せっかく英語を学ぶなら、ネイティブ・スピーカーがよく使う自然なフレーズを身につけたいものです。書籍『その英語、ちょっとカタすぎます!』から、日本人が知らないネイティブならではの英語表現を紹介します。どんどん覚えて使ってみてくださいね!
「○○を紹介します」を英語で言うと?
間もなく新年度です。自分の経歴や家族のこと、趣味や交友関係についてなど、なにかと「紹介する」ことが増える季節ですね。この「紹介する」を英語では何というのでしょうか。
「簡単!introduceでしょ」と思った人は、ちょっと待ってください。「○○を紹介する」と言いたいときにintroduceを使える場合と使えない場合があるのです。
「紹介されるモノ」がその場にあるかないか
確かに、紹介する=introduceなのですが、これが使えるのは紹介される人やモノがその場にあるときだけなんです。例えば、職場や学校で家族の話をするとき、その場に家族がいなければ、I'd like to introduce my family.とは言えません。
紹介する人やモノがその場にないときは、talk(話す) やtell(伝える) を使います 。学校や職場にいるとき、「家族を紹介する」ならば次のような表現になります。
I'd like to tell you about my family.
うちの家族を紹介しましょう。
使い方の違いを会話でチェック!
会話を例に、talkやtellと、introduceの違いを見てみましょう。まずはその場に「紹介されるモノ」がないパターン。
Mika, what are you going to talk about today?
ミカ、今日は何を紹介してくれるのかな?
Today I'm going to talk about the Galapagos Island.
今日はガラパゴス諸島を紹介します。
「ガラパゴス諸島のことを紹介する」といっても、ガラパゴス諸島はこの場にあるわけではないので、talk(話す)を使っていますね。続いては?
What did you learn at the aquarium today?
今日は水族館でどんな勉強をしたの?
The guide told us all about starfish.
ガイドの人がヒトデを 紹介して くれたよ。
こちらでは、tell(伝える)の過去形、toldが使われていますね。では、「紹介される人やモノがその場にある場合」を見てみましょう。
Who's that?
あれ誰?
That's my coworker, Megan. Want me to intorduce you to her?
同僚のミーガンよ。紹介しようか?
この場合は、おそらくミーガンが2人の視界に入っているのでしょう。
まとめ
プレゼンやスピーチで何かを紹介するとき、その場に「紹介されるモノ」がないならば、itoroduceではなく、talkやtellを使います 。
本書によれば、英語でプレゼンをするとき、開口一番、間違えてしまう人が結構多いようです。気を付けましょう!
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