TOEIC500点のレベルは?企業での評価やおすすめの参考書を紹介!

TOEICは就職活動を有利に進めたい方にとって、心強いツールになります。しかし、就職活動では600点が必要だと言われるケースが多く「500点はどうなの?」と疑問に思う方は多いでしょう。
そこで本記事では、TOEIC500点の英語力や企業での評価について解説しています。また、500点突破のための勉強法やおすすめの参考書・アプリなどを紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

記事を読めばTOEIC500点のレベル感を把握でき、500点へ到達するための知識を得られるでしょう。

短期間で500点を突破をしたい場合、効率的な学習を行う必要があります。また、仕事や学業で忙しい方は、スキマ時間を活用した学習で、勉強時間を確保することも大切です。そこで有効な学習ツールが、スマホアプリ「Santa アルク」です。

Santa アルクは、AIによる精度95%のスコア診断が可能で、いつでも自分の現在地を正確に把握できます。また、AIが目標スコア達成までの最短ルートをおすすめしてくれたり、英語に関する質問に回答してくれたりする機能もついているため、効率的な学習が可能です。

スマホアプリであるため、いつでもTOEIC対策を行えます。500点に到達するための知識を学べるだけでなく、AIによって効率的に学習を進められる対策アプリとして、Santa アルクの活用を検討してみてください。

TOEIC500点のレベルはどのくらい?

TOEIC500点を目指す方は、まずはスコアのレベル感を知っておきましょう。

  • 500点は高校生の平均点
  • 大学生の平均点は588点
  • 英検のレベルでは準2級〜2級レベル
  • 公式が公表している英語力は?

それぞれの項目について、詳しく解説します。

500点は高校生の平均点

TOEIC公式が公表しているデータによると、500点は2022年度における高校生の平均点レベルです。

出典:TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版

TOEICの全体的な平均が600点前後であるため、500点は初級から中級レベルといえるでしょう。

TOEIC500点は、高校レベルの英語力を備えていれば達成可能なスコアなのです。

大学生の平均点は588点

TOEIC公式によると、大学生の平均点は588点です。大学生は高校生よりも、高い英語力をもっているとわかります。

学年別の平均点も公表されており、結果は以下のとおりです。

出典:TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版

学年が上がるほど平均点もアップしていることがわかります。500点を狙っている方は、まず大学1年レベルを目指し、徐々に4年〜社会人のレベルに目標を引き上げましょう。

英検のレベルでは準2級〜2級レベル

文部科学省が公表しているデータによると、TOEIC500点は英検準2級〜2級レベルに相当します。

英検公式によると、準2級〜2級は高校中級〜卒業程度の英語力です。

参考:各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

英検以外の換算データも公表されており、一般的に受験や就職活動で用いられるテストと比較した結果は以下のとおりです。

試験名TOEIC500点から換算
IELTS3.0
TEAP186〜225
GTEC CBTタイプ700〜999

参考:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表

また、文部科学省によると、高校中級〜卒業レベル(英検準2級〜2級相当)は、2,500〜5,000語の英単語を取り扱うレベルであると定義されています。TOEICで500点突破を狙っている方は、高校レベルの英語力を身につけられるように学習をしてみましょう。

参考:令和元年度地方協議会等説明資料「新学習指導要領の全面実施と学習評価の改善について」(小・中学校)

公式が公表している英語力は?

TOEIC公式によると、500点取得者は複雑な会話は難しい一方、簡単な日常会話であれば理解できるレベルとされています。前述したように、500点は高校中級〜卒業レベルであるため、基礎的な英語力は身についているのです。

さらに500点のレベルでは、簡単な業務なら英語を活用できるともされています。しかし、専門的な会話や長文読解などに対しては、対応が難しくなる傾向があります。

将来的に英語を活用して仕事をしたい方は、まずは500点取得を狙い、徐々に目標スコアを高めていくとよいでしょう。

TOEIC500点に必要な勉強時間

TOEICで500点を取得するまでの時間は、現在の英語力によって大きく変わります。

オックスフォード大学出版の資料によると、現在のスコアから目標スコア取得までにかかる勉強時間の平均は以下のとおりです。

※表内数字の単位は時間(h)

参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success

たとえば、現在400点の人が500点を目指す場合、勉強時間が255時間程度必要だと判断できます。(450点から550点取得の時間参照

225時間は、1日3時間の勉強でも2ヶ月半かかります。

しかし上記の表はあくまで目安です。効率的な学習方法や質の高い教材によって、取得までの時間短縮は可能です。

TOEIC500点までの勉強時間について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

TOEIC500点は就職活動でどう評価される?

TOEIC500点と就職活動の関係性について、以下の2点を解説します。

  • 履歴書に書くには後一歩足りない
  • 500点台でも社内評価は上がる可能性がある

TOEICを就活で利用したい方は、参考にしてみてください。

履歴書に書くには後一歩足りない

履歴書に書けるスコアは一般に600点からとされているため、500点では後一歩足りません。

TOEIC公式が公表しているデータによると、大学生の平均スコアは588点です。そのため600点以上のスコアをもっていれば、平均以上の英語力がある証明になるため、履歴書に書けるようになるのです。

参考:TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版

そのため、TOEICを活用して就活を行いたい方は、600点を目指してみましょう。ただし、いきなり高いスコアを狙うと、現時点の英語力と目標のギャップによって、学習意欲が削がれてしまう可能性があります。現在のレベルが600点に遠く及ばない場合は、モチベーション維持のために、まずは500点を狙ってみることがおすすめです。

500点台でも社内評価は上がる可能性がある

TOEIC500点は履歴書では書けない一方、入社後の昇進や昇格に有利に働く場合があります。

英語活用実態調査2019によると、英語を頻繁に使う企業でない限り、昇進・昇格基準の平均は500点台〜600点台です。

参考:英語活用実態調査2019

入社後の社内評価では、500点台のスコアでも昇進や昇格に活かせる場合があります。ただし、あくまで平均値であるため、求められるスコアは企業によって異なります。入社する企業がどのくらい英語力を重視するかによって、必要なスコアは異なるため注意しましょう。

TOEICで500点以上を取るための勉強法

TOEICで500点を取得するための勉強法として、以下の方法が効果的です。

  • 単語と文法を重点的に学習する
  • リスニング力を鍛える
  • 過去問を解く

それぞれの勉強法を実践して、500点を突破する英語を身につけましょう。

単語と文法を重点的に学習する

TOEICでスコアを伸ばすためには、単語と文法を重点的に学習する必要があります。リスニングとリーディングの両方で、単語力と文法力は基礎となるためです。

単語と文法の学習では、TOEICに特化した参考書やアプリを活用するとよいでしょう。TOEICには頻出する単語や表現があるため、特化した教材であれば、無駄なく学習を進められるためです。

初心者の方はまず単語力と文法力を身につけて、英語の土台を作りましょう。

TOEICの単語対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

リスニング力を鍛える

TOEICでスコアを伸ばすためには、単語と文法以外に、リスニング力も鍛える必要があります。

TOEICのリスニングに苦手意識をもっている方は多いでしょう。しかし、TOEICではリーディングよりリスニングの方が正答率は高い傾向にあります。

参考:公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧

知識がなければ答えにくいリーディングに比べて、リスニングはキーとなる単語が聞こえれば正解できる問題がいくつか出題されるためだと考えられます。

リスニングの学習では、CD付きの参考書や、スマホで音声を聞けるアプリを活用しましょう。また、シャドーイングやディクテーションと呼ばれる、リスニング力を効率的にアップさせる学習方法も有効です。

リスニングの勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています。

過去問を解く

500点に到達するための学習では、過去問も活用してみましょう。

過去問は本番と同様のテスト形式や時間感覚を体感できるため、テスト前に解いておくと本番で焦りにくくなります。

とくにTOEICは時間配分が重要なテストです。時間配分を間違ったり、問題を解く速度が遅かったりすると、時間が足りなくなるように設計されています。

また、TOEIC500点を狙う場合は、難易度の高い問題を意図的に捨てて、簡単な問題を集中して解く方法が有効です。そういった方法も、過去問に取り組む中で身につけられます。

過去問で本番に近い環境に慣れておき、本番で100%の力を発揮できるようになりましょう。

TOEICのペース配分に関しては、以下の記事を参考にしてみてください。

TOEICで500点以上を取るポイント

TOEICで500点を取得するためには、効率的な学習方法以外に、以下の2点を押さえておくことも重要です。

  • スコアアップのコツを押さえる
  • 問題を取捨選択する

2つのポイントについて、詳しく解説します。

スコアアップのコツを押さえる

TOEICは英語力だけではなく、問題を解くコツを覚えるだけでも、スコアアップが期待できます。

たとえば、パートごとに以下のようなコツが知られています。

パートコツ
パート1ディレクション※放送中に写真を確認しておく
パート2文頭の疑問詞に注目する
パート3,4ディレクション放送中に設問を確認しておく
パート5,6選択肢から問題の解き方を判断する
パート7- 最初に設問を確認する - 後半の難易度の高い問題を捨てる

※パート開始前に流れる問題の解説音声

ただし、まずは単語や文法などの基礎を固めてからコツを覚えるようにしましょう。コツだけ学んでも、基礎がなければ解けない問題が多いためです。

上記の表以外のコツも多数存在するため、TOEICのコツを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

問題を取捨選択する

500点が目標であれば、難易度の高い問題を意図的に解かないようにする方法が有効です。難易度が高い問題を無理に解

こうとすると、簡単な問題を解く時間がなくなってしまい、本来取得できるはずの点数まで落としてしまう可能性があります。

問題を取捨選択すべきなのはリーディングセクションで、とくにパート7後半の設問が対象です。パート7の終盤になると、長文が2つ〜3つ用意されたマルチプルパッセージの問題が出題され、文章量が増えます。文章全体を把握する必要がある問題も出題されるため、難易度も高い傾向です。

もし目標スコアが500点台の場合、パート5やパート6、パート7前半の問題など、比較的難易度の低い問題に集中する方が効率的にスコアを伸ばせる場合もあるのです。

TOEICは一問あたりにかけられる時間が少ないので、問題を取捨選択し、スコアアップを狙いましょう。

TOEIC500点レベルまで成長するためのおすすめ参考書・アプリ

TOEIC500点レベルを狙うために、おすすめの参考書とアプリを紹介します。

  • Santa アルク
  • はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略
  • TOEIC®L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター+
  • 1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急
  • 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集

それぞれの教材について、詳しく解説します。

Santa アルク

AIの力で効的に学習できるアプリ「Santa アルク」を紹介します。

Santa アルクは、約600万人のユーザーに利用されており、以下の特徴をもっています。

  • AIによる精度95%のスコア診断ができる
  • AIが効率的な学習ルートを提案してくれる
  • 「Santa Tutor」で英語に関する質問ができる
  • 無料でも学習できる
  • 点数アップの実績が多数ある

Santa アルク最大の特徴は、AIによる学習の効率化です。

AIによる精度95%のスコア診断や苦手分野の分析、最短で目標を達成できる学習計画の提案などの機能が搭載されています。

もちろん、500点を取得するために必要なコンテンツを取り揃えており、Santa アルクひとつで500点を達成するための学習が完結します。

TOEIC500点を最短で達成したい方は、Santa アルクの活用を検討してみてください。

はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略

出典:Amazon.co.jp

TOEIC初心者に最適な「一冊完結」型のTOEIC対策本です。

著者のTOEIC対策本は累計70万部を超える信頼と実績を誇り、新形式に対応した解法テクニックを含むスコアアップ対策がわかりやすく解説されています。

本書では500点のクリアはもちろん、その後に600点を取得し、さらには730点以上を目指すための二段階式の攻略ポイントを提供しています。全レベルに対応しているため、500点取得後に、より高いスコアも目指せる参考書です。

さらに、模試が収録されているため、本番を想定した学習を行える点でも優れています。

TOEIC®L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター+

出典:Amazon.co.jp

「やたらと出る英単語クイックマスター+」は、TOEICで頻出の600語を200例文で学べるように、効率化(省エネ)を意識して作られた単語集です。

読みやすくなった新装版には「コスパ最強の英単語150」が特別収録されており、単語学習初心者の方にぴったりです。

6人の講師が選んだ必修語彙を効率的に学べ、1つの例文で複数の語彙をマスターできます。さらに、4種類のダウンロード音声がついており、通勤・通学中でも学習可能です。この一冊で、TOEICの単語力を効率的に高めましょう。

1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急

出典:Amazon.co.jp

「1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急」では、文法を重点的に学習できます。70万部を超えるベストセラーの最新版で、カリスマ講師の花田徹也先生が11年間の研究成果を集約しました。

イギリス英語とアメリカ英語が含まれる朗読音声が無料でダウンロードできるため、リスニング力も鍛えられます。また、スマホの無料アプリにも対応しているため、スキマ時間を有効に活用できます。この一冊で文法力を効率的に鍛え上げ、TOEICスコアの向上を目指しましょう。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集

出典:Amazon.co.jp

TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーションから発行されている公式問題集です。

公式問題集には、以下の特徴があります。

  • 本番のテストと同じプロセスで作った問題に取り組める
  • 公式スピーカーによるリスニング音声を聞ける
  • 参考スコア範囲の換算表でスコア目安がわかる

公式が発行しているため、本番にもっとも近い問題に取り組める参考書といえるでしょう。

2回分の本番同様のテストを受けられるため、本番直前やレベルチェック時などに有効です。

TOEIC500点のレベルに関するよくある質問

TOEIC500点のレベルに関してよくある質問を2つ用意しました。

  • TOEIC500点はすごいと言われるレベルですか?
  • TOEIC500点取得のためには何割の正答率が必要ですか?

TOEIC500点を目標にしている方は、回答を参考にしてみてください。

TOEIC500点はすごいと言われるレベルですか?

すごいと感じる点数を平均点と定義する場合は、以下のデータを参考にしてみてください。

ライフステージ平均点
高校生508点
大学生588点
社会人638点

出典:TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版

上記の表から、高校生でも500点ではすごいとはいえず、最低でも508点以上は必要になります。

TOEIC500点取得のためには何割の正答率が必要ですか?

TOEICの満点は990点であるため、約半分のスコアである500点を取得するためには、50%程度の正答率が必要でしょう。

また、TOEICはリスニングセクション495点、リーディングセクション495点という配点であるため、500点を取得するためにはどちらも正答率50%が目安です。

ただしTOEICの配点に関しては、公式から公表されていないため、厳密な割合は不明です。

まずはTOEIC500点以上を目指して学習してみよう!

TOEIC500点は、高校生レベルの基本的な英語力を身につければ達成できるスコアです。そのため、まずは基礎的な単語や文法を重点的に学習して、英語の土台を作るところからはじめましょう。

500点を取得したら、次は600点や700点など、就活でアピールできるスコアを目標にして学習を行ってみてください。500点を突破するために身につけた英語力が基礎になり、最初よりも学習がスムーズに進むはずです。

効率的に目標スコアに到達するためには、学習方法だけでなく、利用する教材の質も大切です。そこで、アルクが運用するスマホアプリ「Santa アルク」を紹介します。

Santa アルクでは、精度95%のAIスコア診断によって、現在のレベルを高精度に測定できます。また、目標達成までの学習ルートを最適化できたり、苦手分野の分析が行えたりするため、効率的な学習が可能です。

500点を突破するためのコンテンツはもちろん、600点〜満点レベルのコンテンツまで幅広く用意されています。500点を取得した後、さらに高いスコアを目指す際にも活用できるアプリです。

就活や仕事でTOEICを活用したい方は、Santa アルクの利用を検討してみてください。

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