英会話レッスンに登場するフレーズでちょっとお勉強。本日のテーマは「おとなしい」。“quiet”を使いがちですが、それ以外の表現にも挑戦してみましょう!
どんな話をしてるかな?
今回の会話はこちら。2人がどんな会話をしているか、わかりますか?
A:So did you notice my friend Sam at the conference?
B:I hardly knew she was there. She's quiet as a mouse.
問題
英文の意味が理解できたか、クイズで確認。質問も答えも英語ですが、挑戦してみましょう!
Question: What does “quiet as a mouse" mean?
- Someone who is very small.
- Someone who does not talk much.
- Someone who talks a lot.
解説
冒頭の会話はこんな意味です。
Aさん:友達のサムが会議にいたの気付いた?
Bさん:全然気が付かなかった。彼女、おとなしいからね。
ということでクイズの答えは【2】ですね。
今回のフレーズ:「おとなしい」
She is quiet as a mouse.
今日のフレーズは、“quiet as a mouse”。直訳すると「ネズミのように静か」ですが、実はこれ、「おとなしい・物静か」という意味の比喩表現です。
「ネズミのように静か」って、日本語にはない表現なのでピンと来ないかもしれません。
でもネズミって、近くにいても鳴いたり足音をたてたりしないので、いきなり遭遇してびっくり!なんて経験したことはないでしょうか?この「ネズミ=静か」という特徴を人に当てはめて表現されたのが、“quiet as a mouse”。
おまけでもう一つ問題!
「借りてきた猫のように静か」は、英語ではどう表現するでしょうか?
【誤】 be as quiet as a borrowed cat.
【正】 be as quiet as a mouse.
英語では「猫」ではなく「ネズミ」が使われるんです。英語圏では「ネズミ=静か」というイメージが強いのでしょうか・・・。日本人の思考ではなかなか思い付かない言い回しですよね。
動物を使った比喩表現は日本人と英語圏の人の動物に対するイメージの違いなんかもわかるので、興味深いですよ。ぜひいろいろ調べて、使ってみてくださいね。
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