「肝試し」って英語でなんて言う?

日が沈んでも蒸し暑さが続く夏・・・。こうなったらちょっと趣向を変えて、肝試しで暑さを忘れてみるという手もアリかもしれません。この「肝試し」、英語ではなんて言うのでしょうか?関連した表現も一緒に紹介します。

「肝試し」を英語で言うと?

今や日本の夏の風物詩とも言える「肝試し」。英語では次のように表現します。

a test of courage
a courage test

「勇気・度胸を試すこと」で「肝(=胆力、精神力)試し」になるというわけですね。「肝試しをする」だとtest one’
いくつか例文を見てみましょう。

We are planning a test of courage at the summer camp to make it more exciting.
サマーキャンプをもっと盛り上げるために、肝試しを計画しています。

I heard they are having a courage test event at the shrine tonight. Do you want to come with me?
今夜、神社で肝試しイベントがあるって聞いたよ。一緒に行かない?

The students gathered at the old abandoned house for a thrilling test of courage.
生徒たちは古びた廃屋に集まり、身震いするような肝試しを行いました。

Sarah hesitated but eventually joined her friends to test their courage inside the old, eerie graveyard.
サラはためらいながらも、結局、友人たちと一緒に古くて不気味な墓地で肝試しをした。

肝試しに関連した表現で涼もう

厳しい暑さを乗り切るために、「肝試し」の他にも、ちょっぴり怖くて涼しい気分になれる(かもしれない)フレーズと例文をいくつか紹介します。

abandoned house(廃屋)

上の3つ目の例文にも出てきたフレーズです。abandonedは、人や物・場所などに関して「見捨てられた、放棄された」という意味を表します。「廃ビル」ならabandoned building、「廃病院」はabandoned hospitalとなります。

Despite its eerie appearance, the abandoned house has become a popular spot for young people.
不気味な外観にもかかわらず、その廃屋は若者たちに人気のスポットとなっている。

haunted house(お化け屋敷)

hauntは「幽霊・お化け」「(幽霊が)出没する」などの意味。東京ディズニーランドの「ホーンテッドマンション(Haunted Mansion)」というアトラクションも有名ですね。

There's rumored to be a haunted house at the end of the street.
その通りの端にお化け屋敷があると噂されています。

graveyard(墓地)

肝試しの舞台として描かれることもある「墓地」は、graveyardと言います。4つ目の例文に使われていました。ちなみに、「墓」はgraveです。

現実には、墓地での肝試しは決して行わないようにしましょう。さもないと、こんな体験をする羽目になるかも・・・。

As I walked through the graveyard, I couldn't shake the feeling that I was being watched by unseen eyes.
墓地を歩いていると、見えない目で見られているような気がしてならなかった。

zombie(ゾンビ)

ゲームや英語・海外ドラマなどでおなじみのゾンビは、英語でzombieです。アメリカ英語ではザムビィ、イギリス英語ではゾムビィという発音になります。

日本の怪談話に出てくる幽霊や妖怪も怖いですが、ゾンビがこちらに迫ってくる恐ろしさも負けていません。

The video game's objective is for players to survive the night by defending against waves of zombies.
このテレビゲームの目標は、プレイヤーがゾンビの波から身を守り、夜を生き延びることです。

まとめ

「肝試し」をはじめとした表現を紹介しましたが、少しでも涼しくなっていただけたでしょうか。家族や友人と一緒に肝試しをしてワー!キャー!と叫ぶのは、夏にピッタリの楽しいイベントになりそうですね。でも、本物のお化けやゾンビが後を付いてこないように、くれぐれも背後にはご用心を・・・。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

英文校正:Peter Branscombe

トップ写真: Ganapathy Kumar 、本文写真: David Clifford from Unsplash

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