英検・TOEIC・TOEFL・IELTS対策にも ―「自分の考え」を1分でロジカルに伝える英語スピーチ術

英語で What do you think? と聞かれて、ちゃんと自分の言葉で答えられるようになりたい――。そのために必要なのは、「型」そして「軸」を身につけること。アルクの新刊『即興でロジカルに話せるようになる! 1分間英語スピーチ』は、スピーチの基本構造に加え、自身の「価値軸」と「思考軸」を掘り下げることで、「意見を論理的に組み立てる力」を鍛える一冊です。

英語で話せない理由は「英語力不足」とは限らない

「What do you think?」「Can you share your opinion?」

英語で意見を求められて、瞬間的に頭が真っ白になり、言葉が出てこない――そんな経験はないでしょうか。英単語の知識はあるのに話せない。それは語彙力や文法の問題ではなく、「何をどの順番で話すか」という「型」が身についていないからかもしれません。

その問題を解決するのが、本書『即興でロジカルに話せるようになる! 1分間英語スピーチ』です。

「主張→理由→まとめ」の基本型を身に付ける

本書でまず学ぶのが、英語スピーチの「基本の型」。英語では、日本語の「起承転結」とは異なり、最初に結論を伝えます。スピーチは次の3つのパートで構成されます。

  1. イントロダクション(主張=回答。立場を明確に示す)
  2. ボディ(1.の理由を述べ、それに関連することを伝えて理由をサポートする)
  3. コンクルージョン(主張を繰り返す。1.とは違う言葉でまとめて一般化する)

例えば試験で意見を求められた場合なら、

  • 賛成か反対か、自分の立場を明確に示す。
  • 理由を説明する。具体例や経験、データを補足する。
  • 最後に異なる言い回しで簡単に要約する。

という流れで話を組み立てます。

スピーチを展開していくために必要な「機能フレーズ」「つなぎ語フレーズ」も豊富に収録。これらを組み合わせながら、すらすらと言えるように練習を重ねましょう。

【基本の機能フレーズ・つなぎ語フレーズを使ったスピーチ解答例】

I think ...(…と思います)
 ↓
First, ...(第一に…です)
For example, ...(例えば…です)
Second, ...(第二に…です)
In other words, ...(言い換えると…です)
 ↓
So, ...(と言うわけで…です)

「追加」「対比」「譲歩」など、
目的に合わせたさまざまな表現のリストも。

あなたの「価値軸」と「思考軸」を掘り下げよう

そして、本書の最大の特徴であり、キーワードと言えるのが「価値軸」「思考軸」という2つの判断基準。

  • 価値軸:「自分が何に価値を見出しているのか」(①お金、②時間、③健康、④人間関係)
  • 思考軸:「自分がどんな信念を持っているのか」(①政府、②民間・個人、③技術、④教育)

例えば、「都会と田舎、どちらに住みたいですか」という質問でも、

  • 収入や仕事の機会を重視するなら「お金」
  • 移動や利便性を重視するなら「時間」
  • ストレスの少ない生活を重視するなら「健康」
  • 家族や友人とのつながりを重視するなら「人間関係」

というように、理由の作り方が変わります。本書は模範解答を覚えるのではなく、「なぜそう考えるのか」を説明できるようになる本なのです。

では、「都会と田舎、どちらに住みたいですか」というテーマに対する実際のページを見てみましょう。

1つのテーマにつき、A~Cの3通りのスピーチが用意されています。自分の主張に近いスピーチから目を通して学ぶのはもちろん、逆に自分とは異なる意見のスピーチをチェックして、表現の幅を広げていくのもおすすめです。

本書に収録されているスピーチのテーマは全部で40個。

前半のChapter1、2では、身の回りの出来事に関するテーマに対して、価値軸をもとに答える練習を積み重ねていきます。そして後半のChapter 3、4では、より社会性の高いテーマに対し、思考軸をもとに答える練習に取り組みます。

◆ 前半で取り扱うテーマの一例 ◆
「子どもは家事をするべきだと思いますか」
「給料が高くて休暇が少ない仕事と給料が安くて労働時間が短い仕事、どちらを選びますか」
「賛成ですか反対ですか:ファストフードレストランは、より健康的な選択肢を提供するべきです」
「製品が発売されたらすぐに買いたいですか、しばらく待ちますか」

◆ 後半で取り扱うテーマの一例 ◆
「日本は英語を公用語にするべきだと思いますか」
「個人が運転をやめる年齢制限を設けるべきだと思いますか」
「政府は差別を禁止する法律を作るべきだと思いますか」
「良い上司であるための最も重要な資質とは何でしょうか」

思わず日本語でも「私の場合は……」と考え込まずにはいられない、そして答えたくなるテーマばかり。

「自分の言葉」で話せるようになるために

著者の鈴木瑛子さんは、この本を通して何よりも次の3つのことを読者の皆さんに届けたいと述べています。

  • 自分の価値軸や思考軸を認識する
  • その価値軸や思考軸と重なる英語フレーズをたくさん使えるようにする
  • 自分の価値軸や思考軸を整理・理解することで、この先、自分が幸せになれる道を選べるようになる

「今ここでじっくりと時間をかけて自分を分析しておくと、英語のスピーキングだけでなく、今後、様々な場面で役に立ちます。例えば留学に向けた志望理由書を書くとき、あるいは何か大きな決断で迷ったときに、必ず、人生の指針となって、方向性を示してくれるはずです」

鈴木さんが本書の中でこう語っているように、英語を話すためには、英単語や文法を覚えるだけでなく、「自分は何を大切にしているのか」を深く理解することが重要です。

即興でロジカルに話せるようになる! 1分間英語スピーチ』は、自分自身の価値観や人生哲学を見つけ出し、それを「自分の言葉」で表現することができるようになる一冊。

  • 検定試験のスピーキング対策をしたい
  • 英語で論理的に話す力をつけたい
  • 簡単な受け答え以上の、深い話を即興でできるようになりたい
  • 徐々にレベルアップしていきたい

こうした悩み・希望を持っている方は、ぜひ本書を手に取ってみてください!

書籍情報・ご購入はこちらから

即興でロジカルに話せるようになる! 1分間英語スピーチ』[音声DL付]
 鈴木 瑛子 (著)

英語のスピーチには型があります。型を知れば誰でも話せるはず——。ところが実際には、賛成・反対は答えられても、なぜそう思うのかを理由づけて話すことが難しい人がほとんどです。

本書では、あなたの価値観や思考を整理することで、自分の意見を深掘りして言語化し、英語で述べられるようになります。

<こんな悩みを持っている人のための本です>
・検定試験のスピーキング対策をしたい
・英語で論理的に話す力をつけたい
・簡単な受け答え以上の、深い話を即興でできるようになりたい
・徐々にレベルアップしていきたい

<この一冊でスピーキング対策は完璧!>
本書は、賛成・反対・別視点の3つの視点から1分で伝えられる120個のスピーチ例を掲載。英検・TOEIC・TOEFL・IELTSなどの検定試験で頻出のトピックに対応していて、現実的な目標から始めて、レベルアップに必要な語彙・文構造を段階的に身につけられる構成です。

<本書の構成>
Chapter 1 | 1分間英語スピーチの作り方 — 個人の価値観を軸にしたアプローチ編
Chapter 2 | Q01~Q20のスピーチ — 【価値軸】試験で頻出の20トピック
Chapter 3 | 1分間英語スピーチの作り方 — 個人の思考を軸にしたアプローチ編
Chapter 4 | Q21~Q40のスピーチ — 【思考軸】試験で頻出の社会系20トピック


書籍の著者:鈴木 瑛子(すずき・ようこ)
書籍の著者:鈴木 瑛子(すずき・ようこ)

早稲田大学法学部卒業。ジョンズ・ホプキンス大学大学院修士課程修了。大手玩具メーカー、翻訳家、英語講師を経て、現職。専門はコミュニケーション学。英検1級、TOEIC L&R 990点取得。TOEICやTOEFLを中心とした資格試験対策の指導に携わり、教育プログラムの管理運営を手がけるほか、留学支援や異文化理解に関する活動にも幅広く取り組んでいる。主な著書に『スピーキング・ライティングのためのTOEFL iBTテスト必修フレーズ100』(テイエス企画)、『50のルールを当てはめるだけ! 英語ライティングの極み』(DHC出版)、共著に『TOEFL ITPテスト 完全制覇』(ジャパンタイムズ)、『TOEIC BRIDGE L&Rテスト 完全模試3回分』(アスク出版)などがある。広島県出身。

ENGLISH JOURNAL編集部
記事制作:ENGLISH JOURNAL編集部

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