
朝のルーティンを英語でつぶやくだけで、自然と会話力がアップ! 今回は『起きてから寝るまで英語表現1000』を活用して、起きたときの英語フレーズを紹介します。
目次
朝のルーティンを英語でつぶやいてみよう!
「おはよう」と目を覚ます瞬間から「おやすみ」と眠りにつくまで、私たちの一日は小さな動作やつぶやきでできています。そんな日常をそのまま英語にしてみたらどうでしょう?
アルクのロングセラー『起きてから寝るまで英語表現1000』は、1000以上のリアルなフレーズや例文を通して、英語を“生活の一部”として身につけられる一冊です。
朝の動作を英語で言ってみよう
本書には、朝のルーティンを表す「体の動き」がたくさん掲載されています。その中から、ENGLISH JOURNAL編集部が選んだ10センテンスをご紹介します。
目覚ましが鳴って、一日のスタート
I wake up.(目が覚める)
wake up in the middle of a dreamとすると「夢の途中で目が覚める」。状況を詳しく表せます。I fall back to sleep again. (二度寝する)
fall back to ~は、fall back to basics(基本に立ち返る)など、他の場面にも応用できます。また、昼寝をしたいときはtake a napと言うことができます。
やっと布団から出て、現実の世界へ
I get out of bed. (布団から出る)
get out of ~は、I get out of the car.(車から降りる)、I get out of trouble.(トラブルから抜け出す)のように応用可能です。「布団から出たくない」気持ちを表現するなら、I don’t want to get out of bed.と言いましょう。I open the curtains. (カーテンを開ける)
curtainsをblindsに変えると「ブラインドを開ける」に。自宅に合わせて使い分けましょう。
身支度タイム
I brush my teeth. (歯を磨く)
floss my teeth(歯間をフロスする)やrinse my mouth(口をすすぐ)と組み合わせるとさらに自然になります。I smooth down my bedhead. (寝癖を直す)
今日の髪型はどんな感じに仕上げますか?「寝癖を直す」はfix my hairと言うこともできます。
朝のエネルギーチャージ
I make coffee. (コーヒーを入れる)
make tea(紅茶を入れる)、pour milk(牛乳を注ぐ)などに置き換えて応用できます。*I get the milk out of the refrigerator/fridge.(冷蔵庫から牛乳を取り出す)
refrigeratorはフォーマルな表現ですが、会話ではfridgeが一般的。juiceやvegetablesに置き換えれば応用自在です。
出発前のドタバタ
I take care of my child. (子どもの世話をする)
take care of my petとすれば「ペットの世話をする」。家族構成や生活に合わせて使えます。I look for my house key. (家の鍵を探す)
look for my wallet(財布を探す)、look for my phone(スマホを探す)など探し物全般に応用できます。I go to work. (会社に行く)
体は会社へ、魂はまだ布団の中・・・。
これらのフレーズは毎日の習慣そのもの。声に出してつぶやくだけで、自然と生活の一部として英語が身につきます。まずは自分の朝を実況中継する感覚で試してみましょう。
ENGLISH JOURNAL編集部オリジナル! 朝のオモシロ英語表現
本書には「つぶやき表現」が豊富に掲載されています。例えば朝なら、「目覚まし3 個もかけたのに~。(I set three alarm clocks, but it didn’t work.)」のような表現です。そちらは本で楽しんでいただくとして、ここでは編集部が遊び心で作った、「現実あるある」を紹介したいと思います。
I woke up ... but only in my dream.
(目が覚めたと思ったら、まだ夢の中だった)I tried to snooze for 5 minutes ... and suddenly it was 1 hour later.
(5分だけ二度寝のつもりが、気づいたら1時間後)Getting out of bed feels harder than running a marathon.
(布団から出るのはマラソンより大変)I opened the curtains and immediately regretted seeing the weather.
(カーテンを開けた瞬間、天気を見て後悔)I brushed my teeth ... but somehow ended up staring at the mirror for 10 minutes.
(歯を磨いたはずが、なぜか鏡を10分も見つめてた)My bedhead looks like it’s auditioning for a rock band.
(寝癖がロックバンドのオーディションレベル)Made coffee ... then forgot to drink it.
(コーヒーを入れたのに、飲むのを忘れる)Took care of my kid ... but forgot to take care of myself.
(子どもの世話はしたけど、自分の世話を忘れた)I found everything this morning ... except my house key.
(今朝は全部見つかったのに、鍵だけない)I go to work ... but my soul stays in bed.
(体は出勤してるけど、魂はまだ布団の中)
ということで振り出しに戻る・・・。いや、そうあってはいけない!行ってらっしゃい!
もっとフレーズを学びたい人へ

1989年の初版以来、改訂を重ねてきた『起きてから寝るまで英語表現1000』は、日本人が本当に使う場面に特化したフレーズ集です。朝起きてから夜眠るまでの一日の流れに沿って、1000以上の身近な英語表現を収録。
本書の大きな特徴は、日常生活を「つぶやく」ように練習できる点です。「寝過ごすところだった!」「スマホ画面割れちゃった」など、実際に口にしたくなるフレーズが豊富にそろっています。また、音声データは日本語→英語の順で収録されているので、聞いてすぐ口に出すトレーニングに最適です。
学習法もシンプル。
- 日本語を聞いたら英語に変換してつぶやく
- 音声をリピート&シャドーイングして発音を定着
- スキットで会話の流れを練習する
このステップで進めれば、丸暗記に頼らず、自然に「英語が口から出る」感覚を身につけられます。毎日の生活そのものを教材にできる、実用性の高い一冊です。
- 『起きてから寝るまで英語表現1000』
吉田 研作 (監修), 荒井 貴和 (著), 武藤 克彦 (著)