパワーアップして復活しました。
「本物の英語力」を目指す人に贈る、最強のリスニング練習
・聞いて、話せる英語脳を作る
デジタル化に伴い、AI によるスピーキング評価機能が新たに搭載されました。質の高い英語を耳から大量にインプットし、声に出してアウトプットすることで、現地に行っても困らないリスニング力・スピーキング力が身に付きます。
・学校では習わない生きた英語
実際にネイティブスピーカーと話す時や海外映画を見る時に、教科書の英語と「生の英語」のギャップに驚いた経験はありませんか。ヒアリングマラソンには、オリジナルドラマやラジオ番組、各国の英語話者のリアルな会話など、学校では触れる機会の少ない本場の英語を届けるコーナーが多数用意されています。
・あらゆる角度から耳を鍛える豊富なコンテンツ
なぜ聞き取れないのか? には理由があります。全9種類のシリーズは、文法や音の規則、ニュース英語など、それぞれ異なるテーマでリスニング力強化にアプローチしており、自分の弱点を知るきっかけになります。月に一度、TOEIC 形式のリスニング問題を解いたり、書き取りのコンテストに参加したりすることもできるため、成長を定期的に確認することも可能です。
デジタル版ヒアリングマラソンは、現在お試し学習を実施中です。さあ、あなたも一緒にランナーになりませんか?
SERIES連載
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英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。