達成したい目標や、絶対にやりたくないことなど、強い気持ちを表す「どうしても」という言葉。英語ではどのように表現するでしょうか。
目次
「どうしても」を英語で言うと?
この言葉は意志の強さや必要性を強調するために使われます。「どうしても」の他、「何がなんでも」や「絶対に」も同様の意味を持ちますが、これらを最も広くカバーするフレーズはというと・・・
absolutely have to
(どうしてもしなければならない)
I absolutely have to catch the last train home, or I'll have to sleep in the park!
どうしても最終電車に乗らないと、公園で寝ることになってしまうよ!
「どうしてもしなければならない」という意味で、強い意志は必要性を強調する際に広く使用されます。
他にもよく使われる「どうしても」を表現するフレーズ
「どうしても」を表す英語フレーズはさまざまあります。これらのフレーズを適切な場面で使うことで、強い意志や必要性を効果的に伝えることができます。状況やニュアンスによってぴったり合ったフレーズを使い分けてみましょう。
really need to
need to ~(~する必要がある)という動詞をreallyで強調した表現です。
I really need to find a new apartment before the end of the month.
今月末までに何がなんでも新しいアパートを見つけなければならない。
must do ~、got to ~、can’t afford not to ~
mustは「義務」などを意味する助動詞で、got to ~はhave got to ~(~しなければならない)が短くなった形です。can’t afford not to ~は「~しない余裕なんてない=~しないわけにはいかない」という意味です。
I must do some stretching before attempting that yoga pose.
ヨガのポーズを取る前に、ストレッチをしなければならない。
We got to find the remote control or we won’t be able to watch our favorite show!
リモコンをどうしても見つけなければ、お気に入りの番組が見られなくなってしまう!
With exams coming up, I can’t afford not to study hard.
試験が迫っているから、一生懸命勉強しないわけにはいかない。
否定的な意味を表す「どうしても」
「どうしても~したくない」という意味や「どうしても~させるわけにはいかない」という否定的な意味を表す英語フレーズを幾つかご紹介します。
really don’t want to ~
I really don’t want to go to that boring meeting tomorrow.
明日の退屈な会議にはどうしても行きたくないんだ。
absolutely refuse to ~
refuseは「~を拒む」という意味です。absolutelyを使うことで、嫌な気持ちをさらに強調しています。
She absolutely refuses to eat broccoli, no matter what.
彼女はブロッコリーをなんとしても絶対に食べない。
no matter whatの意味は「何があろうとも」。説明は後述します。
can’t stand the thought of ~
standは「~を我慢する」。何かを考えることも嫌!というニュアンスの表現です。
I can’t stand the thought of spending my weekend doing housework.
週末を家事に費やすなんて、考えるのも嫌。
absolutely won’t allow ~
allow(~を許容する、~を許す)に強い否定語を組み合わせた表現です。
We absolutely won’t allow anyone to disrupt the event.
イベントを妨害する者はなんとしても絶対に許さない。
will not . . . under any circumstances
under any circumstancesは、否定語と組み合わせて「どのような状況でも」というニュアンスで使用します。
I won’t work on weekends under any circumstances.
どんな状況でも週末に働くことは絶対にしない。
肯定にも否定にも使える「どうしても」を強調するフレーズ
「どうしても」と組み合わせて使うことで、さらに意味を強調することができるフレーズを紹介します。これらのフレーズは肯定にも否定にも使うことができます。
no matter what (何がなんでも)
no matter whatは、どんな状況でも変わらない意志を示すフレーズです。そのため肯定的な文にも否定的な文にも使うことができます。
No matter what, I’ll find a way to make this birthday unforgettable!
なんとしても、この誕生日を忘れられないものにする方法を見つけるよ!
No matter what, I won’t eat sushi. I just can’t stand the taste!
何があっても寿司は食べない。あの味には耐えられない!
whatever happened (何があっても)
「どんなことが起こっても(私は~する)」という意志の強さを表現します。
Whatever happened, I knew I had to try the spicy ramen challenge. And guess what? I finished it and got a free T-shirt!
なんとしても、私は辛ラーメンに挑戦しなければならないと思った。そしてどうなったと思う?完食して、無料のTシャツをもらったんだ!
I won’t let you down whatever happened. I’ll make sure things go smoothly.
何があっても失望させない。物事がスムーズに進むようにするよ。
まとめ
人生は「どうしても」ゆずれないことがありますね。フレーズを練習して、英語でも自信を持って主張してみてください。
トップ画像:Thomas Kilbride from Unsplash
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