【共通テスト】英語リスニング対策におすすめの参考書6選

共通テストの英語リスニングは、リーディングと同じ配点(各100点)です。高得点を狙うには、形式への慣れと短い時間での情報処理を意識した対策が必要です。特に共通テストでは、旧センター試験と比べて「読み上げ1回のみ」の設問が増え、図やグラフ、複数話者の会話など、より高度な英語力が問われます。
本記事では、共通テスト対策におすすめの参考書3冊と、教材選びのポイント・効果的な学習法をまとめました。

共通テストリスニング対策におすすめの参考書3選

共通テストのリスニング対策におすすめの教材を紹介します。

1カ月で攻略! 大学入学共通テスト英語リスニング

20日で完成と銘打っていて、短期間で集中的に仕上げたい人向けの教材です。実際の過去問を使った先読みのポイントの解説など、実践的なテクニックも紹介しています。
また、専用アプリ「 booco 」で音声再生機能も使えるため、効率的に学習を進められます。

きめる!共通テスト英語リスニング

図表・グラフの読み取り、複数話者の問題など、共通テスト特有の複雑な設問への対策が充実しています。音声変化の解説も丁寧です。

イチから鍛える英語リスニング 必修編

共通テスト専用の対策本ではありませんが、まずは土台づくりをしたい人に最適です。基礎を固めたうえで、先に紹介したような実践的な問題集に進むのがおすすめです。

教材選びのポイント

短い時間で結果を出さなければならない受験生にとって、教材選びはとても重要です。
教材を選ぶうえで重要なポイントを解説します。

共通テスト対策に特化しているか

共通テスト(2021年度開始)はセンター試験と形式が異なります。特にリスニングでは読み上げ回数や図表の取り扱いなどが変化しました。必ず「共通テスト対応」であることを確認しましょう。基礎固めの段階では、形式特化でない一般的なリスニング教材も有効ですが、実戦段階では共通テスト準拠の教材に移行するのが効率的です。

発行日が新しいか

出題傾向は毎年微調整されます。特に2025年には新形式の問題が出題されたため、それに対応したものを選べるとベストです。購入時は奥付やパッケージの「共通テスト対応」「改訂版」表記を確認してください。

目標点を狙うための学習法

共通テストのリスニング対策をする上で重要なポイントを簡単に紹介します。

音の変化(音声変化)を押さえる

ナチュラルスピードでは、語と語がつながる(リエゾン)、音が落ちる(脱落)、音が変わる(同化)といった現象が頻発します。スクリプトを見ながら変化箇所を確認し、音読・シャドーイングで再現することで脳内の音のパターンを定着させましょう。

音の変化について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

先読みを習慣化する

音声が流れる前の短時間(約10〜20秒)で、設問・選択肢・図表を素早く確認し、何を聞き取るかを明確化します。普段の演習から同条件を再現して訓練することで、本番でも必要情報に焦点を当てられます。

実際の問題では、このような図表が術題されます。

まとめ

記事で紹介した3冊は、基礎から実戦までをカバーします。自分の現状と目標に合わせて使い分け、共通テスト本番で高得点を目指しましょう。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

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