「リスニング満点って何点?」や「リスニング満点ってどのくらいすごいの?」など、TOEICのリスニング満点について気になっている方は多いでしょう。
そこで本記事では、TOEICのリスニングで満点を取る人の英語力や、満点がどのくらい就活で有利になるのかなどを解説します。リスニングで満点を取るための勉強法や参考書・アプリの紹介もしているため、いずれは満点を取得したいと考えている方は参考にしてみてください。
本記事を読めばTOEICのリスニング満点のすごさがイメージできて、これから満点を目指すモチベーションが高まるでしょう。
TOEICのリスニングで満点を取るためには、音声を完璧に聞き取るリスニング力が必要です。リスニングに必要な能力を習得するために「Santa アルク」が有効な学習ツールになります。
Santa アルクでは、AIによる精度95%のスコア診断や苦手分野の分析、最適な学習ルートの提案が可能です。もちろん、リスニングで満点を獲得するレベルの問題を多数取り揃えています。スマホアプリであるため、通勤・通学中や休憩時間など、いつでもリスニングトレーニングを行える点もメリットです。
さらにSanta アルクでは、これまでリスニング教材を多数出版してきたアルクのコンテンツをスマホひとつで学習できます。複数の教材を使うより、効率的にリスニングスキルを伸ばせます。リスニング満点を達成したい方は、Santa アルクの活用を検討してみてください。
目次
TOEICのリスニングの満点は495点
TOEICのリスニングにおける満点は495点です。そして、リーディング495点を合計して、990点が満点とされています。
TOEICのリスニングは全部で100問で、以下の構成で問題が出題されます。
パート | 出題内容 | 問題数 |
---|---|---|
パート1 | 写真描写問題 | 6問 |
パート2 | 応答問題 | 25問 |
パート3 | 会話問題 | 39問 |
パート4 | 説明文問題 | 30問 |
TOEICのリスニングでは、写真や表を見ながらリスニングを行う問題もあります。満点を狙いたい方は、一度に多くの情報を処理する必要がある高難易度の問題でも、確実に解けるリスニング力が必要です。
TOEICでリスニング満点はどのくらいすごい?
TOEICのリスニングで満点を取得することのすごさについて、詳しく解説します。
- リスニングの満点取得者は5%未満
- 間違えられる問題数は1〜2問
- リスニングスコア別のレベル感
どのくらいの英語力が必要なのか、確認してみましょう。
リスニングの満点取得者は5%未満
TOEIC公式によると、2023年12月10日に行われた試験におけるリスニング470点以上取得者の割合は、TOEIC L&R※1における受験者全体の上位4.8%未満と発表されています。
※1:リスニングとリーディングの問題が出題される、もっとも一般的なTOEICの形式。
リスニング満点(495点)取得者の割合ではなく470点の割合であるため、実際に満点を取得した受験者の割合はさらに低いでしょう。12月10日のリスニングの平均点が333.1点であったことからも、満点のレベルの高さがわかります。
間違えられる問題数は1〜2問
TOEICのリスニングで満点を獲得するためには、ほぼすべての問題を正解する必要があると言われています。
全問正解ではなく「ほぼすべての問題」である理由は、TOEICでは数問ミスしても満点になるケースがあるからです。TOEICのスコアは、学校のテストのように問題ごとに配点が決まっているわけではなく、TOEIC独自のスコア計算方式※で点数が決まります。問題が試験ごとに変わっても、回ごとの点数差が小さくなるよう計算されているのです。
※公式から明確な点数配分は公表されていない。
したがってTOEICのリスニングでは、全100問中1〜2問までが許されるミスの数といえます。ただしTOEICの採点基準は公表されていないため、テストによっては間違えられる問題数が変動する点に注意が必要です。
リスニングスコア別のレベル感
TOEIC公式の定義によると、TOEICで満点を取得するために必要なリスニング力は以下のとおりです。
- 簡単に予測できない会話でも文脈が理解できる
- 否定構文・複雑な構文・難しい語彙でも意味を理解できる
- 会話の中で離れた単語同士の関係性を把握できる
- 情報が言い換えられていても詳細を理解できる
参考:レベル別評価の一覧表
上記の定義から、リスニング満点取得者は、どのような複雑な会話でも正確に内容を把握できるリスニング力をもっているといえるでしょう。
リスニングだけでなくリーディングも含めた満点のレベルについては、以下の記事で詳しく開設しています。
TOEICでリスニング満点を取れば就活で有利になるのか
TOEICのリスニング満点と、就活の関係について解説します。
- リスニング満点ならアピールできる可能性が高い
- TOEICスコアは年収と関係がある
- 実際の仕事ではスピーキングスキルも身につけよう
TOEICスコアを就活で利用したい方は、参考にしてみてください。
リスニング満点ならアピールできる可能性が高い
TOEICのリスニングで満点を獲得していれば、有利に就職・転職活動を行える場合があります。
とくに英語でコミュニケーションを頻繁に行う業界であれば、TOEICスコアが評価に関わる場合が多いです。
たとえば楽天の新卒採用では、800点以上の取得が必要であると記載されています。また三菱UFJ銀行のグローバル部門における新卒採用では、TOEIC900点以上が望ましいと明記されています。
参考:三菱UFJ銀行 募集要項
ただし実際の就活では、TOEICのリスニングスコアだけで評価されるケースはほとんどありません。履歴書にはリーディングを含めたスコアを記載して、企業側はトータルスコアを評価します。したがって、リスニングだけではなくリーディングスキルも高め、スコアアップを目指す必要があります。
TOEICスコアは年収と関係がある
転職サービス提供会社「doda」の調査によると、TOEICスコアが高いほど年収が高い傾向にありました。
TOEIC900点以上の平均年収は534万円であり、900点より下のスコアはすべて400万円以下の年収です。ただしTOEIC900とは、リスニングとリーディングを合計したスコアです。リスニング満点だけでは900点に到達できないため、リーディングの学習もしっかり行いましょう。
TOEICスコアが年収と直接関係するわけではありませんが、傾向として年収と関係性が深いことがわかります。
TOEICと年収の関係について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
実際の仕事ではスピーキングスキルも身につけよう
実際の仕事では、スピーキングスキルが必要であるため、TOEICの学習を行う際には同時に鍛えておくとよいでしょう。
実際、韓国の研究によると、TOEICスコアが実際の英語力に直結していないと報告されています。
入社後のキャリアアップでもTOEICスコアを活かしたい場合は、スピーキングも身につけておきましょう。
TOEIC学習でスピーキングスキルも身につけたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
TOEICのリスニングで満点を取るまでの勉強時間は?
TOEICのリスニングで満点を取得するまでの時間は、現在の英語力によって異なります。
オックスフォード大学出版の資料によると、現在のスコアから目標スコアまでにかかる勉強時間の平均は以下のとおりです。ただし、表内の数字はリスニングとリーディングを合わせたスコアです。
※表内数字の単位は時間(h)
参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success
たとえば、現在650点の人が990点(満点)を目指す場合、最低でも825時間以上(1日3時間勉強して9ヶ月以上)はかかると予想されます。個人差はあれど、満点を狙うには膨大な時間がかかると理解しておきましょう。
ただし上記の表は、1985年の研究をベースとして作成されています。現代では、より効率の良い学習方法が確立されていたり、参考書・アプリが販売されたりしています。そのため勉強の取り組み方によっては、満点取得までの時間を大幅に短縮できることも知っておきましょう。
TOEICの勉強時間に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
TOEICのリスニングで満点を取る勉強法
TOEICのリスニングで満点を取る勉強法は、以下の5つです。
- シャドーイングを行う
- ディクテーションを行う
- リスニングパートのコツを身につける
- 生の英語を積極的に聞く
- スキマ時間を利用して英語に慣れる
リスニングで満点を取得するための参考にしてみてください。
シャドーイングを行う
シャドーイングとは、流れる音声を聞きながら、後を追って繰り返し発声するリスニングトレーニングです。
シャドーイングを実践することで、正しい発音を理解できるようになります。自分が発音できる音は聞きやすくなるため、リスニング能力が向上するのです。
また日本人が苦手とする、単語と単語をつなげて発音するリンキングも、シャドーイングによって聞き取れるようになります。
シャドーイングの実践には、TOEICなどの試験対策用の教材以外にも、好きな動画や映画などを活用するとよいでしょう。
学習にシャドーイングを取り入れて、正しいアクセントや英語のリズムを習得しましょう。
TOEIC学習にシャドーイングを取り入れたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。シャドーイングの具体的なやり方やおすすめの参考書などを紹介しています。
ディクテーションを行う
ディクテーションとは、聞き取った音声を文字起こしするトレーニングです。
ディクテーションを行うと、聞き取れない単語が明確になります。苦手な音を把握できると重点的に対策できるため、効率的にスコアを伸ばせるのです。
ディクテーションを学習に取り入れて、リスニングのスコアをアップさせましょう。満点を狙う場合は、聞いた音声を完璧に文字起こしできるまで学習する必要があります。
以下の記事では、TOEICにおけるディクテーションの効果的なやり方や、おすすめの参考書を紹介しています。
リスニングパートのコツを身につける
リスニングで満点を取得するためには、リスニング力アップ以外に、TOEIC特有のコツを覚えることも有効です。
たとえば、パートごとに以下のようなコツが知られています。
パート | コツ |
---|---|
パート1 | ・ディレクション※放送中に写真を確認しておく ・時制表現に注意する ・言い換えに注意する |
パート2 | ・文頭の疑問詞に注目する ・疑問形ではない問題に注意する ・ひっかけ問題に注意する |
パート3,4 | ・ディレクション放送中に設問を確認しておく ・最初の音声で状況を把握する ・わからない問題は捨てて次に進む |
※パート開始前に流れる問題の解説音声
上記のコツを押さえておくだけでも、リスニングパートの点数はアップします。満点を目指す方にとっては必須のテクニックであるため、コツを覚える学習も取り入れましょう。
TOEICのリーディングセクションにも多くのコツがあり、身につけることでスコアアップが期待できます。より多くのコツと効果的な学習方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
生の英語を積極的に聞く
映画や動画などの生の英語に触れることで、リスニング力をアップさせる方法が有効です。
TOEIC公式の調査によると、ハイスコアを取得している人の多くが、生の英語に触れている傾向があったと報告されています。
参考:英語活用実態調査2019
映画や動画の他にも音楽を聞いたり、外国人の友人と会話したりすることも有効な手段です。
リスニング満点を目標にしている方は、調査結果を参考にして、生の英語を聞く学習も取り入れてみてください。
スキマ時間を利用して英語に慣れる
TOEIC公式によると、TOEICで800点以上の取得者は、通勤や通学中などのスキマ時間を効果的に利用していると報告されています。
出典:英語活用実態調査2019
学習場所のデータ(上のグラフ)では、800点以上取得者の約71.7%が「電車やバスの中」と回答しています。
また、学習する時間帯のデータ(下のグラフ)では、高得点者の約66.7%が通勤時間に学習していることがわかります。これは、他のスコア層と比較して約2倍の割合でした。
TOEICでハイスコアを取得して就活・転職でアピールしたい方は、公式の調査結果を参考にしてスキマ時間を有効活用しましょう。
TOEICのリスニングで満点を取るための参考書・アプリ
TOEICのリスニングで満点を取得するための教材を紹介します。
- Santa アルク
- TOEIC L&Rテスト990点攻略
- TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2 & 1
- TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 3 & 4
リスニング力を効率的に強化できる教材を厳選しているため、ぜひ参考にしてみてください。
Santa アルク
AIの力で効率的に学習できるアプリ「Santa アルク」を紹介します。
Santa アルクは、約600万人のユーザーに利用されており、以下の特徴をもっています。
- AIによる精度95%のスコア診断ができる
- AIが効率的な学習ルートを提案してくれる
- 「Santa Tutor」で英語に関する質問ができる
- 無料でも学習できる
- 点数アップの実績が多数ある
Santa アルク最大の特徴は、AIの力で効率的な学習を行える点です。精度95%のスコア診断や、最適化された学習ルートの提示、苦手分野の分析などをAIが行います。
またSanta アルクでは、リスニング教材を多数出版しているアルクがこれまで提供してきた問題にも取り組めます。
通常何冊も購入する必要がある問題を、アプリひとつで対応できるためお得に学習できる点もメリットです。もちろん、リスニングで満点を取得するレベルの問題も取り揃えています。
Santa アルクはスマホアプリなので、どこでもリスニング学習を行えます。忙しい方でも通勤・通学中にリスニング力を鍛えられるため、効率的な学習を行いたい方は、Santa アルクの活用を検討してみてください。
TOEIC L&Rテスト990点攻略
出典:Amazon.co.jp
「TOEIC L&Rテスト990点攻略」は、人気TOEIC講師HUMMER氏が作成した問題で、990点満点を目指すための学習を実施できる参考書です。
本書では、英語圏4か国のナレーターによる音声CDも同梱されており、990点を取るためのリスニング力をトレーニングできます。また、本書の音声は「英語の友」アプリでも聴けるため、いつ・どこでも学習を進められる点もメリットです。
パート別に難問や見落としやすいポイントを厳選して解説し、上級者でもつまずきがちな箇所を克服できます。TOEICのリスニング満点獲得に必要な知識と技術を、この一冊で網羅的に学習できます。
TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2 & 1
出典:Amazon.co.jp
「TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2&1」は、TOEICリスニングセクションのパート1とパート2の対策に特化した参考書です。
本書は難問とされる出題パターンを押さえ、演習を通じてスコアアップを目指す教材です。
パート2に関しては7つの出題パターンに分けられており、苦手なパターンに集中して取り組むことで弱点を克服できるようになっています。
巻末には、自分の弱点を把握するための模試も用意されています。英語力の向上にも役立つ独自のトレーニング方法も紹介されており、リスニング満点を目指す方にぴったりの一冊です。
TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 3 & 4
出典:Amazon.co.jp
「TOEIC(R) L&Rテスト 究極のゼミ パート3 & 4」は、TOEICのパート3とパート4に特化した参考書です。
書籍では、豊富な練習問題と独自のトレーニング手法を用いて、パート3・4の攻略法を詳細に解説しています。
解説が対話形式であり、解説内容を理解しやすい工夫がされている点も特徴です。
また、自身の弱点を把握するためのミニ模試も用意されており、効果的に学習できます。パート3やパート4の長文リスニングに苦手意識をもっている方におすすめの一冊です。
TOEICをキャリアで活かしたいならリスニング満点を目指すのもアリ!
TOEICは就活や転職、入社後の社内評価にも影響する可能性がある試験です。リスニング満点取得者であれば高い英語力を評価され、キャリアにおいて有利になる可能性は高いでしょう。
リスニング満点を取得するレベルになるための勉強法としては、日常的に英語を聴いたり、発音したりするトレーニングが必要です。そこで効果的な学習ツールとして「Santa アルク」を紹介します。
Santaアルクはスマホアプリであるため、イヤホンがあればバスや電車の中でもリスニングトレーニングを行えます。忙しい社会人や大学生でも、スキマ時間を有効活用できるでしょう。
また、Santaアルクの強みはAIによる学習の効率化です。AIによって、精度95%のスコア診断や苦手分野の分析、リスニング満点取得までの最適な学習ルートを提案などが可能です。
忙しい毎日の中で効率的にリスニング力をアップさせて、満点を取得したい方は「Santa アルク」の利用を検討してみてください。
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