英検準2級の合格には、約3500語の語彙力が必要とされています。しかし、ただ単語を暗記するだけでは不十分で、スピーキングやライティングでも使いこなせる実践的な単語力が求められます。本記事では、2025年最新の英検準2級対策に最適な単語帳を4冊して紹介します。自分に合った一冊を見つけてください。
英検準2級の難易度
まずは、英検準2級の難易度について解説します。
英検準2級は高校中級レベル
英検を主催する日本英語検定協会によれば、英検準2級は、高校中級程度のレベルとされています。日常生活や学校生活で使われる英語表現を理解し、自分の考えを英語で表現できる力が求められます。3級までは基礎的な内容が中心でしたが、準2級からは社会性のあるトピックも出題されるようになり、より実践的な英語力が試されます。
参考: 日本英語検定協会
必要な語彙は3500語が目安
英検準2級の合格には、約3500語の語彙力が必要です。3級が約2000語レベルであることを考えると、1500語程度を新たに習得する必要があります。
英検の各級で必要な目安の語彙数は、以下のとおりです。
| 級 | 語彙数(目安) |
|---|---|
| 5級 | 600語 |
| 4級 | 1,300語 |
| 3級 | 2,100語 |
| 準2級 | 3,500語 |
| 準2級プラス | 4,000語 |
| 2級 | 5,000語 |
| 準1級 | 9,000語 |
| 1級 | 15,000語 |
スピーキングやライティングで使えるレベルの単語力が必要
英検準2級では、単語を「知っている」だけでなく、「使える」レベルまで習得することが重要です。
ライティング問題では自分の意見を50〜60語程度の英文で表現する必要があり、スピーキング試験では質問に対して英語で答える力が求められます。そのため、英語→日本語で単語の意味を覚えるだけでなく、日本語→英語がすぐに出てくる状態まで定着させることが重要です。
英検準2級対策におすすめの単語帳4選
英検準2級対策におすすめの単語帳を紹介します。それぞれの特徴を確認し、自分にあったものを選びましょう。
キクタン英検準2級
「キクタン」シリーズは、音声学習に特化した単語帳です。最大の特徴は、リズムに乗せて単語を覚える「チャンツ」学習法です。音楽のように単語と意味が流れるため、通学中や家事をしながらでも効率的に学習できます。
収録語数は約1000語で、英検準2級に頻出の単語を厳選しています。1日16語×10週間で完成する学習スケジュールが組まれており、計画的に学習を進めやすい構成です。また、専用アプリ「booco」を使えばスマートフォンで音声を聞くことができ、スキマ時間を有効活用できます。
でる順パス単 英検準2級 5訂版
「でる順パス単」は、英検単語帳の定番です。過去5年分の試験問題を徹底分析し、実際に出題された頻度順に単語が配列されているため、効率的に重要単語から学習できます。
単語は「でる度A」「でる度B」「でる度C」の3つのランクに分かれており、優先順位をつけて学習を進められます。すべての見出し語に実際の英検で使われるような例文が付いているため、単語の使い方を実際の文章に合わせて理解できます。
ランク順 英検準2級 英単語1550
「ランク順」シリーズは、過去問20回分以上を分析して作られた単語帳です。
各単語には英検で実際に出題されやすい用例が付いており、試験本番で役立つ実践的な知識が身につきます。赤フィルター付きなので、通勤通学中でも手軽に暗記学習ができます。
英検準2級 文で覚える単熟語
「文で覚える単熟語」は、長文の中で単語を学習する独自のアプローチが特徴です。英検準2級の試験で出題されるような英文を読みながら、重要単語を覚えられます。
すべての長文に音声が付いているため、リスニング対策としても活用できます。シャドーイングやディクテーションといった学習法を組み合わせれば、4技能すべてをバランスよく伸ばすことが可能です。
英検準2級に最速で合格するためのポイント
英検対策を効率よく進めるために重要なポイントを紹介します。
自分の実力にあった教材を使う
英検準2級の単語学習で最も重要なのは、自分の現在の実力に合った教材を選ぶことです。基礎単語に不安がある場合は、まず3級レベルの単語を固めてから準2級の教材に進みましょう。
また、教材選びの際は、書店で実際に中身を確認し、レイアウトや説明の分かりやすさ、例文の質などを自分の目で確かめることをおすすめします。自分にとって使いやすいと感じる教材が、継続した学習につながります。
英検に特化した攻略法を知る
英検には独特の出題傾向があります。単語問題では同義語や対義語を問う問題が多く、文脈から単語の意味を推測する力も求められます。
そのため、単語を覚える際は意味だけでなく、類義語や反意語、コロケーション(一緒に使われやすい単語の組み合わせ)も意識して学習しましょう。また、過去問を解いてどのような文脈で単語が使われるかを確認することで、実践的に使える語彙力が身につきます。
毎日継続して勉強する習慣をつける
単語学習で最も効果的なのは、毎日少しずつでも継続することです。一度に大量の単語を覚えようとするよりも、1日10〜20語を確実に定着させる方が長期的な記憶につながります。
具体的には、朝の通学時間に新しい単語を覚え、夜寝る前に復習するといったルーティンを作ると効果的です。スマートフォンのアプリやアラーム機能を活用して、毎日決まった時間に学習する習慣をつけましょう。
まとめ
英検準2級合格のカギは、約3500語の語彙を「知っている」レベルから「使える」レベルまで引き上げることです。
自分に合った教材を選び、毎日コツコツと継続することが合格への最短ルートです。今日から単語学習を始めて、合格を目指しましょう。




