冬の終わり頃から始まる花粉シーズン。「花粉症」に悩まされる日本人は多いと思います。そんな「花粉症」について、海外の人に英語で説明することができますか?
厳しい冬が終わり春の兆しが見え始める頃、実は多くの人にとってつら~い季節でもあります。そう、花粉です。
花粉症のことは英語で「hay fever」と呼びますが、この場合の「hay」とはどういう意味だか知っていますか?hayは「干し草、牧草」という意味で、これは19世紀、夏季の干し草の香りが人体に影響を及ぼすと信じられていた時代にまでさかのぼると考えられています。
「花粉症」は日本だけ?
花粉を避けるために、海外へ逃亡する人もいるみたいですね。
もちろん「花粉症」は日本だけでなく、カナダやオーストラリアなどほかの国々にもあります。ただ国によって、花粉症の原因とされる植物が異なるため、症状や発症時期もさまざまです。ちなみに、日本で代表的なのはスギやヒノキの花粉ですね。
今回は花粉について、英語でどう説明したらよいかを見てみましょう。
It is said that 40% of Japanese living in metropolitan areas suffer from kafunsho a kind of hay fever caused by the pollen from cedar or hinoki cypress trees . From March to May, many Japanese wear white masks made of gauze when they go out. Some even wear glasses and hats to protect themselves from pollen, which causes various uncomfortable symptoms such as a runny nose, headaches, and itchy eyes. They say that more people have started suffering from kafunsho in the last 20 years because the cedars and hinoki cypress planted in the mountains around Japan after the war have been neglected, are overgrown, and create more pollen. When floating pollen in the air mixes with dust and exhaust from automobiles, it causes kafunsho.
【語注】pollen:花粉、cedar:スギ、gauze:ガーゼ、symptom:症状、runny nose:鼻水のたれた鼻、neglect:無視する、exhaust:排ガス
日本の都会に住む40パーセントの人が、スギやヒノキの花粉による花粉症だと言われています 。3月から5月にかけて、多くの人が外出時に白いマスクをかけます。メガネや帽子を身に着けて、鼻水や頭痛、目のかゆみといった不快な症状をもたらす花粉から身を守ろうとする人もいます。戦後、日本中の山に植えられたスギやヒノキの木が、手入れをされずに伸び過ぎたため、大量の花粉が発生し、ここ20年間で花粉症の人が増えたということです。浮遊した花粉がほこりや排ガスと混ざって、花粉症の原因となります。
都心では2月上旬頃から花粉シーズンがスタートすることも多いようですね。
花粉症の方は万全な対策をして、つらい花粉シーズンを乗り切りましょう!
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