TOEICでは、1回のテストで10,000語以上の単語が出題されると言われており、単語対策は必須です。しかし、単語対策を行うための単語帳は数が多すぎて、どれを選べばいいか悩む方もいるでしょう。
そこで本記事では、TOEICの単語帳を目標点数別(500〜990点)に紹介しています。また、単語帳を使ってスコアアップするためのコツも解説していますので、参考にしてみてください。
本記事を読めば、自分に合った単語帳を見つけられて、学習を効率的に進められるようになるでしょう。
TOEICに特化した単語対策なら、Santaアルクもおすすめです。
目次
TOEIC対策ができる単語帳の選び方
多数出版されているTOEICの単語帳は、それぞれ特徴が異なります。選び方のポイントを理解して、自分に合った単語帳を選びましょう。
TOEICの種類と履歴書への書き方
- TOEICに特化した単語帳を選ぶ
- 現在の英語力や目標点数によって選ぶ
- 単語の音声確認ができる単語帳を選ぶ
- 例文がついている単語帳を選ぶ
本章では、上記4つのポイントについて、詳しく解説します。
TOEICに特化した単語帳を選ぶ
TOEICに特化した単語帳を選ぶと、効率的に勉強ができるようになります。TOEICに特化した単語帳の内容は、試験に出やすい単語や表現に絞られているためです。
TOEICに特化した単語帳は、ビジネスシーンや日常会話でよく使われる単語や表現など、試験に出題される可能性が高い単語に焦点を当てています。試験に出やすい単語のみを覚えられるため、勉強の効率がアップします。
また、TOEICに特化した単語帳は、試験の各パート(Part.1やPart.4など)に対応した語彙の学習が可能です。パートによっても単語の出題傾向は異なるため、苦手なパートを重点的に学習すれば、スコアアップが期待できます。
単語帳を選ぶ際は、TOEICに特化した内容の書籍を選びましょう。
現在の英語力や目標スコアによって選ぶ
TOEICの単語帳を選ぶ際には、現在の英語力や目標スコアを考慮しましょう。自分のレベルに合った単語帳を選択することで、目標スコアへの到達が早まります。
たとえば、目標スコアが500〜600点の方であれば、基本的な単語や日常会話でよく使われる表現をカバーする単語帳が適しています。一方、800〜900点を目指す方は、マイナーな単語まで網羅して学べる単語帳がよいでしょう。また、自分の弱点を理解し、それに焦点を当てた単語帳を選ぶことも重要です。
目標スコアは、アプリやWebサイトなどで現状の英語力を把握すれば決めやすくなります。現状の英語力から目標スコアを決定して、自分に合った単語帳を選んでみましょう。
単語の音声確認ができる単語帳を選ぶ
TOEIC試験で高得点を目指すためには、音声機能が備わっている単語帳を選びましょう。
単語の発音がわかれば、語彙力だけでなくリスニング力も向上します。
視覚だけでなく聴覚も使って単語を覚えることで、単語が記憶に定着しやすくなる効果も期待できるでしょう。また、その場で音声を確認できるため、間違った発音を覚えてしまう心配がなかったり、わざわざスマホで検索する必要がなかったりする点もメリットです。
音声付きの単語帳には「音声付き」や「CD付き」などと書かれているため、探す際の基準にしてみてください。音声付きの単語帳で、リスニング力も向上させつつ、効率的に学習しましょう。
例文がついている単語帳を選ぶ
本番を想定した学習を行うためにも、単語帳は例文を含むものを選びましょう。
リーディング問題では、単語の意味だけではなく、品詞(名詞や形容詞)や文法問題も出題されます。そのため、単語の和訳だけでなく、例文を見て使い方も理解しておく必要があるのです。
たとえば、representativeという「代表」や「担当者」などの意味をもつ、TOEICで頻出の単語があります。この単語の例文は、以下のとおりです。
Please contact our sales representative for pricing.
価格につきましては、弊社の営業担当者までお問い合わせください。
単語の意味だけを覚えるよりも、例文で単語がどのように使われるか把握できた方が、より実践的な学習ができます。
TOEIC試験において、単語力だけでなく実践的な英語能力を高めるために、例文がついている単語帳を選んでみてください。
TOEIC対策でおすすめの単語帳【500点〜600点】
本章では、500点から600点までを目標とする方におすすめの単語帳を紹介します。
500点から600点までを目標とする方におすすめの単語帳
- キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE500
- TOEIC(R) L&Rテスト 単語王-発音の鬼 DJリチャードが教える!
- TOEIC(R) TEST 英単語 出るとこだけ!
それぞれの単語帳について、詳しく解説します。
キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE500
「キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE500」は、英検3級やTOEICスコア350点程度の受験者向けです。受験者が遭遇する可能性が高い、厳選された448語が集められており、聞いて覚える「キクタン」メソッドと書き込み式の組み合わせが採用されています。
一日最短2分から最長15分までの5つの学習コースが用意されており、スキマ時間を効率的に活用できます。毎日8語ずつ、8週間で単語をマスターできるプログラムであるため、無理せず継続できる点が本書の特徴です。
初級以上の英語学習者に適しており、効率的に学習を進められる単語帳です。
TOEIC(R) L&Rテスト 単語王-発音の鬼 DJリチャードが教える!
「TOEIC(R) L&Rテスト 単語王-発音の鬼 DJリチャードが教える!」は、著者であるDJリチャード氏がカナダのTOEIC専門校での実績をもとに編集しており、スコアアップに必要な英単語を網羅しています。
特徴は、発音・日本語訳・例文・関連語句を一緒に学べる点や、1つの単語から複数の単語を関連づけて学習できるよう設計されている点です。また、DJリチャードによるラジオのようなライブ感のある講義音声や、単語テストでの確認機能、発音講座によるリスニング対策によって記憶に内容が定着しやすくなります。
単語力はもちろん、リスニングや発音、文法力も向上し、目標スコア達成が期待できる単語帳です。
TOEIC(R) TEST 英単語 出るとこだけ!
「TOEIC(R) TEST 英単語 出るとこだけ!」は、TOEIC500〜600点を目指す受験者向けに、得点に大きく影響する910語(重要語630語+基本単語280語)を厳選しています。
単語帳には例文も掲載されているため、実践的な単語の使い方も学べます。各ユニット末に演習問題が用意されているため、本番をイメージしながら学習できる点もポイントです。
音声コンテンツで発音も習得できるため、短期間でスコアアップしたい初〜中級者の方におすすめの1冊です。
TOEIC対策でおすすめの単語帳【600点〜700点】
本章では、600点から700点までを目標とする方におすすめの単語帳を紹介します。
600点から700点までを目標とする方におすすめの単語帳
- キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE600
- やたらと出る英単語クイックマスター
それぞれの単語帳について、詳しく解説します。
キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE600
「キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE600」の特徴は、耳からでも単語を学習できる点です。アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの4カ国の発音で収録された英語センテンスと、対応する日本語訳音声で単語力がアップします。
また、1120単語を収録しており、1回の学習で16語を扱います。毎日最低2分から学習できる設計のため、スキマ時間で効率的に学習が可能です。音声は無料でダウンロードできて、PCやスマートフォンで再生できます。
TOEIC(R) L&Rテストやたらと出る英単語クイックマスター
TOEIC600〜700点を目指す受験者に適した単語帳で、重要な600語を200の例文で学べます。6人の現役TOEIC講師により厳選された必修語彙が3段階のレベルでランクづけされており、目標スコアに応じた効率的な学習が可能です。
1つの例文で複数の語彙を学び、TOEIC特有の単語や構文を学習できます。「例文/見出し語」や「例文/リピーティング用ポーズ」などの4種類のダウンロード音声付きで、聞くだけの学習もサポートします。通勤や移動時にも便利な単語帳です。
TOEIC対策でおすすめの単語帳【700点〜990点】
本章では、700点から満点までを目標とする方におすすめの単語帳を紹介します。
700点から満点までを目標とする方におすすめの単語帳
- TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
- キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800
- TOEIC(R)テスト スーパー英単語|エキスパートが厳選した頻出単語集
- キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 990
それぞれの単語帳について、詳しく解説します。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
「金のフレーズ」はTOEICに実際に出題された単語のみを収録し、頻出単語に特化している単語帳です。
著者のTEX加藤氏は80回以上のTOEIC受験経験を活かし、出題された単語を収集した「TEXファイル」をもとに単語帳を厳選しています。
TOEIC600点から990点レベルまでの単語が1000語収録されており、初心者から上級者まで幅広いレベルの学習者に対応している単語帳です。
キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800
「キクタンTOEIC」は、TOEIC700点以上を目指す受験者向けの単語帳です。アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア4カ国の発音で収録された音声と日本語訳音声が収録されており、耳からも学習できます。
1120単語を収録しており、1回の学習で16語を扱う設計で、毎日最低2分から効率的に学習できます。忙しい受験者の方でも、ハイスコアをねらえる単語帳としておすすめです。
TOEIC(R)テスト スーパー英単語
「TOEIC(R)テスト スーパー英単語」は、TOEIC700点以上を目指す受験者に適しており、TOEICのエキスパート5人によって選ばれた1005語(関連語を含めると3000語)が収録されています。収録されている単語は、450点レベルの受験者が900点を目指す際に必要な重要語に絞られています。
各語は「スコア直結度」で5段階に格付けされ、重要ポイントには講師からのコメント付きです。また、1005語の単語と例文の音声がダウンロード特典として提供されており、効率的な学習が可能です。
キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 990
「キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 990」は「キクタンシリーズ」の中でも満点を目指す受験者に向けて作成されています。学習方法は他のキクタンシリーズと同じく、聞いて覚えるキクタンメソッドと、書いて覚える方式を採用しています。
満点を目指すために必要な1120単語を収録しており、キクタンのScore500〜800でカバーしていない単語を学べるため、あと一歩で満点という方に適した1冊です。
TOEICの単語帳で効果的に勉強する方法
TOEICの単語帳で効果的に勉強する方法は、以下のとおりです。
単語帳で効果的に勉強する方法
- 和訳のみ覚える
- 単語を発音する
- 同じ単語帳を繰り返す
自分に合った単語帳を選んだうえで上記の学習方法を行い、効率的に学習を進めましょう
和訳のみ覚える
TOEICの単語を学習する際は、単語の和訳だけを覚えると効率がよくなります。TOEICでは、英訳(日本語を英語にする)問題は出題されないためです。TOEICの問題文や選択肢はすべて英語で、テスト中は頭の中で和訳する作業しか行いません。
単語の英訳まで覚えてしまうと、TOEICにおいては学習効率が落ちてしまうため、単語学習では和訳のみを覚えるようにしましょう。
単語を音読する
単語を発音しながら学習することで、リスニングのスコアアップにつながります。
TOEICのリスニングで得点するためには、単語の音を聞いて和訳する必要があるからです。ただ、自室以外では声を発せられる場所は少ないでしょう。しかし発声できない場合でも、非常に小さな声で発音したり、脳内で音をイメージするだけでも効果はあります。
目からの情報だけでなく声や耳も活用して、効果的に学習を行ってみてください。
同じ単語帳を繰り返す
購入した単語帳を一周したら、同じ単語帳でさらに学習を行いましょう。
単語帳を一周しただけでは記憶に定着しにくいです。同じ内容を繰り返し見て・聞いて・発音することで、記憶に定着しやすくなります。反復して同じ英語に触れると、和訳を介さず英語を理解できるようになり、リスニングのスピードについていけたり、文章を読む速度が上がったりします。
1冊を終えると達成感があるため、別の単語帳に移りたくなるでしょう。しかし、効率的にスコアアップを狙うためには、同じ単語帳を何周も学習することが大切なのです。
TOEIC対策は単語帳だけでなくアプリもおすすめ
TOEICの単語対策を行うために単語帳は効果的ですが、アプリの活用もおすすめです。ここでは、アルクが運営する『Santa アルク』を紹介します。
このアプリは、約600万人のユーザーに利用されており、AIを駆使して個々の学習者に最適化された学習計画を提供します。アプリの特徴は以下のとおりです。
Santaアルクの特徴
- TOEICに特化した単語の問題が収録されている
- AIが効率的な学習ルートを提案してくれる
- 「Santa Tutor」で英語に関する質問ができる
- 無料でも学習できる
- 点数アップの実績が多数ある
『Santaアルク』は、AI技術による個別化された学習が可能で、TOEICのスコア向上が期待できるアプリです。
アプリを使えば、単語帳を持ち歩かず、スマートフォンでいつでも学習を行えます。もちろん、単語以外の対策も行えるため、スキマ時間を効率的に活用できるメリットもあります。単語帳の購入を考えている方は、アプリの活用もご検討ください。
TOEICの単語帳に関してよくある質問
TOEICの単語帳に関してよくある質問は以下のとおりです。
TOEIC太郎
- TOEICに単語帳は必要ですか?
- TOEICで700点をとるためには何時間勉強が必要ですか?
回答を参考にして、疑問を解消しましょう。
TOEICに単語帳は必要ですか?
TOEICに出てくる単語はある程度決まっているため、単語帳を使って対策しておくことでスコアアップが期待できます。
また、パートごとの解き方のテクニックや文法力が身についても、単語力がないと選択肢を絞り込めず、点数につながらない場合もあります。10,000語以上の単語が出題されると言われるTOEICにおいて、単語帳の活用はスコアアップに必要なのです。
TOEICで700点をとるためには何時間勉強が必要ですか?
オックスフォード大学の研究によると、600点の人が750点を目指す場合は225時間、500点の人が750点を目指す場合は450時間かかると言われています。
600点の人が1日1時間勉強すると仮定して、研究をもとに計算すると、700点到達までの期間は7ヶ月半だと考えられます。
ただし、研究結果はあくまで統計的なデータです。個人のレベルによって勉強時間は異なりますので、参考程度にしておきましょう。
参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success
TOEIC対策で自分に合った単語帳・アプリを選ぼう!
TOEICの単語帳は、自分のレベルに合っていて、音声確認や例文が記載されているものを選ぶと効率的に学習できます。
本記事では、目標スコア別におすすめの単語帳を紹介しました。現在のレベルと試験日までの期間を考慮して、無理のない目標設定を行い、適切な単語帳を選んでみてください。
また、アプリの活用も効率的な学習に有効な手段です。スマートフォンがあれば、単語以外にもリスニングやリーディング対策も行えるため、スキマ時間を有効活用できます。
単語帳を使ってみようと考えている方は、本記事で紹介した『Santa アルク』の活用もご検討ください。
【Santaアルク】3分でできる英語力診断
AIが弱点・伸びしろ・TOEICスコアを予測
- Santaアルクを使って学習しているユーザーは世界で400万人以上!
- 20時間の学習で平均165点のスコアアップ実績
- AIがユーザーのTOEICスコア・弱点・伸びしろを診断し、個別最適化されたカリキュラムを提供