YouTuberのイングリッシュおさるが、数ある英単語帳の中から独自の視点でおすすめを紹介する連載。第3回は、英単語学習の基礎固めにうってつけの「データベース」を紹介します。
「単語学習ってどこまですればいいの?」と疑問に思っていませんか?
正直いって、単語学習には終わりがありません。世の中には100万語以上の英単語があるとされており、そのすべてを完璧に頭に入れることは不可能だからです。
とはいえ基礎単語に絞って学習すれば、それほど期間をかけることなく、初歩的な資格試験の出題範囲をカバーできます!
僕が英語学習の基礎段階で使っていたのは「データベース3000」です(現在はデータベース3300として改訂版が発売されています)。
具体的には、僕はこの本を使って2カ月で基礎単語を網羅しました。そこで今回は学習のスケジュール例などを共有していきますね!
データベースシリーズはどんな単語帳?
データベースシリーズは、670万部以上 売れているベストセラーです。2023年現在では目標に合わせて次の6種類がリリースされています。
- データベース 1700(中学レベル)
- データベース 3300(中学・高校・共通テスト)
- データベース 4500(共通テスト・私大入試)
- データベース 5500(共通テスト・私大入試・2次試験)
- データベース アヴェイル(英検・共通テスト)
- データベース TOEIC®L&Rテスト最強単語&フレーズ(TOEIC)
学校の授業だけでなく、資格取得まで見据えて学習するなら「データベース1700」よりも「データベース3300」がおすすめです。
僕が基礎単語の学習で使ったのは「データベース3300」の旧版である「データベース3000」。これから新品で購入する場合は「データベース3300」が主な選択肢になると思います。
ただ、今回のコラムで紹介する使い方などは「データベース3000」でも「データベース3300」でも共通です!
データベース3300のおすすめポイント
1番のポイントは、中学・高校までに習う単語を網羅的に掲載していることです。何冊も単語帳を買わなくても、本書さえあれば9割がたの基礎単語を学習できます。
そして、収録されているのは会話で役立つ単語ばかり。明確な目標が決まっていない人でも本書で基礎単語を学べば、資格取得と英会話のどちらも選択肢に入れられますよ。
- 1冊で完結する
- 中学・高校までの基礎単語を網羅している
- 会話で使われる単語を多く収録している
この3点は、良い参考書の条件として僕が思い描いていることでもあります。3点をたった1冊で網羅でき、非常にコスパに優れています!
データベース3300を使った学習スケジュール
僕が2カ月で基礎単語を習得した具体的なスケジュールを紹介しますね!使っていたのは「データベース3000」ですがやり方に違いはないので、最新の「データベース3300」を例に説明します。
「データベース3300」の章立てはレベル1からレベル6まであり、テーマ別に単語がまとまっています。1日でレベルを1つずつチェックしていきましょう。
各レベルは50〜70ページ程度のボリューム。レベル1〜6それぞれを1日で進めたら、6日で本書を1週できる計算です。念の為予備の日を作り区切りの良い数字にして、僕は7日で1週するスケジュールを組みました。
学習時間の目安は、1日3〜5時間です。すると1カ月で「データベース3300」をおよそ5周できます!しかし、こんなにまとまった時間を作るのは難しい人も多いかと思います。
その場合は1日あたりの時間を調整して3〜6カ月程度での暗記を目指しましょう。
データベース3300のおすすめの使い方
「1日で何十ページも一気に勉強しても、覚えられる自信がない……」と不安に思う方が多いかもしれません。でも大丈夫です。僕も1週目からガッツリと暗記できたわけではありません。
僕の勉強方法は、何周もしながら少しずつ頭に入れることを前提としているからです。
最初は、単語・意味・発音を軽くチェックしていきましょう。すると2周目では「なんとなく見たことがあるな」という単語が増えているはず。さらに2周目、3周目と何度も単語を目にするうちに、いつの間にか記憶に定着していきます。
暗記する際は前日までの内容を必ず復習しながら進めてみてください。前日までの内容で覚えきれなかった単語に絞って復習すれば、効率的に学習できます。
とはいえ、前日までの内容をもう一度3〜5時間かけてじっくりやり直すわけではありません。10分程度のサラッとした復習で大丈夫です!
1日目 メインの暗記=レベル1
2日目 復習内容=レベル1/メインの暗記=レベル2
3日目 復習内容=レベル1、(可能であれば)レベル2/メインの暗記=レベル3
このようなイメージで前日の内容を思い出し、1日に大量の単語と出会っていきましょう。
データベース3300が簡単すぎると感じた人は・・・
「データベース3300」では、中学・高校・共通テスト程度のレベルを目安として語彙を強化できます。
上位の資格を狙っている人は、内容が簡単に感じる日がいつか来るはずです。
そんな人が次のステップに進むなら、ロングセラーの単語帳「DUO 3.0」がおすすめです!
英語学習をする中で、単語の暗記だけに時間をかけるわけにはいきません。
参考書に載っている単語をすべて頭に入れることを目標にしても
- 一度で完璧に覚える
- 何度も復習するうちにいつの間にか覚えている
この2つのやり方では効率に違いが生まれます。
1冊で基礎を網羅できる「データベース3300」で毎日大量の単語と顔を合わせ「いつの間にか覚えている」の状態を目指しましょう!
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