共通テストの英単語は、高校までの基礎に約1,000語を足せば攻略できます。まずは1冊を完璧に仕上げることを目指しましょう。単語帳ごとに例文重視、音声活用など勉強法が異なるため、自分の学習スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。本記事では、定番から最近人気の単語帳まで、それぞれ特徴のある5冊を厳選したので参考にしてください。
共通テストで求められる語彙力
共通テストで求められる語彙力は、以下のとおりです。- 共通テストはセンター試験よりも難化傾向
- 必要な単語は4000~6000語程度
- 単語帳を1冊マスターすれば十分対応できる
共通テストはセンター試験よりも難化傾向
センター試験よりも共通テストのほうが全体的に難易度は高めです。知識量だけである程度解くことができたセンター試験と異なり、共通テストは思考力や判断力が求められるからです。特にリーディングは、すべてが長文問題になり総単語数も大幅に増えました。一方で、文章そのものの難易度は高くありません。基本的な単語をしっかり習得していれば、十分に対応できます。
必要な単語は4000~6000語程度
共通テストで必要な語彙数は、4000~6000語程度です。2025年度の共通テストでは、リーディングの総語数は5612語でした。例年、約6,000語が出題されています。
単語の知識が不足していると、時間内に問題を解き終えることができません。試験では、80分で大量の英文を処理する速読力が試されます。1分間に150語近く読む必要があるためには、単語を見て一瞬で意味が浮かぶ状態が理想です。
参考: 文部科学省
単語帳を1冊マスターすれば十分対応できる
共通テストの英語対策は、単語帳を1冊しっかり覚えれば十分です。高校の授業で、すでに基本的な単語を4000~5000語学んでいると仮定すると、1000~2000語を追加で覚えれば共通テストに対応できます。単語は、見たらすぐに意味が言えるレベルまで繰り返し音読してください。短い例文とセットで暗記する方法がおすすめです。例文ごと覚えれば、単語の正しい使い方や一緒に使う前置詞も自然に身につきます。英単語を暗記するコツは、忘れかけたタイミングで定期的に単語を見直すことです。
単語の効率的な覚え方については、以下の記事で詳しく解説しています。
共通テスト対策におすすめの英単語帳5選
共通テスト対策におすすめの英単語帳は、以下のとおりです。- ユメタン1
- 英単語ターゲット1900 6訂版
- システム英単語
- 英単語LEAP
- 速読英単語 必修編
共通テストのリスニング対策におすすめの参考書については、以下の記事で詳しく解説しています。
ユメタン1
共通テスト対策として基礎固めをしたい人は、まずユメタン1から始めてみてください。ユメタン1は、1週間で100語を確実に定着させる独自の学習システムが特徴の単語帳です。書く練習や音声での確認を繰り返すため、記憶が強く定着します。
音声に従って日本語から英語を即座に答える練習が特に有効です。これをクイックレスポンス(即座に反応すること)と呼びます。CDのテンポが速いため、試験で必要な反射力が自然と身に付きます。最新の改訂版では派生語も増えており、関連する知識も増やせます。
ユメタンの音声は、公式アプリ「 booco 」で無料ダウンロードが可能です。通学中などのスキマ時間にも手軽に学習できます。
著者の木村達哉先生 によると、2026年の共通テストもユメタンに掲載されている語彙が多く出題されていたようです。
ユメタンについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
英単語ターゲット1900 6訂版
共通テストから難関国立大学まで対策するなら、ターゲット1900がおすすめです。入試問題を徹底的に分析し、出る順で単語が並んでいるため効率よく学べます。見出し語の意味を最短ルートで覚えられるように、入試でよく出る意味を厳選しています。100語ごとに区切られており、リズムよく暗記を進められる点も魅力です。
無料アプリの「ターゲットの友」を使えば、通学時間などのスキマ時間も活用できます。
システム英単語
システム英単語は、大学入試1万回分を含む4億語のデータベースを分析し、実際の入試で使われる形で単語を掲載しています。本書の特徴は、短いフレーズで覚えるミニマル・フレーズ方式で、効率よく単語を覚えられる点です。
たとえば「severe」と「strict」はどちらも「厳しい」ですが、ミニマル・フレーズでは「severe winter weather(厳しい冬の天候)」「strict rules(厳しい規則)」のように、一緒に使われやすい語とセットで覚えられるため、使い分けまで身につきます。
最新版では認知症などの時事的な単語も追加され、最新の傾向にも対応しています。無料音声ダウンロードにも対応しており、移動中も学習が可能です。
英単語LEAP
本書は、2,300語の収録語を、発信語彙(書く・話すための単語)と受信語彙(読む・聞くための単語)に分類しているのが特徴です。この分類のおかげで、どの方角から単語を攻めるべきか迷いません。改訂版では、さらに難関大レベルの単語も追加されました。共通テストの基礎固めから、その先の二次試験まで一冊でサポートしてくれます。各単語には語源や語呂合わせといった、記憶を助けるヒントも豊富です。
QRコードから音声や解説動画をすぐに確認できます。
速読英単語 必修編
本書は、英文を読みながら自然に語彙を増やしていける一冊です。ストーリーで学ぶことで、単語が文脈とセットで頭に入るため、記憶に定着しやすくなります。
最近の入試トレンドを反映した興味深い英文が、難易度順に並んでおり、全70本の英文には、文構造を説明する解説映像も導入されています。二次元コードから動画を見れば、難しい文章も理解が深まります。
単語帳選びのポイント
単語帳選びのポイントは、以下のとおりです。- 自分のレベルに合ったものを選ぶ
- 自分の勉強法に合ったものを選ぶ
- 共通テストの出題形式を意識したものを選ぶ
自分のレベルに合ったものを選ぶ
共通テスト対策の単語帳を選ぶ際は、自分の実力に合ったレベルから始めることが重要です。基礎が固まっていない状態で、いきなり共通テスト向けの単語帳に取り組んでも効果は薄くなります。自分に合うか判断するために、まずは中身をパラパラ見て確認しましょう。知っている単語が5~7割ほど載っている本が、今のレベルに最適です。
まずは書店で、中学〜高校基礎レベルから手に取ってみてください。内容をほとんど理解できるなら、基礎は完成していると判断できます。
逆に未知の言葉ばかりが並んでいるなら、中学復習レベルまで戻る勇気も大切です。
選んだ1冊が8~9割スラスラ言えるようになったら、次の段階へ進みます。
自分の勉強法に合ったものを選ぶ
単語帳ごとに構成や学習方法が大きく違うため、自分が続けやすいものを選ぶのがポイントです。たとえば、出る順に並んでいる「頻度順タイプ」は効率重視の人に向いています。一方、場面やテーマごとに単語をまとめた「テーマ別タイプ」は、関連づけて覚えたい人におすすめです。
また、例文を読んで覚える方法が得意な人もいれば、音声を聞いて耳から覚える方が記憶に残りやすい人もいます。
自分が続けやすいと感じる一冊を選び、無理なく続けられる単語帳を見つけましょう。
共通テストの出題形式を意識したものを選ぶ
共通テストの単語帳を選ぶときは、出題形式に合わせて設計された本を探してください。共通テストは、知識の量よりも情報を素早く処理する力が問われる試験です。そのため、難関私立大学向けの難しい用語が並ぶ本より、基本を網羅した本が向いています。
まとめ
共通テストの英語を攻略するには、自分に合う単語帳を1冊完璧に仕上げることが大事です。まずは高校までの基礎を固め、不足している約1000語を効率よく補いましょう。「フレーズで覚えたい」「文章の中で学びたい」など、自分の好みに合わせて選んでください。選んだ後は、毎日音声を聴いたり音読したりして、単語を反射的に理解できるまで繰り返しましょう。
一歩ずつ語彙を増やしていけば、本番で時間が足りなくなる不安も解消されます。今日からお気に入りの一冊を手に取り、志望校合格に向けた最高のスタートを切ってください。







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