昼間はまだ暑いのに、夕方になると少し風が違う。気付けば日も短くなってきた――。夏の終わりは、季節の変化を英語にしてみるのにぴったりです。「夏ももう終わりだね」と一言で済ませず、自分が見たり感じたりしたことを、そのまま英語にしてみましょう。
目次
「夏の終わり」を一言で訳さなくてもいい
8月も後半になると、「夏もそろそろ終わりだな」と感じることがあります。
では、「夏の終わり」を英語で言うなら the end of summer でしょうか。もちろん間違いではありません。でも、私たちが「夏も終わりだな」と感じるきっかけは、人によって少しずつ違います。
日が短くなった。暗くなるのが早くなった。朝晩が少し涼しくなった。空気がなんとなく秋らしく感じられる――。
そんな目の前の変化をそのまま英語にしてみると、会話もぐっと自然になります。
ここでは、夏の終わりに口にしたくなる表現を、場面ごとに見ていきましょう。
「日が短くなってきた」は英語でどう言う?
夏の終わりを感じるいちばん分かりやすい変化の一つが、日の長さです。
- The days are getting shorter.
日が短くなってきました。 - It’s getting dark earlier.
暗くなるのが早くなってきました。
「get+形容詞」には「だんだん~になる」という意味があります。
The days are getting shorter. は、直訳すると「日々が短くなっている」。つまり、日の出から日の入りまでの時間が少しずつ短くなっていることを表しています。
一方、It’s getting dark earlier. は、「以前より早い時間に暗くなる」という言い方です。
夕方に外を歩いていて、「あれ、もうこんなに暗い」と思ったときには、こちらの方が口から出てきやすいかもしれません。
季節について話すときも、難しい表現を探す必要はありません。自分が実際に気付いた変化を、そのまま英語にすればいいのです。
「朝晩は少し涼しくなってきた」は?
まだ昼間は暑い。それでも、朝や夕方の空気が少し変わったように感じる日があります。
そんなときは、次のように言えます。
- The evenings are getting a little cooler.
夕方は少し涼しくなってきました。 - It’s starting to cool down in the mornings and evenings.
朝晩は涼しくなり始めています。
cool downは「涼しくなる」「気温が下がる」という意味です。
starting to ~を使えば、「まだ完全に涼しくなったわけではないけれど、変化が始まっている」という感じを出せます。
夏の終わりに感じるのは、「暑い」「涼しい」という二択ではなく、暑さの中に少しずつ変化が混じってくる感覚なのかもしれません。
そんな微妙な変化には、getting ~やstarting to ~がよく合います。
「秋の気配がする」は英語でどう言う?
「秋の気配がする」。
日本語では何げなく使う表現ですが、いざ英語にしようとすると、少し考えてしまうかもしれません。
例えば、こんな言い方ができます。
- There’s a hint of fall in the air.
秋の気配がします。 - It’s starting to feel like fall.
秋らしくなってきました。
a hint of ~は「わずかな~」「~の気配」という意味です。
There’s a hint of fall in the air. のin the airは、文字通り「空気の中に秋がある」という意味ではありません。空気や辺りの雰囲気から、秋の到来をなんとなく感じ取っているイメージです。
また、もっとシンプルにstarting to feel like ~を使って、「~らしくなってきた」と表すこともできます。
ちなみに、fallは主にアメリカ英語で使われる「秋」。イギリス英語ではautumnが一般的です。
- There’s a hint of autumn in the air.
秋の気配がします。
「秋の気配」を一つの決まった英語に置き換えようとするより、「自分は何を見て秋を感じたのか」と考えて、それを表現みるのも面白いと思います。
日が短くなったのなら、The days are getting shorter.
朝晩が涼しくなったのなら、The evenings are getting cooler.
それだけでも、十分に「秋の気配」は伝わります。
「夏、あっという間だったね」と言いたい
季節の変化に気付いたら、こんな一言も出てくるかもしれません。
「今年の夏、あっという間だったな」。
- Summer went by so fast.
夏はあっという間に過ぎました。 - This summer flew by.
今年の夏はあっという間でした。 - I can’t believe summer is almost over.
もうすぐ夏が終わるなんて信じられません。
go byには、時間などが「過ぎる」という意味があります。
Summer went by so fast. なら、「夏がとても速く過ぎていった」ということです。
fly byも、時間が「飛ぶように過ぎる」という意味でよく使われます。
- The weekend flew by.
週末はあっという間でした。 - My vacation flew by so fast.
休暇はあっという間に過ぎました。
夏だけでなく、週末や旅行など、「楽しい時間はどうしてこんなに早く過ぎるんだろう」と思ったときにも使えます。
「まだ夏が終わってほしくない」人もいれば・・・
夏が好きな人なら、季節の終わりが少し寂しく感じられるかもしれません。
- I’m not ready for summer to end.
まだ夏が終わってほしくありません。 - I wish summer would last a little longer.
夏がもう少し長く続けばいいのに。
not ready for ~は、単に「~の準備ができていない」という意味だけではありません。
I’m not ready for summer to end. と言えば、「まだ夏の終わりを受け入れる気分になれない」という気持ちを表せます。
でも、暑い日が続いて、「もうそろそろ涼しくなってくれてもいい」と思っている人もいるでしょう。
そんな人には、こちらの表現です。
- I’m ready for cooler weather.
もう涼しい季節になってほしいです。 - I’m looking forward to fall.
秋が楽しみです。
夏の終わりを惜しむ人もいれば、秋を待ち望む人もいる。
季節についての一言でも、その人らしさが少し見えるのが面白いところです。
「残りの夏を楽しもう」を英語で言うなら
まだ夏は終わっていません。
せっかくなら、残りの日々を楽しみたい。そんなときには、こんな表現が使えます。
- Let’s make the most of the rest of summer.
残りの夏を思い切り楽しみましょう。 - Let’s enjoy the last few days of summer.
夏の残り数日を楽しみましょう。
make the most of ~は、「~を最大限に生かす」「~を存分に楽しむ」という意味です。
旅行や休日についても使えます。
- Let’s make the most of our vacation.
休暇を思い切り楽しみましょう。 - Let’s make the most of the weekend.
週末を有意義に過ごしましょう。
夏の終わりに限らず、限られた時間を大切にしたいときに覚えておくと便利な表現です。
季節の変化は、会話のきっかけになる
「秋の気配がする」と英語で言いたいと思ったとき、ぴったり対応する一つの表現を探したくなるかもしれません。
でも、少し視点を変えてみます。
日が短くなった。
夕方が涼しくなった。
夏があっという間に過ぎた。
秋が楽しみだ。
そんな、自分が実際に見たことや感じたことを一つ英語にしてみれば、それがそのまま会話のきっかけになります。
日本語をきれいに英訳しようと考え込むより、目の前で起きていることを、自分の知っている英語で言ってみる。
季節が変わる今だからこそ、そんな英語の使い方を楽しんでみてください。
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