
日本最大の通訳者団体である一般社団法人「日本会議通訳者協会(JACI)」が今年8月、「日本通訳翻訳フォーラム2020」を開催します。
通訳・翻訳関係者向けのオンラインイベントが毎日開催
今年は新型コロナウイルスの 影響 で春先から秋までの通訳・翻訳業界のイベントが規模を問わずほぼすべて中止になっています。
そのためJACIは、昨年までは「日本通訳フォーラム」という名称で毎年8月末に開催していた通訳者向けのイベントを、今年は「日本通訳翻訳フォーラム」と名称を変更して、 翻訳者向けの講演も多数含めた合計50のセッションを8月1日から31日まで毎日提供 します。
完全遠隔開催で、全講演は録画されるので、地方・海外在住の方はもちろん、多忙でリアルタイム参加ができない方も後で都合のよい時間に視聴が可能です。
フランスからの基調講演や社内通訳、アート通訳など
通訳サイドではソルボンヌ・ヌーヴェル パリ第3大学のダニエル・ジル名誉教授がパリから「通訳の努力モデル」を今日の文脈で語る基調講演が用意されています。
そのほかにも LINE 株式会社、株式会社メルカリ、株式会社ポリゴン・ピクチュアズの社内通訳者による講演や、谷千春氏(手話通訳)、賀来華子氏(デポジション通訳)、田村かのこ氏(アート通訳)など、幅広い分野で活躍する実務者や研究者のセッションがあります。
文芸翻訳や映像翻訳、韓国語など英語以外のものも
翻訳サイドも負けてはいません。文芸翻訳の大ベテランである柴田元幸氏や越前敏弥氏をはじめ、井上里氏(ヤングアダルト翻訳)、児島修氏(ノンフィクション翻訳)、古川綾子氏(韓国語の文芸翻訳)、御代しおり氏(アメコミ翻訳)など注目のプロが勢ぞろいします。
大川直美氏による吹き替え翻訳の歴史を振り返るセッションや、映像翻訳者・堀上香氏と映画評論家・河原一久氏による「ガチ」なスター・ウォーズについての対談も必見です。
合計50のセッションに加えて、前夜祭では講談師・神田紅純さんを招いて特設スタジオから講談がライブ配信されます。伝統芸能の世界にも一歩踏み込んだ内容です。
参加すると、真夏の1カ月、通訳・翻訳の世界を幅広くたっぷりと知ることができます。
チケットは7月29日19:00まで購入可能です。 こちらのリンクから どうぞ。 remote-jitf2020.peatix.comENGLISH JOURNAL ONLINEで活躍中の先生が多数登壇
- 柴田元幸 氏:ぼくは翻訳についてこう考えています
- 越前敏弥 氏:文芸翻訳のツボ&出版翻訳の現在
- 松丸さとみ 氏:ニュース翻訳 基本のき~まずはこれだけ知っておこう
- 関根マイク 氏:翻訳者・通訳者・通訳ガイドがともに考える 『コロナの時代』をどうサバイブするか?
- 平野暁人 氏:出演する通訳?舞台芸術専門の通訳という生きもの~
- 藤代あゆみ 氏:フォーラム飲み会?!参加者の皆さんとお酒を飲みながら日本酒と英語について語り合おう!
- 青谷優子 氏:『聞き手に伝わる』声を作る ~朗読メソッドを用いて言葉に息を吹き込もう!~

文:ENGLISH JOURNAL ONLINE編集部
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・こだわりの学習トレーニング
音声を聞いてすぐにスクリプトを確認する、一般的なリスニング教材とは異なり、英文や日本語訳をあえて後半で確認する構成にすることで、英語を文字ではなく音から理解できるようにしています。英文の書き取りやシャドーイングなど、各トレーニングを一つずつこなすことで、最初は聞き取りが難しかった英文も深く理解できるようになります。
・あらゆる角度から耳を鍛える豊富なコンテンツ
なぜ英語が聞き取れないのか? には理由があります。全15種類のシリーズは、文法や音の規則、ニュース英語など、それぞれ異なるテーマでリスニング力強化にアプローチしており、自分の弱点を知るきっかけになります。月に一度、TOEIC 形式のリスニング問題を解いたり、書き取りのコンテストに参加したりすることもできるため、成長を定期的に確認することも可能です。
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