就活が始まる前に、TOEICを受けておくべきか迷っていませんか?
「TOEICは就活で有利になる?」「何点取ればいいんだろう?」「いつまでに受けるべきなのかな?」と疑問がたくさん出てくるでしょう。
そこで今回は、TOEICが就活で有利になるのかについて徹底的に解説していきます。TOEICの概要から丁寧に解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
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TOEICとはどんなテスト?
TOEICとは「英語を母国語としない人」を対象にした英語力を測る試験で、主にビジネス英語の力が問われます。
種類は以下の3種類です。
- TOEIC Listening & Reading(L&R) Test
- TOEIC Speaking & Writing
- TOEIC Speaking
就活では主に「TOEIC Listening & Reading Test」のスコアを見られます。
TOEICが就活に意味ないと言われてしまう2つの理由
「TOEICは就活に意味ない」と言われることがありますが、その理由は主に以下の2つです。
- 英語を使わない仕事だとTOEICが軽視されがちだから
- 実践的な英語力を求める企業もあるから
英語を使わない仕事だとTOEICが軽視されがちだから
英語を使わない仕事に就こうとしている場合、「英語力は不要=TOEICも不要」という考え方があります。
グローバルな企業や職種であれば、即戦力になるためにも英語力は重要視されるでしょう。一方で、英語を使わない職種だと、どうしてもTOEICの必要性を感じづらくなります。
しかし実際には、以下の図のとおり約50%の企業が新入社員のTOEICスコアを見ています。
引用:国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)「英語活用実態調査2019(企業・団体)」
TOEICを軽視せず、しっかりと対策しておいた方が就活に有利になると言えるでしょう。
実践的な英語力を求める企業もあるから
実践的な英語力を重視する企業では、TOEICスコアは意味がないという意見もあります。TOEICのスコアが高くても英語を話せるとは限らないためです。
とはいえ、英語力を必要とする企業はTOEICのスコアを要件としている場合がほとんどです。書類選考で足きりにされないためには、求められるTOEICスコアを取得しておいた方がよいでしょう。
TOEIC学習を進めつつ、スピーキングやライティングなどの実践的な英語力も高めていくのがおすすめです。
TOEICは就活で有利になるのか?
就活に意味ないと言われていることもありますが、結論、TOEICは就活で有利になると言えるでしょう。
TOEICのスコアが高いと、以下のことがアピールできるからです。
- 英語力
- 向上心
それぞれ解説します。
英語力
TOEICのスコアは、英語能力の共通指標です。英語力が数値化されるため、よい客観的なアピール材料になります。
以下の図は、企業・団体が考える「今後のビジネスパーソンにとって、重要な知識やスキル」です。
引用:国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)「英語活用実態調査2019(企業・団体)」
80%以上の企業が、今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキルを「英語」と回答しています。
グローバルに活躍できることをアピールできれば、海外部門での活躍を見据えて採用につながる可能性もあるでしょう。
向上心
英語力だけでなく、TOEICで点数を取得する過程の努力も評価されます。
TOEICでハイスコアを目指すなら、まずは目標スコアを設定し、目標に向かって試行錯誤しながら勉強していくことになるからです。
就活のタイミングで目標スコアに達していない場合でも、履歴書の備考欄に「TOEIC〇〇点に向けて勉強中」などと現在の目標を書いておくと、前向きな姿勢をアピールできますよ。
また、企業によっては TOEICとは別のテストスコアを重視する場合もあります。もし「TOEFL」や「英検」などのスコアを持っていれば、履歴書に記載するといいでしょう。
就活で有利になるTOEICのスコアは何点?
TOEICのスコアをアピールするとしても、低すぎるとアピールになりません。アピールできる最低ラインと、きちんと評価されるスコアの目安について解説していきます。
何点からアピールできる?
企業が新卒者に求めるTOEICのスコアは、大学生の平均スコアである600点程度であることが多いです。
引用:TOEIC Program DAA2021「2020年度 受験者数と平均スコア」
600点以上を取得していれば、就活でアピールしやすいでしょう。また、英語を使う仕事なら730点以上必要とする場合が多いです。
ただし、何点からアピールできるかは企業や職種によって異なります。応募先企業や志望職種の求める基準は確認しておきましょう。
大学生のTOEIC平均点や勉強法については、以下の記事で解説しています。
何点からすごいと評価される?
大学生の平均点が600点であることから、一般的には700点以上だと他の就活生と差別化され、「すごい」と判断されやすいでしょう。
ただし、評価されるスコアは選考先の企業にもよります。英語を使う仕事であれば730点以上、英語力の高さをアピールしたい場合は800点以上が目安です。
点数ごとの詳しいレベル感を知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
TOEICを就活に活かすにはいつまでに受けるべき?
就活でTOEICの結果をアピールしたいなら、「大学3年生の1月ごろ」までに TOEICを受けましょう。
就活は一般的に大学3年生の3月ごろから始まりますが、TOEICのスコアが記載されている「公式認定証」が届くまでに1ヶ月は必要です。そのため、本エントリーに間に合うギリギリのタイミングが大学3年生の1月になります。
また、TOEICのスコアには有効期限がないため、いつでも履歴書に記載することが可能です。ただし、企業によっては要件として「取得後〇年以内のスコア」と期限を設定しているところもあります。
2年以内のスコアが目安になるので、大学2年生で受けておくのが良いでしょう。
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TOEICの有効期限や履歴書に記載するときの注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
TOEICのスコアを重要視している業種・職種
TOEICを取得していると有利になる企業はたくさんありますが、以下のような「業務で英語を使う機会がある企業」ではTOEICスコアがとくに重要視されます。
- 外資系企業
- 国際機関
- 商社業界
- メーカー業界
- マスコミ業界
- IT業界
- 金融業界
- 海外取引のある法務
- メーカーの管理・技術職
- ホテルの受付
- ツアーコンダクター
- 客室乗務員
企業によっては、一定のスコアを採用の要件としていることもあるので、選考に進みたい企業の要件は事前に確認しておきましょう。
これから就活をする大学生がTOEICの点数を伸ばすコツ
就活生がTOEICの勉強を始める場合の、点数を伸ばすコツを解説します。
就活が始まる2年前から受験する
TOEICの学習には時間がかかることを念頭に置き、期間に余裕を持って受験するのがおすすめです。
とはいえ何年も前から始めるとモチベーションを保つのが難しいという人は、大学2年生の春ごろから受験し始めましょう。
現状の英語力をチェックする
TOEIC学習に取り掛かる前に、まずは現状のスコアをチェックしましょう。
現在のスコアを確認することで、適切な目標スコアを設定できたり、必要な勉強時間を算出できるようになるからです。
オックスフォード大学出版の資料によると、現在のスコアから目標スコアまでの学習時間は以下の通り統計的に算出されます。
※表内数字の単位は時間(h)
参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success
たとえば、現在のスコアが450点で目標スコアを650点にする場合、450時間が勉強時間の目安です。勉強を1日2時間で6ヶ月続けるとしたら、約360時間確保できるため、目標スコアは550点〜650点の間が現実的なラインとなります。
まずは自分の現在値を把握することで、勉強を始める準備を整えましょう。
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