英会話で、「自分のリアクションって合ってるのかな・・・」と不安になったことはありませんか?連載「会話が弾む!リアクション英語」では、毎月、英会話コーチで大人気podcastのパーソナリティーでもある「英語のそーた」さんが、会話が盛り上がること間違いなしのリアクション方法をレクチャーします!今回はスムーズに会話を終えるためのフレーズをご紹介します。
きれいに会話を終えられますか?
早速ですが、皆さんは会話を上手に締めくくることができますか?
別れ際、ミーティング終わり、プレゼンテーション終わりといった「会話の終わり」に当たる場面で、何か気の利いたリアクションを入れられたら・・・と感じたことは誰にでもあるはずです。
少しこなれたリアクションフレーズを使って、会話をスムーズに締めくくることができれば、いい印象で会話を終えることができるでしょう。
ということで、今回の記事では 「会話の終わり」で使える英会話リアクションフレーズ をシーン別でご紹介します。相手に「この人にまた会いたいなぁ」と思ってもらえるよう、声に出して練習してみましょう。
本連載では全6回にわたり「リアクション」に関する記事をお届けしていますが、今回は第5回目となります。 前回 は、遊びに誘われたときに上手に「誘いを受ける/断る」英会話フレーズをご紹介しました。今回の「会話の終わり」のリアクションフレーズと共に覚えてみてくださいね。
ej.alc.co.jpでは、本題に入りましょう。今回は特に次の「3つの会話の終わりシーン」に絞って解説をしていきます。
①友達との別れ際
②仕事での別れ際
③プレゼンテーション、司会進行などの締めくくり
これらのシーンは、実際に僕も頻繁に遭遇する場面です。
① 友達との別れ際
友達とお出掛けしたりお茶をしたりしている最中、相手が話を終えようとしている瞬間を想像してみてください。「そろそろお別れの時間かな?」という雰囲気が漂いだしたときに、以下のリアクションフレーズを使って会話を締めくくってみましょう。
I gotta go.そろそろ行かなきゃだ。
※gotta=have got to (?しなきゃ)
It was nice talking to you.話せてよかったよ。
Let’s hang out again soon.また遊ぼうね。
Let’s keep in touch .連絡取り合おう!
See you later.またね。
※later(後で)が含まれていますが、すぐ会う予定がない場合にも使えます。
Bye.じゃあね。
Have a nice day!ほかにも使えるフレーズはありますが、この辺りにしておきましょう。よい1日を!
※niceの部分をgoodもしくはlovelyに変えたり、dayの部分をnightやweekendなどに変えたりして使うこともできます。相手がどこか遠くへ帰る場合は、“Have a safe trip!”(気をつけて帰ってね!)と言うこともできます。
以前の記事でもお話ししましたが、 英会話フレーズは覚えすぎ注意 です。たくさん覚えすぎていると、実際の会話で結局どれも頭に浮かばないということもあるので、会話を乗り切るために必要最低限のフレーズだけ押さえておきましょう。
これらのフレーズさえ使いこなせれば、友達との別れ際もスムーズになるでしょう。
▼上記で紹介した「友達との別れ際に使えるフレーズ」の解説付き音声はこちら!
② 仕事での別れ際
次は、ビジネスシーンでの別れ際で使えるフレーズをご紹介しましょう。
無事に商談が終わり、部屋をあとにしようとしている場面を想像してみてください。そのようなときは、以下のリアクションフレーズを使って会話を締めくくってみましょう。
I had a great time.とても有意義な時間を過ごせました。
It was nice meeting you.お会いできてよかったです。
Thank you for your time.お時間をいただきありがとうございました。
Thank you for your cooperation .ご協力 いただきありがとうございました。
I look forward to meeting you again.またお会いできることを楽しみにしています。
※I’m looking forward to と現在進行形にすると、カジュアルな印象を与えるので、ビジネスの場ではI look forward to と現在形を使うことをオススメします。
I look forward to working with you again.日本語では「お疲れ様でした」という万能フレーズがありますが、英語では「お疲れ様でした」に当てはまるフレーズはありません。そのため、フォーマルなビジネスシーンでは、上にご紹介したような「 感謝 の気持ち」をしっかり口にすることが好ましいでしょう。また一緒にお仕事できることを楽しみにしています。
ちなみに 、 同僚 のような日々顔を合わせる仲間にはそれほどかしこまる必要はありません。“ See you tomorrow.”や“Have a nice weekend.”のような言葉が、日本語の「お疲れ様」に最も近いフレーズかと思います。仕事終わりにそれらのフレーズで声を掛けるとよいでしょう。
▼上記で紹介した「仕事での別れ際に使えるフレーズ」の解説付き音声はこちら!
③ プレゼンテーション、司会進行などの締めくくり
学校か職場かを問わず、人前で何かを発表したり、司会進行を任されたりする場面に直面することも少なくはないでしょう。次はそのような場面で使えるフレーズをご紹介します。プレゼンテーションや司会進行、ミーティングといった自分の大役が終わりかけている場面を想像してみてください。そのようなときは以下のフレーズを使って、会話を締めくくってみましょう。
プレゼンテーションの場合
That is all for my presentation .これで私の発表は以上です。
I’d like to conclude my presentation . これで私の発表を締めくくらせていただきます。
Thank you for listening. お聞きくださりありがとうございます。
Thank you for having me. 本日はお招きいただきありがとうございます。
司会進行、ミーティングなどの場合
We’re running out of time. そろそろ時間も無くなってきましたね。
Is there anything else we should discuss ? ほかに話しておくべきことはありますでしょうか?
Let’s wrap up the meeting.では、終わりにしましょうか。※ wrap up 「くるくると巻いて終わらせる・まとめる」というイメージの言葉です。
It was a great meeting. とてもいいミーティングになりました。
Thank you all for your participation . 皆さん、ご参加いただきありがとうございました。こうした発表や司会進行シーンで使うフレーズは定型文としてそのまま使えますので、ふとしたときに口にできるようにしっかりインプットしておいてくださいね。
▼上記で紹介した「プレゼンテーション、司会進行などの締めくくりに使えるフレーズ」の解説付き音声はこちら!
会話の締めくくりをビシッと決めよう
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
「終わりよければすべてよし」という言葉もあるように、 会話の締めくくりをビシッと決めることができれば、相手に好印象を与えることができる でしょう。
「またこの人に会いたいなぁ」と相手に思ってもらえるような「別れ際リアクションフレーズ」を、ぜひ使いこなしてみてくださいね。
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ではまた次回の記事でお会いしましょう。
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