TOEIC400点の方が600点を目指す場合、通常であれば数ヶ月の期間が必要とされています。しかし、1ヶ月程度の短期間で600点を取得したい方もいるでしょう。
実際、1ヶ月で200点アップさせることは不可能ではありません。
そこで本記事では、TOEIC400点から600点取得までに必要な勉強時間や、効率的な勉強法などを解説しています。1ヶ月で600点を取得するための学習スケジュール例や参考書・アプリなども紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
TOEIC600点は履歴書に書けるスコアのボーダーラインとして知られているため、就活を控えた大学生の多くが目標とするスコアです。本記事を読んで600点を取得し、就職活動でTOEICスコアを活かせるようになりましょう。
1ヶ月でTOEICスコアを400点から600点に上げるためには、効率的な学習が必要不可欠です。
Santa アルクでは、AIを活用した効率的な学習が可能です。AIによる精度95%のスコア診断や、苦手分野の分析、最適な学習ルートの提案などによって効率的に学習を進められます。また、スマホアプリであるためスキマ時間を有効に活用できる点もメリットです。
Santaアルクには「1ヶ月プラン」が用意されているため、期間限定での使用も可能です。1ヶ月でスコアを大幅に伸ばしたい方は、Santa アルクの活用を検討してみてください。
目次
TOEIC400点から600点は1ヶ月で取得可能?
1ヶ月でTOEIC400点から600点までスコアアップする再現性について、勉強時間に関する研究から確認してみましょう。
- 400点から600点の取得にかかる時間は450時間
- 1ヶ月で200点を取得するには効率的な学習が必要
それぞれの項目について、詳しく解説します。
400点から600点の取得にかかる時間は450時間
オックスフォード大学出版の資料(下記表)によると、400点から600点取得までにかかる時間は平均で450時間とされています。
※表内数字の単位は時間(h)
※450点と650点の数値を参照
参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success
上記の表を参考にすると、400点から600点のスコアアップを1ヶ月で達成するためには、1日15時間の学習が必要です。
一見すると、200点のスコアアップを1ヶ月で達成するのはほぼ不可能に思えます。しかし、本記事では1ヶ月で達成するための学習方法や参考書・アプリを解説しているため、このまま読み進めてみてください。
より具体的にTOEICの勉強時間について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
1ヶ月で200点を取得するには効率的な学習が必要
1ヶ月で400点から600点を取得するのは不可能に思えますが、効率的な学習方法を知っておけば達成可能な目標になります。
根拠として、上記の表の引用元となっているのは、1985年の研究であることが挙げられます。
参考:Saegusa Y. (1985): Prediction of English Proficiency Progress.Musashino English and American Literature
1985年に比べて、今の時代は参考書やアプリによって効率的な学習が可能です。現在では当たり前になっている学習方法も、当時は広く知られていなかった可能性もあります。そのため、現代の学習方法を適用すれば、前述した表の数字も変化するでしょう。
本記事で紹介する勉強方法や参考書・アプリを利用すれば、1ヶ月でも400点から600点へのスコアアップは現実的といえるのです。
TOEIC400点と600点のレベル差はどのくらい?
本章では、TOEIC公式が発表している情報をもとに、400点と600点のレベル感について解説します。
- TOEIC400点のレベル
- TOEIC600点のレベル
自分の現在のレベルと、目標とするスコアのレベルを確認しておきましょう。
TOEIC400点のレベル
複雑な会話は難しい一方、簡単な日常会話であれば理解できるレベルです。最低限の単語力・文法力が身についており、自分の意思も簡単であれば伝えられます。
英検に換算すると準2級のレベルで、高校中級程度の英語力に該当します。
つまりTOEIC400点は、基本的な英語力は備わっていながらも、仕事で英語を使うレベルには到達していないスコアだといえるでしょう。
TOEIC400点のレベル感について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
TOEIC600点のレベル
日常会話は問題なく理解できるレベルです。また、業務上で英語を使ったコミュニケーションが可能になります。
大学生の平均スコアが588点であることから、600点は履歴書に書けるスコアとされています。
参考:TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版
平均もしくはそれ以上の英語力を示し、就活でTOEICスコアをアピールするなら、600点を目指すことをおすすめします。
TOEIC600点のレベル感について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
TOEIC400点から600点を取得するための勉強法
TOEIC400点から600点を取得するための、効率的な学習方法は以下のとおりです。
- 単語・文法を重点的に学ぶ
- リスニング力強化も怠らない
- TOEICのコツを身につける
- 時間配分を意識する
- 過去問を解く
1ヶ月で400点から600点を取得するためには、効率的な学習方法の実行は必須です。本章を参考にして、学習に取り掛かってみましょう。
単語・文法を重点的に学ぶ
TOEICのスコアアップには、単語と文法の理解が必要です。リスニングとリーディングの両方で基礎となる知
識であるため、初心者の方は重点的に学習しましょう。
単語や文法の学習には、TOEIC対策に特化している教材の利用がおすすめです。TOEICには頻出の単語や表現があるため、特化した教材であれば効率的に学習を行えます。単語帳やアプリなどの教材を活用すれば、忙しい方でもスキマ時間で学習を行えるでしょう。
400点から600点にスコアアップするためには、まずは単語と文法を学習して基礎を固めましょう。
TOEICの単語対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
リスニング力強化も怠らない
リーディングだけではなく、リスニング力を伸ばすための学習にも力を入れましょう。
リスニングに苦手意識をもっている方は多いでしょう。しかし、実はリーディングよりリスニングの方が正答率は高い傾向にあります。
そのため、リスニングの学習に力を入れると効率的にスコアをアップできる可能性が高いのです。
リスニング力アップのためには、リスニングパートに特化した参考書や、いつでも音声を聞けるTOEIC対策アプリなどを活用しましょう。また、シャドーイングやディクテーションといったリスニング対策も有効です。
リスニング力を上げる具体的な方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
TOEICのコツを身につける
効率的にスコアをアップさせたいなら、TOEIC特有のコツも押さえておきましょう。
たとえば、パートごとに以下のようなコツが知られています。
パート | コツ |
---|---|
パート1 | ディレクション※放送中に写真を確認しておく |
パート2 | 文頭の疑問詞に注目する |
パート3,4 | ディレクション放送中に設問を確認しておく |
パート5,6 | 選択肢から問題の解き方を判断する |
パート7 | 最初に設問を確認する |
※パート開始前に流れる問題の解説音声
ただし現時点でスコアが400点の方は、単語や文法などの基礎を固めてから、コツを覚えるようにしましょう。コツだけ学んでも、基礎がなければ解けない問題が多いためです。
上記の表以外のコツも多数存在するため、TOEICのコツを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
時間配分を意識する
TOEICのリーディングセクションは、高い英語力をもっていないと時間が足りなくなるように設計されています。そのため、時間内に問題を解けるように、時間配分を知っておく必要があるのです。
時間配分の目安は、以下を参考にしてみてください。
パート | 1問あたりの時間の目安(合計時間) |
---|---|
パート5 | 20秒(10分) |
パート6 | 30秒(8分) |
パート7 | 60秒(57分) |
ただし目標スコアが600点の場合は、パート7の問題をすべて解く必要はありません。600点を狙うコツのひとつとして、パート7の後半にある難易度の高い問題を捨てる方法があります。
上記の表の時間を参考にしつつ、600点を取るための最適な時間配分を学習しながら身につけましょう。
TOEICのペース配分については、以下の記事で詳しく解説しています。
過去問を解く
短期間でスコアアップをするために、過去問も活用してみましょう。
過去問は本番と同様のテスト形式や時間感覚を体感できるため、事前に解いておくと本番で焦りにくくなります。
とくにTOEICは時間配分が重要なテストです。時間配分を間違ったり、問題を解く速度が遅かったりすると、時間が足りなくなります。
本番で焦らず、適切な時間配分で試験に臨めるように、過去問に取り組んでみましょう。
TOEIC400点から600点までの1ヶ月のスケジュール例
以下の生活スタイルの大学生を例に、400点から600点を取得するためのスケジュールを考えます。
- 月〜金曜日は8:00〜18:00まで大学に通う
- 土日は休み
- バイト・サークルはしていない
以下は、学習スケジュールの例を記載します。
週 | 月〜金 | 土日 |
---|---|---|
第1週 | 18:30~19:00 単語学習 19:30~21:00 文法学習 | 9:00~12:00 単語・文法学習 13:00~15:00 リスニング 16:00〜18:00 週間学習の復習 |
第2週 | 18:30~19:00 単語学習 19:30~21:00 TOEICのコツ学習 | 9:00~12:00 リスニング対策 13:00~15:00 TOEICのコツ学習 16:00〜18:00 週間学習の復習 |
第3週 | 18:30~19:00 単語学習 19:30~21:00 TOEIC過去問題集に挑戦 | 9:00~12:00 過去問の復習と弱点分析 13:00~15:00 リスニング対策 16:00〜18:00 TOEICのコツ学習 |
第4週 | 18:30~19:00 単語・文法最終復習 19:30~21:00 模擬試験(週2回) | 土: 最後の模擬試験 日: 休息もしくは軽めの復習(翌日試験) |
上記のスケジュールに加え、通学時間や空きコマなどのスキマ時間を活用すれば、さらに勉強時間を確保できます。とくに短期間でスコアアップするためには、スキマ時間を使った学習は重要です。
上記のスケジュールを参考に毎日コツコツと学習して、1ヶ月で600点を達成しましょう。
TOEIC400点から600点取得におすすめの参考書・アプリ
TOEIC400点から600点取得までを効率的にできる参考書・アプリは以下のとおりです。
- Santa アルク
- はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略
- キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 600
- TOEIC L&R TEST出る単特急 金のフレーズ
- 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
1ヶ月で200点アップさせるのに効果的な教材を厳選しているため、ぜひ参考にしてみてください。
Santa アルク
AIの力で効率的に学習できるアプリ「Santa アルク」を紹介します。短期間でスコアアップを目指す学習ツールとして最適です。
Santa アルクは、約600万人のユーザーに利用されており、以下の特徴をもっています。
- AIによる精度95%のスコア診断ができる
- AIが効率的な学習ルートを提案してくれる
- 「Santa Tutor」で英語に関する質問ができる
- 無料でも学習できる
- 点数アップの実績が多数ある
Santa アルクは600点を取得するための学習ができるのはもちろん、AIの力で学習効率を上げられる点が強みです。
まず、Santa アルクではAIによる精度95%のスコア診断が可能です。自分の現在地を正確に把握できるため、学習計画を立てたり、モチベーション維持に役立ったりします。
また、苦手分野の分析や最適な学習ルートの提案などもAIが実施するため、効率的な学習が可能です。
スマホアプリであるため、通勤・通学中のスキマ時間を有効活用できるメリットもあります。1ヶ月という短期間での学習では、スキマ時間の活用も重要です。
またSantaアルクには、1ヶ月のみアプリを使えるプランがあります(2024年2月時点で月々4,980円)。短期間で効率的に400点から600点を目指す方は、活用を検討してみてください。
はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略
TOEIC初心者に最適な一冊完結型のTOEIC対策本です。初心者でもこの1冊で全パート対策が可能です。
著者のTOEIC対策本は累計70万部を超える信頼と実績を誇り、新形式に対応した解法テクニックを含むスコアアップ対策がわかりやすく解説されています。
本書は、600点のクリアはもちろん、730点以上を目指すための二段階式の攻略ポイントを提供し、全レベルに対応しています。そのため、600点を取得した後、より高いスコアを目指す際にも活用できる参考書としてもおすすめです。
キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 600
「キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE600」の特徴は、耳からでも単語を学習できる点です。アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの4カ国の発音で収録された英語センテンスと、対応する日本語訳音声で単語力がアップします。
また、1120単語を収録しており、1回の学習で16語を扱います。毎日最低2分から学習できる設計のため、スキマ時間で効率的に学習が可能です。音声は無料でダウンロードできて、PCやスマートフォンで再生できます。
TOEIC L&R TEST出る単特急 金のフレーズ
「金のフレーズ」はTOEICに実際に出題された単語のみを収録し、頻出単語に特化している単語帳です。
著者のTEX加藤氏は80回以上のTOEIC受験経験を活かし、出題された単語を収集した「TEXファイル」をもとに単語帳を厳選しています。
TOEIC600点から990点レベルまでの単語が1000語収録されており、初心者から上級者まで幅広いレベルの学習者に対応している単語帳です。
本書を読み込むことで、400点から600点を取得するための基礎的な単語を網羅できるでしょう。
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーションから発行されている公式問題集です。
公式問題集には、以下の特徴があります。
- 本番のテストと同じプロセスで作った問題に取り組める
- 公式スピーカーによるリスニング音声を聞ける
- 参考スコア範囲の換算表でスコア目安がわかる
公式が発行しているため、本番にもっとも近い問題に取り組める参考書といえるでしょう。
本番同様のテストが2回分ついているため、本番直前やレベルチェック時などに有効です。
TOEICスコアに関するよくある質問
TOEICスコアに関してよくある質問を2つまとめました。
- TOEIC400点から500点までに必要な勉強時間はどのくらいですか?
- TOEICは1ヶ月で何点上げられますか?
スコアアップをさせたい方は、回答を参考にしてみてください。
TOEIC400点から500点までに必要な勉強時間はどのくらいですか?
オックスフォード大学出版の資料(下記表)によると、400点から500点取得までにかかる時間は平均で225時間かかるとされています。
※表内数字の単位は時間(h)
※450点と550点の数値を参照
参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success
ただし、225時間はあくまで目安です。効率的に学習を行うことで、取得までの時間を短縮できるでしょう。本記事で紹介している勉強法や教材を参考にしてみてください。
TOEICは1ヶ月で何点上げられますか?
1ヶ月で伸びる点数は、現在の英語力によって異なります。
1ヶ月の勉強でどのくらいスコアが上がるか知るためには、レベルチェックで現在の英語力を理解しましょう。
レベルチェックに関しては以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
効率的なTOEIC対策で400点から600点を1ヶ月で取得してみよう
1ヶ月でTOEICスコアを400点から600点にアップさせるためには、効率的な学習を行うことが必要不可欠です。
目標達成のために、本記事で紹介した勉強法を実践したり、参考書やアプリを活用したりしてみましょう。また、学習前に月間の学習スケジュールを作成し、計画に沿って学習を行うこともおすすめです。
1ヶ月で200点のスコアアップを狙うなら、スキマ時間を活用しましょう。限られた期間の中で多くの勉強時間を確保することも、効率的な学習と同じくらい重要です。
スキマ時間の活用にはアプリ学習をおすすめします。「Santa アルク」はTOEIC学習に特化したオールインワンアプリです。AIによる精度95%のスコア診断や苦手分野の分析、最適な学習計画の提案などの機能によって、効率的な学習が可能です。
さらにSanta アルクには「1ヶ月プラン」も用意されており、1ヶ月で集中的に学習を行いたい方にもおすすめです。
短期間で成果を上げたい方は、ぜひSanta アルクの活用を検討してみてください。
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