ワールドカップを見ていると、「勝ち抜け」「首位通過」「得失点差」「PK」など、サッカーならではの言葉がたくさん出てきます。英語ではどのように表現するのでしょうか?ニュースや実況、SNSでも見かけるサッカー英語を、例文と一緒に紹介します。
目次
ワールドカップ観戦でよく見るサッカー英語
ワールドカップのグループステージが進むと、「どのチームが勝ち抜けるのか」「得失点差で順位が変わるのか」「決勝トーナメントではPK戦もあるのか」など、試合そのもの以外の話題も増えてきます。
特に今大会は出場チーム数が増え、各グループの上位2チームに加えて、3位チームの一部も決勝トーナメントに進出します。そのため、「2位通過」「3位通過」「得失点差」「勝ち点」といった表現を知っておくと、英語のニュースやSNSもぐっと読みやすくなります。
まずは、観戦中によく使われる基本表現を見ていきましょう。
「勝ち抜ける」は英語で?
「勝ち抜ける」「次のステージに進む」は、英語でqualify forやadvance toを使って表現できます。
qualify for the knockout stage
決勝トーナメント進出を決めるadvance to the knockout stage
決勝トーナメントに進出するmake it to the knockout stage
決勝トーナメントにたどり着くJapan qualified for the knockout stage.
日本は決勝トーナメント進出を決めました。Japan advanced to the knockout stage.
日本は決勝トーナメントに進出しました。They still have a chance to qualify.
彼らにはまだ勝ち抜けの可能性があります。
「勝ち抜け条件」と言いたいときは、qualification scenariosやwhat a team needs to advanceなどが使えます。
Here are Japan’s qualification scenarios.
日本の勝ち抜け条件は次の通りです。What does Japan need to advance?
日本が勝ち抜けるには何が必要ですか?
「首位通過」「2位通過」「3位通過」は英語で?
グループステージでの順位を表すときは、finishを使うと自然です。
「首位通過」は英語で?
「首位通過」は、finish top of the groupやtop the groupで表現できます。
finish top of the group
グループ首位で終える、首位通過するtop the group
グループ首位に立つ、首位通過するJapan finished top of Group F.
日本はグループFを首位で通過しました。They topped the group with seven points.
彼らは勝ち点7でグループ首位通過を果たしました。
「2位通過」は英語で?
「2位通過」は、finish second in the groupが分かりやすい表現です。「グループ2位として勝ち抜けた」と言いたいときは、advance as the group runner-upも使えます。
finish second in the group
グループ2位で終える、2位通過するadvance as the group runner-up
グループ2位として勝ち抜けるJapan finished second in Group F.
日本はグループFを2位で通過しました。Japan advanced as the Group F runner-up.
日本はグループFの2位として決勝トーナメントに進出しました。
runner-upは「2位のチーム」「準優勝チーム」という意味です。1チームを指す場合はrunner-up、複数の2位チームをまとめて指す場合はrunners-upになります。
「3位通過」は英語で?
今大会のように、各グループ3位のうち成績上位のチームが次のラウンドに進める場合、「3位通過」は少し説明的に表す必要があります。
finish third in the group
グループ3位で終えるadvance as one of the best third-placed teams
3位チームの上位枠で勝ち抜けるJapan finished third in the group.
日本はグループ3位で終えました。Japan advanced as one of the best third-placed teams.
日本は3位チームの上位枠で決勝トーナメントに進出しました。
third-placed teamは「3位チーム」という意味です。one of the best third-placed teamsで「成績上位の3位チームの一つ」という意味になります。
「得失点差」「勝ち点」は英語で?

グループステージの順位を左右する大事な言葉が「勝ち点」と「得失点差」です。
points
勝ち点goal difference
得失点差goals scored
総得点goals conceded
失点数
「勝ち点」は英語でpointsです。試合に勝つと3ポイント、引き分けると1ポイント、負けると0ポイントという仕組みは英語でも同じように表現できます。
Japan has four points after two matches.
日本は2試合を終えて勝ち点4です。The two teams are level on points.
両チームは勝ち点で並んでいます。
「得失点差」はgoal differenceです。ニュースや順位表では、GDと略されることもあります。
Goal difference could decide who advances.
どのチームが勝ち抜けるかは、得失点差で決まるかもしれません。Japan is ahead on goal difference.
日本は得失点差で上回っています。They are behind on goal difference.
彼らは得失点差で下回っています。
「得失点差で順位が決まる」「得失点差で勝ち抜ける」と言いたいときは、on goal differenceを使って表現できます。
They qualified on goal difference.
彼らは得失点差で勝ち抜けました。They finished ahead of Sweden on goal difference.
彼らは得失点差でスウェーデンを上回りました。They lost out on goal difference.
彼らは得失点差で敗退しました。
「決勝トーナメント」「ベスト16」は英語で?
「決勝トーナメント」は英語でknockout stageやknockout roundsと言います。
knockout stage
決勝トーナメントknockout rounds
決勝トーナメントの各ラウンドRound of 32
ベスト32Round of 16
ベスト16quarterfinals
準々決勝semifinals
準決勝final
決勝
knockoutは「負けたら終わり」の形式を指します。グループステージとは違い、決勝トーナメントでは基本的に引き分けで終わることはなく、延長戦やPK戦で勝敗を決めます。
The knockout stage begins next week.
決勝トーナメントは来週始まります。Japan advanced to the Round of 32.
日本はベスト32に進出しました。They made it to the Round of 16.
彼らはベスト16に進みました。
「ベスト8」「ベスト4」は、日本語ではよく使いますが、英語ではquarterfinals、semifinalsを使う方が自然です。
They reached the quarterfinals.
彼らはベスト8に進出しました。They reached the semifinals.
彼らはベスト4に進出しました。
「PK」と「PK戦」は英語でどう違う?
日本語では「PK」とまとめて言うことが多いですが、英語では場面によって表現が変わります。
penalty kick
PK、ペナルティーキックpenalty
PK、ペナルティーpenalty shootout
PK戦penalties
PK戦 ※文脈によっては「複数のPK」を指すこともある
試合中に与えられる「PK」は、penalty kickまたは単にpenaltyと言います。
Japan was awarded a penalty.
日本にPKが与えられました。He scored from the penalty spot.
彼はPKを決めました。The goalkeeper saved the penalty.
ゴールキーパーがPKを止めました。
一方、延長戦でも決着がつかず、PKで勝敗を決める「PK戦」はpenalty shootoutです。会話や見出しでは、試合がPK戦に入ることをgo to penaltiesと言うこともよくあります。
The match went to a penalty shootout.
試合はPK戦にもつれ込みました。The match went to penalties.
試合はPK戦にもつれ込みました。Japan won the penalty shootout.
日本はPK戦に勝ちました。Japan lost on penalties.
日本はPK戦で敗れました。
「PKを外す」はmiss a penalty、「PKを決める」はscore a penaltyと表現できます。
He missed a penalty in the first half.
彼は前半にPKを外しました。She scored the winning penalty.
彼女が勝利を決めるPKを成功させました。
「敗退する」「望みをつなぐ」は英語で?
ワールドカップでは、「勝ち抜け」だけでなく「敗退」「望みをつなぐ」といった表現もよく使われます。
be eliminated
敗退するbe knocked out
敗退するkeep one’s hopes alive
望みをつなぐstay in contention
争いに残る、可能性を残すmust-win game
勝たなければならない試合
「敗退する」はbe eliminatedが基本です。be knocked outも「敗退する」という意味で、決勝トーナメントだけでなくグループステージ敗退にも使われます。
They were eliminated from the World Cup.
彼らはワールドカップから敗退しました。They were knocked out in the group stage.
彼らはグループステージで敗退しました。
「望みをつなぐ」は、keep one’s hopes aliveが使いやすい表現です。
Japan kept their hopes alive with a win.
日本は勝利で望みをつなぎました。A draw would keep their hopes alive.
引き分けでも望みをつなぐことになります。
「勝たなければならない試合」はmust-win gameです。
This is a must-win game for Sweden.
これはスウェーデンにとって勝たなければならない試合です。It’s not a must-win game, but a win would make things much easier.
絶対に勝たなければならない試合ではありませんが、勝てばかなり楽になります。
「優勝候補」「番狂わせ」は英語で?
大会が進むと、「優勝候補」「番狂わせ」「ダークホース」といった表現もよく出てきます。
favorite
本命、優勝候補title contender
優勝を狙えるチーム、優勝候補underdog
格下と見られるチームdark horse
ダークホースupset
番狂わせ
favoriteは「お気に入り」という意味でも使いますが、スポーツでは「勝つ可能性が高いと見られているチーム」を指します。
Brazil is one of the favorites to win the tournament.
ブラジルは今大会の優勝候補の一つです。France is a serious title contender.
フランスは有力な優勝候補です。
一方、underdogは「格下と見られているチーム」、dark horseは「大穴」「予想外に勝ち上がる可能性のあるチーム」という意味です。
They went into the match as underdogs.
彼らは格下と見られて試合に臨みました。Morocco could be a dark horse in this tournament.
モロッコは今大会のダークホースになるかもしれません。
「番狂わせ」はupsetです。名詞としても動詞としても使えます。
That was a major upset.
あれは大番狂わせでした。They pulled off a stunning upset.
彼らは見事な番狂わせを起こしました。
観戦中に思わず言いたくなる一言英語
最後に、試合を見ながら思わず口にしたくなる一言英語を紹介します。ゴールシーンや惜しい場面、判定に驚いたときなどに使える表現です。
What a goal!
なんてゴールだ!That was so close!
惜しい!He almost had it!
もう少しだった!Great save!
ナイスセーブ!Nice pass!
いいパス!That was a great cross.
今のクロスはよかった。He should have scored there.
今のは決めてほしかった。No way!
うそでしょ!I can’t believe that went in!
あれが入るなんて信じられない!That looked offside.
今のはオフサイドに見えました。That has to be a foul.
今のはファウルでしょう。The referee missed that.
審判は今のを見逃しましたね。They’re under pressure now.
今、かなり押し込まれています。They need to settle down.
少し落ち着いた方がいいですね。This game is wide open.
この試合はまだどう転ぶか分かりません。Anything can happen now.
もう何が起きてもおかしくありません。This is getting exciting.
これは面白くなってきました。
サッカーの英語は、ニュースや実況で何度も出てくるものが多いので、一度覚えると観戦がぐっと楽しくなります。「勝ち抜け」「得失点差」「PK」などの表現を押さえつつ、試合中のリアクション英語も使って、ワールドカップを英語でも楽しんでみましょう。
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