【初心者必見】TOEIC400点のレベルは?効果的な勉強法や参考書を紹介!

TOEIC初心者の方で、400点の具体的なレベル感を把握している方は少ないでしょう。TOEIC400点は990点満点のTOEICでは半分に満たない点数である一方、簡単なコミュニケーションなら可能で、実は英語の基礎をある程度理解している状態です。
本記事では、TOEIC400点のレベルを公式データにもとづいて解説しています。また、400点取得のための勉強法や、おすすめの参考書・アプリを紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

本記事を読めば、TOEIC初心者からでも400点を取得する方法がわかり、就活や転職でTOEICスコアを活用するための一歩目を踏み出せるでしょう。

TOEIC初心者の中には、英語を基礎から学ぼうとしても具体的にどのように学習したらいいのかわからない方もいるでしょう。そこで、アルクが運用するスマホアプリ「Santa アルク」が有効な学習ツールになります。

Santaアルクでは、これまでアルクが多数出版してきたTOEIC学習のコンテンツを、アプリ上で学習できます。TOEIC学習のノウハウが詰まっているため、初心者の方でも効率的に学習できる点が強みです。

また、Santa アルクはAIによる学習サポートが優れている点も特徴です。AIによる精度95%のスコア診断や苦手分野の分析、目標達成までの最適な学習計画の提案などによって、効率的に学習を進められます。

TOEICをはじめて学ぶ方にとって非常に心強い学習ツールであるため、ぜひ活用を検討してみてください。

TOEIC400点のレベルはどのくらい?

TOEICで400点を目指す方は、具体にどのくらいの英語力が必要なのか、レベル感を知っておきましょう。

  • 400点は高校2年生レベル
  • 簡単な英語であればコミュニケーション可能
  • 英検で換算すると準2級〜3級

それぞれの項目について詳しく解説します。

400点は高校2年生レベル

TOEIC公式によると、高校2年生の平均点は415点であるため、400点は高校2年生と同等の英語力だといえるでしょう。

出典:TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版

ただし、紹介した平均点はIPテストのデータです。IPテストとは、学校や企業が団体で受けるテスト形式です。受験意欲がない方も含まれており、個人が自発的に応募して受験する公開テストより、平均点が下がります。

したがって、公開テストのデータを参照すれば、高校1年生や中学3年生のレベルになる可能性があるため、あくまで目安だという点を理解しておきましょう。

IPテストについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

簡単な英語であればコミュニケーション可能

TOEIC公式によると、400点取得者の英語力は、複雑な会話は難しい一方、簡単な日常会話であれば理解できるレベルとされています。そのため400点のレベルでは、最低限の単語力・文法力が身についているといえるでしょう。

参考:PROFICIENCY SCALE

ただし、仕事で英語を使うには、400点では英語力が足りません。公式によると、英語を使う業務に携わる場合、必要なTOEICのスコアは730点が目安だと考えられています。

つまりTOEIC400点は、基本的な英語力は備わっていながらも、仕事で英語を使うレベルには到達していないスコアだといえます。

英検で換算すると準2級〜3級

文部科学省が公表しているデータによると、TOEIC400点は英検準2級〜3級レベルに相当します。

英検の公式によると、準2級〜3級は高校中級〜中学卒業程度の英語力です。

参考:各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

英検以外の換算データも公表されており、一般的に受験や就職活動で用いられるテストと比較した結果は以下のとおりです。

試験名TOEIC400点から換算
IELTS3.0
TEAP186〜225
GTEC CBTタイプ700〜999

参考:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表

文部科学省によると、高校中級〜中学卒業レベル(英検準2級〜3級相当)は、1,800〜2,500文字の英単語を取り扱うレベルであると定義されています。TOEICで400点を狙っている方は、最低でも中学卒業レベルの英語力を身につけられるように学習をしてみましょう。

参考:令和元年度地方協議会等説明資料「新学習指導要領の全面実施と学習評価の改善について」(小・中学校)

TOEIC400点のレベルは就活でアピールできる?

TOEIC400点と就活の関係について、以下の2点を解説します。

  • 履歴書には書きにくい
  • 履歴書に書くなら600点が目安

就活でTOEICを活用したい方は、参考にしてみてください。

履歴書には書きにくい

就活で履歴書にスコアを書く場合、400点ではスコアが足りません。

TOEIC公式が公表しているデータによると、大学生の平均スコアは588点です。そのため、平均点に満たない400点の場合、履歴書に書いてもアピールができません。

参考:TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版

また、平均点以下のスコアを履歴書に書くと、むしろ悪い印象を与えてしまう可能性があるため注意しましょう。

履歴書に書くなら600点が目安

一般的に、履歴書に書けるTOEICのスコアは600点からとされています。英検公によると英検2級から履歴書で記載できるとされているため、同等の英語力をもつTOEIC600点でもアピールできるでしょう。

また、TOEIC公式が公表しているデータによると、大学生の平均スコアは588点なので、600点あれば平均以上の英語力がある証明になります。

参考:TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版

TOEICを就活で活かしたい方は、まずは600点を目標にしてみましょう。ただし、いきなり高いスコアを狙うと、現時点の英語力と目標のギャップによって、学習

意欲が削がれてしまう可能性があります。現在のレベルが600点に遠く及ばない場合は、モチベーション維持のために、まずは400点を狙ってみることがおすすめです。

TOEIC600点のレベルに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

TOEIC400点レベルを突破するために必要な勉強時間

TOEICで400点を取得するまでの時間は、現在の英語によって大きく変わります。

オックスフォード大学出版の資料によると、現在のスコアから目標スコアまでにかかる勉強時間の平均は以下のとおりです。

※表内数字の単位は時間(h)

参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success

たとえば、現在300点の人が400点を目指す場合、勉強時間が255時間程度必要だと判断できます(350点から450点までの取得時間を参照)。

225時間は、1日3時間の勉強で2ヶ月半かかります。

しかし上記の表はあくまで目安です。効率的な学習方法や質の高い教材によって、取得までの時間短縮は可能です。

TOEIC400点までの勉強時間について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

TOEICで400点を取得するための勉強法

TOEICで400点を取得するための勉強法について解説します。

  • 基礎的な単語と文法を覚える
  • リスニング力を身につける
  • レベルに合った参考書に取り組む

上記3点の勉強法を意識して、学習を進めてみてください。

基礎的な単語と文法を覚える

TOEIC400点は中学卒業から高校2年レベルの英語力であるため、基礎的な単語と文法さえ学べば取得できます。

基礎的な単語・文法の学習には、TOEICに特化した単語帳やアプリの活用がおすすめです。TOEICでは頻繁に出題される単語や文法があるため、TOEIC対策に特化した教材を選ぶと無駄なく学習を進められます。

TOEICに特化した教材は記事後半で解説しているため、参考にしてみてください。

TOEICの単語勉強法について、以下の記事で詳しく解説しています。

リスニング力を身につける

TOEICで400点を取得するために、リスニング力を鍛えることも大切です。

英語のリスニングに苦手意識をもっている方は多いでしょう。しかし、TOEICではリーディングよりリスニングの方が正答率は高い傾向なのです。

参考:公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧

知識がなければ答えにくいリーディングに比べて、リスニングはキーとなる単語が聞こえれば正解できる問題がいくつか出題されるためだと考えられます。

そのため、単語と文法の学習と並行して、リスニングも鍛えておくと400点取得の確率が高まります。

詳しいリスニングの勉強法については、以下の記事を参考にしてみてください。

レベルに合った参考書に取り組む

学習のために参考書やアプリを選ぶ際は、自分のレベルに合ったものを選ぶようにしましょう。

たとえば現在のスコアが300点で、目標スコアが400点の場合は、初歩的な単語や文法を学べる単語帳やアプリが適しています。しかし、高難易度の問題を解いたり、マイナーな単語や文法を学んだりする上級者向け教材は適していません。

自分のレベルを正確に把握するためには、Webサイトやアプリなどでレベルチェックを行いましょう。TOEICのレベルチェックに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

TOEICで400点を取得するためのコツ

TOEICは英語力だけではなく、問題を解くコツを覚えるだけでも、スコアアップが期待できます。

たとえば、パートごとに以下のようなコツが知られています。

パートコツ
パート1ディレクション※放送中に写真を確認しておく
パート2文頭の疑問詞に注目する
パート3,4ディレクション放送中に設問を確認しておく
パート5,6選択肢から問題の解き方を判断する
パート7- 最初に設問を確認する - 後半の難易度の高い問題を捨てる

※パート開始前に流れる問題の解説音声

上記のコツを覚えて身につけておくと、効率的にスコアをアップできます。上記のコツは、問題集や過去問に取り組みながら身につけましょう。

ただし、まずは単語や文法などの基礎を固めてからコツを覚える必要があります。コツだけ学んでも、基礎がなければ解けない問題が多いためです。

上記の表以外のコツも多数存在するため、TOEICのコツを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

TOEICで400点を取得できる参考書・アプリ

TOEIC400点レベルを狙うために、おすすめの参考書とアプリを紹介します。

  • Santa アルク
  • はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略
  • TOEIC®L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター+
  • 1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急
  • 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集

それぞれの教材について、詳しく解説します。

Santa アルク

AIの力で効的に学習できるアプリ「Santa アルク」を紹介します。

Santa アルクは、約600万人のユーザーに利用されており、以下の特徴をもっています。

  • AIによる精度95%のスコア診断ができる
  • AIが効率的な学習ルートを提案してくれる
  • 「Santa Tutor」で英語に関する質問ができる
  • 無料でも学習できる
  • 点数アップの実績が多数ある

Santa アルクでは、AIによる効率的な学習が可能です。AIによる精度95%のスコア診断によって、現時点のレベルを正確に把握できます。苦手分野の分析や、400点取得までの最適な学習計画の提案なども、

AIが実行してくれるため初心者でも効率よく学習に取り組める点も魅力です。

さらにSantaアルクでは、アルクがこれまで出版した教材のコンテンツを取り揃えています。多数のTOEIC対策本を出版してきたアルクのノウハウを、アプリひとつで学べます。

TOEIC400点を最短で達成したい方は、Santa アルクの活用を検討してみてください。

はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略

TOEIC初心者に最適な「一冊完結」型のTOEIC対策本です。

著者のTOEIC対策本は累計70万部を超える信頼と実績を誇り、新形式に対応した解法テクニックを含むスコアアップ対策がわかりやすく解説されています。

本書では400点のクリアはもちろん、その後に600点を取得し、さらには730点以上を目指すための二段階式の攻略ポイントを提供し、全レベルに対応しています。そのため、400点を取得した後、より高いスコアを目指す際にも活用できる参考書としてもおすすめです。

さらに、模試が収録されているため、本番を想定した学習を行える点でも優れています。

TOEIC®L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター+

「やたらと出る英単語クイックマスター+」は、TOEICで頻出の600語を200例文で学べるように、効率化(省エネ)を意識して作られた単語集です。

読みやすくなった新装版には「コスパ最強の英単語150」が特別収録されており、単語学習初心者の方にぴったりです。

6人の講師が選んだ必修語彙を効率的に学べ、1つの例文で複数の語彙をマスターできます。さらに、4種類のダウンロード音声がついており、通勤・通学中でも学習可能です。この一冊で、TOEICの単語力を効率的に高めましょう。

1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急

「1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急」では、文法を重点的に学習できます。70万部を超えるベストセラーの最新版で、カリスマ講師の花田徹也先生が11年間の研究成果を集約しました。

イギリス英語とアメリカ英語が含まれる朗読音声が無料でダウンロードできるため、リスニング力も鍛えられます。また、スマホの無料アプリにも対応しているため、スキマ時間を有効に活用できます。この一冊で、文法力を効率的に鍛え上げ、TOEICスコアの向上を目指しましょう。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集

TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーションから発行されている公式問題集です。

公式問題集には、以下の特徴があります。

  • 本番のテストと同じプロセスで作った問題に取り組める
  • 公式スピーカーによるリスニング音声を聞ける
  • 参考スコア範囲の換算表でスコア目安がわかる

公式が発行しているため、本番にもっとも近い問題に取り組める参考書といえるでしょう。

2回分の本番同様のテストを受けられるため、本番直前やレベルチェック時などに有効です。

初心者はまずTOEIC400点を目指して勉強してみよう!

TOEIC400点は中学・高校レベルの英語力があれば取得可能であり、初心者の方が最初に目標とするスコアとしては程よいレベルです。

そして、TOEICを就活で使いたい方は、400点取得後に600点を目指してみてください。600点取得後は、仕事で英語を使うために700点や800点を狙ってみてもよいでしょう。

TOEIC400点の取得は、適切な方法で学習すれば難しくありません。スマホアプリ「Santa アルク」では、初心者の方でも効率的に学習できるように、AIによる精度95%のスコア診断や最適な学習計画の提案などでサポートします。

400点取得後により高いスコアを目指したい場合でも、Santa アルクは990点(満点)レベルまでコンテンツを取り揃えています。

最速で400点を取得して、さらにその先のスコアを効率的に目指したい方はSanta アルクの活用を検討してみてください。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

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