通常の3倍速で泳ぐクラゲのサイボーグが誕生?!【英語多読ニュース】

海をゆらゆらと漂うクラゲ。刺されるのはいやですが、眺めていると癒やされる・・・そう思う方も多いのでは?でも3倍速で動くっていうのはどうなんでしょう。「英語多読ニュース」第114回は、そんな話題を取り上げます。

ゆらゆら漂わない俊足クラゲって?

クラゲと言えばイソギンチャクなどと同様、脳を持たない生物として知られています。体に張り巡らされた神経同士が連携し、考えることなく反射的に動きます。何かに疲れたときにクラゲを見て、「クラゲのように何も考えずにゆらゆら漂いたい」などと思ったことがあるのは、きっと筆者だけではないはず。

でも、「考えないならサイボーグ化してしまえ!」とは言わなかったと思いますが、クラゲを使った研究がアメリカのスタンフォード大学で行われたそうです。

They designed a weighted waterproofed controller with a lithium polymer battery, microprocessor, and set of electrodes, which they embedded into the jellyfish’s muscle tissue ? kind of like a pacemaker for a heart, but in this case , what looks like a bottle cap filled with electronics stabbed into the jellyfish with a toothpick to make it move faster.彼らは、リチウムポリマー電池とマイクロプロセッサーを搭載した重り入りの防水制御装置を設計し、クラゲの筋組織に埋め込んだ。心臓のペースメーカーのようなものだが、この装置はつまようじを使ってクラゲに刺した電子装置入りのボトルキャップに見えるもので、クラゲの動きを速めるのだ。
gizmodo.com

 さて、どうしてクラゲの動きが速くなるのかというと・・・

The controller generated electrical waveforms and injected them into the jelly muscles.制御装置は、電気波形を生成してクラゲの筋肉に注入する。
ほんの微量の電流でも、クラゲの動きはかなり速くなるようです。YouTubeの動画をご覧ください。
今はまだ動く速さが変わるだけですが、 今後は 進行方向を変えたりできる機能を追加したいとのこと。

つまようじを刺されて電気を流されて・・・クラゲは平気なんでしょうか。

Turning animals into living sensors obviously raises ethical questions. Dabiri notes, however , that moon jellyfish lack a brain, a central nervous system and the type of pain receptors that would make a mammal , for example , react to having a wooden pin thrust through its body tissues.生物を生きたセンサーに作り替えることは、当然、倫理的問題を 引き起こす 。しかし、ダビリ氏(装置開発技術者の一人)は次のように言う。ミズクラゲは脳や中枢神経系を持たない。例えば、哺乳類が木製のピンを身体組織に突き刺されたときのような反応を 引き起こす 、痛みの受容体も持たない。
www.scientificamerican.com

完全なロボットを開発・維持するより手軽だそうですが、近い将来、「ふわふわ浮いているクラゲになりたい?」「電極刺されるよ」なんていう突っ込みが入るようになったら、少し嫌ですね。

文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)

高校の英語教師を経て、今は編集者として、ときに写真家として活動中。

トップ画像: Vlad VasnetsovPixabay

【1000時間ヒアリングマラソン】 ネイティブの生音声を聞き取る実践トレーニング!

大人気通信講座が、アプリで復活!

1982年に通信講座が開講されて以来、約120万人が利用したヒアリングマラソン。
「外国人と自由に話せるようになりたい」「仕事で困ることなく英語を使いたい」「資格を取って留学したい」など、これまで受講生のさまざまな夢を支えてきました。

アプリ版「1000時間ヒアリングマラソン」は、アウトプット練習や学習時間の計測などの機能を盛り込み、よりパワーアップして復活しました。

「本物の英語力」を目指す人に贈る、最強のリスニング練習

・学校では習わない生きた英語

実際にネイティブスピーカーと話すときや海外映画を見るとき、教科書の英語と「生の英語」のギャップに驚いた経験はありませんか? 1000時間ヒアリングマラソンには、オリジナルドラマやラジオ番組、各国の英語話者のリアルな会話など、学校では触れる機会の少ない本場の英語を届けるコーナーが多数用意されています。

・こだわりの学習トレーニング

音声を聞いてすぐにスクリプトを確認する、一般的なリスニング教材とは異なり、英文や日本語訳をあえて後半で確認する構成にすることで、英語を文字ではなく音から理解できるようにしています。英文の書き取りやシャドーイングなど、各トレーニングを一つずつこなすことで、最初は聞き取りが難しかった英文も深く理解できるようになります。

・あらゆる角度から耳を鍛える豊富なコンテンツ

なぜ英語が聞き取れないのか? には理由があります。全15種類のシリーズは、文法や音の規則、ニュース英語など、それぞれ異なるテーマでリスニング力強化にアプローチしており、自分の弱点を知るきっかけになります。月に一度、TOEIC 形式のリスニング問題を解いたり、書き取りのコンテストに参加したりすることもできるため、成長を定期的に確認することも可能です。

1000時間ヒアリングマラソンは、現在7日間の無料トライアルを実施中です。さあ、あなたも一緒にランナーになりませんか?

SERIES連載

2025 06
NEW BOOK
おすすめ新刊
仕事で伝えることになったら読む本
詳しく見る

3分でTOEICスコアを診断しませんか?

Part別の実力も精度95%で分析します