オンライン英会話の先生に「こんなとき英語でなんて言う?」と聞いてみました。今回のテーマは「上の空」。ボーっとしている人に対して使えるフレーズです。
問題
次の会話の( )に入る英文はなんでしょうか?和訳を見ながら考えてみてください。友人同士の会話です。
A:I said hi to Joel and he just stared at me.
ジョエルに挨拶したんだけど、彼はただ私の方を見ただけだったんだけど。
B:Since he got “World of Warcraft,” ( ).
WOW〈オンラインゲーム〉にはまってから、いつも上の空なんだよ。
解答例
「上の空」にはいろいろな表現がありますが、オンライン英会話「OKpanda」では、こんな表現が学べます。
- He’s dead to the world.
直訳すると「彼はこの世界で死んでいる」。「現実世界を生きていない」→「地に足がついていない(上の空)」といったイメージでしょうか。日本語にはない言い回しで、いかにも英語らしい表現ですね。
「上の空」には、他にもこんな表現が
「上の空」には、上で紹介したもの以外にも、いろいろな表現がありますので、あわせてご紹介。
Steffi先生
- He’s absent-minded.
- He’s a scatterbrain.
“absent-minded” はいつも上の空で、注意力が欠けている状態を示しています。“scatterbrain” は集中力がなかったり、落ち着きのない人に使うことができます。2フレーズともフォーマルな場、カジュアルな場、両方で使うことができます。(Steffi先生)
原文:“Absent-minded” refers that a person doesn’t pay attention, and lacks focus. “Scatterbrain" refers to someone who doesn’t concentrate or can’t be organized. Both expressions are adjectives that can be used in formal and informal conversations.
Melissa先生
- He has been zoned out.
- He has been like a zombie.
- He is in his own world.
“He has been zoned out.”は目の前で起きていることに集中していないことを意味します(意識が他に行っていたり、落ち着きがないことを指します)。“He has been like a zombie." は、「まるでその場にいないかのよう」という意味です。まるで機械のように、考えなしに無意識に動いている様子を表しています。"He is in his own world." は「彼は夢中だ」に近いニュアンスです。周囲で起こっていることよりも、彼が興味のあることにのみに集中していることを意味します。(Melissa先生)
原文:“He has been zoned out.” means he isn’t focused on the current situation (his focus is elsewhere or he has no concentration). "He has been like a zombie.” means it is like he is not here. He is like a machine, doing the motions without focus or thought. "He is in his own world.” is similar to "彼は夢中だ". He is focused on things in his head rather than the world around him.
Tracy先生
- He is in a world of his own.
- He is on another planet.
“He is in a world of his (thier) own.” は周りの人や物事に気付いていない様子を表した比喩表現です。同様に、"He is on another planet." は自分の周りで起きていることに無関心だったり、ほかの人とは違う考えを持っていたりすることを意味しています。(Tracy先生)
原文:He’s “in a world of his (their) own” means that they seem not to notice other people or the things going on around them. Similar to "on another planet", which means to not give attention to what is happening around you and to think differently from other people.
まとめ
「上の空」って、いろいろな言い方があるんですね~。個人的には “scatterbrain”が面白い表現だな~と。直訳すると「散っている脳みそ」。考えがあちらこちらに散らばっているイメージでしょうか。 知らない単語でも、ちょっと頭を柔らかくして考えると、意味が見えてくる比喩表現が英語にはたくさんあります。新しい単語に出会っても、すぐに辞書で意味を調べず、ちょっと頭をひねって考えてみてください!その方が記憶に残って単語が覚えやすいですよ!
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