社会人はTOEICを受験することで、仕事の幅や昇進・昇格の可能性を拡げられます。しかし、いざTOEICの勉強をはじめようとしても勉強法がイマイチわからず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、これからTOEICを受験する社会人向けに「TOEICの勉強法とスコアアップするためのコツ」を解説していきます。本記事を読めば、忙しい社会人でも取り組みやすいTOEICの勉強法がわかりますよ。
転職・昇格などのキャリアアップを目指している人には、TOEIC対策アプリの「Santaアルク」も活用してみてください。TOEIC学習に必要な要素が入ったオールインワンアプリなので、通勤時間やスキマ時間で効率よく勉強したい人にぴったりなアプリです。
目次
社会人が目指すべきTOEICスコアは600点以上
「英語活用実態調査」によると、企業が社員に期待するTOEICの平均スコアは以下の通りです。
新入社員 | 535点 |
中途社員 | 560点 |
技術部門 | 560点 |
営業部門 | 575点 |
海外部門 | 690点 |
参考:英語活用実態調査「企業・団体/ビジネスパーソン2019」
職種や部署、役職によって細かい点数は異なりますが、どの部署でも500点以上が最低ラインとなります。そのため、TOEICのスコアが600程度あれば、就職や転職で英語力をアピールできるでしょう。
また、上記の表から、「海外部門」を希望する場合は690点程度が求められるため、海外で働くことを目指すなら700点を目指してみましょう。
社会人にぴったりなTOEICの勉強法6選
忙しい社会人が目標スコアを目指すなら、以下の勉強法を取り入れてみましょう。
- 自分のレベルに合った参考書を使う
- 単語はアプリでスキマ時間に学習する
- 通勤時間や家事をしている間に英語を聞く
- ディクテーションやシャドーイングでリスニング力を鍛える
- 精読をして文法対策や長文読解対策をする
- 英会話スクールに通う
自分のレベルに合った参考書を使う
効率よく勉強するなら、まずは自分のレベルや目標スコアに合った参考書を選びましょう。たとえば、目標スコアが600点の人がいきなり900点レベルの参考書を使うと、解説を読んでも理解できなかったり、解ける問題が少なくて挫折してしまったりするリスクがあります。
TOEIC対策ができる参考書はたくさんありますが、それぞれ対応レベルが記載されています。自分のレベルに合ったちょうどいい参考書を選び、効率よくスコアアップできるようにしましょう。
以下の記事では、参考書の正しい選び方や、おすすめの参考書をレベル別に紹介しています。ぜひ併せて読んでみてください。
単語はアプリでスキマ時間に学習する
単語学習は、できるだけ通勤中などのスキマ時間に取り組みましょう。英語活用実態調査によると、TOEIC800点以上の高得点者は通勤の途中・移動中に学習している人が多いです。
社会人がハイスコアを目指すなら、スキマ時間を有効活用することが重要になるといえます。
スキマ時間を有効活用するなら、アプリを使った単語学習がおすすめです。「Santaアルク」はTOEICに必要な要素が詰まったオールインワンアプリで、TOEICに特化した単語も学べます。AIが苦手を分析して出題してくれるため、最短ルートでスコアアップを狙えますよ。
通勤時間や家事をしている間に英語を聞く
通勤や家事の時間は、リスニングを学習するのにぴったりです。英語の音に慣れることで、リスニングスキルの向上につながります。
英語活用実態調査では、TOEIC高得点者ほど、英語学習に映画や動画を取り入れていることがわかっています。
【TOEICのスコアと英語の学習方法】
生の英語を積極的に取り入れることで、リスニング力アップが期待できるといえるでしょう。
最初は映画や動画を英語で聞くところから始めて、慣れてきたらTOEIC向けのリスニング音源で意味を理解しながら聞くと、より効果的に学習できますよ。
ディクテーションやシャドーイングでリスニング力を鍛える
リスニング対策により力を入れるなら、ディクテーションやシャドーイングをしてみましょう。ディクテーションは聞こえてきた英語を書きとる勉強法で、シャドーイングは聞こえてきた英語を発音する勉強法です。
シャドーイングは難易度が高いため、まずはディクテーションから試してみてください。ディクテーションの詳しいやり方やおすすめの教材については、以下の記事で解説しています。
精読をして文法対策や長文読解対策をする
文法や長文読解に苦手意識がある人は、精読も取り入れてみてください。精読とは、意味が理解できるまでしっかりと英文を読み込む勉強法のことです。文章中の主語・動詞・目的語・修飾関係などを把握しながら読み進めるため、文構造を正確に理解できるようになります。
精読を継続すれば語彙力や文法力なども鍛えられ、文章の展開を予測できるようになっていきます。英文を速く読めるようになり、結果的
に問題を解くスピードも上げていくことができるでしょう。
精読の詳しいやり方については、以下の記事も参考にしてみてください。
英会話スクールに通う
独学で勉強が捗らない場合は、英会話スクールのようにプロの手を借りて勉強するのも方法のひとつです。とくにコーチング英会話ならTOEIC向けのコースがあることが多く、個人に最適化したカリキュラムを組んでもらえます。
金銭面で余裕が出やすい社会人だからこそ、コーチング英会話で最短ルートの学習をするのもおすすめです。TOEICアプリや英会話サービスには、コーチングプランが用意されている場合もあります。
「Santaアルク」なら、専属コーチがチャットや電話面談を通し、勉強法に関する相談や学習サポートをしてくれるパーソナルコーチプランがあります。「学習方法が合っているか不安」「短期間でスコアアップしたい」という人はぜひ活用してみてくださいね。
社会人がTOEICを勉強してスコアアップするコツ
社会人がきちんとTOEICでスコアアップするためには、以下4つのコツがあります。
- 現状の英語力を把握する
- 勉強時間を確保する
- モチベーションを維持する
- 苦手な分野をきちんと対策する
コツを押さえた上で勉強に取り組むことで、忙しい社会人でも効率的に実力を伸ばせますよ。
現状の英語力を把握する
まずは現状の英語力を把握するところから始めてください。現状を把握することで、目標スコアの設定や対策すべき項目のチェックができるようになります。
社会人がTOEICを受ける場合、しばらく英語から離れていて現状の英語力がわからない人も多いでしょう。TOEICスコアを簡単に把握したいなら、「Santaアルク」を活用してみてください。
AIによる精度95%のスコア診断で、あなたの予測スコアを算出してくれます。たった12問の診断テストなので、時間が取りにくい社会人にはぴったりなツールですよ。
勉強時間を確保する
TOEICでスコアアップしたいなら、勉強時間をきちんと確保しましょう。社会人だと「忙しい」「疲れている」と理由をつけてついダラダラしがちなので、あらかじめ時間を作っておくのがおすすめです。
たとえば、「TOEICを勉強する期間だけ30分早く起きてみる」「寝る前の15分だけ学習時間に充てる」など、工夫をすれば勉強時間を捻出できます。
また、英語活用実態調査によると、社会人が英語を学習する時間帯は休日が一番多いという結果も出ています。平日は忙しくて時間がとれない社会人は、休日にカバーできるようにしましょう。
モチベーションを維持する
TOEICの勉強を続けるためには、モチベーションも大事な要素です。日々の業務に追われていると、モチベーションは低下しやすくなり、勉強がおろそかになることもあるでしょう。
モチベーションを維持するためには、TOEICを受ける目的を明確にしておくのがおすすめです。「英語力を伸ばして仕事の幅を拡げたい」「700点を取って海外部門で働きたい」というように目的が明確であれば、自ずとモチベーションも上がるでしょう。
苦手な分野をきちんと対策する
TOEICでハイスコアを狙うなら、苦手分野でも点数を取れるようになることが必要です。得意分野を伸ばすだけでは、なかなか点数は上がりません。
苦手分野であれば伸び代が大きいため、克服すれば飛躍的なスコアアップが狙えます。
各パートの勉強法については、以下の記事を参考にしてみてください。それぞれのパートのサンプル問題もご紹介しています。
社会人が3ヶ月でTOEICスコアを上げる勉強スケジュール
早く転職したい、早く昇格したいなどの事情があれば、なるべく早めにTOEICスコアを上げたいですよね。
オックスフォード大学出版の資料によると、現在のスコアから目標スコアまでの学習時間は以下の通り統計的に算出されています。
※表内数字の単位は時間(h)
参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success
たとえば、現状スコアが550点の社会人が650点を目指すなら、225時間ほどの勉強時間が必要です。そこで今回は、100点アップを目指すために「1日2.5時間を3ヶ月続ける勉強スケジュール」をご紹介します。
1ヶ月目
最初の1ヶ月は、英単語をしっかり覚えて英語力の土台を作ります。目標レベルの単語をあまり覚えられていないうちは、単語帳を使って勉強するのがおすすめです。1周目で覚えられた単語は印をつけて、再度覚えるべき単語をチェックしておくと2周目以降の学習効率が上がります。
以下の記事では、TOEIC対策におすすめの単語帳を目標スコア別に紹介しています。
文法は、問題集を解きながら精読をし、意味が理解できるまでしっかりと英文を読み込む訓練をしましょう。TOEICの文法対策におすすめのアプリや参考書は、以下の記事で紹介しています。
また、総合問題集も1ヶ月目から進めておくのがおすすめです。間違えた問題の分析と復習をすることで、リスニングやリーディングで不足していた知識を鍛えられます。また、時間を計って問題を解くことで、時間配分の感覚をつかめるようにもなりますよ。
2ヶ月目
2ヶ月目は、あらためて「意味を覚えていない単語」をチェックしていきましょう。覚えていない単語だけに集中して単語学習を繰り返します。
文法は、正解がどうして正解なのか、他の選択肢がどうして不正解なのかまで理解できるように復習してください。
実践形式の問題集は、本番と同じ2時間で回答する練習をしましょう。
3ヶ月目
ラストスパートの3ヶ月目は、単語の意味が思い浮かぶだけでなく、関連単語などのプラスアルファの知識も吸収できるようにしましょう。
文法については、速く正確に解けるスキルを鍛えましょう。ストップウォッチを使って速く読む癖をつけたり、指でなぞりながら読んだりすることで、リーディングのスピードアップが期待できます。
実践形式の問題集では、これまで間違えた問題を重点的に復習し、リスニングであればディクテーションをしてさらにスキルを上げていきましょう。
忙しい社会人でも勉強法を工夫すればスコアアップは目指せる
社会人は仕事に追われて勉強時間を確保しにくいですが、アプリを使ったり、スキマ時間を活用したりなど、工夫すれば十分スコアアップは目指せます。
転職や昇進のためにハイスコアを目指すのであれば、少しお金をかけてプロの手を借りる勉強法もおすすめです。英会話スクールやコーチングなどを活用すれば、効率的にスコアを上げられるでしょう。
最短ルートでスコアアップを目指すなら、「Santaアルク」の利用も方法のひとつです。AIによる精度95%のスコア診断で現状の予想スコアを算出し、あなたに合った英語学習を提供します。「ひとりでは、なかなか学習が継続できない」という人は、Santaアルクのパーソナルコーチプランを検討してみてください。学習プランの作成や専属コーチへの質問もできるため、効率よく短期間でのスコアアップが目指せます。
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