TOEICのスコアアップを目指す上で単語力は欠かせない要素ですが、漫然と勉強していても成果が見えにくいのが難点です。
そこで活用したいのが「単語テスト」です。本記事では、TOEICにおいて単語力が重要な理由と、おすすめの単語テストや単語帳、その活用方法について解説します。
TOEICによく出る単語は10,000語を超えるとされ、点数アップのためには単語学習が必須です。最近では、効率的に単語学習を行うために、アプリの活用を検討する方が多くいます。
しかし、アプリは数が多く「どれを選んでいいかわからない」と悩む方も多いでしょう。
そこで本記事では、TOEICの単語対策ができるアプリの選び方や、アプリを使うメリットなどを解説しています。本記事を読めば、自分に合ったTOEIC対策アプリを探せるようになるでしょう。
Santaアルクのアプリでは、TOEICに特化した英単語を収録しています。AIがあなたのレベルにあった英単語を出題してくれるので、効率よく語彙力を増やせます。音声や単語を使った例文も確認できるので、リスニング・リーディングを網羅した学習が可能です。
目次
TOEICに必要な単語力
TOEICでスコアアップするためには「文法」「出題形式」「時間管理」など、押さえるべきポイントがいくつもありますが、ベースとなるのが「単語力」であり、重点的に学ぶべき部分です。スコアアップを目指すなら、まずはTOEICにおける単語力の重要性について知っておきましょう。
ここでは、以下の2つのポイントについて解説します。
- なぜTOEICに単語力が必要か
- 単語テストを使ってレベルチェック
なぜTOEICに単語力が必要か
TOEICテストにおいて単語力が重要な理由は、英文の意味を正確に理解するためです。単語の意味が分からなければ、問題の内容を把握することはできません。
しかし逆にいうと、出てくる単語が理解できれば問題文の文脈や内容をある程度推測することが可能です。
そのため高いスコアを目指すには、それに見合った単語力の習得が欠かせません。例えば700点以上を目指す場合、少なくとも4000語以上の語彙力が必要だといわれています。単語力が向上すればテスト本番のスコアアップだけでなく、文章の理解速度が上がり、勉強効率アップにもつながります。
単語テストを使ってレベルチェック
単語学習を始めるに当たって最初にやりたいのが、自分の「現在の語彙力」のチェックです。
例えば「TOEICで700点以上取りたいから4000語覚えよう」と思っても、その時点で3000語習得しているのと1500語習得しているのでは、難易度は大きく変わります。高過ぎる目標は挫折の原因にもなりかねません。
多くのサイトやアプリでは、短時間でできる単語テストや、現在の大まかな実力が分かる模試を提供しています。
適切な目標と学習計画を立てるためにも、TOEICテストを受ける前に、なるべく早い段階で今の単語力をチェックしておきましょう。
総合的なレベルチェックについて、以下の記事で詳しく解説しています。
無料で使えるTOEIC単語テストの紹介
TOEIC学習者の強い味方となるのが、無料で利用できる単語テストです。オンラインやアプリで手軽に試せて、現在の実力と目標スコアとの差が把握できるため、学習計画を立てるのに役立ちます。
さらに、定期的にレベルチェックを行えば、自分の成長が分かり、学習のモチベーションを維持できます。
ここでは、以下の3つについて見ていきましょう。
- 単語テストができるサイト・アプリ
- 無料で使えるTOEIC単語テスト(ウェブサイト)
- 無料で使えるTOEIC単語テスト(アプリ)
単語テストができるサイト・アプリ
単語テストができるサイト・アプリは完全無料のものから、無料版と有料版があり使える範囲が異なるもの、基本有料で無料体験ができるものなどがあります。アプリやサイトは音声再生機能を備えているものが多く、タップするだけで発音も確認できます。
また、単語テストができるサイト・アプリにはTOEIC対策用と、総合的な英語学習用があります。目的が英語力の向上なら総合学習用、TOEICでハイスコアを取って進学や仕事に役立てたいなら、TOEIC対策用がおすすめです。TOEIC対策サイト・アプリでは、スコア別にテストが受けられるものもあり、自分の実力に合わせてテストに挑戦できます。
無料で使えるTOEIC単語テストの紹介(ウェブサイト)
まずは、ウェブサイトを3つ紹介します。
Weblio語彙力診断テスト
オンライン辞書サイト「Weblio」が提供する「Weblio語彙力診断テスト」は、「総合診断」の他にも、「英検」「TOEFLテスト」「TOEIC L&Rテスト」など、各種テスト向けの語彙力診断が受けられます。
「TOEIC L&R テストの語彙力診断テスト」も、「総合診断」の他に、目標スコア別に470・600・730・860・950点の診断テストもあります。実力診断だけでなく、目標スコア獲得に必要な語彙力やレベル感をつかむことも可能です。
過去問.com
さまざまな主要資格試験の過去問を無料で提供していることで知られる「過去問.com」には、「TOEIC」のジャンルに「単語・熟語」テストがあります。
単語の難易度やスコアの目安は示されていませんが、例文や解説がついているので参考になります。
ENGLISH JOURNAL
本サイト「ENGLISH JOURNAL」にも、TOEIC Part 5形式の問題が掲載されています。「実際のTOEICと同じ形式の問題を解きたい」という人におすすめです。
他にもTOEICの全パートのサンプル問題がそろっているので、総合的な力試しも可能です。
無料で使えるTOEIC単語テストの紹介(アプリ)
次に、どこでも学習できて便利なアプリを3つ紹介します。
Santaアルク
TOEIC学習アプリ「Santaアルク」には、3分間のTOEICスコア診断テストのほか、基礎・700点・800点・900点などの、レベル別の単語問題も無料で挑戦できます。
診断テストの結果を基に、AIが一人一人に最適な学習プランを提案してくれるため、効率良く実力アップができます。
英単語アプリmikan
「mikan」は総合的な英単語学習ができるアプリで、基本機能は無料で利用できます。自分のレベルに合わせたTOEICの教材を選択でき、「カードめくり」「4択」などのステップがあります。
勉強の初めは知っているかどうか判断するカードめくり、覚えてきたらつづりを入力する「タイピング」など、習熟具合に合わせて勉強できます。
最重要英単語 for the TOEIC TEST
TOEICの英単語に特化した暗記用アプリです。テストは600点・730点・860点の3つのレベルと10~100問の4つの問題数から選ぶことができ、無料で受けられます。基礎レベルの単語はチェックできないものの、シンプルな画面で単語テスト・学習に必要な機能がそろっています。
単語帳を使ってレベルアップ
単語アプリは手軽に学習が可能ですが、書籍の単語帳はスマートフォンが使用しにくい環境でも使えて、書き込みが自由にできるというメリットがあります。本とアプリを併用すると学習効果を高められるでしょう。ここでは、以下の4つについて紹介します。
- 単語帳の活用方法
- おすすめの単語帳 500点~600点
- おすすめの単語帳 600点~700点
- おすすめの単語帳 700点~990点
単語帳の活用方法
単語帳を活用する際には、自分の現在のレベルに合ったものを使用しましょう。
学習方法としては、「1日100語」のような1日の学習単語数の目標を設定することと、忘却曲線を踏まえた定期的な復習サイクルを作り(1日後、1週間後、30日後に復習)、記憶を保つことが効果的です。例文もチェックし、その単語が文中でどのように使用されるかも押さえておきましょう。
また、全ての単語の意味を覚える必要はありませんが、単語の大まかな意味や品詞を知っていれば、文脈や文の構造から消去法で答えにたどり着ける可能性が上がります。そのため、単語を覚える時は、関連語や派生語も一緒に学習するのがおすすめです。
最後に、TOEIC形式の問題を解いて単語の記憶定着度・理解度を確認しましょう。
次に、目標スコア別のおすすめの単語集を紹介します。
おすすめの単語帳 500点~600点
500点突破を目指す初心者の方におすすめの単語帳を紹介します。
『キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE500』
TOEIC500点を目標としたTOEIC初心者向けの単語帳です。1日8語、56日(8週間)で448語をマスターします。1日最短2分で学習できるので、抵抗感なく単語学習を始められます。
本書の珍しい特徴が「書き込み式」である点です。「ワード」「フレーズ」「例文」の3ステップで、単語を書いて覚えられるという、紙ベースの単語帳のメリットを生かした一冊です。
書き込み式ではありませんが、同じシリーズに600点突破を目標とする『キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 600』もあるので、本書が物足りない人はそちらがおすすめです。
おすすめの単語帳 600点~700点
600点~700点を目指す中級者の方向けの単語帳を紹介します。
『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』
TOEIC対策書で人気の「特急」シリーズの『出る単特急 銀のフレーズ』は、TOEICで600点取得に必要な頻出単語を厳選して、1000語収録しています。コンパクトなサイズとシンプルなデザインは持ち歩きにもぴったりです。
『TOEIC(R) L&Rテスト やたらと出る英単語 クイックマスター +』
TOEIC頻出の600語を200の例文に凝縮、一つの例文で3つ以上の単語が効率良く学べます。単語には目標スコア別のレベル表示が付いているので、自分が覚えないといけない単語が一目で分かります。
講師の音声講義付きなので、移動中に音声だけで学習し、座った時に単語帳を開いて確認する、といった使い方もでき、便利です。
おすすめの単語帳 800点~990点
800点~900点以上を目指す上級者の方におすすめの単語帳を紹介します。
『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』
本書では、実際のTOEICと公式問題集で出題された単語から計1000語を収録し、TOEIC頻出のフレーズとともに紹介しています。TOEIC学習中級~上級者に適した単語帳です。
『キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 990』
「キクタンTOEIC(R)」シリーズの満点を狙う人向けの一冊です。990点に必要な高度な単語が必須順に掲載されており、ビジネス英語や時事英語など、実用英語の力も伸ばせる内容になっています。センテンス音声が米英加豪の4カ国発音で収録されており、単語力だけでなく各国スピーカーの発音のクセに対応する力も身に付きます。
まとめ
TOEICの学習を始める前に、また定期的に単語テストを取り入れ、自分の単語力を客観的に把握し、効率的に学習を進めましょう。
単語力チェックも含めた、TOEICテストでの総合的な実力を知りたい場合におすすめなのが「Santaアルク」です。長年の英語教材開発とAIによる膨大な学習データを基にした、精度95%の3分間のTOEICスコア診断で、現在の自分の実力がすぐに分かります。
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