金のフレーズだけでTOEIC対策できる?アプリ版の活用法も解説

TOEICの単語対策に特化した教材はたくさんありますが、「金のフレーズ」は多くのTOEIC学習者に支持されている人気教材です。しかし、金のフレーズが自分に合っているのかわからず、購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、金のフレーズの特徴から使い方、アプリ版の活用法まで徹底解説します。「金のフレーズだけでTOEIC対策は十分なのか」という疑問や、金のフレーズがおすすめな人についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

金のフレーズの特徴

金のフレーズとは、TOEIC対策用の単語帳です。

Amazonの「英語の熟語・単語」カテゴリでベストセラー1位になっており、もっとも有名な英単語帳と言えるでしょう。

最新版は2026年1月に発売された「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 増補改訂版」で、価格は990円(税込)で販売されています。

金のフレーズの特徴は、以下の3つです。

  • 金のフレーズは1,000単語が収録されている
  • 金のフレーズはTOEIC500点以上を想定読者としている
  • 金のフレーズは音声学習もできる

金のフレーズは1,000単語が収録されている

金のフレーズに収録されている単語数は1,000単語です。TOEIC600〜990点レベルまでの単語が、以下のようにレベル分けされて収録されています。

レベル語数
600点レベル400語
730点レベル300語
860点レベル200語
990点レベル100語

「TOEIC試験では約10,000単語が登場すると言われているのに、1,000語では足りないのでは?」と思う人もいるでしょう。しかし、10,000語のなかには、「do」や「this」などの基礎単語も含まれています。

TOEIC500〜600点程度の人であれば、新たに覚えるべき単語の数は目安として1,500〜2,000語です。

金のフレーズでは重要語や関連語なども含めると全部で2,000単語ほど学べるようになっているので、十分TOEIC対策できると言えます。

金のフレーズはTOEIC500点以上を想定読者としている

金のフレーズは、TOEIC500点以上を想定読者としています。中級レベルの600点から、上級レベルの990点までのハイスコアを目指している人向けの単語が収録されています。

TOEICのスコアが500点未満の人は、銀のフレーズから始めるのがおすすめです。

金のフレーズは音声学習もできる

金のフレーズでは、書籍に掲載されている全単語・全フレーズの音声ファイルをダウンロードできる仕様になっています。音声が確認できるとリスニング対策も可能になり、単語のアクセントも学習できます。

音声学習なら、スキマ時間や移動時間に聞き流しもできるため、無駄なく効率的な学習ができるでしょう。

また、音声は「英語のみ」と「日本語の読み上げを含めたもの」の2種類が用意されています。あなたが学習しやすい方を選んで活用してみましょう。

音声のダウンロード方法は後述しています。

【書籍版】金のフレーズの使い方

書籍版の金のフレーズには、以下のような使い方があります。

  • 目指すTOEICスコアを決める
  • 1日に覚える単語数を決める
  • 意味を覚えていない単語をチェックする
  • まずは英語を見て意味がわかる状態を目指す
  • フレーズと一緒に単語を覚える
  • 音声を聞いて学習する

それぞれ順に確認していきましょう。

目指すTOEICスコアを決める

単語を覚える準備として、まずは何点を目指すのか明確にしましょう。

金のフレーズでは目指すTOEICスコアに合わせてレベル分けされているため、目標点数が決まることで学習しやすくもなります。

目標点数は、現在のスコアと勉強時間を考慮し、以下の表を参照して決めてみてください。

※表内数字の単位は時間(h)

参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success

たとえば、現在のスコアが550点で、225時間の勉強時間があるなら650点が目標点数の目安となります。

現在のスコアを測定したいという人は、AIによる精度95%のスコア診断ができる「Santaアルク」を活用してみてください。TOEIC予想スコアをあらゆる観点で分析し、目標スコアとの差分を明確にしてくれるツールです。

レベルチェックができるおすすめのツールや、目標スコアの決め方については、以下の記事で詳しく解説しています。

1日に覚える単語数を決める

1日に覚える単語数を決めることで、単語学習が習慣化されます。多すぎると億劫になってしまうので、試験の日程も考慮しながら決めましょう。

コツは朝・昼・夜と1日3回は単語に触れることです。1回につき15分取り組めば1日合計45分の学習ができます。

たとえば、金のフレーズでは600点レベルを目指す人向けに400単語が収録されています。1日45分で100単語学習すれば4日で一周することが可能です。これを二周、三周と繰り返し反復学習していくことで、徐々に記憶に定着していくようになりますよ。

意味を覚えていない単語をチェックする

金のフレーズを使って学習を始める前に、覚えていない単語をチェックしておきましょう。知っている単語と知らない単語を分けることで、効率的に学習できるようになります。

具体的には、巻末の索引を使って覚えている単語に印をつけましょう。覚えていない単語だけ学習していき、週に一回程度のペースで再度チェックし、覚えた単語には印をつけます。

徐々に覚えるべき単語の数が減っていき、モチベーションの維持にもつながりますよ。

まずは英語を見て意味がわかる状態を目指す

TOEICでは、英単語を見たり聞いたりしたときに、意味を素早く理解する力が求められます。

まずは英語を見て日本語の意味を思い出せるように練習しましょう。日本語訳を隠しながら、1問1答のテスト形式で確認するのがおすすめです。

そのうえで、フレーズや音声も活用し、単語の使われ方や発音と一緒に覚えることで、実際の問題にも対応しやすくなります。

TOEIC頻出単語で実力をチェック!

単語は、意味を確認しただけでは「覚えたつもり」になってしまうことがあります。スコア別の単語テストに挑戦して、TOEIC頻出語をどのくらい覚えられているか確認してみましょう。

▼【キクタンから厳選】TOEIC頻出単語テストを大公開!【スコア別】

フレーズと一緒に単語を覚える

金のフレーズでは、フレーズと一緒に学習できるのが醍醐味です。

単語ほど短すぎず、文章ほど長すぎないちょうどいい長さのフレーズがそれぞれの単語に用意されています。フレーズを見ることで、どんなシーンで使われる単語なのか理解できるため、単語だけ見ても意味がよくわからないときに役立ちますよ。

音声を聞いて学習する

金のフレーズは書籍を購入していなくても、朝日新聞出版のページから誰でも無料で音声をダウンロードできます。

パソコンやミュージックプレイヤーで音声を聞く場合は、以下からダウンロードしてください。

  • 朝日新聞出版の「金のフレーズ」のページを開く
  • 「ダウンロード」ボタンをクリックする

スマートフォンで音声を聞く場合は、アプリ「abceed」か「mikan」から無料で聞けます。

それぞれのアプリの詳細は、次の章で解説します。

金のフレーズを学習できるアプリ

金のフレーズは、書籍以外に以下のアプリでも学習可能です。

  • abceed
  • 英単語 by 物書堂
  • mikan

アプリでは、クイズ機能や辞書機能など、効率よく学習を進めるための便利な機能が充実しています。また、紙の書籍と同じ内容をアプリ内で読める電子書籍形式に対応しているアプリもあります。

それぞれのアプリの特徴を解説します。

abceed

abceedでは、「金のフレーズ」の単語・文をもとに、クイズなどの機能で学習できます。

項目内容
アプリのダウンロード無料
音声再生無料
金のフレーズ利用料金ストアからの買い切り:800円(税込み)
Freeプラン:月額0円
Proプラン:月額1,983円(税込)~
学習内容クイズ形式、音声再生、発音トレーニング
電子書籍×
対応端末iOS、Android

※Proプラン:年額で契約した場合の月割り金額

abceedでは、無料プランでも金のフレーズを学習できますが、機能はかなり限られています。本格的に勉強したい場合は、以下の方法で購入するのがおすすめです。

abceedで「金のフレーズ」を購入する方法は2つあります。

【単品購入】

abceedストアで800円買い切りで購入する方法です。
Proプラン専用機能である「単語一覧」「辞書」機能以外が利用できます。

【Proプラン】

月額1,983円~のProプランを購入する方法です。
「金のフレーズ」以外にも、470冊以上の参考書が使い放題になるプランです。オンライン模試の受け放題やTOEIC予測スコア機能など、すべての機能が利用できます。

英単語 by 物書堂

アプリ「英単語 by 物書堂」では、「TOEIC® L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」を収録した「金のフレーズ2」を購入できます。ただし、2026年1月発売の最新版『増補改訂版』には対応しておらず、以前のバージョンです。

項目内容
アプリのダウンロード無料
金のフレーズの利用料金買い切り650円(税込)
学習内容フレーズ暗記、穴埋め確認、チェックテスト
電子書籍×
対応端末iOSのみ

アプリ「英単語 by 物書堂」では「金のフレーズ2」の名前でリリースされています。

書籍版よりも少し安い650円です。買い切りなので、一度購入したらずっと使い続けられます。

mikan

アプリ「mikan」では、月額1,000円のPremiumプランで「金のフレーズ」を学習できます。2026年1月発売の最新『増補改訂版』にも対応しています。

項目内容
アプリのダウンロード無料
音声再生無料
金のフレーズの利用料金Premium:月額1,000円(税込)~
学習内容単語4択テスト、単語カードめくり、例文穴埋め学習、音声再生
電子書籍
対応端末iOS、Android

※Premium:年額で契約した場合の月割り金額

Premiumプランでは、金のフレーズ以外にも単語・熟語教材225冊と文法・リーディング・リスニング問題集が426冊使い放題です。

金のフレーズだけでTOEIC対策できる?

結論から言うと、TOEICの単語対策は金のフレーズ1冊でも進められます。ただし、TOEIC全体のスコアを伸ばすには、リスニングやリーディング、文法などの対策も必要です。

金のフレーズが単語対策に向いている理由は、以下の通りです。

  • TOEICに出題された単語を中心に収録している
  • TOEICのスコアアップを目的に作られている
  • 音声をダウンロードして、耳からも覚えられる

金のフレーズはTOEICの頻出単語が厳選されており、フレーズを通じて単語を覚えられる仕組みになっています。音声をダウンロードして、発音やアクセントも一緒に確認できるため、単語対策としては十分活用できるでしょう。

ただし、目標スコアを達成するには、単語学習だけに偏らず、自分の課題に合わせてリスニングやリーディング、文法などの学習を組み合わせる必要があります。

405点から730点を目指した学習ルートを紹介

「金のフレーズ」を含む教材を使いながら、405点から730点を目指す学習戦略を紹介しています。単語以外に何を、どのような順番で勉強すればよいか知りたい人は参考にしてください。

▼TOEICスコアアップ戦略!「405点から一気に730点」への飛躍ルートとは【とげまる:英語の山をのぼる②】

単語・文法・リスニングなどを一つのアプリで学習したい場合は、オールインワン型の「Santaアルク」も選択肢になります。

TOEIC対策に金のフレーズがおすすめな人

ここまでの内容をまとめると、金のフレーズがおすすめな人は以下のような人です。

  • 知名度の高い単語帳を使いたい人
  • 現状のTOEICスコアが500点以上の人
  • 600点以上のハイスコアを狙っている人
  • TOEICの頻出単語をレベル別に学びたい人
  • 音声と一緒に単語を覚えたい人

「TOEICでハイスコアを取りたいけど、ブランクがあってまずは単語から勉強したい」「リスニング問題のアクセントが苦手だから音声も聞きたい」という人にはぴったりの教材です。

TOEICの頻出単語が収録されているので、無駄なくTOEIC対策ができます。

金のフレーズが向いていない人

以下のような人の場合だと、TOEIC対策としてあまり金のフレーズは向いていないでしょう。

  • 現状のTOEICスコアが500点未満の人
  • リスニングやリーディングもまとめて勉強したい人
  • 自分用にカスタマイズされた学習をしたい人

初級レベルの単語から学びたい人は、前述した「銀のフレーズ」など、より基礎的な単語帳から始めるとよいでしょう。

リーディングやリスニングも含めて学習したい人は、ほかの参考書や学習サービスも併用することをおすすめします。

金のフレーズに関するよくある質問

金のフレーズに関するよくある質問に答えました。

金のフレーズの単語一覧PDFはどこで見れる?

朝日新聞出版のサイトから確認できます。

TOEICで出題される基本の200単語が無料でチェックできます。

金のフレーズの最新版は?

金のフレーズの最新版は、2026年1月20日に発売された「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 増補改訂版」です。(2026年2月現在)

旧バージョンからの改訂ポイントは以下です。

  • 1000語の見出し語のうち300語弱を最新傾向に合わせて差し替え
  • 各カテゴリーの収録数を増強 +「設問文・選択肢に出る単語・表現」も新規追加
  • シンプルさを保ちながら解説を全面見直し

大幅に刷新されているため、これから学習を始めるなら迷わず「増補改訂版」を選びましょう。

金のフレーズと銀のフレーズの違いは?

金のフレーズと銀のフレーズの違いは、対象レベルです。

金のフレーズは、TOEIC500点以上の学習者を対象としており、600~990点を目指す人向けです。

銀のフレーズは、TOEIC300〜500点の学習者を対象としており、600点を目指す人向けです。

「金のフレーズ」の難易度が高く感じる人や、はじめてTOEICに挑戦する人は、「銀のフレーズ」から取り組むのがおすすめです。

単語に特化したTOEIC対策をしたいなら金のフレーズが有効

600点以上のスコアを狙っていて、単語に特化したTOEIC対策をしたいのであれば、「金のフレーズ」は有効な教材です。

音声やフレーズを活用しながら覚えられるため、単語の理解度が深まり、発音やアクセントの確認にも役立ちます。

一方で、現在のレベルが500点未満の人や、単語以外もまとめて学習したい人には向いていません。自分の現状のレベルを把握し、必要なスキルを確認したうえで教材を選びましょう。

作成:2026年3月3日、更新:2026年7月17日

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