学校での体罰は禁止すべき?英語で意見を言ってみよう

英語で意見を求められて、言葉に詰まってしまった経験はありませんか?この連載では、身近な社会的テーマを取り上げ、英語で自分の考えを伝えるときに役立つ表現を紹介します。今回のテーマは「学校での体罰」です。

学校での体罰、英語でどう話す?

学校での体罰をめぐっては、世界各国で法律や社会の考え方が変化しています。子どもへのあらゆる体罰を法律で禁止している国は60カ国以上あり、日本も2020年、子どもへの体罰を法律上禁止した国として認められました。

一方で、学校や部活動における体罰が問題として報じられることは今もあります。

Corporal punishment should be banned in schools.
学校での体罰は禁止すべきです。

今回は、この意見に賛成か反対か、英語ネイティブスピーカー5人のコメントを見ていきます。

ネイティブスピーカーの意見

意見1:学校だけでなく、どこでも制限されるべき

Corporal punishment should be banned in schools. But not only in schools — it shouldn’t be allowed to be carried out anywhere on any occasion by any adult that is not the legal parent or guardian of the child. Even then, it should only be used in an extremely limited scope as it may otherwise constitute abuse.

学校での体罰は禁止されるべきです。ただし、学校だけではありません。子どもの法的な親または保護者ではない大人が、どのような場合でも、どこであっても体罰を行うことは許されるべきではありません。親や保護者であっても、虐待に当たる可能性があるため、極めて限られた範囲でのみ行われるべきです。

意見2:体罰をなくすと、授業が成り立たなくなる

I completely disagree. With the removal of corporal punishment in schools, students will show less respect to teachers and become more disruptive in class with little or no consequence. I feel corporal punishment tips the balance of power and control towards the teacher and actually allows them to do their job more effectively.

私は全く同意できません。学校で体罰がなくなれば、生徒は教師への敬意を示さなくなり、ほとんど、あるいは全く罰を受けることなく、授業中に騒ぐようになるでしょう。体罰は、力や統制のバランスを教師側に傾け、教師がより効果的に仕事をすることを可能にしていると思います。

意見3:深刻な問題行動には必要な場合もある

I disagree. I believe that occasional use of corporal punishment for serious behavioral issues is necessary, especially when other means of punishment may not work to correct behavior in some students.

私は反対です。深刻な問題行動に対しては、ときに体罰が必要だと思います。特に、一部の生徒の行動を正すために、ほかの罰がうまく機能しない場合には必要です。

In addition, corporal punishment sets a clear boundary between who is in charge and who follows the rules, and it helps students develop a sense of self-discipline. It also has an effect on the students who witness it; they will behave in order to avoid physical pain and embarrassment.

また、体罰は、誰が指導する立場にあり、誰が規則に従う立場にあるのかという境界を明確にします。そして、生徒の自制心を育てることにもつながります。体罰を目撃した生徒にも影響があり、身体的な痛みや恥ずかしさを避けるために行動するようになるでしょう。

意見4:体罰より、良い行動を促す方が効果的

Corporal punishment should be banned everywhere. It sends a message that the powerful have a right to hurt those without power. It is far more effective to encourage, praise and reward good behavior.

体罰は、どこであっても禁止されるべきです。体罰は、力のある者には、力のない者を傷つける権利があるというメッセージを送るものだからです。良い行動を促し、褒め、報いる方がはるかに効果的です。

意見5:体罰には一定の抑止効果がある

I disagree. To a certain extent corporal punishment does serve a purpose at school. By not having corporal punishment it would mean that those children who do something wrong have no form of punishment to deter them from doing it again.

私は反対です。体罰は、学校においてある程度の役割を果たしていると思います。体罰をなくすということは、悪いことをした子どもたちが、同じことを繰り返さないようにするための罰がなくなるということです。

意見を述べるときに使える英語表現

  • I completely disagree.
    全く同意できません。

  • I believe that ...
    私は……だと思います。

  • To a certain extent, ...
    ある程度は……

  • In addition, ...
    さらに……

  • It is far more effective to ...
    ……する方がはるかに効果的です。

「学校での体罰」について話すときのキーワード

語句意味
corporal punishment体罰
guardian保護者
abuse虐待
in an extremely limited scope極めて限られた範囲で
show less respect to ...……にあまり敬意を示さない
be disruptive in class授業の妨げになる、授業中に騒ぐ
tip the balanceバランスを傾ける、形勢を変える
set a clear boundary between A and BAとBの間に明確な境界を設ける
self-discipline自制心、自分を律すること
deter someone from doing人が……するのを思いとどまらせる

自分の意見を英語で言ってみよう

体罰についての考え方は、国や地域、世代、教育観によって大きく異なります。英語で意見を述べるときは、単に賛成・反対を言うだけでなく、理由や代替案も添えると、より伝わりやすくなります。

例えば、次のように言えます。

I think corporal punishment should be banned because it can harm children both physically and emotionally.
体罰は子どもを身体的にも精神的にも傷つける可能性があるため、禁止されるべきだと思います。

Instead of using corporal punishment, teachers should encourage good behavior and set clear rules.
体罰を用いる代わりに、教師は良い行動を促し、明確なルールを設けるべきです。

難しいテーマほど、自分の考えを英語で整理するよい練習になります。今回紹介した表現を使って、あなたならどう考えるか、英語で一文書いてみましょう。

ENGLISH JOURNAL ONLINE編集部
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