TOEIC900点の取得を目指す場合、効果的な参考書を使って勉強することが必要です。しかし、TOEICの参考書は世の中にたくさんあるため、自分に合った最適な参考書を選び抜くのは難しいのではないでしょうか?
そこで今回は、TOEIC900点に最適な参考書の選び方と、おすすめの参考書をご紹介します。単に「900点」と書いてある参考書を選ぶのではなく、自分のレベルに応じた参考書を選ぶポイントを解説しています。
本記事を読めば、あなたにぴったりな参考書を選べるようになり、効率よく900点を取れるようになるでしょう。
900点の取得には参考書も重要ですが、単語力の強化も必要です。「Santaアルク」では、ユーザーのレベルごとに単語学習を進められます。900点レベルに必要な難しい単語も、音声再生による聴覚からの学習やAI生成画像による視覚からの学習により、効率的に覚えられますよ。
目次
TOEIC900点に最適な参考書の選び方
参考書を選ぶうえで、とくに900点を目指す人が押さえておくべきポイントをまとめると、以下の3つとなります。
- 自分の実力に合った参考書を選ぶ
- 対応範囲をチェックして選ぶ
- 解説が詳しく書かれているものを選ぶ
自分の実力に合った参考書を選ぶ
TOEIC900点を達成するためには、自分の実力に合った参考書を選びましょう。レベルにあった参考書で対策すれば、効率よくスコアを伸ばせます。
現状スコアが600〜800点の場合、基礎的な英語力はあるものの、苦手分野での点数が足りていない状態だと予想されます。700点〜800点向けの教材で、文法やリスニングなど、苦手な分野に特化した参考書を選ぶのがおすすめです。
現状スコアが800点以上の場合は、積極的に上級レベルの問題に取り組みましょう。ただし、990点を目指す人向けの参考書を選んでしまうと、ミスをなくすための超難問ばかり取り扱われていることがあります。
背伸びしすぎず、今の実力に合ったレベルを選んで学習しましょう。
対応範囲をチェックして選ぶ
参考書にはレベル別で学習するもの、パート別で学習するもの、総合対策できるものなどがあります。自分に必要な対策ができそうかをチェックして選びましょう。
とくにTOEIC900点を目指すレベルでは、ミスがほとんどできないうえに、時間内に問題を解き終わる必要があります。すばやく問題を理解して解答する処理能力と正確さが求められるため、苦手分野を克服することが重要になるでしょう。
実力不足を感じているパートがあれば、パート別問題集に取り組むのがおすすめです。もし特定の苦手分野がなければ、全範囲をまんべんなく対策できる参考書を選ぶといいでしょう。
解説が詳しく書かれているものを選ぶ
TOEIC900点レベルを目指すのであれば、解説が詳しい参考書を選ぶのがおすすめです。
上級レベルになると解説が簡易的な参考書も増えてきますが、上級レベルこそ丁寧な解説を読み、正解を選ぶまでのプロセスを理解するのが大切です。
プロセスを理解することで、間違えた問題を二度と間違えないような考え方や知識を習得でき、レベルアップにつながりますよ。
レベル別|TOEIC900点向けのおすすめ参考書9選
TOEIC900点向けのおすすめ参考書を、現状のスコアレベルに分けてそれぞれご紹介していきます。
- 現状のTOEICスコアが800点未満の人向けの参考書
- 現状のTOEICスコアが800点以上の人向けの参考書
現状のTOEICスコアが800点未満の人向けの参考書
- 総合対策|TOEIC L&R TEST 900点攻略完全パッケージ
- リスニング|TOEIC(R)L&Rテスト 究極のゼミ Part3&4
- 問題集|公式TOEIC® Listening & Reading 問題集 10
- 単語帳|金のフレーズ
総合対策|TOEIC L&R TEST 900点攻略完全パッケージ
「TOEIC L&R TEST 900点攻略完全パッケージ」は、TOEICスコア700〜800点台の人が、900点の壁を突破することを目指すために作られた参考書です。
1,000人以上のモニター試験結果から、正答率や誤答傾向を分析して厳選した問題を掲載し、900点突破に足りない部分を補うような知識をインプットできます。
各パートの終わりには、本番と同形式で難易度の高い問題が用意されており、より実践的な学習もできますよ。
リスニング|TOEIC(R)L&Rテスト 究極のゼミ Part3&4
「TOEIC(R)L&Rテスト 究極のゼミ Part3&4」は、リスニングパートのパート3・4に特化した参考書です。
パート3についてはよく出る設問パターンごとの解答方法を、パート4についてはよく出るシチュエーションごとの解答方法が解説されています。解説は対話形式になっており、ありがちなミスについても提示されています。
中級者向けの参考書なので、600点以上のレベルから900点を目指す人にぴったりです。
問題集|公式TOEIC(R) Listening & Reading 問題集 11
「公式TOEIC(R) Listening & Reading 問題集 11」は、TOEICを作成している開発機関ETSによって、本番と同様の手順で作成されている参考書です。
本番とできるだけ同じ問題を解く練習をするなら、本書で時間配分やリスニング音源に慣れておきましょう。
他の参考書と比べて解説が詳しく書かれていないことが欠点ですが、わからない部分はSNS上で質問したり、英会話スクールの先生に質問したりすることで解決するといいでしょう。
単語帳|金のフレーズ
「金のフレーズ」は、TOEIC600点から990点までのレベルの英単語が1,000語収録された単語帳です。
AmazonでTOEIC(単語・熟語)関連書籍で1位を獲得しており、人気のある単語帳のひとつです。600点〜990点以上のレベルの単語を学習でき、スマホアプリでスキマ時間にも気軽に学習できます。
「金のフレーズ」の使い方は以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。
現状のTOEICスコアが800点以上の人向けの参考書
- 文法|TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6
- リスニング|新TOEIC TEST 900点特急II 究めるパート5
- 長文読解|TOEIC L&R TEST長文読解問題集 TARGET 900
- 問題集|3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト900点!
- 単語帳|キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE990
文法|TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6
「TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6」は、TOEICでハイスコアを持っている人でもミスをしやすい文法問題に特化した参考書です。
知らないと解けない問題やひっかけ問題まで、幅広い形式を網羅しています。各問題には解答の目安時間が記載されているため、900点突破に欠かせない解答スピードの向上にも役立つでしょう。
文法の基礎知識が網羅されていることを前提とした参考書なので、現状スコアが800点以上の人におすすめです。
リスニング|新TOEIC TEST 900点特急II 究めるパート5
「新TOEIC TEST 900点特急II 究めるパート5」は、TOEIC上級者の弱点を網羅した参考書です。
「品詞」「動詞形」「語彙・語法」などジャンルに分けて収録されているため、自分の苦手分野に対して効率よく学習できる構成になっています。
上級者向けでありながら、解き方のポイントや知っておくべき表現が丁寧に解説されているため、スコアアップが望める一冊です。
長文読解|TOEIC L&R TEST長文読解問題集 TARGET 900
「TOEIC L&R TEST長文読解問題集 TARGET 900」は、長文読解のパート7を攻略するための、コンパクトサイズの問題集です。
900点を突破するために必要なスキルを効率よく身につけられるよう、本番のパート7よりも問題数の多い26セット93問で構成されています。解答のコツを意識しながら問題に取り組み、解説を読むことで正解に至る思考プロセスを学べるのが本書の特徴です。
「ハイスコアを狙いたいけど、長文読解が苦手でスコアを伸ばせない...」という人におすすめですよ。
問題集|3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト900点!
「3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト900点!」は、現状スコアが800点台の人に必要な演習問題の積み上げができる参考書です。
問題数は本番と同じ200問ですが、間違えやすいやや難易度高めの問題が収録されているため、効率よく学習できます。また、1回1~2時間×週5日の3週間で進めるカリキュラムになっているため、勉強がはかどらない人も取り組みやすいでしょう。
問題量は多くないため、本書で演習用教材の使い方に慣れてから、他の問題集にも取り組んでいくという使い方がおすすめです。
単語帳|キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE990
「キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE990」は、難易度の
高い単語ばかりを1,120単語収録した単語帳です。
単語、フレーズ、文章の順に覚えることができ、とくに文章の中でどのように使われる単語なのかを理解しやすい構成になっています。
見かける機会がほとんどない単語まで収録されているため、「単語による取りこぼしを徹底的に防ぎたい」という人におすすめの一冊です。
TOEIC900点のレベル感
TOEIC900点のレベルを次の2つのポイントに沿って解説します。
- 何問正解すればいい?
- どのくらい勉強すればいい?
TOEIC900点が「どのくらいの英語力なのか」「上位何%なのか」といった部分については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせて読んでみてください。
何問正解すればいい?
900点を取るためには、全部で200問あるうちの9割以上を正解することが目安とされています。
ミスは17〜19問ほどがおよその許容範囲ですが、全問解き切るスピードも必要です。TOEIC900点は、約2時間の試験時間で200問を解くスピードと、正確性が求められるレベル感といえるでしょう。
どのくらい勉強すればいい?
900点を取るための勉強時間は、現在のスコアによって変わります。オックスフォード大学出版の資料によると、現状スコア600点から900点であれば約800時間、700点であれば約600時間、800点であれば300時間が目安です。
現状スコアと勉強時間、1日あたり2時間勉強した場合の勉強期間をまとめると以下の通りです。
スコア | 勉強時間 | 勉強日数 |
---|---|---|
600点→900点 | 約800時間 | 400日(1年2ヶ月) |
700点→900点 | 約600時間 | 300日(10ヶ月) |
800点→900点 | 約300時間 | 150日(5ヶ月) |
600点から900点を目指す場合は1年以上が目安となるため、早めに対策を進めておくのがおすすめです。
効率よくTOEIC900点を取るための勉強法
900点を取るには前述した勉強時間が必要ですが、転職や昇進を考えているならできるだけ効率よく900点取得を目指したいですよね。
以下3つの勉強法を意識すると、スムーズにハイスコアを目指せますよ。
- 単語を覚える
- 耳を英語に慣れさせる
- 演習問題を繰り返し解く
単語を覚える
TOEICのテストにおいて、語彙力はハイスコアの要になります。
問題の中にわからない単語があると、解くスピードや正答率が落ちてしまいます。頻出単語を押さえておくことで、より目標達成に近づきやすくなるでしょう。TOEIC900点取得に必要な単語は1万語以上あるため、アプリでサクサク覚えるのがおすすめです。
「Santaアルク」では、TOEICに特化した単語を学習できます。音声再生によって英語の発音も確認できるため、リスニング学習にも役立ちますよ。
耳を英語に慣れさせる
リスニング練習では、意味を理解できるレベルの英語を使い、たくさん練習して英語を聞くことに慣れるのが基本です。数をこなすことで、徐々に聞き取れる範囲や正確性が高まっていきます。
900点を目指すのであれば、「ディクテーション」を試してみてください。ディクテーションとは、聞こえてきた英語を書きとるトレーニング方法です。英語を正しく聞き取れるようになったり、集中して英語を聞けるようになったりする効果があります。
ディクテーションの効果的なやり方や教材については、以下の記事をチェックしてみてください。
演習問題を繰り返し解く
公式問題集や模試で問題を繰り返し解きましょう。TOEICの問題形式への慣れにより、すべての問題を時間内に解き終えるスピード感や、適切な時間配分が身についていきます。
試験時間と同じ時間で問題を解いたり、マークシートを使って回答したり、本番とできるだけ同じ環境で取り組むことでトレーニングの効果を発揮させましょう。
自分に合った参考書を選んでTOEIC900点を目指そう
TOEIC900点を目指すために使う参考書は、以下の3つのポイントを押さえて選びましょう。
- 自分の実力に合った参考書を選ぶ
- 対応範囲をチェックして選ぶ
- 解説が詳しく書かれているものを選ぶ
参考書の形式やレベル感はさまざまなので、場合によっては2冊以上使ってハイスコアを目指すのもおすすめです。
一方で、900点を目指すレベルの参考書では、単語や文法などの基礎は習得していることが前提として構成されたものも多いです。
足りない基礎英語力を身につけるのであれば、TOEIC学習アプリの「Santaアルク」も検討してみてください。ユーザーのレベルに合わせて単語、リーディング、リスニングを学習できるので、参考書と併用すると効率的なスコアアップが目指せますよ。
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