
日本語の「一目置く」という表現は、相手の実力や才能を認めて敬意を払うときに使われます。直訳は難しく、英語でも文脈に応じた言い方を選ぶ必要があります。今回は「一目置く」を自然に伝える英語表現を紹介します。
「一目置く」は英語で?
「一目置く」に近い英語表現はいくつかありますが、代表的なのはrespectやlook up toです。場面に合わせて使い分けると、ニュアンスを正しく伝えられます。
respect(敬意を払う)
最もシンプルな表現はrespectです。人の能力や努力を認めていることを表します。
I really respect her for her dedication.
彼女の献身には一目置いている。
He earned the respect of his colleagues.
彼は同僚たちから一目置かれる存在になった。
look up to(憧れを持って敬う)
look up toは「尊敬する」「敬意を払う」という意味で、特にロールモデルや目上の人に使われます。日本語の「一目置く」にもよく合います。
Many young designers look up to her for her creativity.
多くの若手デザイナーが彼女の創造性に一目置いている。
Many young players look up to him for his skills and leadership.
多くの若い選手が彼の技術とリーダーシップに一目置いている。
admire(称賛する)
admireも「称賛する」という意味で、一目置く気持ちを表すときに自然です。外見的・能力的な「すごい!」という評価にも使えます。
I admire her ability to stay calm under pressure.
プレッシャーの中で冷静でいられる彼女の力には一目置いている。
give credit to(功績を認める)
give credit toは「功績を認める」「正当に評価する」という意味です。日本語の「一目置く」とはややニュアンスが異なりますが、相手の努力や成果をしっかり認めるという点では近い表現として使えます。
We should give credit to the team for their hard work.
そのチームの努力は正当に評価されるべきだ。
まとめ
「一目置く」は、相手への敬意や称賛を表す表現です。
英語では一般的にrespectやlook up toがよく使われ、状況によってはadmireも自然です。また、少しニュアンスは異なりますが、努力や成果をきちんと認めるという意味でgive credit toを使うこともできます。相手との関係性や文脈に応じて使い分けることで、日本語の「一目置く」をより的確に英語で表現できます。
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