【超初心者向け】TOEIC350点はやばい?おすすめの勉強法や参考書を紹介

TOEICはリスニングやリーディング能力が試される試験であり、英語が苦手な方にとっては高難易度の試験です。そのため、受験したものの350点であれば「もしかしてやばい?」と不安に感じるでしょう。しかし、350点を取得した方でも、勉強法や使用する教材次第で、就活で活かせるスコアを取得できるようになります。
本記事では、TOEIC350点の英語力について公式データをもとに解説し、そこからスコアアップするための勉強法を紹介しています。また、効率的にスコアアップするための参考書・アプリも紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

本記事を読めば、TOEIC350点台から脱却し、企業にアピールできる600点超えを目指せます。

TOEICでスコアアップをするためには、効果的な学習方法を理解して、実行する必要があります。しかし、どのような学習方法を実施すればいいのかわからない方は多いでしょう。そこでスマホアプリ「Santa アルク」が悩みを解消してくれます。

Santaアルク最大の特徴は、AIによって初心者でも効率的に学習を進められる点です。たとえば、AIによる精度95%のスコア診断や、苦手分野の分析、目標達成のために最適な学習ルートの提案などのサポートを受けられます。

また、スマホアプリであるため手軽に学習できる点もメリットです。初心者から効率的にレベルアップしたい方は、Santa アルクの活用を検討してみてください。

TOEIC350点はやばい?全体スコアを見てみよう

TOEIC350点について、公式データから具体的なレベル感を確認してみましょう。

  • 約94%以上の受験者が350点以上
  • 高校1年生の平均点より少し下

上記2つの項目について、詳しく解説します。

約94%以上の受験者が350点以上

TOEIC350点は、受験者の94%以上が取得している点数です。

TOEIC公式が公表しているデータによると、2022年度の平均点は608点でした。したがって、350点は「平均点の半分より少し上」程度のスコアといえます。

参考:公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧

350点は高いスコアとはいえず、全体的に見ると低いスコアです。しかし、本記事で紹介している勉強方法や教材を活用すれば、平均点以上の取得は可能です。

高校1年生の平均点より少し下

TOEIC公式によると、高校1年生の平均点は385点であるため、350点は高校1年生に近い英語力だといえるでしょう。

出典:TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版

ただし、紹介した平均点はIPテストのデータです。IPテストとは、学校や企業が団体で受けるテスト形式です。受験意欲がない方も含まれており、個人が自発的に応募して受験する公開テストより、平均点が下がります。

したがって、公開テストのデータを参照すれば、高校生のレベルに達していない可能性があるため、あくまで目安だという点を理解しておきましょう。

IPテストについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

TOEIC350点の英語力は?

TOEIC350点の英語力について、公開されているさまざまなデータから読み取ってみましょう。

  • 最低限のコミュニケーションはできる
  • 英検に換算すると準2級レベル
  • 350点には約2,000単語が必要

具体にどのような英語力なのか、詳しく解説します。

最低限のコミュニケーションはできる

TOEIC公式によると、350点は最低限のコミュニケーションであれば可能であると定義されています。

最低限のコミュニケーションであるため、日常会話や業務での英語活用は難しいでしょう。TOEIC公式によると、470点から簡単な日常会話が可能になるとされています。

つまりTOEIC350点は、基礎的な英語力は備わっていない状態であるといえるでしょう。

英検に換算すると準2級レベル

文部科学省が公表しているデータによると、TOEIC350点は英検準2級レベルに相当します。

英検の公式によると、準2級は高校中級程度の英語力です。

参考:各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

英検以外の換算データも公表されており、一般的に受験や就職活動で用いられるテストと比較した結果は以下のとおりです。

試験名TOEIC350点から換算
IELTS3.0
TEAP186〜225
GTEC CBTタイプ700〜999

参考:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表

スコアを高めるためには、まずは中学レベルの英語から学び直して、高校卒業レベルの英語力を目指しましょう。

350点には約2,000単語が必要

文部科学省によると、高校中級レベル(英検準2級相当)は約2,000語の英単語を取り扱うレベルであると定義されています。

つまり、英検準2級と同等の英語であるTOEIC350点を突破するためには、高校中級レベル以上の単語力が必要なのです。

参考:令和元年度地方協議会等説明資料「新学習指導要領の全面実施と学習評価の改善について」(小・中学校) (mext.go.jp)

もちろん、400点や500点を目標にすると、さらに必要な単語数は増加します。コツコツ学習して、単語力を伸ばしていきましょう。

TOEIC350点は履歴書に書くとやばい?

TOEIC350点と履歴書の関係について解説します。

  • 履歴書には書かない方がいい
  • 履歴書に書くのは600点を目安に考えよう

知らなければ就活で不利になる可能性があるため、しっかり確認しておきましょう。

履歴書には書かない方がいい

TOEICのスコアが350点台の場合、履歴書に書かないようにしましょう。

TOEIC公式が公表しているデータによると、大学生の平均スコアは588点です。そのため、

350点を履歴書に書くと、平均より低い英語力を企業側に伝えてしまうことになります。

TOEICを活用すれば就活に有利になりやすいですが、一定のスコア以上を取得してから履歴書に書くようにしましょう。

履歴書に書くのは600点を目安に考えよう

一般的に、履歴書に書けるTOEICのスコアは600点からとされています。英検公によると英検2級から履歴書で記載できるとされているため、同等の英語力をもつTOEIC600点でもアピールできます。

参考:各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

また、TOEIC公式が公表しているデータによると、大学生の平均スコアは588点です。そのため、TOEIC600点があれば、平均以上の英語力がある証明になります。

参考:TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版

TOEICを就活で活かしたい方は、600点を目標にしてみるとよいでしょう。

まずはTOEICの400点を目標としたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。

TOEIC350点から目標スコア達成までの勉強時間

TOEICで目標スコアを取得するまでの時間は、目標によって大きく変わります。

オックスフォード大学出版の資料によると、現在のスコアから目標スコアまでにかかる勉強時間の平均は以下のとおりです。

※表内数字の単位は時間(h)

参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success

たとえば、現在350点の人が550点を目指す場合、勉強時間が450時間程度必要だと判断できます。

450時間は、1日3時間の勉強で5ヶ月かかります。

しかし上記の表はあくまで目安です。効率的な学習方法や質の高い教材によって、取得までの時間短縮は可能です。

TOEICの勉強時間について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

TOEIC350点からスコアをアップさせる勉強法

TOEIC350点から効率的にスコアをアップさせる方法は、以下の3つです。

  • 中学レベルの単語と文法から学習する
  • 英語の発音を覚える
  • テスト形式に慣れる

上記の勉強方法を実行して、スコアアップを目指しましょう。

中学レベルの単語と文法から学習する

TOEIC350点は中学レベルの単語と文法の学習からはじめましょう。TOEICのリスニングとリーディングの両方でスコアを上げるためには、基礎的な英語力が不可欠であるためです。

基礎的な単語・文法の学習には、TOEICに特化した単語帳やアプリの活用がおすすめです。TOEICでは頻繁に出題される単語や文法があるため、TOEIC対策に特化した教材を選ぶと無駄なく学習を進められます。

TOEICに特化した教材については、記事後半で解説しています。自分に合った教材を利用して、350点突破を目指しましょう。

TOEICの単語学習については、以下の記事で詳しく解説しています。

英語の発音を覚える

基礎的な英語力を高めるには、英語の発音を理解することも重要です。英語の発音を理解できればリスニング力がアップするだけでなく、単語も記憶しやすくなります。

英語の発音を覚えるためには、英語の音声と一緒に発音するシャドーイングや、音声を書きとるディクテーションなどの学習方法が効果的です。

リスニング力はTOEICにおける必須スキルであるため、重点的に鍛えましょう。

ディクテーションとシャドーイングについては、以下の記事で詳しく解説しています。

テスト形式に慣れる

TOEICでは、出題される問題の形式が決まっています。テスト形式に慣れておくと、本番で焦ることなくテストに取り組めるようになります。

テスト形式に慣れる方法としては、TOEICに特化した教材で学習するか、公式問題集を利用するのがおすすめです。

公式問題集は、TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が出版しています。日々の勉強に単語帳やアプリを使いつつ、本番の環境を意識した学習も行ってみましょう。

【裏技】TOEIC350点を脱出するためのコツ

TOEICは英語力だけではなく、問題を解くコツを覚えるだけでも、スコアアップが期待できます。

たとえば、パートごとに以下のようなコツが知られています。

パートコツ
パート1ディレクション※放送中に写真を確認しておく
パート2文頭の疑問詞に注目する
パート3,4ディレクション放送中に設問を確認しておく
パート5,6選択肢から問題の解き方を判断する
パート7・最初に設問を確認する
・後半の難易度の高い問題を捨てる

※パート開始前に流れる問題の解説音声

上記のコツを覚えて身につけておくと、効的にスコアをアップできます。上記のコツは、問題集に取り組みながら身につけましょう。

ただし、コツだけ学んでも、基礎がなければ解けない問題が多くあります。

単語や文法などの基礎を固めてから、350点を効率的に突破するためのコツを覚えるようにしましょう。

上記の表以外のコツも多数存在するため、TOEICのコツを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

TOEIC350点の方におすすめの参考書・アプリ

TOEICで350点の方におすすめの教材は、以下の5つです。

  • Santa アルク
  • はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略
  • TOEIC®L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター+
  • TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
  • 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集

基礎的な英語から学べる教材に厳選したので、ぜひ参考にしてみてください。

Santa アルク

AIの力で効率的に学習できるアプリ「Santa アルク」を紹介します。短期間でスコアアップを目指す学習ツールとして最適です。

Santa アルクは、累計約600万人のユーザーに利用されており、以下の特徴をもっています。

  • AIによる精度95%のスコア診断ができる
  • AIが効率的な学習ルートを提案してくれる
  • 「Santa Tutor」で英語に関する質問ができる
  • 無料でも学習できる
  • 点数アップの実績が多数ある

Santa アルクは350点を取得するための基礎的な英語が学習できるうえ、AIの力で学習効率を上げられる点が強みです。

Santa アルクではAIによる精度95%のスコア診断が可能です。自分の現在地を正確に把握できるため、学習計画を立てたり、モチベーション維持に役立ったりします。

また、苦手分野の分析や最適な学習ルートの提案などもAIが実施するため、初心者の方でも効率的な学習が可能です。

350点から最短で脱出して目標スコアを取得したい方は、Santa アルクの活用を検討してみてください。

はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略

TOEIC初心者に最適な「一冊完結」型のTOEIC対策本です。

著者のTOEIC対策本は累計70万部を超える信頼と実績を誇り、新形式に対応した解法テクニックを含むスコアアップ対策がわかりやすく解説されています。

本書では350点から600点を取得し、さらには730点以上を目指せる二段階式の攻略ポイントを提供しています。そのため、就活でTOEICスコアを活用したい方におすすめの1冊です。

TOEIC®L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター+

「やたらと出る英単語クイックマスター+」は、TOEICで頻出の600語を200例文で学べるように、効率化(省エネ)を意識して作られた単語集です。

読みやすくなった新装版には「コスパ最強の英単語150」が特別収録されており、単語学習初心者の方にぴったりです。

6人の講師が選んだ必修語彙を効率的に学べ、1つの例文で複数の語彙をマスターできます。さらに、4種類のダウンロード音声がついており、通勤・通学中でも学習可能です。この一冊で、TOEICの単語力を効率的に高めましょう。

TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル

「英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル」は、300点以下の方でもスコアを効率的にアップできるように制作された参考書です。参考書の効果は、著者が企業研修や大学のTOEIC講座で実証しており、信頼性の高さもおすすめできるポイントです。

ドリルには頻出の文法や単語が掲載されており、必要最低限の基礎知識と解法の時短テクニックを学習できます。さらに、全英文に音声がついているため、発音チェックによるリスニング力アップも期待できます。また、スマホアプリもあるため手軽に学習できる点も魅力です。英語が苦手な方には、とくにおすすめの1冊です。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集

TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーションから発行されている公式問題集です。

公式問題集には、以下の特徴があります。

  • 本番のテストと同じプロセスで作った問題に取り組める
  • 公式スピーカーによるリスニング音声を聞ける
  • 参考スコア範囲の換算表でスコア目安がわかる

公式が発行しているため、本番にもっとも近い問題に取り組める参考書といえるでしょう。

2回分の本番同様のテストを受けられるため、本番直前やレベルチェック時などに有効です。

TOEIC350点はやばくない!効果的に勉強して目標スコアを取得しよう

TOEIC350点は全体スコアで見ると英語力は高くありません。しかし、350点の方でも正しい学習方法と効果的な教材を活用すれば、就活で使えるといわれる600点以上までスコアアップすることは可能です。

TOEICをはじめて学習する方は、まず基礎的な英語力から鍛える必要があります。基礎的な英語力を学ぶ方法は、本記事を参考にしてみてください。

それでも何からはじめていいかわからず不安な方は、スマホアプリ「Santa アルク」を使ってみてください。Santaアルクは初心者の方でも効率的に学習を進められるTOEIC対策アプリです。

Santaアルクの特徴は、AIによる学習サポートです。AIによる精度95%のスコア診断や、苦手分野の分析、目標スコアまでの最適な学習ルートを提案します。

さらに、基礎的な英語の学習だけでなく、990点(満点)レベルの学習まで可能です。350点を突破して、将来的に英語力を活かせるようになりたい方は、Santaアルクの活用を検討してみてください。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

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