「てんてこまい」は英語でなんて言う?

仕事に追われて「てんてこまい」という状況になったことはありませんか?忙しくて休む暇もなく動き回るこの状態を、英語ではどのように表現するのでしょうか。

「てんてこまい」は英語で?

忙しくて休む暇もなく動き回ることを指す「てんてこまい」。この状況を英語で表現するには、swamped、hectic、too busyなどの形容詞を使うといいでしょう。

swamped

swampedは「多忙極まりない」という意味です。仕事や課題などで忙しくて手一杯である状態を表現します。

I’m completely swamped with work.
仕事で完全にてんてこまいだ。

hectic

hecticは「めちゃくちゃ忙しい」という意味です。仕事の予定などがぎっしり詰まっている様子を表します。

My work has been hectic lately with lots of tight deadlines.
最近、私の仕事は締め切りぎっしり詰まっていて、てんてこまいだ。

too busy

too busyは「忙し過ぎる」という意味で、余裕がないほど忙しいことを示します。

Today’s schedule is too busy for any breaks.
今日のスケジュールは休憩できないほど、てんてこまいだ。

「てんてこまい」に似た表現

on the go

on the goは「働きづめで、あちこち動き回って」という意味で、副詞的に使います。

As a salesperson, I’m always on the go, traveling from one meeting to the next with clients.
営業担当者として、私はクライアントとの打ち合わせを次々と移動し、働きづめだ。

juggle tasks

juggle tasksは「複数の仕事をうまくやりくりする」という意味です。juggleには大道芸の「ジャグリングをする」という意味があり、ここではそれと同様に複数のことを同時に処理している様子を表します。

She’s so busy juggling tasks that she forgot to attend the team meeting.
仕事を同時進行で回しているうちに、チームミーティングに出席するのを忘れてしまった。

(be) tied up with ~

(be) tied up with ~は「(仕事などの予定で)身動きが取れない」ことを意味します。be tied up with ~の形で使われます。

Sorry, I can’t make it to the event tonight. I’m tied up with prior commitments.
申し訳ないが、今夜のイベントには行けない。先約があるんだ。

(be) inundated with ~

(be) inundated with ~は「~が殺到する、~であふれかえる」という意味です。大量の仕事や情報で圧倒されている様子を示します。

The team was inundated with requests during the peak season.
そのチームは繁忙期に中に依頼が殺到して、対応しきれないほど忙しかった。

drown in ~

drown in ~は、直訳すると「~に溺れる」ですが、比喩的に「~で圧倒される、~で首が回らない、~に飲み込まれる」といった意味を持つ口語表現です。

With back-to-back projects, she felt like she was drowning in work.
プロジェクトが連続し、彼女は仕事に圧倒されている感じがした。

overwhelmed

overwhelmedは「圧倒された、打ちのめされた」という意味の形容詞です。

With the simultaneous deadlines, he was overwhelmed with tasks.
締め切りが立て続けにやってきて、、彼は仕事に打ちのめされていた。

frazzled

frazzledは「くたくたに疲れた、疲れ果てた」という意味の形容詞です。

After a day of non-stop meetings, she felt completely frazzled.
絶え間なくミーティングが続いた一日で、彼女はすっかりへとへとになってしまった。

まとめ

「てんてこまい」を表すフレーズや、似た意味を持つフレーズはさまざまあります。状況によってこれらのフレーズを上手に使い分け、自分の状態を相手に的確に伝えましょう。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

英文校正:Peter Branscombe

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