TOEIC800点取得を目指す!おすすめ参考書8選

TOEIC800点を取得したいけれど、なかなか学習の時間がとれない人、700点台でスコアが伸び悩んでいる人に、効果的な勉強法とおすすめの参考書を紹介します。

参考書を持ち歩くのはちょっと面倒...と思っている場合は、「Santaアルク」のアプリを利用してみるのはいかがでしょうか?スマホひとつで単語・リーディング・リスニングの対策が可能で、いつでもどこでも気軽に学習ができます。

TOEIC 800点の基本情報

TOEIC800点取得に向けて押さえておくべきポイントを解説します。

  • TOEIC800点のレベル
  • 参考書の選び方
  • TOEIC800点取得のための勉強法

TOEIC800点のレベル

TOEIC800点は、英検なら準1級は合格しているが、1級はまだというレベルです。

これは日常の英会話なら対応できて、専門的な内容でなければ、ビジネス英語の文章もほぼ理解できるレベルといえます。

TOEICの受験者全体で800点以上を取得できる人の割合は約14%で、取得に必要な単語数は約8500語とされます。一般的に大学受験に必要な単語数とTOEIC600取得のレベルに必要な単語数は、いずれも約5000語といわれるので、ここからさらに3500語、増やす必要があります。

800点が取れる正答率の正確な情報は公開されていませんが、リスニング、リーディングともに約80~85%程度の正答率を目指す必要があります。

スコア別のレベルについては、以下の記事で詳しく解説しています。

参考書の選び方

参考書はいろいろ出版されていますが、どれが良いのか迷うことも多いと思います。参考書はおおまかに言うと、テスト全体に対応しているタイプと、特定のパートだけを扱うタイプに分かれます。

その中で自分の弱点克服に役立つものはどれかを考えて選びましょう。

面白いと感じる、興味を持てる内容のものを選ぶことも大切です。TOEICで結果を出すにはある程度の期間学習を継続する必要があり、面白いと感じる方が続けられるからです。

TOEIC800点取得のための勉強法

800点取得のための勉強法で大切なことは次の5つです。

  • たくさんの問題を解く
  • 解いた問題の英文を音読する
  • 弱点を補強する
  • TOEICに出題される単語を学ぶ
  • 学習を毎日継続する

最初にいつ受験するのかも決めましょう。TOEIC公式サイトを見ると、年間の試験日程や申込期日など、詳細が掲載されています。特に学習時間がなかなか取れない人は、受験日を決め、学習計画を立てましょう。

TOEICは全体の試験時間が120分(2時間)、リスニング45分、リーディング75分となっています。

問題はパート1からパート7まで分かれています。リスニング短文(パート1、2)、リスニング長文(パート3、4)、リーディング短文(パート5)、リーディング長文(パート6、7)と捉えて、特にどこの対策をする必要があるかを考えてみましょう。

リスニングセクションの勉強法

最初に弱点をどう攻略すべきか考えてみましょう。

勉強時間は無限にあるわけではありません。確実にスコアを上げるためには、集中的にトレーニングする必要があります。リスニング問題はパート1からパート4まで分かれていますが、どのパートを強化するのか、優先順位を決めて学習しましょう。

問題をたくさん解くのはもちろんですが、英文の音読、シャドーイング(音声を聞きながら、音を追いかけるように、少し遅れて発音するトレーニング)おすすめです。これらの方法は短時間でも毎日継続して行うと効果的です。

意外かもしれませんが、ディクテーション(音声の書き取り)はリスニング力アップにつながります。ネイティブ・スピーカーの英語には、日本語にない音声や、英語のなまりもあります 。耳で聞いた音声を書き取って、英文と照らし合わせると、聞き取れなかった箇所がはっきりします。記述する前提で聞くことで、集中力もアップします。

リスニングは聞くことにとにかく集中しましょう。意味がつかめなかった箇所にとらわれずに、とにかく聞き取れるだけは聞くという姿勢で臨みましょう。

リスニング対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

リーディングセクションの勉強法

リーディングセクションは、ある意味で時間との戦いです。75分の間に、パート5~7までを解きますが、どの問題から解くかは受験者の自由です。特にパート7の最後に出題される「トリプルパッセージ」問題は、集中力が必要なので、パート7はトリプルパッセージから解くという人もいます。

自分なりの解答順を決めて、模試もその順で受験し、本番で迷うことがないようにしておきましょう。パート5、パート6、パート7と順に解く、あるいは得意な問題から攻めるなど、さまざまな方法があります。

Part 7攻略 として、いろいろな方法が語られています。しかし、800点を目指すなら、とにかく全文読んで解答することをおすすめします。

パート7の解答テクニックに、まず設問と選択肢を読んでから、長文にざっと目を通して、解答に必要なヒントが書かれていそうな箇所を精読するという方法があります。これはそれほど高くないスコアを目標にするなら、有効かもしれません。

しかし、この方法では内容の見逃しや、長文と設問での表現の微妙な言い換えなどを把握し損なう可能性があります。800点以上を取得したいなら、なるべく速く英文全体を読むようにしましょう。一読して意味を把握する、英文を前に戻って訳さずに、最後まで読み通すトレーニングがおすすめです。

リーディング対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

TOEIC800点取得!おすすめリスニング参考書

以下におすすめリスニング参考書をそれぞれの特徴や使い方もあわせてあげました。

英語で聞く力。81のサンプル・リスニングで鍛える!

音声は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、4カ国のナレーターが読んでいるので、さまざまな英語の聞き取りの練習もできます。

キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE800

チャンツと呼ばれるリズムに乗った英語の音声を聞きながら、単語を覚えるシリーズで、本書はTOEIC800を目標にする人向けです。1回で学習する語彙は16語に設定されています。アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、4パターンの英語が登場する音声(MP3)を無料ダウンロードして、スマホに同期すれば、スキマ時間の学習に適しています。

改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる

発音に徹底的にこだわった一冊です。「発音できない音は聞き取れない」として、英語の正しい発音を練習することで、リスニング力をアップさせます。さらに英語の音がつながって、音が変わる、「音変化」のルールも学べます。
『英語耳』は、初版の発行から約20年、第2版『[改訂・新CD版]』から10年以上経過していますが、根強い人気があります。本書『改訂3版』は、スマホでも学習しやすいように、内容が見直されています。

TOEIC800点取得を目指す! おすすめリーディング参考書

ここからはリーディング対策におすすめの参考書について解説します。

TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7

パート7、特に最後の「トリプルパッセージ」問題に苦手意識を抱く人におすすめです。パート7攻略について、TOEIC指導に実績あるヒロ前田氏が詳しく解説します。設問のタイプ別に問題の解き方のテクニックを紹介し、対話式の解説で楽しみながら学習が可能です。ユーザーからは「音声2.0倍速で聞くことでTOEICリーディングでの速読練習に役立ち、スコアアップにつながった」という意見もあります。TOEICパート7攻略で伸び悩みを感じている人におすすめしたい一冊です。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

TOEICを毎回受験して連続で満点を獲得してきたTEX加藤氏が、パート5で出題される「文法問題」に焦点を当てた問題集です。問題をタイプ別に紹介し、解答の仕方や文法について解説。仕上げに、練習問題や模試を解きます。左ページに問題が掲載され、右ページに解説があります。解答したらすぐに正答と解説を確認できるよう工夫されていて、スキマ時間の学習にもぴったりです

TOEIC800点取得のためのおすすめ模試問題集

模試は時間配分を意識しながら、テスト本番の感覚を把握するのに適しています。模試の活用法とおすすめの教材も紹介しましょう。

模試の活用方法

TOEICは2016年5月から問題が新型式に変わっています。これ以降に出版された模試を選ぶのはもちろんですが、公式問題集でどのような問題が出題されるのか確認しておきましょう。模試を解く際には、自分の現在のレベルと、何を間違えたのかをチェックしましょう。

特に新形式に変わって、リーディングの単語の難化を感じるという意見が受験生から出ています。どのような単語や問題文が出ているのか、模試形式の問題集で学びましょう。

公式TOEIC®Listening & Reading 問題集 11

公式問題の最新刊。必須の1冊として挙げておきます。本番同様に時間を計り、途中で止めずに解いて、試験全体の感覚を体験するのに適しています。最新刊なので、最近のTOEICの傾向を知りたい人に、特におすすめです。リーディングセクション、特にパート7の最後の問題などで、近年、使用される語彙のレベルが上がっているといわれますが、この問題集はこういった傾向にも対応しており、かなり手ごわい問題も含まれています。CD音源はついていないため、QRコードを読み取って、音声をダウンロードして使用します。音声はスマートフォンやPCで繰り返し聞くこともできます。

世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試2[800点突破レベル]

本番形式の模擬試験が2回分収録されています。800点突破のための模試なので、公式問題集よりも全体的に難易度は高めです。TOEICならではの、ひっかけ問題も多数収録されています。カリスマ講師・関正生氏による解説も掲載されており、なぜ間違えてしまったのかが明確になり、英語力アップにつながります。アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、4カ国ナレーターによる音声CD付(アプリでも聞くことが可能)。

『公式TOEIC Listening & Reading 800+』

TOEICの問題を作成しているETSが執筆した、公式教材です。テストの受験者が苦手な難易度の高い問題を集め、その解き方を解説します。全体は3部に分かれており、セクション1でパート別の問題の解き方を学び、セクション2で練習問題を解き、セクション3で本番形式のテストを受けます。ある程度のスコアがある人が800点突破を目指す場合におすすめです。

独学でTOEIC 800点突破をするには

TOEICに関する情報は世の中にあふれています。特に、インターネットは学習法、体験談など情報の宝庫です。気になることはすぐに検索するなど、ネットを有効活用しましょう。なかなか勉強の時間がとれない、TOEICのためのスクールに通えない場合に意識したいポイントを以下で解説しています。

  • スキマ時間を活用
  • 自分の弱点を把握する
  • 学習のモチベーションを維持する

スキマ時間を活用

スキマ時間とは、予定と予定の間の時間を指します。通勤通学時間など、スキマ時間は人によって異なります。普段の生活スケジュールを見直して、どのスキマ時間が学習に充てられそうかを考えてみましょう。

スキマ時間で読みたい参考書があるなら、常にカバンの中に入いれておきましょう。重たい参考書を持ち歩くのは大変という場合は、本の背表紙にカッターで切り込みを入れて本をいくつかに分けます。こうやって薄くすると持ち運びやすくなります。ぜひこの方法で学習を続けてみましょう。

自分の弱点を把握する

弱点を把握するには、テスト全体を本番同様に解いてみましょう。できれば公式試験問題集がおすすめです。

スマホのスイッチを切り、外の騒音が気にならない静かな場所を選んで、模試に取り組みます。トイレにも行かない、水も飲まない、本番さながらの環境を意識して、2時間(リスニング45分、リーディング75分)で試験問題に解答します。こうして自分の現状のレベルを把握しましょう。

模試が終わったら答え合わせをします。どのパートが自分の弱点なのか確認してみましょう。また得意な問題もチェックしておきましょう。リーディング問題の時間配分など、模試を解いた時に感じたことを振り返ってみましょう。ここから自分のTOEIC攻略作戦を立てます。

弱点は伸びしろ、つまり成長点であると捉えます。実際の試験に向けて、どこを重点的に学習すればよいのか、弱点が分かれば計画は立てやすくなります。

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学習のモチベーションを維持する

学習の記録をつけてみましょう。

TOEICに関してやったことを記録しましょう。スマホのメモでも手書きでもいいので、視覚化すれば、モチベーションが下がったときの励みにもなります。自信にもつながります。客観的に見ることで、次に何をすべきか見えてくる場合があります。

誰でもモチベーションが下がるときはあるものです。壁にぶつかっていると感じて、本当に目標を実現できるのか不安になるときもあるでしょう。そんな時は頑張っている自分にごほうびをあげてください。

夢を実現したときの自分を明確にイメージしてみましょう。
800点を超えたスコアを手にしたあなたは、その時どのような気持ちになっているでしょうか。そして、周囲の人は喜んでいるでしょうか。

ここで大切なのは、その先までをできるだけ具体的にイメージしてみることです。
例えば、TOEIC800を超えた後は海外の大学で楽しく学んでいるとか、会社でネイティブ・スピーカーと活発に仕事をしているといったイメージです。

TOEICで高得点を得るために繰り返し厳しいトレーニングは必要です。しかし何のために自分はTOEIC800を超えたいのか、その後どのような自分になりたいのかをはっきりイメージできれば、これが推進力になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。TOEIC800取得は決して簡単ではありません。しかし効果的な学習方法で目指せば手に入れることはできます。

ぜひ目標を達成するための一歩を踏み出してみてください。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

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