【TOEICパート6】解き方のコツとは?おすすめの参考書7選もご紹介

TOEICパート6では、長文穴埋め問題が出題されます。最後の難関であるパート7に時間を残すため、できるだけ素早く解き切ることが攻略のポイントになります。
しかし「時間配分がわからない」「解き方のコツを知りたい」といった悩みを抱えている人も多いでしょう。
そこで今回は、例文とともにTOEICパート6の解き方のコツを解説していきます。おすすめの参考書もご紹介しているので、これからパート6対策をしていく人も参考にしてみてください。本記事を読めば、解き方のコツをつかみ、以前よりもパート6で点数を取れるようになるでしょう。

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TOEICパート6の問題形式

TOEICパート6は、長文穴埋め問題です。ひとつのパッセージに4つの空欄があり、選択肢の中からもっとも適切な語句を選ぶ問題形式となっています。

たとえば、以下のような問題が出題されます。

引用:TOEIC公式サイト

上記の問題の場合、答えは(C)です。短文穴埋め問題の「パート5」と、長文読解問題の「パート7」を足して2で割ったような内容となっています。

パート5とパート7の問題形式や、詳しい対策法については以下の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

TOEICパート6の問題数と時間配分

TOEICパート6の問題数と時間配分をまとめると以下の通りです。

問題数16問
時間配分1問40秒

TOEICパート6の問題数は16問

TOEICパート6の問題数は16問です。単純な語彙力や文法力が問われる問題に加え、文脈を理解しないと答えられない読解問題も出題されます。

TOEICパート6は1問40秒の時間配分が理想

リーディングセクションは全体で100問あり、75分の制限時間があります。理想的な時間配分を整理すると以下の通りです。

セクション問題数時間配分
パート530問10分
パート616問10分
パート754問55分
合計100問75分

単純計算すると1問あたりにかけられる時間は45秒ですが、一番難易度の高いパート7にかける時間を増やしたほうが高得点を狙いやすいでしょう。パート6では1問あたり40秒、パート全体で10分以内に解く時間配分が理想です。

TOEICパート6を解くコツ

TOEICパート6では、「文法・語彙問題」「文脈問題」「文章挿入問題」といった3種類の問題が出題されます。以下で、それぞれ例題とともに解き方のコツを解説していきます。

文法・語彙問題

文法・語彙問題はパート5と同じ形式で、空欄が含まれる文を読むことで解答を見つけるタイプの問題です。時制や動詞の変化形などが問われます。

例題

以下の記事から引用した問題をひとつ見てみましょう。

It was a pleasure speaking with you ------ the morning of December 11, and as I promised, I am enclosing literature on our wireless communication systems.

(A) at

(B) in

(C) of

(D) on

上記の問題の場合、答えは(D)となります。

解き方

文法・語彙問題は、1文を読むだけで解けるタイプとそうでないタイプが混在しています。飛ばし読みはせず、最初から文章全体を読むほうが効率的ですよ。

また、パート6の中では難易度が低いタイプの問題なので、時間をかけずにスピーディーに解くようにしましょう。難易度が低いため解答できないと差がついてしまう問題でもあります。文法力や語彙力に自信がない場合は、きちんと対策することで取りこぼしがないようにしましょう。

文法や語彙の効率的な学習方法については以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

文脈問題

文脈問題は空欄の前後の文章を読み、自然な流れになる選択肢を選ぶ問題です。文脈を理解しないと正解にたどり着けないため、前後の文章をしっかり読み解く必要があります。

例題

以下の記事から引用したサンプル問題をひとつ見てみましょう。

Schmidt Industries experienced significant growth in sales last quarter. -------, they launched a new product line to expand their market reach.

(A) Instead

(B) However

(C) Alternatively

(D) In addition

上記の問題の場合、答えは(D)となります。

解き方

文脈問題を解くコツは、文章の流れをつかむことです。選択肢の意味を理解したうえで、空欄が含まれる文と、その前後の文に注意して読むようにしましょう。

前後の文同士の流れや関係性を自然にする単語を選ぶことが、文脈問題を解く際のポイントになります。

文章挿入問題

文章挿入問題はTOEICが新形になってから登場した問題で、3つのタイプの中で一番時間がかかる問題です。

例題

TOEIC公式サイトから、サンプル問題をひとつ見てみましょう。

For that reason, we are urging experienced project leaders to attend each one of the interactive seminars that will be held throughout the coming month ------ .

(A) Let me explain our plans for on-site staff training.

(B) We hope that you will strongly consider joining us.

(C) Today’s training session will be postponed until Monday.

(D) This is the first in a series of such lectures.

上記の問題の場合、(B) が正解です。

解き方

文挿入問題を解くときには、まずは空欄の位置をチェックしましょう。文頭に空欄がある場合と、最後に空欄がある場合でそれぞれ解答の傾向があります。

文頭に空欄がある場合は、これから述べることを説明するための導入文が入る傾向があります。最後に空欄がある場合は、まとめの文章や読み手に対する提案の文章が入ることが多いです。

選択肢の中でそれぞれ該当する文章をチェックしておくと、正答率を上げられるでしょう。

TOEICパート6対策におすすめの参考書7選

TOEICパート6対策におすすめの参考書は以下の7つです。

  • TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6
  • TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる 1000問
  • TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル
  • TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part5&6
  • 1駅1題 新TOEIC(R) TEST 文法 特急
  • 世界一わかりやすいTOEICテストの授業 (Part5&6 文法)
  • TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6

以下でそれぞれ詳しく解説していきます。

TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6」は、リーディング問題が苦手な初心者向けのパート6対策の参考書です。TOEIC新形式のパート6問題に対応しており、本番のテストで問われる基本のポイントがわかりやすく解説してあります。

問題は徐々に難易度が上がっていく設計になっており、比較的簡単なレベルの問題から始められるので、初心者でも無理なく取り組めますよ。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる 1000問

「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる 1000問」は、文法問題が1,049問収録されている問題集です。この問題集に取り組めばパート5やパート6で出題される重要な文法全般の対策になるでしょう。

内容は品詞問題、動詞問題、関係詞問題などのジャンルにわかれており、それぞれの冒頭では解き方が解説されています。解き方を理解したうえでトレーニングや実践問題に進めるため、論理的に選択肢を選べるようになります。

少し難易度が高めに設定されているため、最低でも700点以上のレベルがある人におすすめの一冊です。

TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル

「TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル」は、パート6の問題120問が収録された参考書です。パート5と一緒にトレーニングできる参考書が多い中、本書はパート6だけに特化しています。

本番7.5回分の問題を解けるため、文挿入問題に苦手意識がある人など、パート6を徹底的に演習したい人におすすめです。TOEIC600〜700点のレベルで、パート6が苦手な人はぜひ試してみてください。

TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part5&6

「TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part5&6」は、中級者向けのパート5・パート6対策に取り組める参考書です。

講義形式で楽しく学べることが特徴で、登場人物の異なる視点による解説も魅力です。本書は、パート5とパート6を20分で解くことを目標に掲げており、スピーディー且つ正確に解くためのポイントを学べます。

ひっかけ問題や時間制限に対するトレーニング教材のため、最低でもTOEIC700点レベルの人におすすめしたい一冊です。

1駅1題 新TOEIC(R) TEST 文法 特急

出典:Amazon.co.jp

「1駅1題 新TOEIC(R) TEST 文法 特急」は1問1答形式でパート5・パート6を学習する参考書です。

550点、730点、900点とレベル分けされているため、目標スコアに合った文法学習ができます。1問ごとに1ページ分の丁寧な解説がついているため、答えにたどり着くまでのプロセスも理解しながら進められます。

550点レベルの問題は、全部で153問中42問しかないため、730点以上を目指す人が利用するとコスパよく学習できるでしょう。

世界一わかりやすいTOEICテストの授業 (Part5&6 文法)

「世界一わかりやすいTOEICテストの授業 (Part5&6 文法)」は、TOEIC教材として人気の高い「世界一わかりやすいシリーズ」から出版されている一冊です。パート 5とパート6に必要な文法知識、解き方、解答時間、レベルごとの目標正答率まで確認できます。

解き方がかなり具体的で、実用性のあるアドバイスが多いのも本書の特徴です。リーディング対策の最初の一冊として、気軽に取り組める参考書を探している人におすすめですよ。

TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6

「TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6」では、パート5・パート6の中で上級者がミスをしやすい問題を取り上げています。誤答データに基づく上級者の弱点問題のみを厳選しており、解説の質が高いのが特徴です。

正解の根拠だけでなく、不正解の選択肢が不正解である理由についても解説されており、幅広く知識をインプットできます。

ただし、「900点特急」という名前の通り難易度はかなり高めです。800〜900点を目指す人が利用するのに丁度いいでしょう。

TOEICパート6対策にはアプリも活用しよう

パート6の対策としては、語彙や文法力を身につけることが重要です。語彙力や文法力は参考書でも身につけられますが、アプリも併用することでスキマ時間を有効活用できるようになります。

「Santaアルク」であれば、単語やリーディングがアプリひとつで学習できます。TOEICに特化した英単語学習ができるほか、SVO、SVCなど文章の構造を表示させる文章構造分析機能などにより、リーディング学習をサポートする機能もありますよ。

また、解説を読んでもわからない問題は、アプリ内のチャットボット機能「Santa Tutor」に質問できます。AIがその場で具体な解説をしてくれるため、リーディング学習がより効率的に行えますよ。

TOEICパート6は解き方のコツをつかめばスコアアップを目指せる

TOEICパート6の問題の解き方をまとめると、以下の通りです。

種類解き方のコツ
文法・語彙問題文章全体を読んでスピーディーに解く
文脈問題文章の流れをつかむ
文章挿入問題空欄の位置をチェックする

解き方のコツを押さえたうえで、1問40秒を目安に解答できるようになれば、スコアアップを期待できるでしょう。パート6をスピーディーに解けるようになれば、パート7に使える時間が増え、全体のスコアアップも目指せますよ。

パート6を対策するなら、リーディング学習に対応したアプリ「Santaアルク」もぜひご利用ください。長文を解く際に下線が引ける機能など、リーディング学習をサポートする機能が用意されています。単語学習にも対応しているため、語彙力強化も一緒に行いたい人にもぴったりですよ。

ENGLISH JOURNAL編集部
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