過去を振り返ることってよくありますよね。友達と集まって昔話をするのも楽しいもの。そんなとき、「振り返ってみると・・・」と英語で言うには、どんな表現を使うとよいのでしょう?例文と合わせて紹介します。
「振り返ってみると」って英語でなんて言う?
過去の話をするとき、「振り返ってみると・・・」「今思えば・・・」という表現を使うことが多いでしょう。これを英語で言うには、主に下の二つの表現が使えます。
- in retrospect
- looking back
retrospectは「回想、回顧、追想」という意味の名詞です。
looking backは直訳が「後ろを見る」なので覚えやすいですね。過去を振り返ることもそうですが、物理的に後ろを振り返ることも意味します。
どちらのフレーズも、基本的に文頭で使われます。若干のニュアンスの違いはありますが、あまり細かく使い分けられてはいないようです。それぞれ例文と合わせて詳しく紹介します。
in retrospectを使った例文
in retrospectは、反省や後悔の要素を含むことがよくあるので、should have+過去分詞を伴う形で目にする、耳にすることが多いでしょう。過去の出来事を客観的に見つめ直す際に使われることが多い表現です。
In retrospect, I should have taken that job offer when it was offered to me.
(振り返ってみると、あの仕事のオファーを受けるべきだった)
In retrospect, I should have listened to my parents’ advice about saving money.
(振り返ってみると、貯金すべきだという両親のアドバイスを聞いておくべきだった)
In retrospect, I should have spent more time with my family rather than focusing solely on my career.
(振り返ってみると、キャリアに集中するだけではなく、もっと家族と時間を過ごすべきだった)
In retrospect, I realize that I made a lot of mistakes in my previous job.
(振り返ってみると、前の仕事でたくさんミスをしていたことに気付いた)
In retrospect, taking that job offer was the best decision I ever made.
(振り返ってみると、あの仕事のオファーを受けたのは最高の決断だった)
looking backを使った例文
looking backは、in retrospectほど反省や後悔の要素は強くありません。過去の経験や思い出を楽しむ、良いときを振り返るといったポジティブなニュアンスを含むことがあります。
動詞としてlook back on ~、look back at ~の形で使うと、いつを振り返るか、何を振り返るかを説明できます。
Looking back, I realize how much I’ve grown and changed over the past year.
(振り返ってみると、自分が去年からどれだけ成長したかが分かる)
Looking back, I wish I had spent more time with my grandparents when they were still alive.
(振り返ってみると、祖父母が生きている間にもっと時間を共に過ごしていればよかったと思う)
Looking back on my childhood, I have many fond memories of playing with my friends at the park.
(子供時代を振り返ってみると、あの公園で友達と遊んだ楽しい思い出がたくさんある)
Looking back on my career, I am proud of my achievements and the challenges I’ve overcome.
(自分のキャリアを振り返ってみると、成し遂げてきた業績と乗り越えてきた困難を誇りに思う)
Let’s take a moment to look back at all of our accomplishments this year.
(少し時間をとって、今年達成した全ての成果を振り返りましょう)
まとめ
過去の物事を振り返るときに使う「振り返ってみると」「今思えば」は、in retrospectやlooking backで表現できます。どちらの表現も文頭で使われることが多いです。look back on ~、look back at ~の後に目的語を置けば、いつ/何を振り返るかをはっきりさせることができます。表現したいことに合わせて使い分けてみてください。
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