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「TOEIC750点を目指しているけれど、どれくらい勉強したらいいのだろう」「目標スコア達成のための勉強法が分からない」と悩んでいませんか?
この記事では、TOEICで750点のレベルや難易度、必要な勉強時間、おすすめの参考書などについて紹介します。
TOEIC750点を目指している人は、ぜひ最後までお読みください。
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目次
TOEIC750点のレベルとは?
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TOEIC750点は日常の会話なら問題なくコミュニケーションがとれるレベルとされています。
就職や転職でもある程度評価されるレベルといえるでしょう。
ここではTOEIC750点のレベルについて、以下のポイントから詳しく解説します。
- TOEICにおいて、750点のレベルはどのくらいか
- TOEIC750点は英検何級相当?
- TOEIC750点は大学受験や就活、転職に使えるか
TOEICにおいて、750点のレベルはどのくらいか
TOEICを運営しているIIBCは「Profeciency Scale(TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表)」を発表しています。そこではTOEIC730点が以下のように説明されているので、TOEIC750点も同様と考えられます。
「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。
通常会話は完全に理解でき、応答も早い。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。
正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。」
参考:IIBC
このように、TOEIC750点は基本的な英語力は身に付いているものの、コミュニケーションが取れるかどうかは個人差があるといえるでしょう。
TOEIC750点は英検何級相当?
TOEIC750点は英検2級~準1級に相当します。
これは、言語の習熟度や運用レベルを測る国際基準である「CEFR(Common European Framework of Reference for Languages[ヨーロッパ言語共通参照枠])」に基づいて判断しています。
「CEFR」では、外国語の熟達度をA1〜C2の6段階で評価しています(A1が最低ランク・C2が最高ランクです)。
TOEIC750点はCEFRでB1~B2に相当し
英検でB1に該当するのが2級、B2は英検準1級であることから、このように判断できます。
ただし、採点基準やスピーキングやライティングテストの有無、問題の傾向などが異なるため、これはあくまでも目安です。
TOEIC750点は大学受験や就活、転職に使えるか
TOEIC750点を取得しておけば、大学受験や就活、転職で有利になります。
大学受験・就活・転職の場面別に解説します。
- 大学受験
- 就活
- 転職
大学受験
TOEIC750点以上のスコアがあれば、大学受験で有利になることがあります。
大学によっては一定のスコアがあれば、共通テストや個別試験の「英語」の得点を加点、または満点と見なすという、優遇措置があるからです。
必要となるスコアは大学によって異なりますが、750点あれば多くの大学で優遇が受けられます。
詳しいスコアの利用方法は大学によって異なるため、自分が受験する大学の受験要項をチェックしましょう。
参考:河合塾Keinet
就活
TOEIC750点を保有していると、就職活動では英語力があると評価され、有利になります。
一般的に就活で履歴書に書いて評価されるTOEICスコアは600点以上で、海外部門に応募するなら、平均で690点が期待されるといわれています。
そのため、TOEIC750点以上あれば十分に評価されるでしょう。
TOEICのスコアがあれば努力が可視化されるので、600点以上のスコアがある人は、学生時代に英語学習に力を入れたと自己アピールすることができます。
参考:IIBC
転職
TOEIC750点を取得していると、転職でも実用的なビジネス英語ができると評価され、有利になります。
転職市場では、TOEIC750点をビジネスレベルの英語力があると評価する基準にしている企業がよくあります。
ただし、外資系企業の場合は、800点以上を求められることもあるため、750点ギリギリでは足りないかもしれません。
また、転職ではTOEICの点数のみならず、社会人経験や実務経験も見られます。
TOEIC750点を取得するまでの努力に加えて、実際に英語を使用した業務経験があれば、強いアピールポイントになるでしょう。
転職でTOEICスコアを活用する際のポイントについて、以下の記事で詳しく解説しています。
TOEIC750点を目指すために必要な勉強法
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TOEIC750点取得のために必要な勉強法を以下の点から解説します。
- TOEIC 750点の難易度
- リスニング対策
- リーディング対策
- 必要な語彙力
TOEIC 750点の難易度
TOEIC750点の難易度は高めで、2023年度の受験者で750点以上を取得しているのは全体の25%ほどです(TOEICはリスニングが5〜495点、リーディングが5〜495点で、トータルスコアは10〜990点です)。
しかし、スコアは特殊な方法で算出され、各問題の配点は公開されていないため、具体的に何問正解すれば750点が取得できるか正確には分かりません。
公式問題集や模試に付属しているスコア換算表を参考に推測すると、750点を取得するには正答率75%程度を目指す必要があると考えられます。
これを目標に勉強しましょう。
参考:IIBC
リスニングパート対策
TOEIC750点を目指すには、リスニングパートで400点を目標にして、日頃から対策をしましょう。
公式問題集の問題音声を使用して、トレーニングするのがおすすめです。
公式問題集には、実際のテストと同じ形式で2回分の模試が掲載されています。
パソコンやスマートフォンに音声をダウンロードして、仕事やお出かけの移動時間を利用して聞くのがおすすめです。
毎日15分でも英語に触れていると、耳が英語に慣れてきます。
TOEIC対策の勉強をするだけでは、実際に英語を話せるようになる保証はありませんが、オーラッピング(英文を聞きながら同時に発音する)やシャドーイング(英文を聞きながら、少し遅れて自分でも英文を発音する)などのトレーニングをすることで、スピーキングにも役立ちます。
英語が話せるようになると、一気にリスニング問題に強くなります。
また、日頃の学習で、音声が聞き取れなかったところは、英文を必ずチェックして、聞き取れなかった原因を分析しましょう。
リスニング対策について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
リーディングパート対策
TOEICのリーディングパートの得点が伸び悩む原因として、問題の分量が非常に多いことが挙げられます。
リーディングセクションでは、自分で時間配分を考える必要があります。そうしないと、Part 5(短文穴埋め問題)に時間がかかりすぎて、Part6(長文穴埋め問題)、Part 7(長文読解問題)を解く時間がなくなってしまうことがよくあります。
そのため、リーディングでは、つまずきやすいPart5の徹底練習が重要です。Part 6や7に時間を残すために、Part 5(30問)は約10分で解くのがおすすめです。
つまり1問20秒以内で解かなければならないということです。
時間を計りながら、問題を解く練習をしましょう。
毎日続けていると、問題を解くスピードが着実に上がっていきます。
Part 6は1問30秒、Part 7は1問1分を目安にして、時間配分をしてください。
リーディング対策について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
必要な語彙力
700点取得するのには約7000語の英単語(難関大学入試レベルの単語量)を覚える必要があり、
800点取得するには約8000語(大学中級程度の単語量)です。
750点を目指すなら大学中級程度の単語量である約8000語の英単語を覚えましょう。
大学の一般教養レベルでは対応できない可能性もあるので、語彙力を鍛える必要があります。
おすすめの参考書
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ここからは、750点取得のためのおすすめの問題集を6つ紹介します。
- 「公式TOEIC Listening & Reading 問題集11」
- 「TOEIC® L&Rテスト精選模試 リーディング3」
- 「TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3」
- 「キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800」
- 「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」
- 「TOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略800点+」
「公式TOEIC Listening & Reading 問題集11」
「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」はTOEIC運営団体のIIBCが出版している公式の問題集のシリーズで、「問題集11」は2024年7月に発売された最新教材です。
本書の問題は、実際のTOEIC作成機関が作っているので、本番に近いテストが体験できます。
換算表が付いているので、模試を受けると正解数からスコア目安(スコアの範囲)を出すこともできます。目標スコアまでどれくらい点数が必要かなども分かります。
リスニングの音声だけでなく、リーディングの問題を読み上げた音声もダウンロード可能で、これらを利用してさまざまなトレーニングができます
直前対策としても、普段の学習のための問題集としても、大活躍の一冊です。
「TOEIC® L&Rテスト精選模試 リーディング3」・「TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3」
リーディングの問題をテスト5回分(500問)収録し、実際のテストで出題される問題のパターンを網羅しています。
すべての設問の解説が丁寧で分かりやすいため、復習用として繰り返し解くのに向いています。
スコアアップのための戦略や学習ポイントを押さえたコラムも充実していて、確実にスコアアップを目指せる1冊です。
問題が実際のTOEICより難しいという感想が多く、ハードルが少し高い参考書でもあります。
リスニングの問題を収録した「TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3」もあります。
「キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800」
「キクタン」シリーズのTOEIC800点取得を目指す1冊で、単語・熟語を1120収録しています。
1回で学習する語彙はたったの16語で、1日2分から手軽に学習できます。
音声には単語と訳が収録されており、電車やバスなどの移動時間など、スキマ時間を活用して学習するのにぴったりです
単語の音声は米英2カ国、センテンスは米英加豪の4カ国の発音で収録されており、TOEICのリスニング対策にもなります。
また、センテンス音声には、これまでにはなかった日本語訳の読み上げが追加され、より手軽に学習できるように改良されています。
「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」
いわゆる「金フレ」と呼ばれる人気の単語集です。
TOEICに出る単語だけを1000語を収録し、フレーズの形で紹介しています。
単語はスコア600~900レベル別に掲載されているので、自分に必要な部分だけ覚えることも可能です。
単語を勉強すると英語を理解する速度が上がり、リスニング・リーディングの対策になります。
本のサイズがコンパクトで、ダウンロードできる音声も付いているので、通勤通学などのスキマ時間の学習にも適した一冊です。
「TOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略800点+」
人気のTOEIC対策本「はじめて受けるTOEIC L&Rテスト対策 全パート完全攻略」の上級編で、ハイスコアを狙う人向けに、難問を攻略する方法を紹介しています。
各パートの学習では、まず「基礎力チェック」で700点前後の力があるかを確認します。
その後、「難問と攻略法」で各パートの難問のタイプと攻略方法をしっかり押さえて、「実践問題」で攻略方法が身に付いたかチェックしましょう。
コラムでは、ハイスコア取得のために必要な英語力を養う学習法も掲載されています。
難問ばかりを集めた参考書なので、本番で難問に当たると焦ってしまう人に特におすすめです。
まとめ
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今回はTOEICで750点のレベルや難易度、必要な勉強時間、おすすめの参考書などについて紹介しました。
TOEIC750点は英語でコミュニケーションができる土台があるとされるレベルで、受験や仕事でも評価されます。
平均より高いスコアのため、取得するのは簡単ではないかもしれません。
しかし、効果的な学習をすれば、届くレベルでもあります。
ぜひ、目標を達成するために今回紹介した勉強法や参考書を用いて、一歩を踏み出してみてください。
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