「チンプンカンプンで分かりません」は英語でなんて言う?【スティーブ・ソレイシィ】

スティーブ・ソレイシィさんの大ベストセラー『英会話なるほどフレーズ100』がシリーズ累計で発行部数100万を突破しました。そんな「なるほどフレーズ」シリーズから、この連載では英語の「使える裏技」を毎週ご紹介します。第18回は「チンプンカンプンでわかりません」をお届けします。

困ったときの“I’m lost.”の2つの使い方

コミュニケーションを取るには、一般的にひと言だけで終わらずに、2、3文の固まりで伝えたり、会話を往復させたりします。今回は、次の2つの英文をチェックしましょう。

Excuse me. I’m lost.
V.S.
I’m sorry. I’m lost.

前者は、場所がわからないときに、まず、Excuse me.(あのすみません、ちょっとお尋ねしたいのですが)と前置きしてからI’m lost.と言えば、たいていの人は道を教えてあげようという気持ちになります。その後で、 Where is ~? とか、I’m looking for ~.と何を探しているのかを話せばいいのです。

後者は、道ではなく、相手の話がわからなくなったときに言えば、前者と同じような効果があります。相手は好感をもってゆっくりと話してくれるでしょう。I don't understand.でもよいのですが、I’m sorry. I’m lost.は、 相手に助けを求める表現で、謙虚に「私の理解力のせいで、すみませんがわかりません」のように伝わる からです。

また、I’m lost.に、a little (ちょっと)や、so(とても)など言葉を補うことで、I’m a little lost.(ちょっと迷っちゃって)I’m so lost.(さっぱりわかりません)のように困っている程度を表現することができます。

“I’m lost.”は相手に助けてもらったり、難しい話をリセットできる表現

I’m sorry. I’m lost.
すみません。さっぱりわかりません。

今日の英会話

A : ... so the motion causes a negative reaction.
B : Ah. I’m sorry. I’m lost.
A :それでその動きがネガティブリアクションを引き起こすのです。
B : えーと、すみません。チンプンカンプンなんですが。

EXERCISES

次の日本語をlostを使って英語で言ってみましょう。

1 すみません。ちょっと迷っちゃって。ワシントン大通りはどこですか?
2 ごめんなさい。さっぱりわからなくなりました。今言ったことをもっとゆっくり言ってもらえませんか。

解答例は記事の最後をご覧ください。

※ 本記事は『英会話なるほどフレーズ100』の内容をもとに構成しています。

『英会話なるほどフレーズ100』ってどんな本?

日本人に英語を教えている著者が「これだけでいいよ!」「もっと簡単な英語で話そう!」をポリシーに、アメリカ人が赤ちゃんのときから聞かされ成長とともに身に付けた100の表現を集めて解説しています。

掲載された基本フレーズ100とその発展フレーズ100は、簡単だけれども応用範囲が広い表現で、使えば使うほど味が出るものばかり。「これだけで伝えられるんだ」という開放感を感じて、英語の本当の楽しさを見いだしましょう。

EXERCISESの解答例

1 Excuse me. I’m a little lost. Where is Washington Avenue?
2 I’m sorry. I’m so lost. Could you speak more slowly, please?

Steve Soresi
スティーブ・ソレイシィ(Steve Soresi)

アメリカ・フロリダ州出身。1990年英語指導助として岐阜県に初来日。1998年早稲田大学大学院政治経済学部でマスコミュニケーション理論を学び同大学院修士課程を修了。2009年青山学院大学大学院国際政治学研究科博士課程を修了。拓殖大学、東洋英和女学院大学の専任講師を経て、2011年ソレイシィ研究所(株)を設立。現在、同研究所の代表として日本の「英語が使える国の仲間入り」を目指した英語教材の企画開発、英語教授法の研究と人材育成、英会話コーチ、セミナー、公演などを行っている。BBT大学教授。NHKラジオ第2放送「英会話タイムトライアル」講師(2012年4月~現在)。

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