「英語多読ニュース」(8月28日号)。今回取り上げるのは、「仕事中にヘッドフォンをしている人は、他人からどう見られているのか」という話題です。
あなたのヘッドフォンが発信するメッセージとは?
私の仕事、ヘッドフォンが必須なんですという人は、除きます。また、仕事中にヘッドフォン?とんでもない!という職場の方も除きます。今回は、比較的自由な雰囲気の職場の話。音楽を聞きながら仕事をする!という人もいるでしょう。
実際のところ、ヘッドフォンを着けて仕事をする人は、どれくらいいるのでしょう。カナダを本拠とするAV機器の専門家グループが800人を対象に調査を行ったそうです。
In fact, a study of over 800 people completed in July by AVSForum.com (a group of audio-visual experts) says 72 percent of people working in an open floor plan wear headphones at times, while 66 percent that work in closed off cubicles do so.
AVSForum.com(AV機器エキスパートのグループ)が7月、800人以上に実施した調査によると、仕切りのない環境で働く72パーセントが、時折ヘッドフォンをするという。また、仕切られた個室で働く66パーセントが同様とのこと。
では、業務内容に関係なくヘッドフォンをしている人を、周囲の人はどのように見ているのでしょうか。
Want to be left alone: 27 percent
Focused: 22 percent
Busy: 17 percent
Love music: 16 percent
Rude/pretentious: 9 percent
放っておいてほしい:27パーセント
集中している:22パーセント
忙しい:17パーセント
音楽が好きだ:16パーセント
失礼だ/カッコつけている:9パーセント
アメリカやカナダでの調査なので、日本の会社での印象とはまた異なると思います。「失礼だ」と思う人が意外に少ない印象ですが、皆さんは、仕事場でヘッドフォンをしている人を見たら、どのように感じますか。
Interestingly, the perception of being pretentious tripled when co-workers were wearing in-ear headphones (like AirPods). And the rude number would certainly skyrocket if you were caught wearing the headphones in a covert attempt to listen in on other people's conversations, which more than 33 percent of respondents admitted to having done.
面白いことに、同僚が(AirPodsのような)のインイヤー型のヘッドフォンを着けていると、カッコつけているという認知は3倍になる。また、他人の会話をこっそり盗み聞きしようとしてヘッドフォンをしているところを見つかったとしたら、「失礼だ」と思う人の数は跳ね上がるだろう。これは回答者の33パーセント以上が、やったことがあると認めている。
聞こえない振りして聞くというのは失礼な行為。筆者の場合、ヘッドフォンをするときはノイズキャンセリング機能をオンにしているため、周囲の会話は聞きたくても聞こえなくなりますが・・・。
記事では最後に「カッコつけている」と思われないためのコツを教えてくれています。興味のある方はぜひ。
文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)
高校の英語教師を経て、今は編集者として、ときに写真家として活動中。ノイズキャンセリング機能は便利ですが、キャンセルできる質の声とできない声があるようです。
トップ画像:Tim Toomey(Pixabay)