「TOEICを受けようと思っているけれど、何点を目指せばいいかわからない」「何点取れば就職に有利なの?」と思っていませんか?
この記事ではTOEICの点数について詳しく解説します。
点数の目安や各レベルの特徴と対策も紹介していますので「TOEICを受ける前に点数について詳しく知りたい」という方はぜひ参考にしてください。
TOEICの点数を効率よく上げたいなら、20時間で平均 165 点アップの実績がある「Santaアルク」を活用してみてください。TOEICに必要な要素が入ったオールインワンアプリなので、これひとつで学習が可能です。まずは、AIによる精度95%のスコア診断を試してみてください。
目次
TOEIC点数についての基礎情報
TOEICはリスニングパートとリーディングパートにわかれています。
各パートの最高点は495点、最低点は5点で、TOEIC全体の最高点は990点、最低点は10点です。
最低点 | 最高点 | |
---|---|---|
リスニングパート | 5点 | 495点 |
リーディングパート | 5点 | 495点 |
TOEIC全体 | 10点 | 990点 |
TOEICに合格・不合格はなく、公式認定証と呼ばれるスコアの証明書に取得点数のみ表示されます。
また、TOEICの点数は、1問5点でスコアを出しているわけではなく、「スコアの同一化」と呼ばれる統計処理により点数が決められています。
つまり、自身の英語力が同じなら テストの難易度が変化しても、同程度のスコアを取得できる ように調整されているのが特徴です。
参考:テスト結果について
自分のTOEICスコアのレベルが気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
TOEICには「TOEIC L&R(Listening & Reading)」と「TOEIC S&W(Speaking & Writing)」の2種類があり、もっとも受験生が多いのが「TOEIC L&R(Listening & Reading)」です。
多くの企業に採用されているテストが「TOEIC L&R」のため、この記事では「TOEIC L&R」について解説していきます。
TOEIC各パートの点数配分とスコア換算
TOEICの各パートの問題数と点数配分の目安は以下の通りです。
問題数 | 点数配分の目安 | |
---|---|---|
パート1 | 6問 | 30点 |
パート2 | 25問 | 125点 |
パート3 | 39問 | 195点 |
パート4 | 30問 | 150点 |
パート5 | 30問 | 150点 |
パート6 | 16問 | 80点 |
パート7 | 54問 | 270点 |
合計 | 200問 | 1000点 |
1問5点という配点ではないため、パートごとの配点はあくまで目安と考えてください。
TOEICスコア換算表を使えば、正答数からだいたいのスコアを算出できます。
スコア換算表は公式問題集などで確認できます。
TOEICの配点について気になる方は、以下の記事も参考にしてみてください。
TOEIC点数の平均点やスコア分布
TOEIC公式サイトによると、2022年度のTOEIC平均スコアは 608 点です。
595点〜640点の人が10.5%ともっとも多く、600点台前半のスコアをもつ人の割合が多いことがわかります。
2023年度のセクション別の平均点は以下のとおりです。
リスニング | リーディング | |
---|---|---|
平均点 | 330点~340点 | 270点~280点 |
TOEICでは、リーディングよりリスニングの方が平均点は高いです。
TOEICの点数|英語力の目安
TOEICの点数ごとに、英語力の目安を確認しましょう。
今の自分のレベルの確認と、目標レベルを見つけるのに役立ちます。
点数 | 英語力の目安 |
---|---|
300点未満 | 中学1~2年生レベル |
300点~399点 | 中学3年生レベル |
400点~499点 | 高校1~2年生レベル |
500点~599点 | 高校3年生~大学生レベル |
600点~699 点 | 履歴書に書ける最低レベル |
700点~799点 | 貿易事務や海外営業など、職種の選択肢が増えるレベル |
800点~899点 | 英語を使う部門(外資系を除く)で仕事ができるレベル |
900点~990点 | 外資系企業で働けるレベル |
300点未満|中学1~2年生レベル
300点未満の方は、中学1〜2年生のレベルです。
具体的なレベル感は、以下のとおりです。
【英会話】
- 簡単な単語は聞き取れる
- 簡単な単語を使って意思を伝えられる
【読み書き】
- 簡単なフレーズや短い文章なら少し理解できることがある
- 自分で英文を書くのは難しい
【英検のレベル】
英検4~5級と同等レベル
300点~399点|中学3年生レベル
300点〜399点の方は、中学3年生のレベルです。
具体的なレベル感は、以下のとおりです。
【英会話】
- 基本的な短文なら聞き取れる
- 簡単なフレーズを使い、いいたいことを伝えられる
- ゆっくり話してもらったり繰り返し伝えてもらったりすると、なんとか簡単な会話が理解できる
【読み書き】
- 高校基礎レベルの文法や単語が曖昧で、長めの文章は読んでもあまり理解できない
- 簡単な文は書けるが、文法的な間違いが多い
- 知らない内容が出てくると、文章中の情報を推測するのは難しい
【英検のレベル】
英検3級と同等レベル
400点~499点|高校1~2年生レベル
400点〜499点の方は、高校1〜2年生のレベルで、企業が新入社員に期待するTOEICの最低ラインです。
具体的なレベル感は、以下のとおりです。
【英会話】
- 基本的な短文の質問が聞き取れる
- 長文は聞き取れる部分がある
- 意見を述べるのはまだ難しい
【読み書き】
- 中学英語レベルの英文は理解できる
- 高校基礎レベルの文法や単語は曖昧で、読解力に欠ける
【英検のレベル】
英検準2級と同等レベル
500点~599点|高校3年生~大学生レベル
TOEICの平均点に近い500点〜599点の方は、高校3年生〜大学生レベルです。
具体的なレベル感は、以下のとおりです。
【英会話】
- 長文も聞き取れるようになるが、細かい部分までは理解できない
- 簡単なフレーズで意見を述べられる
- 複雑な単語や構文が含まれている英文は理解が難しい
【読み書き】
- 基本的な文章や単語は理解できる
- 簡単な情報を書いて伝えられる
- まだ読むスピードが遅く、長文を読むのに時間がかかる
- 看板やビジネスメールなどのシンプルな文章は問題なく理解できる
【英検のレベル】
英検2級と同等レベル
600点~699点|留学などの英語環境でも問題なく生活できるレベル
600点〜699点の方は、留学などの英語環境でも問題なく生活できるレベルです。
英語を使う職種で求められる最低ラインで、履歴書に書いてアピールできます。
具体的なレベル感は、以下のとおりです。
【英会話】
- 短文・長文ともに聞き取れるが、細部まで聞き取るのは難しい
- 意見を述べられるが、使える語彙が限定的になる
- 非ネイティブの人とかなり意思疎通ができるようになるが、ネイティブの人とはまだ難しい
【読み書き】
- 基本的な文章や単語は理解できるが、複雑な英文を理解するのは難しい
- 文法で迷うことが少なくなる
- 長文もかなりの範囲で意味がつかめるようになる
【英検のレベル】
英検2級~準1級と同等レベル
700点~799点|貿易事務や海外営業など職種の選択肢が増えるレベル
700点〜799点の方は、貿易事務や海外営業など職種の選択肢が増えるレベルです。
職種の選択肢が増え、国際部門の仕事や海外赴任にもチャレンジできます。
具体的なレベル感は、以下のとおりです。
【英会話】
- 短文も長文も大部分が聞きとれる
- ある程度複雑な要求に対しても応えられる
- 簡単な日常会話ならほとんど問題なく意思疎通できる
- ネイティブの人とも意思疎通できる
【読み書き】
- 複雑な英文や長文も理解できる
- 読解スピードがまだ足りない
【英検のレベル】
英検準1級と同等レベル
800点~899点|英語を使う部門(外資系を除く)で仕事ができるレベル
800点〜899点の方は、英語を使う部門(外資系を除く)で仕事ができるレベルです。
海外クライアントとのメール・電話でのやり取りや会議をこなせる状態です。
収入アップに繋がったり、海外に駐在できたりと 仕事での可能性がかなり広がります。
具体的なレベル感は、以下のとおりです。
【英会話】
- 日常会話はほぼ完ぺきに理解でき、海外旅行でもスムーズに会話できる
- ビジネス用語も理解でき、使いこなせる
- ネイティブスピーカーとの会議で、やり取りに参加できる
【読み書き】
- 洋書や英字新聞などの文章を難なく読める
- ビジネスメールや英文資料もだいたい理解できる
【英検のレベル】
英検準1級と同等レベル
900点~990点:外資系企業で働けるレベル
900点〜990点の方は、ネイティブに近い英語力があり、外資系企業で働けるレベルです。
TOEIC受検者の3%に入る最高レベルで、英語を使うすべての職種に就けるようになります。
具体的なレベル感は、以下のとおりです。
【英会話】
- TOEICのリスニングならほぼ完ぺきに聞き取れる
- ネイティブスピーカーと商談ができる
【読み書き】
- 長文も問題なく読め、速読もできる
- 英語で書かれた専門書なども内容が理解できる
【英検のレベル】
英検1級と同等レベル
TOEIC点数の上げ方は?スコア別の対策方法
TOEICの点数を上げるには、今のスコアに合わせた対策が必要です。
スコア別の対策方法を表にまとめました。
スコア | 対策 |
---|---|
400点未満 | ・TOEICの問題形式を過去問題集などで事前に確認しておく(パート1~4はリスニング、パート5~7はリーディング) ・中学レベルの単語と文法を復習する |
400点~599点 | ・公式問題集を使い、本番を想定して問題を解く練習をする ・TOEIC600点レベルの英単語(約5000語)を覚える ・中学レベルの基礎文法を見なおす ・すきま時間などを活用して英語のフレーズを聞き、リスニング力を強化する |
600点~799点 | ・TOEIC800点レベルの英単語(約8500語)を覚える ・高校レベルの英文法を見なおす・英文の読解スピードを上げる |
800点以上 | ・過去問を繰り返し解く ・英語を多聴しリスニング力を強化する ・英文を多読しリーディング力を強化する |
TOEICの詳しい勉強方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
TOEICの学習は、レベルによって対策すべき内容が異なります。まずは自分のレベルを確認することで、効率よく学習を進められます。
自分の英語レベルをチェックするなら、 Santaアルク の診断テストを活用してみてください。12問の診断テストで精度95%のAIモデルがあなたの英語レベルを診断してくれます。
10分もあればダウンロードから診断後のフィードバックまでが受けられるので、通勤時間や昼休みなどのすきま時間にぜひお試しください。
TOEIC点数についてよくある質問(FAQ)
TOEIC点数についてよくある質問をまとめました。
- TOEICの点数はいつわかる?メールや電話で教えてもらえる?
- TOEICの点数の有効期限は?
- TOEICで履歴書に書ける点数は?就職・転職で有利になるのは何点から?
Q:TOEICの点数はいつわかる?メールや電話で教えてもらえる?
A:テスト結果はメールや電話では確認できません。
スコアは試験日から 17日後 に、TOEIC申し込みサイトより確認できます。
試験日から2年以内なら、公式認定証の再発行も可能です。
再発行を依頼する場合は、「公式認定証の再発行"より詳細を確認し、TOEIC申し込みサイトより手続きしましょう。
手数料の支払い完了後、4営業日以内(土・日・祝日・年末年始を除く)に発送されます。 再発行手数料として1部につき550円がかかります。
参考:Q【TOEIC L&R】テスト結果はいつからインターネット上で確認できますか?
参考:Q【TOEIC L&R】スコアを電話やメールで教えてもらえますか?
Q:TOEICの点数の有効期限は?
A:スコアの有効期限はない ため、取得後何年経っても履歴書に記載できます。
ただ、英語力は学習を継続しないと保つのが難しく、古いスコアでは現時点での英語力を証明するのが難しいため、履歴書に書くのはなるべく直近のスコアが望ましいとされています。
履歴書の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
Q:TOEICで履歴書に書ける点数は?就職・転職で有利になるのは何点から?
A:一般的には、TOEICの平均点である 600点以上 あれば履歴書でアピールできるといわれています。
英語を使った仕事の場合、TOEICが有利になるのは 700点以上 です。
TOEICを実施しているIIBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)の「英語活用実態調査2019」には、企業が海外部門の社員に期待するTOEICのスコアは690点と記載されています。
TOEICの点数アップにSantaアルクが使える理由3つ
Santaアルクは、「キクタン」や「究極の模試」などのヒット作を創出したアルク監修のTOEIC専用アプリ。
TOEICの点数アップにSantaアルクが使える理由3つは以下の通りです。
- AIによる高精度な診断で現在のスコアがわかる
- 20時間で165点アップの実績がある
- AIでパーソナライズされた質の高い豊富なコンテンツで学習できる
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1.AIによる高精度な診断で現在のスコアがわかる
12問の診断テストで、TOEICのスコアを精度95%のAIモデルが予測します。
解答時間、問題の難易度、選択肢などさまざまなログデータを考慮して TOEIC予想スコアを分析してくれるため、目標スコアとの差分が明確になります。
定期的に診断テストを受けることで、自分の現在地を都度確認しながら継続的な英語学習が可能です。
2.20時間で165点アップの実績がある
3億以上の学習データをもとに AIがスコアアップへの最短経路を提示してくれる ため、効率のよいTOEIC学習が可能です。
利用者の中には 20時間で165点アップ した方もおり、短期間でスコアアップを目指す人にはぴったりのアプリです。
利用者の声を一部紹介します。
3.AIでパーソナライズされた質の高い豊富なコンテンツで学習できる
Santaアルクは、TOEIC学習に必要な要素が入ったオールインワンアプリです。
質の高いコンテンツが各カテゴリごとに定期的に追加され、パーソナライズされた学習に反映されます。
【単語学習】
TOEICに特化した英単語を収録しており、ユーザーのレベルごとに単語学習を進められます。
【リーディング】
以下のようなリーディング学習をサポートする機能が用意されています。
- SVO、 SVCなど文章の構造を表示させる文章構造分析機能
- 長文を解く際に活用できるアンダーライン(下線)が引ける機能
【リスニング】
リピート再生や倍速再生 などの調整ができ、復習がしやすいのが特徴です。
また、TOEICに登場する5か国の英語(アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド)の音声でリスニング学習ができます。
自分のレベルを知ったうえで目標にあったスコアを狙おう
TOEICを受ける方は、就職や転職時に必要な方が多いと思います。
就職や転職時に有利になるスコアは600点以上、英語を使う職種なら700点以上が必要になります。
TOEICのスコアを上げるには、まずは自分のレベルを知ることが大切です。
自分のスコアを知ったうえで目標のスコアを決め、勉強をはじめましょう。
Santaアルクは、AIによる精度95%のスコア診断により、あなたの現在のレベルを診断します。目標スコアとの差分や「今やるべきこと」が明確になるため、効率よく学習をスタートできます。
また3億以上の学習データをもとに、AIがパーソナライズしたおすすめ学習法を提示してくれるので、最短でスコアアップが目指せるでしょう。
12問の診断テストで、簡単に現在のTOEICスコアがチェックできます。
今すぐあなたのTOEICスコアをチェックしてみてください。
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